「西光寺山」の版間の差分
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== 概要 ==
[[File:Quercus phillyraeoides-Mt.Saikoji 西光寺山 ウバメガシ PC051231.JPG
[[丹波国|丹波]]、[[播磨国|播州]]地域では、[[標高]]700mを越える数少ない山であり、西脇市と篠山市[[今田町]]との播丹界に優美な[[稜線]]を描き気品のある山容を持つ。[[修験道]]の山として[[修験者]]が往来するところであったという。上人と金の鶏の伝説を秘めた山頂には[[三宝荒神]]が祀られ、360度の展望が開け、丹波・[[北摂]]・[[六甲山|六甲]]方面などの眺望が素晴らしい。[[ふるさと兵庫50山]]のひとつ。
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== 金の鶏伝説 ==
[[File:Mt.Saikoji 西光寺山 PC051282.JPG|
昔、西光寺山山頂に諸国を漫遊し[[修行]]を積んだ[[高僧]]が[[庵]]を結び住んでいた。僧は[[百姓]]の病気を治療したり、講話をしたり、農作物の作り方などを指導し、村人に大変慕われていた。僧の住む粗末な庵には、ひときわ立派な木箱が置かれていたため、村人は何が入っているのか興味しんしんに僧に尋ねたところ村が[[飢餓]]や[[疫病]]に襲われた際に救ってくれるものが入っている、しかし中を見ると悪い心を起こすものが出るので決してあけてはならない、と言った。見るなと言われると見たくなるのが人情で、ある日、僧がいない隙を見て若者の一人が木箱の蓋を開けてみた。すると中には金無垢の鶏がまばゆい光を放っていた。この事実は村人へ口伝され評判となった。村を通りがかった旅人がこの話を耳にし真夜中に僧の庵に忍び込み木箱へ手をかけた。途端に、[[稲光]]と[[雷鳴]]がとどろき旅人は谷底へ転げ落ちてしまった。僧は何事もなかったかのように寝入っていた。
2、3日後、僧は下山し村人を集めると、
[[File:Mt.Saikoji 西光寺山 山頂東屋 PC051280.JPG
「わたしがしてはならぬと申したのにそむいた者がある。わたしはここを去ってまた修行の旅に出るが、宝物はこの山に残しておく。皆が力を合わせて一生懸命働けば、きっと宝物が役立つときが来よう」
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== 参考文献 ==
* 篠山市今田町側本荘登山口 看板「民話 西光寺山の金の鶏」
▲[[ファイル:西光寺山.jpg|サムネイル|[[白髪岳]]から見た西光寺山]]
== 関連項目 ==
{{Commonscat|Mount Saikoji}}
* [[ふるさと兵庫50山]]
* [[近畿自然歩道]]
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