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{{
{{Otheruseslist|Nintendo Switchシリーズ共通の内容、およびNintendo Switch本体|関連モデル|Nintendo Switchシリーズ|Nintendo Switchシリーズのオペレーティングシステム|Nintendo Switch (オペレーティングシステム)}}
{{Infobox コンシューマーゲーム機
|CPU = クアッドコア [[ARMアーキテクチャ|ARM]] Cortex-A57 + クアッドコア ARM Cortex-A53 @ 1.01 GHz
|売上台数 = {{
; Nintendo Switch
* {{Flagicon|JPN}} 2,
* {{Flagicon|USA}}{{Flagicon|CAN}}
* {{Flagicon|EU}} 2,
* [[
; {{
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* {{Flagicon|USA}}{{Flagicon|CAN}}
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*
}}
|最高売上ソフト = {{
* {{Flagicon|JPN}} [[あつまれ どうぶつの森]] / 1,
* [[
}}
|外部接続端子 =
|ディスプレイ = {{
* 6.2インチ液晶ディスプレイ:最大 1280×720ピクセル / 60fps
* TVモード映像出力 : 最大 1920×1080ピクセル / 60fps
}}
|種別 = [[ゲーム機|据置型ゲーム機]]
|発売日 = {{
* {{Flagicon|JPN}}{{Flagicon|USA}}{{Flagicon|EU}}{{Flagicon|AUS}}{{Flagicon|HK}} [[2017年]][[3月3日]]<ref name="pr_20170113">{{Cite press release|和書|title=Switch and Play ゲームライフをもっとアクティブに 「Nintendo Switch」 2017年3月3日 29,980円(税別)にて発売|publisher=任天堂|date=2017-01-13|format=HTML|url=https://www.nintendo.co.jp/corporate/release/2017/170113.html|accessdate=2017-01-13}}</ref>
* {{Flagicon|KOR}}{{Flagicon|TWN}} [[2017年]][[12月1日]]<ref>{{Cite press release|title=Switch and Play 게임 생활을 보다 액티브하게!
* {{Flagicon|CHN}} [[2019年]][[12月10日]]<ref name="pr_20191204">{{Cite press release|和書|title=中国でのNintendo Switchの発売について |publisher=任天堂 |date=2019-12-04 |format=HTML |url=https://www.nintendo.co.jp/corporate/release/2019/191204.html |accessdate=2019-12-04}}</ref>
}}
|画像コメント = {{
|画像 = [[
|名称 = Nintendo Switch|GPU=NVIDIA GM20B(Maxwellベース)
|互換ハード = [[Nintendo Switch Lite]]<br />[[Nintendo Switch(有機ELモデル)]]
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|ストレージ = Nintendo Switch Nintendo Switch Lite 32GB [[eMMC]]
Nintendo Switch(有機ELモデル) 64GB [[eMMC]]
|コントローラ = {{
* Joy‐Con
* Nintendo Switch Proコントローラー
* [[ニンテンドー ゲームキューブ コントローラ]]
}}
|外部接続= {{Plainlist|
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* [[Bluetooth|Bluetooth 4.1]]
* [[USB]] 2.0 x 2
* USB 3.0 x 1{{
* [[USB Type-C]] ×1
}}
|オンラインサービス = [[Nintendo Switch Online]]<ref name="Online Service">{{Cite web|和書|title=オンラインサービス|Nintendo Switch|url=https://www.nintendo.
'''Nintendo Switch'''(ニンテンドースイッチ)は、[[任天堂]]が開発を行い、[[2017年]][[3月3日]]に発売
== 概要 ==
{{出典の明記|date=2024年2月|section=1}}
[[Wii U]]の後継機として開発され、本機は、据置型ゲーム機・携帯型ゲーム機として、プレイシーンに
任天堂はNintendo Switchのコンセプトの「'''持ち出せる家庭用据置型ゲーム機'''」に「'''最初からついている左右一対の2つのJoy-Con'''」という特徴が加わることで、いつでも、どこでも、みんなで一緒に楽しむことができる新しいゲーム機、「既存の[[据置型ゲーム機]]の範疇には入らないゲーム機」としつつも、「[[携帯型ゲーム|携帯型ゲーム機]]としての利用もできる据置型ゲーム機」としている<ref name="pr_20161020">{{Cite press release|和書|title=据置型テレビゲーム機の娯楽体験を切り替える 「Nintendo Switch」 世界初公開|publisher=任天堂|format=HTML|url=https://www.nintendo.co.jp/corporate/release/2016/161020.html|accessdate=2017-03-07|date=2017-10-20}}</ref>。
66行目:
本機はNintendo Switch本体、Nintendo Switch専用のコントローラーである「'''[[#Joy‐Con|Joy‐Con]]'''(ジョイコン)」、Switch本体を差し込む「'''[[#Nintendo Switchドック|Nintendo Switchドック]]'''」で構成される。
Switch本体には
Joy-Conは新規に開発されたコントローラーで2個1セットの構成。1セットで最大2人対戦にも対応している。付属の「'''Joy-Conストラップ'''」を取り付けることにより、安全性を高めることもできる。
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ソフトウェア媒体は、[[ニンテンドーゲームキューブ]]からWii Uまでは一貫して光ディスクを採用していたが本機では採用しておらず、[[ニンテンドーDS]]、ニンテンドー3DSから続くフラッシュメモリ方式のゲームカードを採用している。また、任天堂の据置型ゲーム機でロムカセットを採用したのは、[[NINTENDO64]]以来となる。
2019年にはNintendo Switchの「'''バッテリー持続時間が長くなった新モデル'''」とNintendo Switch本体とコントローラを一体化させて、携帯モードへと特化させた廉価モデルである「'''[[Nintendo Switch Lite]]'''」が発売され、2021年にはNintendo Switchの液晶画面が[[有機EL]]となった上位モデルである「'''[[Nintendo Switch(有機ELモデル)]]'''」が発売された。
任天堂ハードは大まかに6~7年周期で世代交代しているが、Switchは比較的息の長いハードとなっている。販売台数もそれらが反映されており、シリーズ累計で1億台を突破した。販売台数で1億台を突破したのは同社据え置きハードではWii以来、携帯型ハードとしてもニンテンドーDS以来となった。
== 概説 ==
{{Main|日本におけるゲーム機戦争}}
2015年3月17日、任天堂と[[DeNA]]の「資本・業務提携発表会」で、「'''全く新しいコンセプトのゲーム機'''」として「'''NX'''(開発コード名)」の開発を公表した。任天堂の4代目社長の[[岩田聡]]は「スマートデバイスでゲームビジネスを展開するのは、ゲーム専用機ビジネスへの情熱や展望を失ったのではない。スマートデバイスをどうやって活用するか決めたところで、今まで以上にゲーム専用機ビジネスに展望や情熱をもっている」とした<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.itmedia.co.jp/news/spv/1503/17/news117.html|title=任天堂、新ゲーム機プラットフォーム「NX」来年発表へ
2016年10月20日の日本時間の午後11時より各国の[[任天堂]]の公式サイトなどを通じ、「'''Nintendo Switch'''」として正式に発表された
2017年1月13日の日本時間の午後1時よりメディア・ビジネスパートナー向けの発表会として[[東京国際展示場|東京ビッグサイト]]にて開催された「Nintendo Switch プレゼンテーション 2017」では「任天堂の娯楽のDNAをしっかりと受け継ぎ、すべてを積み込んだ」と紹介され、Nintendo Switchは「任天堂が販売した歴代のゲーム機の特徴を受け継いでおり、まさに任天堂の集大成とも呼べるゲーム機となっている」と公表された。
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任天堂はNintendo Switchのソフトウェアラインナップを考える上で、発売から順次、間を開けることなく新しいゲームタイトルを提供することで、ゲームを継続的に遊んでもらい、話題を維持し、Nintendo Switchのセールスの勢いを維持する目的があると語った。
Nintendo of Americaの元社長の[[レジナルド・フィサメィ]]は「Nintendo Switchは境界なくゲームを切り開き、ゲーマーが自分の好きなように自由にプレイすることが可能である」と紹介しており<ref>{{Cite news|title=米任天堂レジ―社長「Nintendo Switchは境界なくゲームのコンセプト切り開く」|publisher=インサイド|date=2016-10-21|url=https://www.inside-games.jp/article/2016/10/21/102833.html}}</ref>、任天堂の5代目社長の[[君島達己]]は「NXは[[ニンテンドー3DS]]や[[Wii U]]の後継機ではない<ref>{{Cite news|title=「ゼルダ」映画化の可能性は?
