ダービーステークス

イギリスで行われる競馬の重賞競走(G1)
イギリスダービーから転送)

ダービーステークスDerby Stakes)は、イギリスエプソム競馬場、1マイル4ハロン6ヤード、約2420メートル)で行われる競馬の競走である。

ダービーステークス
Derby Stakes
2012年のダービーステークス
開催国 イギリスの旗イギリス
競馬場 エプソム競馬場
創設 1780年5月4日
2017年の情報
距離 芝12f6y(約2420m
格付け G1
賞金 賞金総額1,625,000英ポンド[1]
出走条件 サラブレッド3歳牡馬牝馬
負担重量 牡馬126ポンド(約57.2kg
牝馬123ポンド(約55.8kg)
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他国のダービーと区別するために、欧米では会場の競馬場にちなみ、特にエプソムダービーEpsom Derby)という呼称も多く見られる。日本のメディア、特にテレビなどではイギリスダービー、英ダービーと呼ばれることもある。

1776年にイギリス最古のクラシック競走・セントレジャーステークスの盛大さを見たダービー伯爵エドワード・スミス=スタンリーとイギリスジョッキークラブ会長のチャールズ・バンベリー準男爵、そしてスタンリーの義叔父であるジョン・バーゴイン将軍の3人によって、1779年に創設されていたオークスステークスの牡馬版として創設された。

概要

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この競馬競走名の由来については、1780年に創始者のダービー伯爵とバンベリー準男爵の間でいずれの名を冠するかをコイントスによって決定したとの逸話がある[2]。ダービー伯爵は創始者のバンベリー準男爵を記念して付けたかったがバンベリー準男爵は片田舎のレースに自分の名を冠されることをよしとせず、双方譲り合ったために最後はくじで決めることになったという[注 1]

出走条件は3歳限定で、繁殖馬の選定のために行われるので騸馬の出走はできない(かつては出走できた時期があったが、優勝したことはない)。1歳時に出走登録を済ませていない馬は、追加登録料を支払わないと出走できない。ダービートライアルステークスなど本競走の試走的な位置付けの競走も存在するが、日本の中央競馬トライアル競走のようなそれらの競走での上位入線による優先出走権はない。

距離は創設から3年間は1マイルの直線コースで行われ2代目・3代目・現在のコースになると1マイル4ハロン(約2400メートル)に延長されたが1991年に計測された結果、10ヤード程度ほど長いことが判明した。尚、現在の伝統のあるダービーコースは1872年から施行される様になった4代目のコースにあたる。1969年から1994年までは6月の第1水曜日に開催され、以降は6月の第1土曜日に開催されている。

なおウィンストン・チャーチル(第61・63代イギリス首相)が「ダービー馬のオーナーになることは一国の宰相になることより難しい」と述べたというエピソードがあるが、これは後世の創作であることが確認されている。しかし、それは巷間では今なお広く信じられており、ダービーに勝つことの難しさとその名誉を物語っている。なおイギリスでは第5代ローズベリー伯爵アーチボルド・プリムローズが実際に首相在任期間中に2頭のダービー馬のオーナーになったことがあるが、そのことを自慢するスピーチを行ったところ首相の地位と競馬の一競走の優勝馬の所有者の地位を同列に扱ったことを不見識と非難された[3]

