アル・ファルーク・アミヌ
アル=ファルーク・アジーデ・アミヌ(Al-Farouq Ajiede Aminu, 1990年9月21日 - )はアメリカ合衆国ジョージア州アトランタ出身のバスケットボール選手。ポジションはスモールフォワード、パワーフォワード。ナイジェリア代表。
ポートランド・トレイルブレイザーズ時代のアミヌ | |
フリーエージェント | |
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ポジション | SF/PF |
基本情報 | |
国籍 |
アメリカ合衆国 ナイジェリア |
生年月日 | 1990年9月21日(34歳) |
出身地 | ジョージア州アトランタ |
身長 | 206cm (6 ft 9 in) |
体重 | 98kg (216 lb) |
ウィングスパン | 218cm (7 ft 2 in) |
キャリア情報 | |
出身 | ウェイクフォレスト大学 |
ドラフト | 2010年 8位 |
選手経歴 | |
2010-2011 2011-2013 2013-2014 2014-2015 2015-2019 2019-2021 2021 |
ロサンゼルス・クリッパーズ ニューオーリンズ・ホーネッツ ニューオーリンズ・ペリカンズ ダラス・マーベリックス ポートランド・トレイルブレイザーズ オーランド・マジック シカゴ・ブルズ |
Stats Basketball-Reference.com | |
代表歴 | |
キャップ | 2012- |
学生時代
編集2005年、アミヌは高校を転校したため、2年次に公式戦でプレーすることができなかった[1]。翌シーズンアミヌは1試合平均13.7得点、9.5リバウンドをあげて、ガニ・ラワルと共にチームを引っ張り、30勝3敗の成績をあげて全米12位に高校をランクさせた。さらに翌年は平均23.1得点、11.2リバウンドをあげて、チームは29勝2敗、全米6位にランクされた。アミヌは、ミルウォーキーのBMOハリス・ブラッドリー・センターで行われたマクドナルド・オール・アメリカンゲームに出場、その後ジュニアアメリカ代表に選ばれたアミヌはナイキ・フープ・サミットで世界選抜と対戦、ジョーダン・クラシック・ゲームでは13得点12リバウンドの活躍を見せた[2]。
2008年、アミヌは全米の各大学から注目を浴びる存在になった。Rivals.comは7位に[2]、Scout.comは13位にアミヌを評価した[3]。
高校卒業後ウェイクフォレスト大学に進学し、1年生時に10回ダブル・ダブルを記録、1年生選手として得点ではカンファレンス2位の13.0得点、リバウンドでは1年生トップ、カンファレンスでも6位となる1試合あたり8.3リバウンドをマークし、ACCのオールフレッシュマンチームに選出された。この年アミヌは週間最優秀フレッシュマンに5度選ばれたが、これはウェイクフォレスト大学の選手としてはロドニー・ロジャース、クリス・ポールに並ぶタイ記録であった[4]。2年次には同大学選手としては1997年にティム・ダンカンが記録して以来となる20リバウンドをあげた試合もあった[4]。シーズン終了後、2010年のNBAドラフトにアーリーエントリーを表明した[4]。
NBAキャリア
編集ロサンゼルス・クリッパーズ
編集2010年のNBAドラフトにおいて、ロサンゼルス・クリッパーズから全体8位指名を受けた。
ニューオーリンズ・ホーネッツ/ニューオーリンズ・ペリカンズ
編集2011年12月14日、クリス・ポールとのトレードでニューオーリンズ・ホーネッツに移籍した。
ダラス・マーベリックス
編集2014年6月29日、ダラス・マーベリックスと契約した[5]。2015年2月20日、対ヒューストン・ロケッツ戦で、シーズン最高となる17得点12リバウンドを記録した[6]。
ポートランド・トレイルブレイザーズ
編集2015年7月1日、ポートランド・トレイルブレイザーズと4年3000万ドルで契約した[7]。
移籍1年目となった2015-2016年シーズンでは全試合スターターとして出場し、プレーオフ1回戦のクリッパーズ戦では30得点10リバウンドを記録するなどブレイザーズ躍進に大きく貢献し、自己最高の成績を残した。
2016-2017年シーズンはベンチからのプレーが増え前年より3ポイント成功率が大きく下がり、前年を下回る成績となった。2017年2月9日のボストン・セルティックス戦ではキャリアハイの26得点をマークした。[8]
オーランドマジック
編集2019年7月6日に、オーランド・マジックと契約した[9]。2019年12月1日、オーランドマジックは、アミヌが右膝の半月板損傷を患い、無期限休場することを発表した[10]。
