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{{Otheruseslist|[[那智勝浦町]]周辺の名物の黒飴|[[三重県]][[熊野市]]の神川町で採取される[[鉱石]]の那智黒石|那智黒石}}
{{基礎情報 会社
|社名=株式会社 那智黒総本舗
|英文社名= nachiguro-souhonpo co.,ltd.
|ロゴ=
|種類=[[株式会社 (日本)|株式会社]]
|市場情報=
|略称=那智黒
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|本店郵便番号=
|本店所在地=
|設立=[[1974年]]([[昭和]]49年)[[3月]]<br />創業:[[1877年]]([[明治]]10年)
|業種=3050
|統一金融機関コード=
|SWIFTコード=
|事業内容=黒飴「那智黒」など菓子の製造販売
|代表者=坂野日出夫(代表取締役社長 坂野雄紀
|資本金=3千3000万円
|発行済株式総数=
|売上高=
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|主要子会社=
|関係する人物=
|外部リンク=httphttps://www.nachiguro.co.jp/
|特記事項=
}}
'''那智黒''' (なちぐろ)とは、[[和歌山県]][[東牟婁郡]][[太地町]]に本社を置く'''株式会社那智黒総本舗'''(なちぐろそうほんぽ)が製造・販売する[[キャンディ|飴]]。[[那智勝浦町]]周辺([[新宮市]]、[[三重県]][[熊野市]]・[[南牟婁郡]][[御浜町]]、[[紀宝町]]など)で販売されている名物の[[キャンディ|黒飴]]のことである。製造・販売元である[[那智黒総本舗]]の本社・工場は東牟婁郡[[太地町]]に所在する。
 
== 概要特色 ==
「黒あめ那智黒」の商品名で株式会社那智黒総本舗が製造している。那智黒本舗は1877年([[明治]]10年)に創業した。
[[1877年]]([[明治]]10年)創業。和歌山県を代表する観光土産でもあり、[[高野山]]等の[[門前町]]でも店先で良く並んでいる。和歌山県以外でも、三重県の[[東海旅客鉄道|JR]][[熊野市駅]]や[[大阪府]]の[[西日本旅客鉄道|JR]][[新大阪駅]]、[[関西国際空港]]の売店でも販売されている。「黒あめ那智黒」の商品名で、株式会社那智黒総本舗が製造している。熊野の特産である[[那智黒石]]で作られた碁石にちなんだお菓子として生み出された。[[鹿児島県]][[奄美大島]]産の[[黒砂糖]]をふんだんに使用している。値段も手頃で嵩張らない為、参詣[[土産]]として全国の信徒や来訪者が購入することが多い。
 
和歌山県を代表する観光土産であり、[[高野山]]等の[[門前町]]でも店先に並べられている。和歌山県以外では、[[関東地方]]や[[京阪神]]・[[三重県]]の[[スーパーマーケット]]([[イオン (店舗ブランド)|イオン]]や[[ライフコーポレーション|ライフ]]、スーパー[[マルハチ]]など)、[[西日本旅客鉄道|JR]][[新大阪駅]]、[[関西国際空港]]の売店などでも販売されている。
 
熊野の特産である[[那智黒石]]で作られた碁石にちなんだお菓子として生み出された。主原料に[[鹿児島県]][[徳之島]]産の[[黒砂糖]]を使用している。値段も手頃で嵩張らないため、参詣[[土産]]として全国の信徒や来訪者が購入することが多い。
[[ファイル:那智黒 170g.jpg|サムネイル|300x300ピクセル|那智黒 170gのパッケージと内容物。飴には、両面にそれぞれ「なち」「ぐろ」と書かれている。]]
また、[[和歌山県推薦優良土産品]]に指定されている。
 
* なお、那智黒総本舗では、黒飴の他に「黒あめ那智黒」と同じ黒砂糖を原材料に用いた[[羊羹]][[かりんとう]]の製造・販売も行っている。また、過去に[[九州]]向けに「'''薩摩の火'''」(さつまのひ)という商品名による黒飴も製造・販売していた。
 