現在、世界各国で本競走を模範としてダービーの名を冠した競走が開催されている。詳しくはダービー (競馬)を参照。

歴史

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1821年のダービーステークス(テオドール・ジェリコーエプソムの競馬』)
  • 1780年 創設、優勝馬はバンベリー卿の所有馬・ダイオメド(Diomed)で1065ポンド15シリングの賞金を獲得
  • 1787年 サーピーターティーズル(Sir Peter Teazle)がダービー卿の所有馬として初めて優勝
  • 1797年 馬名未登録馬が優勝
  • 1784年 施行距離を1マイルから1マイル4ハロンに延長(2代目ダービーコース)
  • 1828年 キャドランド(Cadland)とザカーネル(The Colonel)が1着同着、後日に決勝レースを施行しキャドランドが勝利
  • 1844年 ランニングレイン事件。1着入線のランニングレイン(Running Rein)が、実は別の4歳馬が替え玉として出走していたことが発覚し失格、2着馬のオーランド(Orlando)が繰上げ優勝。このほかこの競走ではもう1件出走馬の替え玉があったこと、1番人気・2番人気が2頭とも八百長により故意に敗れていたことが露見した[4]
  • 1846年 競走タイムの計測を施行
  • 1848年 施行コースを変更する(3代目ダービーコース)
  • 1872年 施行距離を1マイル4ハロン29ヤードに延長(現在のコース)
  • 1884年 ハーヴェスター(Harvester)とセントガティエン(St Gatien)がダービー史上初の同着優勝
  • 1901年 競走タイムの計測を1秒表示から1/5秒表示に変更
  • 1909年 イギリス国王・エドワード7世の所有馬・ミノル(Minoru)が優勝
1913年のニュース映像。エミリー・デイヴィソンの侵入シーンは6:00~6:22。
  • 1913年
    • 「確定(all right)」サインが出た後に異議が申し立てられ、審議の結果、1番人気で1位で入線した馬が失格となり、単勝101倍の馬が繰り上がり優勝となった[注 2]。既に当初の発表に基づく優勝の馬券の払い戻しを始めていたブックメーカーもいた。これ以降、イギリスの競馬界は「確定」の用語を使わなくなった[5][6][7]
    • 競走中、婦人参政権活動家の女性エミリー・デイヴィソン[注 3]が最終コーナー付近に侵入し、ちょうど走って来たイギリス国王・ジョージ5世の所有馬・アンマー(Anmer)の手綱を掴もうとして衝突し転倒。騎手のハーバート・ジョーンズは落馬して肋骨骨折の重傷、アンマーは空馬のままゴールに入線した。地面に叩きつけられたデイヴィソンは意識不明で病院に運ばれ、4日後に頭蓋骨骨折で死亡した[5][8][注 4]
    • 3位入線のデイコメットが審判に見逃され着外となった[要出典]
    • 上記により、4位ルヴォア、5位グレートスポーツもそれぞれ2着、3着とされた[要出典]
  • 1915年 - 1918年 第一次世界大戦によりニューマーケット競馬場ニューダービー(New Derby Stakes)の名称で施行距離1マイル4ハロンにて代替開催
  • 1921年 施行距離を1マイル4ハロンに短縮
  • 1927年 この年よりラジオ中継始まる。この時が世界初の競馬のラジオ中継となる
  • 1934年 施行距離を1マイル4ハロン5ヤードに延長
  • 1938年 施行距離を1マイル4ハロンに短縮
  • 1940年 - 1945年 第二次世界大戦によりニューマーケット競馬場で代替開催
  • 1961年 競走タイムの計測を1/5秒表示から1/10秒表示に変更
  • 1964年 競走タイムの計測を1/10秒表示から1/100秒表示に変更
  • 1991年 施行距離を実計測、1マイル4ハロン10ヤードと判明し表記を変更
  • 2017年 コース計測方法の改正により再計測を行い、1マイル4ハロン6ヤードに変更[9]
  • 2020年 新型コロナウイルス感染拡大の影響で7月に順延開催
  • 2021年 イギリスのオンライン中古車販売プラットフォーム「Cazoo」がスポンサーとなる[10]
  • 2023年 動物愛護団体の関係者が馬場に進入。計画的な犯罪行為に関与したとして31人が逮捕される[11]