君島達己によるとNXという開発コードは、Nintendo Switchの開発に深く関わっていた岩田聡が命名したという<ref name=":0">{{Cite web|url=https://time.com/4131306/nintendo-kimishima-interview/|title=Nintendo President Tatsumi Kimishima on the Future|accessdate=2018-11-02|website=Time|language=en}}</ref><ref name=":1">{{Cite news|title=任天堂NXの名前の由来を社長も知らない? 君島社長、次期ゲーム機はWii Uの後継ではないと語る - Engadget Japanese|last=Tane|first=Kiyoshi|url=https://japanese.engadget.com/2015/12/06/nx-wii-u/|archiveurl=https://web.archive.org/web/20151206102016/http://japanese.engadget.com/2015/12/06/nx-wii-u/|archivedate=2015-12-06|deadlinkdate=2022-05-01|accessdate=2018-11-02|language=ja-JP|work=Engadget JP}}</ref>。名前の由来は命名した当の岩田聡しか知らず、君島達己ら他の経営陣や社内の開発者らに語る機会もなく、本機の完成と発売を見ることなく他界してしまったため
Nintendo Switchの総合プロデューサーである[[小泉歓晃]]は、Nintendo Switchのテーマを「24時間、いつでもどこでも誰とでも、というテーマでやっている」と語っている<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.4gamer.net/games/999/G999905/20180313024/|title=Nintendo Switchが大賞/総務大臣賞
2023年11月に任天堂は「2024年3月期 第2四半期決算説明会 / 経営方針説明会」のプレゼンテーション資料にて「(2024年3月3日で8年目を迎えるが)これまでのプラットフォームのライフサイクルに囚われることなく、今後も新作タイトルの展開を続けていく」と発表している<ref>{{Cite web|url=https://www.inside-games.jp/article/2023/11/08/149919.html|title=8年目を迎えるニンテンドースイッチ、これまでのライフサイクルに囚われることなく「新作タイトルの展開を続ける」|website=インサイド|publisher=株式会社イード|date=2023-11-08|accessdate=2023-11-14}}</ref>。
2024年5月に任天堂公式Xから「Switchの後継機に関する発表を今期中にお知らせします」との発表があった<ref>{{Cite web |title=Nintendo Switch2(仮)2025年4月以降に発売?マイク内蔵など過去ハードの集大成かも(多根清史) - エキスパート |url=https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/f37ef9bd0be40d102ce5c466e4c8c133e64ffcda |website=Yahoo!ニュース |access-date=2024-06-15 |language=ja}}</ref>。
== 沿革 ==
=== 2013年 ===
* 2月 ‐ これまで独立した本部で別々に開発されてきた、携帯ゲーム機と据置型ゲーム機の開発体制が統合され、統合開発本部が組織された<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/ir/events/130131/05.html|title=2012年度第3四半期決算説明会資料|work=任天堂|accessdate=2021-09-11}}</ref>。
115 ⟶ 109行目:
=== 2015年 ===
* 3月17日 ‐ 任天堂とDeNAとの「資本・業務提携発表」の席上、任天堂の岩田聡が「'''NX'''」の開発を行っていること、詳細な続報は2016年に発表することを表明<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.gamespark.jp/article/2016/05/03/65596.html|title=任天堂「NX」の発売日やスペック、対応ソフトは?―現時点の情報まとめ|publisher=Game Spark|accessdate=2016-10-21|date=2016年5月3日8時0分}}</ref>。
* 9月16日 ‐ Switchの開発を担当していた統合開発本部と、OSやネットワークなどを担当するシステム開発本部を統合し、技術開発本部が新設された<ref>{{Cite web|和書|url=https://toyokeizai.net/articles/amp/84580?page=2|title=任天堂
=== 2016年 ===
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=== 2017年 ===
* 1月13日 ‐ メディア・ビジネスパートナー向けの発表会「Nintendo Switch プレゼンテーション 2017」を東京ビッグサイトにて開催<ref>{{Cite web|和書|url=https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1026935.html|title=Nintendo Switch、プレゼンテーション
* 1月14日、1月15日 ‐ 一般向け体験会「Nintendo Switch 体験会 2017」を東京ビッグサイトにて開催。
* 1月21日 ‐ 予約受付開始。
* 1月23日 ‐ 任天堂の公式オンラインストアである「[[マイニンテンドーストア]]」がオープン。Joy‐ConやJoy‐Conストラップのカラーをカスタマイズできる「'''Nintendo Switch カスタマイズ'''」が登場。
* 2月8日 ‐ 日本での[[テレビ]]コマーシャルを初公開。
* 3月3日 ‐ 日本、米国、カナダ、欧州、オーストラリア、香港などで世界同時発売。また3月末までには、その他の国々でも発売
* 6月22日 ‐ 発売から3か月が経過しても生産が追いつかず、品薄状態となっていることに関する異例の謝罪文を任天堂の公式サイトにて掲載<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.co.jp/support/information/2017/0622.html|title=「Nintendo Switch本体」品薄の お詫びとお知らせ|publisher=任天堂|date=2017-06-22|accessdate=2017-06-24}}</ref><ref name="2017sinausu">{{Cite news|url=https://web.archive.org/web/20170622074230/http://www.hochi.co.jp/topics/20170622-OHT1T50113.html|title=任天堂、「Nintendo Switch」の品薄を謝罪…ホームページで発表|newspaper=スポーツ報知|date=2017-06-22|accessdate=2017-06-24}}</ref>。合わせて、同年7月、8月には出荷台数を増やすことも発表。
* 12月1日 ‐ Nintendo Switchが北米のセールシーズン(感謝祭、ブラックフライデー、サイバーマンデー)でセール対象の競合商品などを抑えて通常価格で最も売れた商品となった<ref name="ign20171201">{{Cite web|和書|url=
=== 2018年 ===
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=== 2019年 ===
* 4月26日 ‐ Nintendo Switchを[[中華人民共和国|中国]]で発売するために任天堂と[[テンセント]](騰訊)で協力していることを公表<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.
