ヴィーツェプスク
ベラルーシの都市
ヴィーツェプスク[1](ベラルーシ語:Ві́цебск)は、ベラルーシの都市である。ポーランド語、ロシア語ではヴィテプスク(Witebsk;Ви́тебск)と呼ばれる[2]。ロシアおよびラトビアとの国境に近い。ヴィーツェプスク州の州都で、人口は342,381人(2004年)。
歴史
ヴィーツェプスクについての現存する最古の記録は1021年にさかのぼる。都市の公式の建立年は974年で、キエフ大公妃オリガの命により、クリブチの古い入植地のあった場所に建設された。
1320年にリトアニア大公国に帰属。1569年にポーランド・リトアニア共和国領となった。1579年にマクデブルク法における特許を得た。1772年、第1次ポーランド分割によってロシア帝国領となった。
帝政期にはユダヤ人コミュニティであるシュテットルが発達し、市の人口の半分は保守系ユダヤ人となった。
ロシア革命後、ベラルーシ人民共和国の一部となった時期を経て、1923年から1991年までソビエト連邦に属した。ベラルーシ共和国が独立すると、ヴィーツェプスクもその一部となった。
文化
1992年より芸術祭「スラヴ・バザール」が開催されている。ウクライナやロシアからも参加者が集う国際的な芸術祭として知られている。
著名な出身者
- シュロイメ・アンスキー - イディッシュ語作家
- ヨシフ・ギンヅブルク - 銀行家
- マルク・シャガール - 画家
- オシップ・ザッキン - 画家、彫刻家
- イマヌエル・ベリコフスキー* Immanuel Velikovsky - 心理療法家、『衝突する宇宙』著者
脚注
参考文献
- "Shishanov V.A. Витебский музей современного искусства Vitebsk a museum of the modern art a history of creation and a collection. 1918-1941. - Minsk: Medisont, 2007. - 144 p. [1]