「可算集合」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
|||
1行目:
{{出典の明記|date=2015年10月}}
'''可算集合'''(かさんしゅうごう、countable set 又は denumerable set)もしくは'''可付番集合'''とは、おおまかには、[[自然数]]全体と同じ程度多くの元を持つ[[集合]]のこと
[[有限集合]]も、数え上げることができる集合という意味で、可算集合の一種とみなすことがある
== 定義 ==
可算集合とは '''N''' と[[濃度 (数学)|濃度]]が等しい集合のこと
また、高々可算な集合とは、'''N''' の濃度以下の濃度を持つ集合のこと
慣例では、可算集合の濃度を <math>\aleph_0</math>([[アレフ数|アレフゼロ]]、aleph-null)で表す
== 例と性質 ==
[[無限集合]]においては、その真部分集合と濃度が等しいことがあり得る
:<math>f\colon\mathbb{N} \to 2\mathbb{N} \ (x \mapsto 2x)</math>
よって、2'''N''' は可算集合
[[選択公理]]を認めるならば、可算濃度は無限集合の濃度のうち最小のものであることが示される
可算個の可算集合の[[合併 (集合論)|和集合]]や、有限個の可算集合の[[直積集合]]はまた可算
可算個の可算集合の直積集合の濃度は、この濃度[[不等式]]
24行目:
:<math>2^{\aleph_0} \le \aleph_0^{\aleph_0} \le (2^{\aleph_0})^{\aleph_0} = 2^{\aleph_0}</math>
によって、<math>\aleph</math> と等しいことが示される
== 関連項目 ==
|