歴代スポンサー

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歴代優勝馬

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回数 施行日 調教国・優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1780年5月4日 Diomed 牡3 S.Arnull サー・チャールズ・バンベリー en
第2回 1781年5月24日 Young Eclipse 牡3 C.Hindley デニス・オケリー
第3回 1782年5月9日 Assassin 牡3 S.Arnull F.Neale 第3代エグレモント伯爵 en
第4回 1783年5月29日 Saltram 牡3 C.Hindley F.Neale J.Parker
第5回 1784年5月20日 Serjeant 牡3 J.Arnull C.Khan
第6回 1785年5月5日 Aimwell 牡3 C.Hindley J.Pratt T.Panton
第7回 1786年5月31日 Noble 牡3 J.White F.Neale Lord Clemont
第8回 1787年5月24日 Sir Peter Teazle 牡3 S.Arnull 第12代ダービー伯爵
第9回 1788年5月8日 Sir Thomas 牡3 W.South F.Neale ウェールズ公ジョージ王子
第10回 1789年5月28日 Skyscraper 牡3 S.Chifney M.Stephenson 第5代ベドフォード公爵 en
第11回 1790年5月20日 Rhadamanthus 牡3 J.Arnull J.Pratt 初代グロヴナー伯爵 en
第12回 1791年6月9日 Eager 牡3 M.Stephenson M.Stephenson 第5代ベドフォード公爵
第13回 1792年5月24日 John Bull 牡3 F.Buckle J.Pratt 初代グロヴナー伯爵
第14回 1793年5月16日 Waxy 牡3 B.Clift R.Robson サー・ファーディナンド・プール
第15回 1794年6月5日 Daedalus 牡3 F.Buckle J.Pratt 初代グロヴナー伯爵
第16回 1795年5月21日 Spread Eagle 牡3 A.Wheatley R.Prince サー・フランク・スタンディッシュ
第17回 1796年5月12日 Didelot 牡3 J.Arnull R.Prince サー・フランク・スタンディッシュ
第18回 1797年6月1日 (Unnamed) 牡3 J.Singleton M.Stephenson 第5代ベドフォード公爵
第19回 1798年5月24日 Sir Harry 牡3 S.Arnull F.Neale ジョゼフ・クックソン
第20回 1799年5月9日 Archduke 牡3 J.Arnull R.Prince サー・フランク・スタンディッシュ
第21回 1800年5月29日 Champion 牡3 B.Clift T.Perren クリストファー・ウィルソン
第22回 1801年5月21日 Eleanor 牝3 J.Saunders サー・チャールズ・バンベリー
第23回 1802年6月3日 Tyrant 牡3 F.Buckle R.Robson 第3代グラフトン公爵
第24回 1803年5月26日 Ditto 牡3 B.Clift J.Lonsdale サー・ヘドワース・ウィリアムソン
第25回 1804年5月17日 Hannibal 牡3 B.Arnull F.Neale 第3代エグレモント伯爵
第26回 1805年5月30日 Cardinal Beaufort 牡3 D.Fitzpatrick D.Boyce 第3代エグレモント伯爵
第27回 1806年5月22日 Paris 牡3 J.Shepherd R.Prince 第3代フォーレー男爵 en
第28回 1807年5月14日 Election 牡3 J.Arnull D.Boyce 第3代エグレモント伯爵
第29回 1808年6月2日 Pan 牡3 F.Collinson J.Lonsdale サー・ヘドワース・ウィリアムソン
第30回 1809年5月18日 Pope 牡3 T.Goodison R.Robson 第3代グラフトン公爵
第31回 1810年6月7日 Whalebone 牡3 B.Clift R.Robson 第3代グラフトン公爵
第32回 1811年5月30日 Phantom 牡3 F.Buckle J.Edwards サー・ジョン・シェリー
第33回 1812年5月14日 Octavius 牡3 B.Arnull D.Boyce ロバート・ラドブローク
第34回 1813年6月3日 Smolensko 牡3 T.Goodisson Crouch サー・チャールズ・バンベリー
第35回 1814年5月26日 Blucher 牡3 B.Arnull D.Boyce 第2代ストール男爵
第36回 1815年5月25日 Whisker 牡3 T.Goodison R.Robson 第4代グラフトン公爵 en
第37回 1816年5月30日 Prince Leopold 牡3 W.Wheatley W.Butler ヨーク公爵フレデリック王子
第38回 1817年5月22日 Azor 牡3 J.Robinson R.Robson J P.Young
第39回 1818年5月28日 Sam 牡3 S.Chifney jr. W.Chifney トーマス・ソーンヒル
第40回 1819年5月27日 Tiresias 牡3 B.Clift R.Prince 第4代ポートランド公爵 en
第41回 1820年5月18日 Sailor 牡3 S.Chifney jr. W.Chifney トーマス・ソーンヒル
第42回 1821年6月7日 Gustavus 牡3 S.Day Crouch ジョン・ハンター
