スタビライザー
ウィキメディアの曖昧さ回避ページ
スタビライザー(英: Stabilizer、イギリス英語: Stabiliser)は、安定化装置のことを示す。アーチェリーのスタビライザーについてはスタビライザー (アーチェリー)を参照。
スタビライザー(乗り物)
スタビライザーは、船、飛行機、車、自転車などの乗り物に取り付けられ、操縦時の不規則なゆれや転倒、転覆を防ぐために取り付けられるもの。英語圏ではアンチスウェイバー(anti-sway-bar)とも呼ばれる。
車ではアンチロールバーとも言われ、車体のロールを防ぐため、サスペンションに追加される部品。構造は左右のサスペンションをトーションバーで連結し、左右のサスペンションの位置に差異が生じた時にだけ、バーに捻れが発生し、その復元力により車体の傾きを抑えるようになっている。左右両方のサスペンションが同方向にストロークする際には、ねじれが発生しない。単純にばねを堅くする方法に対して、ストロークを規制することなく車体のロールを抑えることができるため、乗り心地を悪化させることがない。
ジャイロスタビライザー
ジャイロ効果により姿勢を維持する安定化装置である。パッシブ型とアクティブ型がある。パッシブ型はジャイロ効果を直接利用する事で安定を維持するがアクティブ型はジャイロスコープによって得られた傾きの情報を機械的、電気的プロセスにより増幅して姿勢の制御を行う。魚雷やロケット、ミサイルの誘導等に用いられる。飛翔体の安定翼に取り付けられたローレロン(rolleron)等の例がある。[1]
関連項目
脚注