* 6月27日 ‐ Nintendo Switchソフトなどのダウンロードに使える3,000円クーポンが付いたNintendo Switch本体を数量限定で販売。
* 7月10日 ‐ 日本時間の午後9時より各国の任天堂のオフィシャルサイトを通じ、「'''Nintendo Switch Lite'''」を発表(型番冒頭
* 7月17日 ‐ バッテリー持続時間が約4.5時間ー9時間に長くなったマイナーチェンジモデルの「'''バッテリー持続時間が長くなった新モデル'''」を発表(型番冒頭
* 8月30日 ‐ 日本にてバッテリー持続時間が長くなった新モデルを発売。携帯モードに特化したモデルであるNintendo Switch Liteの予約の受付を開始。
* 9月6日 ‐ 「[[スーパーファミコン Nintendo Switch Online]]」がスタート。
155 ⟶ 149行目:
=== 2021年 ===
* 6月2日 - Nintendo Switch Liteとの合算で、日本国内での推定累計販売台数が2,000万台を突破<ref name="20millionJP">{{Cite web|和書|url=https://www.famitsu.com/news/amp/202106/02222497.php|title= スイッチ、国内累計2000万台を突破。歴代ソフト売上トップは累計678万本の『あつ森』|publisher=ファミ通|accessdate=2021-08-27}}</ref>。
* 7月6日 ‐ 日本時間の午後10時より各国の任天堂のオフィシャルサイトなどを通じ、「'''Nintendo Switch(有機ELモデル)'''」(型番冒頭
* 10月8日 ‐ Nintendo Switch(有機ELモデル)が世界同時発売。
* 10月26日 ‐ 「Nintendo Switch Online + 追加パック」がスタート。また、「[[NINTENDO 64 Nintendo Switch Online]]」と「[[セガ メガドライブ for Nintendo Switch Online]]」が利用者限定の特典としてサービス開始。
=== 2022年 ===
* 2月3日 - Nintendo Switchシリーズで、世界での累計販売台数が1億台を突破<ref>{{Cite news|url= https://www.itmedia.co.jp/news/spv/2202/03/news185.html|title= Nintendo Switch、1億台突破
* 6月16日 - Nintendo Switch Lite、有機ELモデルとの合算で、日本国内での推定累計販売台数が2,500万台を突破<ref name="25millionJP">{{Cite web|和書|url=https://www.famitsu.com/news/amp/202206/16265294.php|title= Switch本体の販売台数が国内累計2500万台を突破。歴代ソフト売上トップは累計726万本の『あつ森』、2位は489万本の『スマブラSP』|publisher=ファミ通|accessdate=2023-05-09}}</ref>。
* 7月1日 - 子会社の[[任天堂販売]]が、いつでも加入可能で通常保証対象外の水濡れによる故障、落下による破損等もカバーするメーカー純正の定額制修理保証サービス「ワイドケア for Nintendo Switch」のサービスを開始<ref>{{Cite web|和書|url=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000050427.html |title=Nintendo Switchの定額制修理保証サービス「ワイドケア for Nintendo Switch」を7月1日(金)より提供開始
=== 2023年 ===
168 ⟶ 162行目:
* 11月30日 - CERO Zの作品を収録した「NINTENDO 64 Nintendo Switch Online 18+」がスタート。
===
* 7月11日 - 「ファミリーコンピュータ」(1983年発売、2686日間)を抜き、据え置き型では任天堂の中で最長寿(2687日間)のゲーム機になった<ref>{{Cite web|url=https://jp.ign.com/nintendo-switch/75627/news/nintendo-switch|title=Nintendo Switchが任天堂史上最も長く世代交代していないコンソールに ファミリーコンピュータの最長記録を破る|website=IGN Japan|publisher=産経デジタル|date=2024-07-13|accessdate=2024-07-14}}</ref>。
== 売上 ==
=== 販売台数 ===
発表時には[[任天堂]]の株価が下落するなど投資家からの期待が薄かったものの<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.j-cast.com/2016/10/21281479.html?p=all |title=任天堂株急落を招いた「Nintendo Switch」
一方、国内での累計販売台数1,000万台は発売から約2年6か月で達成しており、[[ニンテンドーDS]]の約1年8か月に次ぐ速さで、[[PlayStation 2]]と同等の速さであった。2021年6月には、日本国内での推定累計販売台数が2,000万台を突破
2024年2月現在、任天堂の株式時価総額は
=== 日本での売り上げ ===
; 2017年
:* 6月 ‐ 推定累計販売台数が100万台を突破<ref name="famitsu170628">[https://www.famitsu.com/news/201706/28136488.html Nintendo Switch、国内推定累計販売台数が100万台を突破 歴代ソフト売上トップは『マリオカート8 デラックス』] ファミ通.com 2017年6月28日</ref>。
:* '''累計販売台数''' - 340万7158台<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.famitsu.com/news/amp/201801/09149462.php |title=2017年国内家庭用ゲーム市場速報を発表
: ゲーム・エンタメ情報総合サイトの[[ファミ通]]の調査によると、日本国内におけるNintendo Switchの推定販売台数が発売から3日間で約33万637台を記録<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.famitsu.com/news/201703/07128430.html|title=Nintendo Switch、発売3日間で国内推定販売台数33.1万台を記録 『ゼルダの伝説
; 2018年
:* 9月 ‐ 推定累計販売台数が500万台を突破<ref name="5millionJP">{{Cite web|和書|url=https://www.famitsu.com/news/201809/05163498.html|title=Nintendo Switchの国内販売台数が500万台を突破。発売から79週(約1年6ヵ月)での達成に|website=ファミ通.com|date=2018-09-05|accessdate=2018-11-19}}</ref>。
:* '''年間販売台数''' - 348万2388台<ref name="2018famitsu">{{Cite web|和書|url=https://www.famitsu.com/news//201902/18172114.html |title=2018年国内家庭用ゲーム市場速報。家庭用ゲーム市場規模は4343億円、ソフト市場は前年比108.
:* '''発売からの累計販売台数''' - 688万9546台
: 2018年も順調に売上を伸ばしたものの、前年と年間販売台数が横ばいになった。その原因として年末に売上が集中していたことが挙げられ、販売台数も8月末までの8か月間で約160万台、残りの4か月間で約188万台と年末で年間販売台数の半分を占めた{{
; 2019年
:* 11月 - Nintendo Switch Liteとの合算で、推定累計販売台数が1,000万台を突破。
:* '''年間販売台数''' - 449万3885台<ref name="2019famitsu">{{Cite web|和書|url=https://www.famitsu.com/news/amp/202003/04193854.php
|title=2019年国内家庭用ゲーム市場規模に関するデータが公開。ソフト販売本数は『ポケモン ソード・シールド』が1位を獲得|publisher=ファミ通|accessdate=2021-04-17}}</ref>
:* '''発売からの累計販売台数''' - 1138万3481台
: 2019年も順調に販売数を伸ばし、5月には日本国内での販売台数が現行機の[[PlayStation 4]](Pro含む)を上回った([[ファミ通]]調べ<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.famitsu.com/news/201905/16176304.html |title=Nintendo Switchの国内累計販売台数が812万台を突破。
; 2020年
:* 9月 ‐ Nintendo Switch Liteとの合算で、推定累計販売台数が1,500万台を突破
:* '''年間販売台数''' - 595万6943台<ref name="2020famitsu">{{Cite web|和書|url=https://www.famitsu.com/news/amp/202101/12212713.php
|title=2020年国内家庭用ゲーム市場規模は3673.8億円(昨年対比112.