第43回 1822年5月23日 Moses 牡3 T.Goodison W.Butler ヨーク公爵フレデリック王子
第44回 1823年5月29日 Emilius 牡3 F.Buckle R.Robson ジョン・アドニー
第45回 1824年6月3日 Cedric 牡3 J.Robinson J.Edwards サー・ジョン・シェリー
第46回 1825年5月19日 Middleton 牡3 J.Robinson J.Edwards 第5代ジャージー伯爵 en
第47回 1826年5月25日 Lap-Dog 牡3 G.Dockeary Bird 第3代エグレモント伯爵
第48回 1827年5月31日 Mameluke 牡3 J.Robinson J.Edwards 第5代ジャージー伯爵
第49回 1828年5月22日 Cadland 牡3 J.Robinson D.Boyce 第5代ラトランド公爵 en
第50回 1829年6月4日 Frederick 牡3 J.Forth J.Forth ウィリアム・グラトウィック
第51回 1830年5月27日 Priam 牡3 S.Day W.Chifney ウィリアム・チフニー
第52回 1831年5月19日 Spaniel 牡3 W.Wheatley ローサー子爵 en
第53回 1832年6月7日 St Giles 牡3 B.Scott ロバート・リズデイル
第54回 1833年5月23日 Dangerous 牡3 J.Chapple アイザック・サドラー
第55回 1834年5月29日 Plenipotentiary 牡3 P.Conolly スタンレイク・バトソン
第56回 1835年6月4日 Mundig 牡3 B.Scott J.Scott ジョン・ボウズ en
第57回 1836年5月19日 Bay Middleton 牡3 J.Robinson J.Edwards 第5代ジャージー伯爵
第58回 1837年5月25日 Phosphorus 牡3 G.Edwards 第9代バーナーズ男爵
第59回 1838年5月30日 Amato 牡3 J.Chapple R.Sherwood サー・ギルバート・ヒースコート
第60回 1839年5月15日 Bloomsbury 牡3 S.Templeman W.Ridsdale ウィリアム・リズデイル
第61回 1840年6月3日 Little Wonder 牡3 W.Macdonald J.Forth デイヴィッド・ロバートソン
第62回 1841年5月26日 Coronation 牡3 P.Conolly エイブラハム・ローリンソン
第63回 1842年5月25日 Attila 牡3 B.Scott J.Scott J.Peel
第64回 1843年5月31日 Cotherstone 牡3 B.Scott J.Scott ジョン・ボウズ
第65回 1844年5月22日 Orlando 牡3 N.Flatman Cooper ジョナサン・ピール en
第66回 1845年5月28日 The Merry Monarch 牡3 F.Bell J.Scott G.Gratwicke
第67回 1846年5月27日 Pyrrhus the First 牡3 2:55 S.Day J.Day ジョン・ガリー en
第68回 1847年5月19日 Cossack 牡3 2:52 S.Templeman J.Day jr. T・H・ペドレイ
第69回 1848年5月24日 Surplice 牡3 2:48 S.Templeman J.Kent 第3代クリフトゥン子爵 en
第70回 1849年5月23日 The Flying Dutchman 牡3 3:00 C.Marlow J.Fobert 第13代エグリントン伯爵 en
第71回 1850年5月29日 Voltigeur 牡3 2:50 J.Marson R.Hill 第2代ゼットランド伯爵
第72回 1851年5月21日 Teddington 牡3 2:51 J.Marson サー・ジョゼフ・ハーレイ
第73回 1852年5月26日 Daniel O'Rourke 牡3 3:20 F.Butler J.Scott ジョン・ボウズ
第74回 1853年5月25日 West Australian 牡3 2:55 F.Butler J.Scott ジョン・ボウズ
第75回 1854年5月31日 Andover 牡3 2:52 A.Day J.Day jr. ジョン・ガリー
第76回 1855年5月23日 Wild Dayrell 牡3 2:54 R.Sherwood Rickaby フランシス・ポップハム
第77回 1856年5月28日 Ellington 牡3 3:04 T.Aldcroft T.Dawson オクタヴィウス・ヴァーノン・ハーコート en
第78回 1857年5月27日 Blink Bonny 牝3 2:45 J.Charlton W.I'Anson ウィリアム・イアンソン
第79回 1858年5月19日 Beadsman 牡3 2:54 J.Wells G.Manning サー・ジョゼフ・ハーレイ
第80回 1859年6月1日 Musjid 牡3 2:59 J.Wells G.Manning サー・ジョゼフ・ハーレイ
第81回 1860年5月23日 Thormanby 牡3 2:55 H.Custance M.Dawson ジェイムズ・メリー
第82回 1861年5月29日 Kettledrum 牡3 2:45 R.Bullcok Oates チャールズ・タウンリー
第83回 1862年6月4日 Caractacus 牡3 2:45 J.Parsons R.Smith チャールズ・スニューイング
第84回 1863年5月20日 Macaroni 牡3 2:50 T.Chaloner Gooding リチャード・ネイラー
第85回 1864年5月25日 Blair Athol 牡3 2:43 J.Snowden W.I'Anson ウィリアム・イアンソン