シカゴ・ブルズ
編集2021年3月25日、ニコラ・ブーチェビッチと共に、ウェンデル・カーター・ジュニア、オット・ポーター、および2つの将来の第1ラウンドのピックと引き換えにシカゴ・ブルズにトレードされた[11]。
2021年8月11日、デマー・デローザンのサイン・アンド・トレードの一環として、サデウス・ヤングとドラフトピックと共にサンアントニオ・スパーズに放出され[12]、10月18日に契約解除された[13]。
ボストン・セルティックス
編集2021年12月25日、ボストン・セルティックスと10日間契約を結んだ[14]。しかし試合出場の機会はなかった。
個人成績
編集略称説明 | |||||
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GP | 出場試合数 | GS | 先発出場試合数 | MPG | 平均出場時間 |
FG% | フィールドゴール成功率 | 3P% | スリーポイント成功率 | FT% | フリースロー成功率 |
RPG | 平均リバウンド数 | APG | 平均アシスト数 | SPG | 平均スティール数 |
BPG | 平均ブロック数 | PPG | 平均得点 | 太字 | キャリアハイ |
レギュラーシーズン
編集シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2010–11 | LAC | 81 | 14 | 17.9 | .394 | .315 | .773 | 3.3 | .7 | .7 | .3 | 5.6 |
2011–12 | NOH | 66 | 21 | 22.4 | .411 | .277 | .754 | 4.7 | 1.0 | .9 | .5 | 6.0 |
2012–13 | 76 | 71 | 27.2 | .475 | .211 | .737 | 7.7 | 1.4 | 1.2 | .7 | 7.3 | |
2013–14 | NOP | 80 | 65 | 25.6 | .474 | .271 | .664 | 6.2 | 1.4 | 1.0 | .5 | 7.2 |
2014–15 | DAL | 74 | 3 | 18.5 | .412 | .274 | .712 | 4.6 | .8 | .9 | .8 | 5.6 |
2015–16 | POR | 82 | 82 | 28.5 | .416 | .361 | .737 | 6.1 | 1.7 | .9 | .6 | 10.2 |
2016–17 | 61 | 25 | 29.1 | .392 | .329 | .706 | 7.4 | 1.6 | 1.0 | .7 | 8.7 | |
2017–18 | 69 | 67 | 30.0 | .395 | .369 | .738 | 7.6 | 1.2 | 1.1 | .6 | 9.3 | |
2018–19 | 81 | 81 | 28.3 | .433 | .343 | .867 | 7.5 | 1.3 | .8 | .4 | 9.4 | |
2019–20 | ORL | 18 | 2 | 21.1 | .291 | .250 | .655 | 4.8 | 1.2 | 1.0 | .4 | 4.3 |
2020–21 | 17 | 14 | 21.6 | .404 | .226 | .824 | 5.4 | 1.7 | 1.0 | .5 | 5.5 | |
CHI | 6 | 0 | 11.2 | .200 | .167 | .800 | 3.2 | .3 | .3 | .0 | 1.5 | |
Career | 711 | 445 | 24.9 | .420 | .332 | .746 | 6.0 | 1.2 | 1.0 | .6 | 7.5 |
プレイオフ
編集シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2015 | DAL | 5 | 2 | 30.0 | .548 | .636 | .789 | 7.2 | 1.2 | 2.0 | 1.6 | 11.2 |
2016 | POR | 11 | 11 | 33.8 | .438 | .400 | .724 | 8.6 | 1.8 | .7 | .9 | 14.6 |
2017 | 4 | 0 | 28.2 | .459 | .412 | .636 | 6.6 | 1.0 | .7 | 1.0 | 12.0 | |