:* '''発売からの累計販売台数''' - 1734万374台
: 3月20日に発売された[[あつまれ どうぶつの森]]が大きく売上を伸ばし、発売3日間で188万本を売り上げた。また、Switchの販売数も押し上げ、この週の販売数は39万2576台と前週よりも大きく売上を伸ばした<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.famitsu.com/news/202003/25195316.html|title=『あつまれ どうぶつの森』パッケージ版が発売3日間で188万本を販売! スイッチ向けソフトで歴代1位の初週販売本数|website=ファミ通.com|date=2020-03-25|accessdate=2021-02-14}}</ref>。また、同時にSwitch本体とSwitch Lite本体の需要も高まったため、任天堂が同製品の出荷を一時停止する措置を行い、[[古物|中古品]]の価格が高騰する一因にもなった<ref>{{Cite web|和書|title=ニンテンドースイッチ出荷停止 外出自粛で需要増加|url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200408/k10012375171000.html|website=NHKニュース|accessdate=2020-04-12|publisher=|date=2020-04-08}}</ref>。年末には[[桃太郎電鉄 〜昭和 平成 令和も定番!〜]]がミリオンヒットを記録するなどしてSwitch本体の販売数が増加し、年間販売台数は600万台弱とSwitch Liteが発売された前年より150万台増加した。
; 2021年
:* 6月 - Nintendo Switch Liteとの合算で、推定累計販売台数が2,000万台を突破
:* '''年間販売台数''' - 557万9127台<ref name="2021famitsu">{{Cite web|和書|url=https://www.famitsu.com/news/amp/202201/11247424.php
|title=2021年国内家庭用ゲーム市場規模は3613.9億円(昨年対比98.
:* '''発売からの累計販売台数''' - 2291万9501台
: 年間販売台数が発売以来初めて前年より下がったものの、[[モンスターハンターライズ]]や[[ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール]]がダブルミリオンを突破するなどし、販売台数500万台を2年連続で突破した。また、10月8日には本体の液晶画面を有機ELにするなど機能面を強化した'''[[Nintendo Switch(有機ELモデル)|有機ELモデル]]'''を発売し、発売3日間で13.8万台を売り上げた<ref>{{Cite web|和書|title= 新型Switch(有機ELモデル)、発売3日間で13.8万台を販売。10月8日
; 2022年
:* 6月 - Nintendo Switch Liteとの合算で、推定累計販売台数が2,500万台を突破
:* '''年間販売台数''' - 480万4546台<ref name="2022famitsu">{{Cite web|和書|url=https://www.famitsu.com/news/amp/202301/11289112.php
|title=2022年間ゲームソフト売上ランキング
:* '''発売からの累計販売台数''' - 2772万4047台
: 前年に引き続き年間販売台数は減少したが、[[スプラトゥーン3]]や[[ポケットモンスター スカーレット・バイオレット]]といった有力ソフトが多数発売され、前者は当時の発売3日間国内売上記録、後者は国内に加え世界売上記録も更新した<ref>{{Cite web|和書|title= Nintendo Switch向けソフト『スプラトゥーン3』の国内販売本数が発売後3日間で345万本を突破|url= https://www.nintendo.co.jp/corporate/release/2022/220912.html |website=任天堂|accessdate=2023-05-09|publisher=|date=2022-09-12}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title= Nintendo Switch向けソフト『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の世界販売本数が発売後3日間で1,000万本を突破|url= https://www.nintendo.co.jp/corporate/release/2022/221124.html |website=任天堂|accessdate=2023-05-09|publisher=|date=2022-11-24}}</ref>。
=== 世界での売り上げ ===
{| class="wikitable" style="text-align:center"
|+ 会計年度別推移表
|-
!rowspan="2"| 会計年度!! colspan="2"|日本 !! colspan="2" | 日本国外 !! colspan="2" | 計
245 ⟶ 237行目:
| 437 || 4,579 || 1,360 || 16,818 || 1,797 || 21,396
|-
!2024年
|441
|3,977
|1,128
|15,990
|1,570
|19,967
|-
! 合計
| 3,401 || 23,993 || 10,731 || 99,589 || 14,132 || 123,582
|}
253行目:
=== 本体(タブレット) ===
[[
Nintendo Switchの「本体」とは、'''この[[タブレット (コンピュータ)|タブレット]]'''を指す。Nintendo Switchは任天堂と[[NVIDIA]]が共同開発をして、製造の半数以上を[[フォックスコン]]が行っている。NVIDIAは[[System-on-a-chip|SoC]]だけではなく、[[アルゴリズム]]、[[コンピュータアーキテクチャ]]、システムデザイン、[[システムソフトウェア]]、[[アプリケーションプログラミングインタフェース|API]]{{
任天堂のゲーム機はこれまでニンテンドーゲームキューブ、Wii、Wii Uと、[[PowerPC|IBM PowerPC]] CPUおよびAMD
Nintendo Switch本体にJoy‐Con、Nintendo Switchドックを接続・分離することで、プレイシーンにあわせた3つのプレイモード([[#プレイモード|後述]])に切り替えることができる。
269行目:
; Bluetooth
: 2021年9月15日配信のアップデートにより対応。[[Bluetooth]]機能搭載のヘッドホンやスピーカーなどと接続した上で利用できる<ref>{{Cite web|和書|title=ニンテンドースイッチ、新たにBluetoothに対応|url=https://mainichi.jp/articles/20210915/k00/00m/020/082000c|website=毎日新聞|accessdate=2021-09-16|date=2021-09-15}}</ref>。但し、本機能を利用している間は接続できる無線コントローラーが2個までに制限されるほか、ローカル通信との併用は出来ない<ref>{{Cite web|和書|title=Nintendo SwitchがBluetoothオーディオに対応--システムアップデート13.0.0を配信|url=https://japan.cnet.com/article/35176717/|website=CNET Japan|date=2021-09-15|accessdate=2021-09-16}}</ref>。
; 言語設定
: Nintendo Switchおよび[[Nintendo Switch(有機ELモデル)]]および[[Nintendo Switch Lite]]では、本体の表示言語を英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・イタリア語・オランダ語・ポルトガル語・ロシア語・日本語・中国語(繁体)・中国語(簡体)・韓国語に変更することができ
==== 通信機能 ====
276行目:
: Nintendo Switchを持ち寄れば最大8台までローカル通信で対戦や協力などのマルチプレイが可能。
; インターネット通信
: Nintendo Switch Onlineに加入すればインターネット対戦や協力プレイが可能。さらにスマートフォンで友だちと待ち合わせや[[ボイスチャット]]などのサービスの利用も可能となる。
=== Joy-Con ===
[[
[[
[[
Joy‐Conには「'''Joy‐Con(L)'''」と「'''Joy‐Con(R)'''」の2つがあり、Nintendo Switch本体に接続・分離することで、プレイシーンにあわせた3つのプレイモードに切り替えることができる。2つのJoy‐Conをそれぞれ単体のコントローラーとして使ったり、Joy‐Conグリップの左右にJoy‐Conを接続し1つのコントローラーとしての利用、Joy‐Con充電グリップに取り付けての利用、さらには本体にJoy‐Conを付けることで携帯型ゲーム機としての利用も可能。LR両方のJoy-Conを使用した体感ゲームコントローラーとして利用することもできる。
292 ⟶ 291行目:
: Joy‐Con(R)に搭載されたモーションIRカメラは、カメラの捉えた物がどんな形をしているか、どんな動きをしているか、どのぐらいの距離かを読み取ることができる。例として、ジャンケンのグー、チョキ、パーといった手の動きを読み取ることができる。
; NFC
: [[近距離無線通信|NFC]]を搭載しており「[[amiibo]]」に対応するゲームも登場する
; キャプチャーボタン
: 対応ソフトでJoy‐Con(L)のキャプチャーボタンを押すと、プレイ中のゲーム画面を[[スクリーンショット|撮影]]することができ、バージョン:4.0.0以降のNintendo Switch本体では長押しすることで最大30秒の動画を保存することが可能
; 加速度センサー・ジャイロセンサー
: Joy-Conの傾きや、移動の動きを検知し、Switch本体に情報を送る。Joy-Conの動きを利用したゲームを遊ぶことが可能。