第86回 1865年5月31日 Gladiateur 牡3 2:46 H.Grimshaw T.Jennings フレデリック・ド・ラグランジュ伯爵
第87回 1866年5月16日 Lord Lyon 牡3 2:50 H.Custance J.Dover リチャード・サットン
第88回 1867年5月22日 Hermit 牡3 2:46 J.Daley Bloss ヘンリー・チャップリン
第89回 1868年5月27日 Blue Gown 牡3 2:50 J.Wells J.Porter サー・ジョゼフ・ハーレイ
第90回 1869年5月26日 Pretender 牡3 2:52 J.Osborne T.Dawson ジョン・ジョンストン
第91回 1870年6月1日 Kingcraft 牡3 2:45 T.French M.Dawson 第6代ファルマス子爵
第92回 1871年5月24日 Favonius 牡3 2:50 T.French J.Hayhoe メイヤー・アムシェル・ド・ロスチャイルド男爵
第93回 1872年5月29日 Cremorne 牡3 2:45 C.Maiment W.Gilbert ヘンリー・サヴィル
第94回 1873年5月28日 Doncaster 牡3 2:50 F.Webb R.Peck ジェイムズ・メリー
第95回 1874年6月3日 George Frederick 牡3 2:46 H.Custance T.Leader W・S・カートライト
第96回 1875年5月26日 Galopin 牡3 2:48 J.Morris J.Dawson バッチャーニ・グスターフ伯爵
第97回 1876年5月31日 Kisber 牡3 2:44 C.Maidment J.Hayhoe A.Baltazzi hu
第98回 1877年5月30日 Silvio 牡3 2:50 F.Archer M.Dawson 第6代ファルマス子爵
第99回 1878年6月5日 Sefton 牡3 2:56 H.Constable A.Taylor ウィリアム・スターリング・クロフォード
第100回 1879年5月28日 Sir Bevys 牡3 3:02 G.Fordham J.Hayhoe アクトン氏[14][注 5]
第101回 1880年5月26日 Bend Or 牡3 2:46 F.Archer R.Peck 初代ウェストミンスター公爵
第102回 1881年6月1日 Iroquois 牡3 2:50 F.Archer J.Pincus ピエール・ロリラード4世 en
第103回 1882年5月24日 Shotover 牝3 2:45 T.Cannon J.Porter 初代ウェストミンスター公爵
第104回 1883年5月23日 St Blaise 牡3 2:48 T.Cannon J.Porter サー・フレデリック・ジョンストン
第105回 1884年5月28日 Harvester 牡3 2:46 C.Wood R.Sherwoood Sir L.Willoughby
St Gatien 牡3 S.Loates J.Jewitt ジャック・ハモンド
第106回 1885年6月3日 Melton 牡3 2:44 F.Archer M.Dawson 第20代ヘイスティングス男爵
第107回 1886年5月26日 Ormonde 牡3 2:45 F.Archer J.Porter 初代ウェストミンスター公爵
第108回 1887年5月25日 Merry Hampton 牡3 2:43 J.Watts M.Gurry Lord Abington
第109回 1888年5月30日 Ayrshire 牡3 2:43 F.Barrett G.Dawson 第6代ポートランド公爵
第110回 1889年6月5日 Donovan 牡3 2:43 T.Loates G.Dawson 第6代ポートランド公爵
第111回 1890年6月4日 Sainfoin 牡3 2:49 J.Watts J.Porter サー・ジェイムズ・ミラー
第112回 1891年5月27日 Common 牡3 2:56 G.Barrett J.Porter サー・フレデリック・ジョンストン
第113回 1892年6月1日 Sir Hugo 牡3 2:44 F.Allsopp T.Wadlow 第3代ブラッドフォード伯爵
第114回 1893年5月31日 Isinglass 牡3 2:43 T.Loates J.Jewitt ハリー・マッカルモント en
第115回 1894年6月6日 Ladas 牡3 2:45 J.Watts M.Dawson 第5代ローズベリー伯爵
第116回 1895年5月29日 Sir Visto 牡3 2:43 S.Loates M.Dawson 第5代ローズベリー伯爵
第117回 1896年6月3日 Persimmon 牡3 2:42 J.Watts R.Marsh ウェールズ公エドワード王子
第118回 1897年6月2日 Galtee More 牡3 2:44 C.Wood S.Darling ジョン・ガビンズ
第119回 1898年5月25日 Jeddah 牡3 2:47 O.Madden R.Marsh ジェイムズ・ラーナック
第120回 1899年5月31日 Flying Fox 牡3 2:42 M.Cannon J.Porter 初代ウェストミンスター公爵
第121回 1900年5月30日 Diamond Jubilee 牡3 2:42 H.Jones R.Marsh ウェールズ公エドワード王子
第122回 1901年6月5日 Volodyovski 牡3 2:40 4/5 L.Reiff J.Huggins ウィリアム・コリンズ・ホイットニー
第123回 1902年6月4日  Ard Patrick 牡3 2:42 1/5 S.Martin S.Darling ジョン・ガビンズ
第124回 1903年5月27日  Rock Sand 牡3 2:42 4/5 D.Maher G.Blackwell サー・ジェイムズ・ミラー
第125回 1904年6月1日  St Amant 牡3 2:45 2/5 K.Cannon A.Hayhoe レオポルド・ド・ロスチャイルド
