「MASTERキートン」の版間の差分
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== 著作者表示の変更について ==
『[[週刊文春]]』2005年5月26日号において、『MASTERキートン』の増刷が一時行われなくなった件について取り上げられた。その記事中においては、著作者に関して担当編集者の[[長崎尚志]]が、原作者とされている勝鹿が原作を仕上げたことはなく、全て長崎と浦沢が書いていた、と述べたとされている。また関係者(匿名)によると、その後浦沢の申し入れから、[[印税]]はそれまで通り浦沢と勝鹿で半分ずつのまま、単行本における著作者表示で勝鹿の名前を小さくすることとなったらしい。しかし、電通時代の同僚で勝鹿と親しかった[[雁屋哲]]がこの措置に
この問題が発生した際、長崎は『[[ビッグコミックスピリッツ]]』編集長の職にあり、2001年の退任後に[[小学館]]を退社、浦沢を連れて[[講談社]]『[[モーニング (漫画雑誌)|モーニング]]』へ移籍した経緯があり、一方で勝鹿が2004年12月に逝去し、2005年当時の『ビッグコミックスピリッツ』編集長が元『[[美味しんぼ]]』担当で雁屋と同じく左派色の強い立川義剛だったことから、小学館の社内派閥争いと絡めてクローズアップされる形となった。
著作者関連について漫画研究者の[[夏目房之介]]は「いまひとつ不明瞭なのは原作者の存在だが、(略)直接打ち合わせをしているのはほとんど長崎で、その段階で原作を改変していたというのが浦沢・長崎の語ったところだ。ここではそう理解しておく。」と、自著で述べている<ref>夏目房之介『マンガは今どうなっておるのか?』メディアセレクト刊</ref>。▼
▲著作者関連について漫画研究者の[[夏目房之介]]は「いまひとつ不明瞭なのは原作者の存在だが、(略)直接打ち合わせをしているのはほとんど長崎で、その段階で原作を改変していたというのが浦沢・長崎の語ったところだ。ここではそう理解しておく。」と、自著で述べているが<ref>夏目房之介『マンガは今どうなっておるのか?』メディアセレクト刊</ref>、勝鹿は原作が使われなくなってからも浦沢・長崎に原作を送り続けていたという関係者の証言もある。
2011年8月から、雑誌掲載時の4色・2色ページを再現したA5版サイズの『MASTERキートン 完全版』全12巻が刊行された際には、浦沢に比べ脚本の名前表示は小さくなり、5巻までは長崎の著作者表示が加わっている<ref name="shogakukan"/>。
== キートン動物記 ==
『MASTERキートン』のキャラクターが登場する番外編の動物漫画。本編連載と並行して1989年から1993年まで『[[ビッグコミックオリジナル増刊]]』に連載された。連載時は2色カラーだったが、単行本では4色カラーとなっている。『MASTERキートン』本編は次第に長崎の得意分野である考古学や探偵アクションの要素が強くなったが、こちらは勝鹿の得意分野である自然環境保護のメッセージ性が強い。
1話につき1種類の動物をテーマとしており、単行本では4ページの本編とキャラクター同士の会話形式による2ページの解説コラムの構成となっている。主な解説役は動物学者である平賀太平が務めている。
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