=== Nintendo Switchドック ===
[[
[[HDMI]]で接続しテレビへの映像出力、本体の充電、電源の供給が主な機能となっている。Nintendo SwitchドックにはUSB端子が3つ(側面×2、背面×1)付いており、Nintendo Switch Proコントローラー([[#Nintendo Switch Proコントローラー|後述]])やJoy‐Con充電グリップなどの周辺機器を接続できる。Nintendo Switch本体とドックを接続・分離することで、プレイシーンにあわせた3つのプレイモードにシームレスに切り替えることができる
=== Nintendo Switch Proコントローラー ===
[[
Nintendo Switch本体とは別売のコアゲーマー向けのグリップ形状のワイヤレスコントローラー。HD振動に対応するなどJoy-Conと同等の機能を持つが、方向ボタンが十字ボタンになっているほか、モーションIRカメラは搭載されていない。既存の任天堂のProコントローラーとの互換性はなく、Nintendo Switch専用の規格となっている。また、公式には発表されていないが、Nintendo Switch Proコントローラーの右のスティックの奥の基板に隠されたメッセージが刻まれている<ref>{{Cite web|和書|title=ニンテンドースイッチのProコンに、任天堂からの隠しメッセージ!|url=https://www.gizmodo.jp/2017/03/nintendo-switch-pro-controller-message.html|publisher=[[ギズモード・ジャパン]]|accessdate=2016-03-24}}</ref>。バージョン:3.0.0よりUSBケーブルでの有線接続が可能になった。しかし、有線接続時はNFCが使用できなくなる<ref name="Update">{{Cite web|和書|title=Nintendo Switchの本体更新について|url=https://www.nintendo.co.jp/support/switch/system_update/index.html|publisher=任天堂 |accessdate=2018-09-28}}</ref>。
324 ⟶ 323行目:
=== 内蔵サービス ===
システムフォントは[[新ゴ#UD新ゴ|UD新ゴ]]が<ref>[https://www.morisawa.co.jp/about/news/3554 モリサワ UD書体が「Nintendo Switch」に搭載]</ref>、ファイルシステムは[[exFAT]]が採用されている
==== Nintendo Switch Online ====
{{Main|Nintendo Switch Online}}
Nintendo Switch Onlineは、Nintendo Switchで利用できる有料オンラインサービスである<ref>[https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1805/08/news068.html ITmedia NEWS]</ref>。2018年9月19日の日本時間の午前9時から正式にサービス開始(サービスの正式開始までは全てのユーザーに無料で提供)。料金プランは1アカウントで利用する個人プランと最大8アカウントまで利用できるファミリープランがある。利用すると複数のサービスが受けられる
; インターネット対戦・協力プレイ
: 一部ゲームソフトに搭載されているインターネット対戦・協力プレイモードが利用できる。
343 ⟶ 342行目:
==== Nintendo みまもり Switch ====
「'''Nintendo みまもり Switch'''」はペアレント・コントロール用のスマートフォンアプリで、18歳以上のニンテンドーアカウントがあれば利用できる<ref>{{Cite web|和書|title=Nintendo みまもり Switch™ | Nintendo Switch|Nintendo |url=https://www.nintendo.
; プレイ時間をみまもる機能
: 子どもと約束したゲームの時間をセットしておけば、ゲームに夢中になって約束の時間を過ぎてしまっても、アラームで子どもに知らせる機能。保護者は子どもが約束を守ってプレイしているか確認することができ、「ソフトを中断する」をONにすれば、約束の時間になると自動でゲームプレイを止めることもできる。
358 ⟶ 357行目:
: ソフトなどのダウンロード購入のほか、TVCMや紹介映像など、ソフトの情報を閲覧する機能。Nintendo Switchのニンテンドーeショップにアクセスするにはアップデートが必要となるが、バックグラウンドでダウンロードされ素早くインストールされるようになっており、ゲームを中断する必要がない<ref name="ign20170224">[http://jp.ign.com/nintendo-switch-1/11665/news/nintendo-switch Nintendo Switch、ローンチの時点ではバーチャルコンソールに対応せず] IGN 2017年2月24日</ref>。
; アルバム
: 撮影したゲーム画面などを閲覧したり、編集して、SNSに投稿したり、スマートフォンなどに転送ができる機能。
==== 本体更新 ====
{{
== 仕様 ==
=== Nintendo Switch本体 ===
{| class="wikitable"
380 ⟶ 377行目:
|
* 公式には非公表(仕様表に掲載されていない)。
** HACモデルは、[[アイフィックスイット|iFixit]]の分解解析により、4GBの[[LPDDR|LPDDR4]]を搭載していることが判明している<ref name="iFixit_Teardown">{{
** HADモデルは、[[Nintendo Switch Lite]]と同様に4GBのLPDDR4Xを搭載している<ref name="euro_had">{{
** 動作周波数 1,600MHz
|-
399 ⟶ 396行目:
! メディア
|
* ゲームカード(一枚あたり最大32GBまで)
* ダウンロードソフト
|-
! 映像出力
412 ⟶ 409行目:
! 音声出力
|
* リニアPCM 5.1ch対応(Switch Liteは非対応)
** TVモード時は、[[HDMI]] 1.4b出力
|-
437 ⟶ 434行目:
* Bluetooth
** バージョン:4.1
* 市販のUSB有線LANアダプターを使用して有線LANでのインターネット接続が可能
|-
! 内蔵バッテリー
|
* リチウムイオンバッテリー 電池容量 4310mAh
** バッテリー持続時間
** 取り外しは出来ないため、交換が必要な場合は、任天堂サービスセンター(オンライン修理受付)で有償にて交換。
* ゲームによって持続時間は変わる。
543 ⟶ 540行目:
|colspan="2"|
* 約3.5時間
** 本体やJoy‐Con充電グリップ、Joy‐Con拡張バッテリーに取り付けて充電{{
|-
! |Joy‐Conストラップのサイズ
561 ⟶ 558行目:
=== その他の仕様 ===
* [[CEマーク]]、EACマーク(本体など大半のNintendo Switch周辺機器、カセットに認証マークあり)
* 本体裏面に[[任天堂|任天堂株式会社]]の住所が記載
* OSは[[オープンソース]]であり、OSのソースコードは公式サイトで配布されている<ref>{{Cite web |url=https://support.nintendo.com/jp/oss/index.html |title=Nintendo Open Source Software source code distribution page / 任天堂製品に関連するオープンソースソフトウェアのソースコード配布ページ |access-date=2024-08-26}}</ref>。[[PlayStation]]系列([[PlayStation 4|4]]以降)も同様にOSがオープンソースであるが、Xbox系列([[Xbox One|One]]以降)は[[クローズドソース]]である。
== ソフトウェア ==
[[
ソフトウェアについては、既存のニンテンドー3DSやWii Uとの互換性はない。Nintendo Switchのパッケージソフトの形態は「'''ゲームカード'''」と呼ばれるカートリッジを採用している。なお、任天堂の携帯型ゲーム機では初となるユーザー機能の実装により、セーブデータはカートリッジではなく、Nintendo Switch本体に保存される。セーブデータの本体からの直接エクスポートは不可能。
=== 一覧 ===
602 ⟶ 601行目:
特記がないものは任天堂([[ポケモン (企業)|ポケモン]]含む)からの発売。
====
* [[あつまれ どうぶつの森]]
==== 800万本超 ====
* [[マリオカート8#マリオカート8 デラックス|マリオカート8 デラックス]]
* [[ポケットモンスター スカーレット・バイオレット]](2バージョンの合計)
==== 700万本超 ====
* [[大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL]]
* [[スプラトゥーン3]]
635 ⟶ 632行目:
* [[ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ]](2バージョンの合計)
* [[モンスターハンターライズ]]([[カプコン]])
* [[マリオパーティ スーパースターズ]]
* [[Nintendo Switch Sports]]
* [[スーパーマリオブラザーズ ワンダー]]
==== 100万本超 ====
648 ⟶ 645行目:
* [[星のカービィ ディスカバリー]]
* [[ピクミン4]]
* [[桃太郎電鉄ワールド 〜地球は希望でまわってる!〜
==== 50万本超 ====
667 ⟶ 664行目:
== バリエーション ==
日本で販売されているNintendo Switch。
=== 通常版 ===
==== HACモデル ====
{| class="wikitable"
736 ⟶ 729行目:
2019年8月30日
|
2022年末より、箱の大きさを以前と比べて18%縮小したものに変更。内容物は変更されていない<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nintendo.