2018 | 4 | 4 | 32.8 | .519 | .433 | 1.000 | 9.0 | 1.3 | 1.0 | .5 | 17.3 | |
2019 | 16 | 16 | 24.9 | .349 | .294 | .750 | 6.3 | 1.3 | .6 | .6 | 7.4 | |
Career | 40 | 33 | 29.1 | .434 | .391 | .742 | 7.3 | 1.4 | .9 | .9 | 11.3 |
プレイスタイル
編集この節には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
長いウィングスパンとフィジカルを備えた好ディフェンダーで、細身の体格ながら大柄な選手とのマッチアップも多く任されている。 ブレイザーズ移籍後は3ポイントの試投回数が増加し2015-2016年シーズンには前年を大きく上回る128本を成功させた。[要出典]
バスケットボールナイジェリア代表
編集ナイジェリア代表として2012年ロンドンオリンピック、2013年アフロバスケット、2015年アフロバスケット、2019年FIBAワールドカップに出場[15]。
その他
編集2007年3月、女性に対して車からBBガンを撃って怪我を負わせ逮捕された[16]。初犯であったアミヌは執行猶予つき、社会奉仕120時間を命じられた[4]。
脚注
編集- ^ “Hoops - Al-Farouq Aminu ruled Ineligible”. Georgia Tech Sports (2005年12月7日). 2011年6月20日閲覧。
- ^ a b “Player Bio”. ウェイクフォレスト大学. 2011年6月20日閲覧。
- ^ “Scout.com College Football Team Recruiting Prospects”. Scout.com (2008年). 2011年6月20日閲覧。
- ^ a b c d “2011 NBA Draft”. CBSスポーツ. 2011年6月20日閲覧。
- ^ “Mavericks sign free agent Al-Farouq Aminu”. mavs.com. (July 29, 2014) July 29, 2014閲覧。
- ^ Harris, Aminu lead as balanced Mavs hold off Rockets 111-100
- ^ “Al-Farouq Aminu, Blazers agree to 4-year, $30M deal, source says”. espn.com. (2015年7月1日) 2015年7月3日閲覧。
- ^ Thomas has 34 and Celtics beat Blazers 120-111
- ^ “Orlando Magic Sign Al-Farouq Aminu”. NBA.com (July 6, 2019). 2019年7月8日閲覧。
- ^ “Aminu Out Indefinitely With Torn Meniscus”. NBA.com (December 1, 2019). December 1, 2019閲覧。
- ^ “Bulls acquire All-Star Nikola Vucevic and Al-Farouq Aminu in trade with Magic”. NBA.com (March 25, 2021). 2021年3月26日閲覧。
- ^ “SAN ANTONIO COMPLETES TRADE WITH CHICAGO”. NBA.com (August 11, 2021). 2021年8月11日閲覧。
- ^ “SPURS WAIVE AL-FAROUQ AMINU”. NBA.com (2021年10月18日). 2021年10月19日閲覧。
- ^ “Celtics sign Al-Farouq Aminu, Norvel Pelle to 10-day contracts”. NBA.com (2021年12月25日). 2021年12月26日閲覧。
- ^ “Al-Farouq AMINU FIBA”. FIBA. 2019年9月8日閲覧。
- ^ “Wake Forest Recruit Al-Farouq Aminu Charged With Aggravated Assault”. AOL (2008年3月29日). 2011年6月20日閲覧。
外部リンク
編集- アル・ファルーク・アミヌの通算成績と情報 NBA、NBA日本、Basketball-Reference、ESPN、Eurobasket、RealGM、Yahoo