明石市立衣川中学校

兵庫県明石市にある中学校

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明石市立衣川中学校(あかししりつ きぬがわちゅうがっこう)は、兵庫県明石市南王子にある公立中学校。地元での通称は「衣中」もしくは「衣川中」。

明石市立衣川中学校
国公私立 公立学校
設置者 明石市
設立年月日 1947年
創立記念日 4月22日
共学・別学 男女共学
学期 3学期制
所在地 673-0024
兵庫県明石市南王子7番1号
外部リンク 公式サイト
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なお、衣川というのはこの中学校の東側を流れる明石川の別名である。

概要

1947年年3月31日、教育基本法の公布により義務教育6・3制が実施されると共に、衣川中学校は、明石市山下町2丁目804の2番地にあった明石国民学校(現・明石小学校)に併設し発足した。当時、明石国民学校校舎の1棟10教室を借り受け、錦城中学校・女子商業学校とともに、講堂・運動場・特別教室を共用していた。6か月を経て、1947年9月1日、明石市上水町1977番地大観国民学校(現・大観小学校)に移転。1949年4月1日より1950年1月まで王子小学校に分校(5学級)を併設。1950年1月南王子町に校舎が落成すると共に移転し現在に至る。

変遷・沿革

  • 1947年
    • 3月14日 - 明石市立衣川中学校長事務取扱いとして、松村定雄着任
    • 4月20日 - 明石市立衣川中学校長に松村定雄着任
    • 4月22日 - 明石市立衣川中学として明石国民学校内に開校、校区は大観・王子・林の三小学校区
    • 9月26日 - 開校記念式を挙行
  • 1948年11月4日 - 第2代校長に山本武一着任
  • 1950年3月11日 - 新校舎2棟(18教室)竣工、校舎落成記念式挙行、王子分校を廃止
  • 1952年10月25日 - 開校5周年記念式挙行、校歌制定
  • 1957年
    • 4月15日 - 第3代校長に井上市郎着任
    • 10月22日 - 創立10周年記念式典挙行、記念誌“10年史”刊行
  • 1959年4月8日 - 第4代校長に横山信夫着任
  • 1966年3月20日 - 体育館兼講堂落成記念式拳行
  • 1967年4月7日 - 第5代校長に福嶋正一着任
  • 1970年7月1日 - クラブ後援会発足
  • 1971年5月25日 - 衣川中学校クラプ振興会発足
  • 1972年4月1日 - 第6代校長に山田忠一着任
  • 1974年8月20日 - バスケットボール全国優勝
  • 1976年4月1日 - 第7代校長に池内三郎着任
  • 1978年1月11日 - 創立30周年記念式明石市民会館において挙行、記念誌“30年のあゆみ”刊行
  • 1984年
    • 4月1日 - 第8代校長に大橋良男昇格
    • 4月22日 - 衣川コミュニティセンター竣工
    • 8月24日 - ハンドボール部(男子)全国大会第3位
  • 1986年4月1日 - 第9代校長に万波荒治着任
  • 1989年4月1日 - 第10代校長に小野元着任
  • 1990年
    • 3月31日 - 東校舎、来賓、生徒用玄関竣工
    • 10月30日 - 校舎大規模改造工事第1期竣工(北校舎外装、東トイレ改修)
  • 1991年12月1日 - 校舎大規模改造工事第2期竣工(音楽室、美術室)
  • 1992年
    • 4月1日 - 第11代校長に竹下喬着任
    • 4月13日 - 衣川清流館(武道館)披露式
    • 8月21日 - 水泳部全国大会出場
    • 10月12日 - 校舎大規模改造工事第3期竣工(北校舎1階改修)
  • 1993年1月24日 - ハンドボール部女子ジュニアオリンピック全国大会出場
  • 1994年
    • 4月1日 - 第12代校長に加賀喜久雄昇格
    • 11月30日 - 校舎大規模改造工事第4期竣工(東校舎)
  • 1995年
    • 1月17日 - AM5:46阪神・淡路大震災発生(M.7.2)
    • 8月20日 - ハンドボール部女子全国中学校総大出場(ベスト8)、剣道部、水泳部全国中学校総体出場(個人)
  • 1996年
    • 4月1日 - 第13代校長に青山誠一着任
    • 8月22日 - 水泳部、ハンドボール女子全国大会出場
    • 11月16日 - 創立50周年記念式典挙行、創立50周年記念誌「衣川中学校50年の歩み」刊行
    • 8月22日 - 陸上部全国大会出場・ジュニアオリンピックに出場
  • 1998年
    • 8月21日 - 陸上部全国大会出場
    • 11月2日 - 幼稚園との交流学習(1年生と校区幼稚園児)
    • 11月3日 - 陸上部ジュニアオリンピックに出場
    • 11月9日 - トライやるウィーク(2年生)
    • 12月25日 - 女子ハンドボール部 ジュニアオリンピックに選抜出場(2名)
  • 1999年
    • 6月11日 - 兵庫県防犯協会連合会長から優良防犯団体として表彰される。
    • 11月21日 - 衣川中ネットディ成功(270名のボランティアでネット工事を完成)
  • 2000年
    • 2月1日 - NIE研究授業
    • 3月19日 - 「生き方学習・職業を通して語る人生」 講師 校区の方6名-1学年
    • 6月5日 - 1年総合学習地域を歩く
    • 7月1日 - 少年を守る環境浄化推進協議会発足式
    • 11月3日 - 環境浄化啓発パレ-ド実施
    • 11月6日 - 薬物乱用防止キャラバンカ-学習
    • 11月13日 - 芦屋市立精道中学校とTV会議
  • 2001年4月1日 - 第14代校長に田渕洋三着任
  • 2003年
    • 2月28日 - 体育館完成
    • 4月1日 - 第15代校長に原昭一着任
    • 5月18日 - 体育館竣工記念式典
  • 2004年4月1日 - 第16代校長に大西亥一郎着任
  • 2005年4月1日 - 第17代校長に大北兼光着任
  • 2009年4月1日 - 第18代校長に生田修司着任