|-
! Nintendo Switch(ネオンブルー・ネオンレッド)
765 ⟶ 758行目:
=== 限定版 ===
==== HACモデル ====
{| class="wikitable"
863 ⟶ 855行目:
* Nintendo Switch ACアダプター
* セーフティーガイド
* 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL(ダウンロード版)
|
2018年11月16日
|マイニンテンドーストアにてJoy‐Con一式とNintendo Switchドックの単品販売あり
|-
! Nintendo Switch
|
* Nintendo Switch 本体
879 ⟶ 871行目:
* セーフティーガイド
* フォートナイト バトルロイヤル(ダウンロード版)
* 「フォートナイト - ダブルへリックスバンドル」(ゲーム内アイテムのセット)のダウンロードコード
* 小冊子「はじめてのフォートナイト」
|
2018年11月22日
886 ⟶ 878行目:
生産終了
|-
! Nintendo Switch [[Minecraft]]セット
|
* Nintendo Switch 本体
908 ⟶ 900行目:
! |商品名!!|セット内容!!|発売日!!|備考
|-
! Nintendo Switch [[ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて|ドラゴンクエストXI S]]ロトエディション<ref>{{
url=https://www.nintendo.co.jp/hardware/switch/modal/lineup_dragonquest.html |
title=本体ラインナップ | publisher=任天堂 |
926 ⟶ 918行目:
|
|-
! Nintendo Switch [[LINE:ディズニー ツムツム|ディズニー ツムツム フェスティバル]]セット<ref>{{Citation |
url=https://www.nintendo.co.jp/hardware/switch/modal/lineup_tsumtsum.html |
title=本体ラインナップ | publisher=任天堂 |
945 ⟶ 936行目:
|
|-
! Nintendo Switch [[あつまれ どうぶつの森]]セット<ref>{{Citation |
url=https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/set/?modalOpen |
title =あつまれ
accessdate=2020-03-21}}</ref>
|
959 ⟶ 949行目:
* Nintendo Switch ACアダプター
* セーフティーガイド
* あつまれ
|
2020年3月20日
1,030 ⟶ 1,020行目:
|
|-
! Nintendo
|
* Nintendo
* Nintendo
* Joy‐Con(L)(ネオンブルー) / Joy‐Con(R)(ネオンレッド)
* Joy‐Conストラップ×2
1,086 ⟶ 1,076行目:
|HAC‐001 || Nintendo Switch本体||オリジナルモデル(HACモデル)||
|-
| {{
|-
|HAC‐002||Nintendo Switch ACアダプター||本体に1つ同梱(USB-C)。Nintendo Switch Liteでも使用可能。
[[ファミリーコンピュータ]]のACアダプターと形状が似ている。USB-PD対応。
|
|-
|HAC‐003||Nintendo Switchバッテリー||本体に内蔵。バッテリーのみの販売はない。||
1,150 ⟶ 1,142行目:
|HAC‐034||NES コントローラー(R)||日本未発売
|-
|HAC‐035||ファミリーコンピュータ コントローラー(I)||rowspan="2"|ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online専用のワイヤレスコントローラー。<br />かつてはNintendo Switch Online加入者限定特典でマイニンテンドーストアで1人1セットまで購入可能だったが、『[[Nintendo World Championships ファミコン世界大会]]』の発売に合わせて、2024年7月18日から一般発売されるようになった<ref>{{Cite web |title=「ファミリーコンピュータ コントローラー」本日7月18日よりAmazonなどで一般販売開始! 「Nintendo World Championships ファミコン世界大会」にも対応 |url=https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1608962.html |website=GAME Watch |date=2024-07-18 |access-date=2024-07-18 |author=緑里孝行}}</ref>。<br />Nintendo Switch Liteでも使用可能だが充電機能がないため、充電には別途Nintendo Switch本体が必要になる。||2018年9月
|-
|HAC‐036||ファミリーコンピュータ コントローラー(II)||2018年9月
1,188 ⟶ 1,180行目:
|HEG‐021||Nintendo Switchキャリングケース||Nintendo Switch本体を収納できるキャリングケース。||2021年10月8日
|-
|NSL‐0001<br />NSL-0002<br />NSL-0003<br />NSL-0038||マルチポーチ||Nintendo Switch本体にJoy‐Conを取り付けたまま入るポーチ。各デザインのファスナーチャーム付。||2017年7月21日
|-
|NSL‐0004<br />NSL-0039||オールインボックス||Nintendo Switch本体など一式収納出来るボックス。各デザインのファスナーチャーム付。||2017年7月21日
|-
|NSL‐0005||スタイリッシュカバー||ブックカバータイプのNintendo Switch本体の保護カバーを装着したまま携帯モードで利用可能で、スタンドスタイルにする事でACアダプターを接続したままテーブルモードでも使用可能。||2017年7月28日
1,198 ⟶ 1,190行目:
|CLV‐003||ニンテンドーUSB ACアダプター||USB充電ケーブルと組み合わせることでJoy‐ConやNintendo Switch Proコントローラーの充電をすることができる(Joy‐Conの充電にはJoy‐Con充電グリップも別途必要)。『ニンテンドークラシックミニ』シリーズでも使用可能。||2018年4月26日
|-
|DOL‐003||[[ニンテンドー ゲームキューブ コントローラ]]||ゲームキューブコントローラ接続タップを使用することで接続可能。||2018年11月16日
|-
|DOL‐004||ニンテンドー ゲームキューブ ワイヤレスコントローラ ウェーブバード||アルカリ単三電池2本で約100時間使えるワイヤレスのコントローラ。上記のDOL‐003と同様、ゲームキューブコントローラ接続タップを使用することで接続可能。<br />振動機能は非搭載。<br />ただし、Nintendo Switch発売の時点では既に生産・販売は終了している。||rowspan="2"|2002年12月5日
1,210 ⟶ 1,202行目:
|KTR‐012||microSDHCメモリーカード32GB
|-
|RVL‐015||Wii LANアダプタ||Nintendo Switchドック(HAC‐007)で有線LANを接続するのに必要。[[USB2.0]]レベルの通信速度。||2006年12月30日
|-
|WUP‐008||ハイスピードHDMIケーブル||本体に1つ同梱。Wii Uのものと型番は一緒だが色が変わっている。[[HDMI]] 1.3~1.4相当の性能。||2012年12月8日
|-
|WUP‐019||ニンテンドーワイヤレスマイク||単三乾電池が2本必要。||rowspan="2"|2018年12月8日
1,221 ⟶ 1,213行目:
|-
|WUP‐028||ゲームキューブコントローラ接続タップ||最大4つのゲームキューブコントローラとの接続を可能にするタップ。タップ天面の刻印がWii UのロゴからNintendoのロゴに変更されている。||2018年11月16日
|}
=== Nintendo Labo ===
{{
'''Nintendo Labo'''(ニンテンドー・ラボ)は、ダンボールとNintendo Switchとゲームソフトを合体・連動させることにより、Nintendo Switchの新たな遊びを体験する事が出来る周辺機器である。Nintendo Switch本体とJoy-Con、付属の専用ソフト、「'''Toy‐Con'''(トイ-コン)」と呼ばれる[[段ボール]]シートなどを組み立ててできる[[ペーパークラフト]]を組み合わせることによって、Nintendo Switchのより発展した楽しみ方が可能となっている。
1,369 ⟶ 1,227行目:
== その他 ==
; Nintendo SwitchとWii Uのゲームソフトの違い
: Nintendo SwitchとWii Uのマルチの例に『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』があり、Nintendo Switch版では解像度と音質が向上し、Wii U版は光ディスクであるのに対して、Nintendo Switch版はROMカセット規格のゲームカードを採用しているため、ロード時間が短縮されている<ref>[