第126回 1905年5月31日 Cicero 牡3 2:39 3/5 D.Maher P.Peck 第5代ローズベリー伯爵
第127回 1906年5月30日 Spearmint 牡3 2:36 4/5 D.Maher P.Gilpin ユーステス・ローダー
第128回 1907年6月5日  Orby 牡3 2:44 0/5 J.Reiff F.McCabe リチャード・クローカー en
第129回 1908年6月3日 Signorinetta 牝3 2:39 4/5 B.Bullock C.Ginistrelli エドアルド・ジニストレーリ
第130回 1909年5月26日  Minoru 牡3 2:42 2/5 H.Jones R.Marsh イギリス王エドワード7世
第131回 1910年6月1日  Lemberg 牡3 2:35 1/5 B.Dillon A.Taylor アルフレッド・コックス
第132回 1911年5月31日  Sunstar 牡3 2:36 4/5 G.Stern C.Morton ジャック・B・ジョエル
第133回 1912年6月5日 Tagalie 牝3 2:38 4/5 J.Reiff D.Waugh ウォルター・ラファエル
第134回 1913年6月4日 Aboyeur 牡3 2:37 3/5 E.Piper T.Lewis アラン・カンリフ
第135回 1914年5月27日  Durbar II 牡3 2:36 2/5 M.McGee T.Murphy ハーマン・デュリエ en
第136回 1915年6月15日  Pommern 牡3 2:32 3/5 S.Donoghue C.Peck ソロモン・ジョエル en
第137回 1916年5月30日  Fifinella 牝3 2:36 3/5 J.Childs D.Dawson サー・エドワード・ハルトン en
第138回 1917年7月31日  Gay Crusader 牡3 2:40 3/5 S.Donoghue A.Taylor アルフレッド・コックス
第139回 1918年6月4日  Gainsborough 牡3 2:33 1/5 J.Childs A.Taylor Lady J.Douglas
第140回 1919年6月4日 Grand Parade 牡3 2:35 4/5 F.Templeman F.Barling 初代グランリー男爵 en
第141回 1920年6月2日  Spion Kop 牡3 2:34 4/5 F.O'Neil P.Gilpin ジャイルズ・ローダー
第142回 1921年6月1日 Humorist 牡3 2:36 1/5 S.Donoghue C.Morton ジャック・B・ジョエル
第143回 1922年5月31日  Captain Cuttle 牡3 2:34 3/5 S.Donoghue F.Darling 初代ウーラヴィントン男爵 en
第144回 1923年6月6日  Papyrus 牡3 2:38 0/5 S.Donoghue B.Jarvis ベン・アイリッシュ
第145回 1924年6月4日  Sansovino 牡3 2:46 3/5 T.Weston G.Lambton 第17代ダービー伯爵
第146回 1925年5月27日  Manna 牡3 2:40 3/5 S.Donoghue F.Darling ヘンリー・E・モリス
第147回 1926年6月2日  Coronach 牡3 2:47 4/5 J.Childs F.Darling 初代ウーラヴィントン男爵
第148回 1927年6月1日  Call Boy 牡3 2:34 2/5 C.Elliot J.Watts フランク・カーゾン en
第149回 1928年6月6日  Felstead 牡3 2:34 4/5 H.Wragg O.Bell サー・ヒューゴー・カンリフ=オーエン en
第150回 1929年6月5日  Trigo 牡3 2:36 2/5 J.Marshall D.Dawson ウィリアム・バーネット
第151回 1930年6月4日  Blenheim 牡3 2:38 1/5 H.Wragg D.Dawson アーガー・ハーン3世
第152回 1931年6月3日  Cameronian 牡3 2:36 3/5 F.Fox F.Darling アーサー・デュワー
第153回 1932年6月1日  April the Fifth 牡3 2:43 1/5 F.Lane T.Walls トム・ウォールズ en
第154回 1933年5月31日  Hyperion 牡3 2:34 0/5 T.Weston G.Lambton 第17代ダービー伯爵
第155回 1934年6月6日  Windsor Lad 牡3 2:34 0/5 C.Smirke M.Marsh ラージピープラ藩王マハラナ・チャートラスィングジ
第156回 1935年6月5日  Bahram 牡3 2:36 0/5 F.Fox F.Butters アーガー・ハーン3世
第157回 1936年5月27日  Mahmoud 牡3 2:33 4/5 C.Smirke F.Butters アーガー・ハーン3世
第158回 1937年6月2日  Mid-Day Sun 牡3 2:37 3/5 M.Beary F.Butters レティス・メアリ・ミラー
第159回 1938年6月1日  Bois Roussel 牡3 2:39 1/5 C.Elliot F.Darling ピーター・ベイティ
第160回 1939年5月24日  Blue Peter 牡3 2:36 4/5 E.Smith J.Jarvis 第6代ローズベリー伯爵 en
第161回 1940年6月12日  Pont L'Eveque 牡3 2:30 4/5 S.Wragg F.Darling フレッド・ダーリング
第162回 1941年6月18日  Owen Tudor 牡3 2:32 0/5 W.Nevett F.Darling キャサリン・マクドナルド=ブキャナン