学区

衣川中学校には、

上記の3つの小学校の児童が主に入学してくる。

目標

教育目標

正しく・明るく・強く

校訓

責任・創意・連帯・自律

めざす学校像

  1. 学びたくなる学校
  2. 信頼と愛情のある学校
  3. 感動のある学校
  4. 規律のある学校
  5. 美しい学校
  6. 連携する学校

三つの願い~みんなでみんなを~

  • 美しさがわかる人になろう
  • 人権と生命を大切にする人になろう
  • 自分の頭で考える人になろう

この詩は荒れている状況にあった衣川中学校を改革するため1977年に当時の校長池内三郎によって考え出されたものである。現在でも各教室や体育館など、学校のさまざまな場所で掲示されている。

校章

校章の案は当時の2回生が考えたものに、美術担当教諭が指導を加えて完成されたものである。外周の16弁は菊の花を表していて、明石川の別名衣川が訛って菊川とも言われていたことから用いられ、菊の代表的な色の黄色が彩られている。中心の「中」は中学校を表しており、その縦の3本線は明石川を表している。

校歌

校歌は創立5周年を記念してつくられた。作詞は2代目校長の山本武一によるもので、作曲は当時の音楽担当教諭松下三郎が担当した。目指す人間育成と、風光明媚な瀬戸内の自然が歌われている。

年間行事

特に記述がない限りは全校行事である。

4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
  • 市新人総合体育大会
  • 第3回定期考査
11月
  • 文化発表会
  • 連合音楽会
  • 進路説明会(3年)
  • 幼中交流学習(1年)
  • 第4回定期考査など
12月
1月
2月
3月

※体育大会と文化発表会は二大行事と呼ばれている。体育大会は、組体操ダンスなどのマスゲームに力を入れており、保護者だけでなく、卒業生や地域に住む人々の観覧も多い。文化発表会は合唱をメインとしている。

クラブ活動

部活動は盛んに行われており、軟式野球、剣道、水泳、陸上競技、ハンドボール、バスケットボールなどは、開校以来、全国にまで進出した功績がある。特にバスケットボールは1974年に全国優勝している。

運動部

文化部

※年度により部数の変更がある。近年生徒数の減少からクラブ数が減少しつつある。かつては体操、バレーボール男子、ハンドボール女子、合唱、茶華道、書道、英語、家庭、将棋などの部が存在した。

委員会活動

  • HR委員会
  • 文化委員会
  • 保健体育委員会
  • 生活委員会
  • 図書学習委員会
  • 美化委員会
  • 放送委員会

※委員会も生徒数や教員数の減少により再編された。保健体育委員会は保健委員会と体育委員会の合併、図書学習委員会は図書委員会と学習委員会を合併したものである。また、生活委員会は風紀委員会を改称したもので、放送委員会は放送班を格上げしたものである。

学校周辺

関連項目

参考文献

  • 「衣川中学校50年の歩み」

外部リンク