: また、『マリオカート8 デラックス』や『ベヨネッタ2』などWii Uから移植されたソフトも存在し、こちらもグラフィックの向上、ロード時間の短縮化などが施されている。ただし、Nintendo Switchは1画面なのでWii U GamePadを活かした機能は省かれている。
; microSDXCメモリーカードの対応について
1,379 ⟶ 1,237行目:
: [[#バリエーション|前述]]のとおり、マイニンテンドーストア限定でNintendo SwitchのJoy‐ConとJoy‐Conストラップのカラーの組み合わせをカスタマイズすることが可能。
; Mii
: ニンテンドー3DSやWii Uではプロフィールを作る際は[[Mii]]は必須であったが、Nintendo Switchからは必須ではなく、代わりに任天堂キャラクターのアイコン
; アップグレード
: 任天堂はインタビューで将来的にはNintendo Switchをアップグレードしていく可能性を語っている。また、Joy‐Conも将来的には変更する可能性にも触れており、Joy‐Conを脱着式にした理由は「他のものをくっつける可能性を残しているため」だとしている<ref>[http://jp.ign.com/nintendo-switch-1/11232/news/switch 任天堂、将来的にSwitchをアップグレードしていく可能性を語る] IGN 2017年2月7日</ref>。
; 携帯モード専用ソフト
: Nintendo Switch本体のタッチスクリーン操作が必須となるソフトは携帯モード専用となっていてTVモードではプレイできない。
: 例をあげると、ダウンロードソフトのリズムゲームである[[VOEZ]]はスマートフォンアプリからの移植ソフトであり、当初はタッチスクリーン操作のみのゲームとなっていた。そのため携帯モード専用でありTVモードは非対応となっていた
; USB記録メディア
: 販売時のNintendo SwitchではUSB端子を介して接続する[[外部記憶装置]]「USB記録メディア」は対応していない。ただし、任天堂では将来的にUSB記録メディアの対応予定もあると答えている<ref>[https://support.nintendo.co.jp/app/answers/detail/a_id/33827 【Switch】外付けハードディスクは使用できますか?] 任天堂 2017年3月3日</ref>。
1,395 ⟶ 1,253行目:
; ダウンロードコンテンツ(DLC)
: 任天堂のゲームでは追加のDLCを「エキスパンション(拡大)・パス(券)」という名称で一部のゲームタイトルの間に有料でセットのみ販売している。Nintendo Switchでも従来の一般的な「[[シーズンパス (ビデオゲーム)|シーズンパス]]」と同様に、DLCを「'''エキスパンション・パス'''」という名称でセット販売している。例として、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』では2017年3月3日のNintendo Switch本体と同時発売のゲームソフトの1つであるが、DLCは第1弾は夏に配信、第2弾は冬に配信されている。これは、1つのソフトを長期的にプレイしてほしいという思いからであり、任天堂は今後エキスパンション・パス形式での拡張を充実させるとしている。
: またゲームによっては有料のDLCではなく無料アップデートが行われている。例として、ARMSの無料アップデートによりキャラクターや新モードが追加されていたり、『スーパーマリオ オデッセイ』ではミニゲーム、ルイージの「バルーンファインド」が追加されたり、衣装も増えたりしている<ref>[https://
; 対応API
: Nintendo Switchは上記のNVNの他に[[OpenGL ES]]や[[Vulkan (API)|Vulkan]]にも対応している。[[クロノス・グループ|Khronos]]によれば通常のゲーム開発にはNVN、手軽にソフトを開発したい場合にはOpenGL ES、レジスタレベルで性能を引き出したい場合にはVulkanと開発者の異なるニーズに対応するためのサポートを行っている<ref>[https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/1058667.html GTCでKhronosが明らかにしたAPIアップデート]</ref>。
1,401 ⟶ 1,259行目:
: Nintendo Switchのタッチパネルは[[ジャパンディスプレイ|JDI]](ジャパンディスプレイ)で独占供給の予定<ref>[https://jp.wsj.com/articles/SB10504433381807684657504582566481427052706 JDI、ニンテンドースイッチのパネル独占供給=関係者] WSJ 2017年1月18日</ref>であり2016年のローンチ分の製造段階ではJDI製の液晶だった。しかしJDIが工場再編でNintendo Switchの液晶も供給していた工場を閉鎖したため、2017年には台湾の[[Innolux]]社と[[AU Optronics]](AUO)社に変更されている<ref>[https://xtech.nikkei.com/dm/atcl/feature/15/122200045/010400368/ Nintendo Switchの好況に沸くゲーム機向け液晶パネル] 日経 xTECH 2018年1月09日</ref>。
=== サードパーティへのサポート ===
Wii Uにおける失敗要因の一つに、サードパーティのゲームソフト開発に必要なサポートが欠如しており、サードパーティ製のゲームライブラリが貧弱となっていた<ref>{{Cite web | url = https://www.theguardian.com/technology/2017/feb/03/rip-wii-u-nintendos-glorious-quirky-failure | title = RIP Wii U: Nintendo's glorious, quirky failure | first = Keith | last = Stewart | date = February 3, 2017 | access-date = February 5, 2017 | website = [[The Guardian]] | url-status=live | archive-url = https://web.archive.org/web/20170205030444/https://www.theguardian.com/technology/2017/feb/03/rip-wii-u-nintendos-glorious-quirky-failure | archive-date = February 5, 2017 | df = mdy-all }}</ref>。その教訓を活かし、任天堂はNintendo Switchの開発段階からサードパーティの呼び込みを積極的に行った。早い段階でゲーム開発に取り掛かれるよう、多くのサードパーティに直接連絡を取った<ref>{{Cite web | url = https://www.destructoid.com/ea-claims-nintendo-is-making-a-bigger-effort-for-third-parties-with-the-switch-414184.phtml | title = EA claims Nintendo is making a bigger effort for third parties with the Switch | first = Chris | last = Carter | date = January 23, 2017 | access-date = January 23, 2017 | website = [[Destructoid]] | url-status=live | archive-url = https://web.archive.org/web/20170126082836/https://www.destructoid.com/ea-claims-nintendo-is-making-a-bigger-effort-for-third-parties-with-the-switch-414184.phtml | archive-date = January 26, 2017 | df = mdy-all }}</ref>。任天堂はNintendo Switchの[[ソフトウェア開発キット]]を、競合他社のコンソール機器の開発キットよりも低価格の約450USドル(約5万円)で提供しているため、低予算で開発されたインディーゲームを手掛ける小規模なデベロッパーまで手の出やすい開発環境である。これによりサードパーティの取り込みが成功。当初は2017年までに60タイトルのリリース予定だったインディーゲームは、予想を遥かに超える320タイトルがリリースされた<ref>{{Cite web |title=EA claims Nintendo is making a bigger effort for third parties with the Switch |url=https://www.destructoid.com/ea-claims-nintendo-is-making-a-bigger-effort-for-third-parties-with-the-switch/ |website=Destructoid |date=2017-01-23 |accessdate=2022-03-31 |language=en-CA}}</ref>。