== 沿革 ==
* [[1877年]][[明治]]10年) - 那智黒本舗が創業。
* [[1942年]][[昭和]]17年) - [[農林省]]から保存銘菓として農林省の指定を受け、戦時下にも製造された
* [[1955年]][[昭和]]30年)[[12)12]] - 個人経営より有限会社那智黒本舗設立。
* [[1962年]][[昭和]]37年)[[11)11]] - 現本社工場が完成。
* [[1972年]][[昭和]]47年) - テレビ[[コマーシャルメッセージ|CM]]の放送を開始、[[1983。1984]](昭和5859年)頃まで放送。話題になり人気を集めた
* [[1974年]][[昭和]]49年)[[3)3]] - 株式会社那智黒総本舗として組織・社名共に変更。
* [[1989年]][[平成]]元年)[[5)5]] - 黒あめ那智黒「第21回[[全国菓子大博覧会]]いて那智黒が名誉総裁賞受賞。
 
== 広告 ==
[[近畿地方|関西地方]]や[[東海3県]]、[[四国地方]]などでは[[1972年]]([[昭和]]47年)から[[1984年]](昭和59年)まで[[コマーシャルメッセージ|テレビCM]]が放映されており、内容としては黒人俳優の[[チコ・ローランド]]が老婆と[[ゴーゴー]]を踊り、そこに[[松鶴家千とせ]]の陽気な[[スキャット]]が乗っているものであった<ref>{{Cite news|url=https://news.wbs.co.jp/169158|title=松鶴家千とせさん死去・「黒あめ那智黒」のCMで人気|newspaper=wbs[[和歌山放送]]ニュース|date=2022-02-17|accessdate=2022-02-17}}</ref>。インパクトの強さから、同CMが放送されていた地域では一定の世代以上の知名度が高い。
 
== 備考 ==
*「漫画・アニメ『[[キン肉マン]]」のキャラクター'''』に登場する[[キン肉マンの登場人物 な行#ナチグロン|ナチグロン]]'''はここからヒントを得て作られたのモチーフである
* [[近畿地方]]<ref>同CMは[[東海3県|東海地方]]でもオンエアされており、関西に劣らず高い知名度がある。</ref>では[[1972年]](昭和47年)から[[1983年]]([[昭和]]58年)頃まで[[コマーシャルメッセージ|CM]]が放映されており([http://www.nachiguro.co.jp/cm.html 思い出のテレビCM])、老婆と黒人がゴーゴーを踊るというインパクトの強さからCMソングを覚えている関西人は多い。
* 那智黒総本舗では、黒飴の他に「黒あめ那智黒」と同じ黒砂糖を原材料に用いた[[羊羹]]と[[かりんとう]]の製造・販売も行っている。また、過去に[[九州]]向けに「'''薩摩の火'''」(さつまのひ)という商品名による黒飴も製造・販売していた。
* [[松鶴家千とせ]]が最後に言う「'''わかるかなぁ、わっかんねぇだろぉなぁ'''」のセリフも非常に有名であり、当時マネするファンも数多くいた。
*「[[キン肉マン]]」のキャラクター'''[[キン肉マンの登場人物 な行#ナチグロン|ナチグロン]]'''はここからヒントを得て作られた。
* [[関東地方]]の[[スーパーマーケット]]([[ダイエー]]、[[イオン (店舗ブランド)|イオン]]など)や、[[東京]]・[[上野]]にある[[二木の菓子]]でも販売している。[[東京都]]の[[八王子市]]を店舗拠点とする[[スーパーアルプス]]でも扱っている。
 
== 脚注 ==
{{Reflist}}
<div class="references-small">
<references /></div>
 
==リンク==
* [http://www.nachiguro.co.jp/ 株式会社那智黒総本舗 公式サイト]
 
== 外部リンク ==
* [httphttps://www.nachiguro.co.jp/ 株式会社那智黒総本舗 公式サイト]
 
{{Food-stub}}
{{DEFAULTSORT:なちくろ}}
[[Category:近畿地方和歌山県土産菓子]]
[[Category:和歌山三重県の食文化土産菓子]]
[[Category:三重県の食文化和飴]]
[[Category:那智勝浦町]]
[[Category:太地町]]
[[Category:土産菓子那智勝浦町]]
[[Category:熊野市]]
[[Category:日本の製菓業者]]
[[Category:和歌山県太地町の企業]]
[[Category:老舗企業 (明治創業)]]
{{Food-stub}}