第163回 1942年6月13日 Watling Street 牡3 2:29 3/5 H.Wragg W.Earl 第17代ダービー伯爵
第164回 1943年6月19日  Straight Deal 牡3 2:30 2/5 T.Carey W.Nightingall ドロシー・パジェット en
第165回 1944年6月17日  Ocean Swell 牡3 2:31 0/5 W.Nevett J.Jarvis 第6代ローズベリー伯爵
第166回 1945年6月9日  Dante 牡3 2:26 3/5 W.Nevett M.Peacock サー・エリック・オールソン
第167回 1946年6月5日  Airborne 牡3 2:44 3/5 T.Lowrey D.Perryman ジョン・E・ファーガソン
第168回 1947年6月7日  Pearl Diver 牡3 2:38 2/5 G.Bridgland P.Carter ジョフロワ・ド・ワルドナー男爵
第169回 1948年6月5日  My Love 牡3 2:40 0/5 R.Johnstone R.Carver Aga Khan III
第170回 1949年6月4日  Nimbus 牡3 2:42 0/5 C.Elliot G.Colling マリオン・グレニスター
第171回 1950年5月27日  Galcador 牡3 2:36 3/5 R.Johnstone C.Semblat マルセル・ブサック
第172回 1951年5月30日  Arctic Prince 牡3 2:39 2/5 C.Spares W.Stephenson ジョゼフ・マクグレース en
第173回 1952年5月28日  Tulyar 牡3 2:36 2/5 C.Smirke M.Marsh アーガー・ハーン3世
第174回 1953年6月6日  Pinza 牡3 2:35 3/5 G.Richards N.Bertie サー・ヴィクター・サスーン en
第175回 1954年6月2日  Never Say Die 牡3 2:35 4/5 L.Piggott J.Lawson ロバート・スターリング・クラーク
第176回 1955年5月25日  Phil Drake 牡3 2:39 4/5 F.Palmer F.Mathet スージー・ヴォルテッラ
第177回 1956年6月6日  Lavandin 牡3 2:36 2/5 R.Johnstone A.Head ピエール・ヴェルテメール en
第178回 1957年6月5日  Crepello 牡3 2:35 2/5 L.Piggott N.Murless サー・ヴィクター・サスーン
第179回 1958年6月4日  Hard Ridden 牡3 2:41 1/5 C.Smirke N.Rogers サー・ヴィクター・サスーン
第180回 1959年6月3日  Parthia 牡3 2:36 0/5 W.H.Carr C.B-Rochfort サー・ハンフリー・ドゥ・トラフォード en
第181回 1960年6月1日  St Paddy 牡3 2:35 3/5 L.Piggott N.Murless サー・ヴィクター・サスーン
第182回 1961年5月31日  Psidium 牡3 2:36.5 R.Poincelet H.Wragg エッティ・プレシュ en
第183回 1962年6月6日  Larkspur 牡3 2:37.3 N.Sellwood M.V.O'Brien Powhatan Stable
第184回 1963年5月29日  Relko 牡3 2:39.4 Y.Saint-Martin F.Mathet F.Dupre
第185回 1964年6月3日  Santa Claus 牡3 2:41.98 S.Breasley M.Rogers ジョン・イズメイ
第186回 1965年6月2日  Sea Bird 牡3 2:38.41 T.P.Glennon E.Pollet ジャン・テルニンク
第187回 1966年5月25日  Charlottown 牡3 2:37.63 S.Breasley G.Smyth ジア・ワーナー en
第188回 1967年6月7日  Royal Palace 牡3 2:38.30 G.Moore N.Murless ジム・ジョエル
第189回 1968年5月29日  Sir Ivor 牡3 2:38.73 L.Piggott M.V.O'Brien Powhatan Stable
第190回 1969年6月4日  Blakeney 牡3 2:40.30 G.Moore I.Balding アーサー・M・バジェット
第191回 1970年6月3日  Nijinsky 牡3 2:34.68 L.Piggott M.V.O'Brien チャールズ・W・エンゲルハード・ジュニア
第192回 1971年6月2日  Mill Reef 牡3 2:37.14 G.Lewis I.Balding Rokeby Stable
第193回 1972年6月7日  Roberto 牡3 2:36.09 L.Piggott M.V.O'Brien Darby Dan Farm
第194回 1973年6月6日  Morston 牡3 2:35.92 E.Hide A.Budgett アーサー・M・バジェット
第195回 1974年6月5日  Snow Knight 牡3 2:35.04 B.Taylor P.Nelson N.Phillips & Windfields Farm
第196回 1975年6月4日  Grundy 牡3 2:35.35 P.Eddery P.Walwyn Scuderia Vittadini Sociedad Regular Colectiva
第197回 1976年6月2日  Empery 牡3 2:35.69 L.Piggott M.Zilber ネルソン・バンカー・ハント en
第198回 1977年6月1日  The Minstrel 牡3 2:36.44 L.Piggott M.V.O'Brien ロバート・サングスター en