任天堂は以前まで、デベロッパーに対し独自開発したゲームエンジンとライブラリを提供することに依存していた。しかし、Nintendo Switchから方針を変え、サードパーティが利用する既存のソフトウェア開発キットへの対応を進め、NVIDIAチップセットがサポートしている標準ライブラリを用いて、低コストでゲーム移植が可能となった<ref name="vb apis">{{Cite web | url = https://venturebeat.com/2017/02/07/miyamoto-nintendos-internal-studios-have-mastered-state-of-the-art-technologies-such-as-unreal-engine/ | title = Miyamoto: Nintendo's internal studios have 'mastered' the Unreal Engine | first = Jeff | last = Grubb | date = February 7, 2017 | access-date = February 7, 2017 | website = [[Venture Beat]] | url-status=live | archive-url = https://web.archive.org/web/20170207092229/http://venturebeat.com/2017/02/07/miyamoto-nintendos-internal-studios-have-mastered-state-of-the-art-technologies-such-as-unreal-engine/ | archive-date = February 7, 2017 | df = mdy-all }}</ref>。[[Unity (ゲームエンジン)|ユニティ・テクノロジーズ]]、[[Epic Games]]、[[クロノス・グループ]]は、[[Unity (ゲームエンジン)|Unity]]というゲームエンジンを用いたNintendo Switchソフトの開発を支援した。また他にも[[Unreal Engine|Unreal Engine 4]]に対応し、また[[Vulkan (API)|Vulkan]]と[[OpenGL]]のグラフィックスAPIに対応している<ref>{{Cite web | url = http://www.polygon.com/2016/10/20/13345516/nintendo-switch-activision-ea-bethesda | title = Activision, Bethesda and dozens of other companies will support Nintendo Switch | first = Julia | last = Alexander | date = October 20, 2016 | access-date = October 21, 2016 | website = [[Polygon (website)|Polygon]] | url-status=live | archive-url = https://web.archive.org/web/20161020200932/http://www.polygon.com/2016/10/20/13345516/nintendo-switch-activision-ea-bethesda | archive-date = October 20, 2016 | df = mdy-all }}</ref><ref>{{Cite web | url = http://www.ign.com/articles/2016/10/21/nintendo-switch-will-support-unreal-engine-4 | title = Nintendo Switch will Support Unreal Engine 4 | first = Joe | last = Skrebels | date = October 21, 2016 | access-date = October 21, 2016 | website = [[IGN]] | url-status=live | archive-url = https://web.archive.org/web/20161128111222/http://www.ign.com/articles/2016/10/21/nintendo-switch-will-support-unreal-engine-4 | archive-date = November 28, 2016 | df = mdy-all }}</ref><ref>{{Cite web | url = http://www.shacknews.com/article/98265/nintendo-switch-added-to-hardware-supporting-vulkan-opengl-45-and-opengl-es | title = Nintendo Switch Added to Hardware Supporting Vulkan, OpenGL 4.5, and OpenGL ES | first = Cassidee | last = Moser | date = December 20, 2016 | access-date = December 20, 2016 | website = [[Shacknews]] | url-status=live | archive-url = https://web.archive.org/web/20161221093537/http://www.shacknews.com/article/98265/nintendo-switch-added-to-hardware-supporting-vulkan-opengl-45-and-opengl-es | archive-date = December 21, 2016 | df = mdy-all }}</ref>。
== 問題点 ==
; セキュリティ脆弱性
2018年4月にNintendo Switchに搭載されている[[NVIDIA Tegra|Tegra X1]]チップの[[ユニバーサル・シリアル・バス|USB]]リカバリモードに含まれる脆弱性"Fusée Gelée"を用いて、第三者が悪意のあるコードをNintendo Switch上で実行させることができるセキュリティ脆弱性がハッカーによって発見された<ref>[https://github.com/Qyriad/fusee-launcher/blob/master/report/fusee_gelee.md Vulnerability Disclosure: Fusée Gelée - github]</ref><ref>[https://arstechnica.com/gaming/2018/04/the-unpatchable-exploit-that-makes-every-current-nintendo-switch-hackable/ The “unpatchable” exploit that makes every current Nintendo Switch hackable [Updated<nowiki>]</nowiki>]</ref>。
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これらの脆弱性に対して、Tegraのファームウェアを更新するシステムが備わっていないため、アップデートパッチによる修正は不可能であり、理論上は修正されたハードウェアの基板交換でしか対応することができない。
; 周辺機器の偽装品の横行
Joy-ConやNintendo Switch Proコントローラーといった周辺機器の、純正品を謳った不正な偽装品の販売が横行しており、本物を購入したと思ったユーザーが任天堂サポートに修理を依頼したところ、偽物と判明して送り返された事例などが発生している<ref>{{Cite news|title=SwitchProコントローラーで偽物流通、品薄スプラ版が標的に
; Joy-Conドリフト
「Joy-Conドリフト」という通称が付けられた、Joy-Conの「アナログスティックに触れていないにもかかわらず、勝手にスティック操作がおこなわれる」現象が報告されており<ref name="example" >{{Cite web|和書|author=Taijiro Yamanaka|url= https://automaton-media.com/articles/newsjp/20201217-146617/|title= Nintendo Switchの"Joy-Conドリフト" 問題について、米国任天堂社長が初めて公にコメント。改善に向けて取り組む|website=AUTOMATON |publisher=株式会社アクティブゲーミングメディア|date=2020-12-17|accessdate=2023-02-08}}</ref>、Nintendo of Americaの社長がこれについてコメントしている
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{Notelist2}}
=== 出典 ===
{{Reflist|
== 関連項目 ==
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== 外部リンク ==
{{Commonscat}}
* [https://www.nintendo.
* [https://store-jp.nintendo.com/ My Nintendo Store]
* {{YouTube|p=PLPh3p_yYrx0Czy6UCWAg3ZKcCdyt0ztdR}}
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