第199回 1978年6月7日  Shirley Heights 牡3 2:35.30 G.Starkey J.Dunlop 第2代ハリファックス伯爵 en
第200回 1979年6月6日  Troy 牡3 2:36.59 W.Carson W.Hern マイケル・ソベル en
アーノルド・ウェインストック en
第201回 1980年6月4日  Henbit 牡3 2:34.77 W.Carson W.Hern Mr A.Plesch
第202回 1981年6月3日  Shergar 牡3 2:44.21 W.Swinburn M.Stoute アーガー・ハーン4世
第203回 1982年6月2日  Golden Fleece 牡3 2:34.27 P.J.Eddery M.V.O'Brien ロバート・サングスター
第204回 1983年6月1日  Teenoso 牡3 2:49.07 L.Piggott G.Wragg エリック・モラー
第205回 1984年6月6日  Secreto 牡3 2:39.12 C.Roche D.O'Brien ルイージ・ミリティ
第206回 1985年6月5日  Slip Anchor 牡3 2:36.23 S.Cauthen H.Cecil 第9代ハワード・ドゥ・ウォールデン男爵
第207回 1986年6月4日  Shahrastani 牡3 2:37.13 W.Swinburn M.Stoute アーガー・ハーン4世
第208回 1987年6月3日  Reference Point 牡3 2:33.90 S.Cauthen H.Cecil ルイス・フリードマン
第209回 1988年6月1日  Kahyasi 牡3 2:33.84 R.Cochrane L.Cumani アーガー・ハーン4世
第210回 1989年6月7日  Nashwan 牡3 2:34.90 W.Carson W.Hern ハムダン・ビン=ラーシド・アール=マクトゥーム en
第211回 1990年6月6日  Quest for Fame 牡3 2:37.26 P.Eddery R.Charlton ハーリド・ビン・アブドゥッラー王子
第212回 1991年6月5日  Generous 牡3 2:34.00 A.Munro P.Cole ファハド・ビン=サルマーン・アブドゥル=アズィーズ・アール=サウード en
第213回 1992年6月3日  Dr Devious 牡3 2:36.19 J.Reid P.C-Hyam シドニー・クレイグ en
第214回 1993年6月2日  Commander in Chief 牡3 2:34.51 M.Kinane H.Cecil ハーリド・ビン・アブドゥッラー王子
第215回 1994年6月1日  Erhaab 牡3 2:34.16 W.Carson J.Dunlop ハムダン・ビン=ラーシド・アール=マクトゥーム
第216回 1995年6月10日  Lammtarra 牡3 2:32.31 W.Swinburn S.bin Suroor サイード・ビン=マクトゥーム・アール=マクトゥーム en
第217回 1996年6月8日  Shaamit 牡3 2:35.05 M.Hills W.Haggas ハリーファ・ダスマル
第218回 1997年6月7日  Benny the Dip 牡3 2:35.77 W.Ryan J.Gosden L.Knight & Claiborne Farm
第219回 1998年6月6日  High-Rise 牡3 2:33.88 O.Peslier L.Cumani ムハンマド・オベイド・アール=マクトゥーム
第220回 1999年6月5日  Oath 牡3 2:37.43 K.Fallon H.Cecil サラブレッド・コーポレーション en
第221回 2000年6月10日  Sinndar 牡3 2:36.75 J.Murtagh J.Oxx アーガー・ハーン4世
第222回 2001年6月9日  Galileo 牡3 2:33.27 M.Kinane A.O'Brien スーザン・マグナー
第223回 2002年6月8日  High Chaparral 牡3 2:39.45 J.Murtagh A.O'Brien マイケル・テイバー
第224回 2003年6月7日  Kris Kin 牡3 2:33.35 K.Fallon M.Stoute サイード・スハイル
第225回 2004年6月5日  North Light 牡3 2:33.72 K.Fallon M.Stoute バリーマコール・スタッド
第226回 2005年6月4日  Motivator 牡3 2:35.69 J.Murtagh M.Bell ロイヤル・アスコット・レーシング・クラブ
第227回 2006年6月3日  Sir Percy 牡3 2:35.23 M.Dwyer M.Tregoning アンソニー・パケナム
第228回 2007年6月2日  Authorized 牡3 2:34.77 L.Dettori P.C-Hyam サレハ・アル=ホマイジ
イマード・アル=サガール
第229回 2008年6月7日  New Approach 牡3 2:36.50 K.Manning J.Bolger Mrs. J.Bolger
第230回 2009年6月6日  Sea the Stars 牡3 2:36.74 M.Kinane J.Oxx クリストファー・ツイ
第231回 2010年6月5日  Workforce 牡3 2:31.33 R.Moore M.Stoute ハーリド・ビン・アブドゥッラー王子
第232回 2011年6月4日  Pour Moi 牡3 2:34.54 M.Barzalona A.Fabre ジョン・マグナー夫人、マイケル・テイバー、デレック・スミス
第233回 2012年6月2日  Camelot 牡3 2:33.90 J.O'Brien A.O'Brien デレック・スミス、ジョン・マグナー夫人、マイケル・テイバー
第234回 2013年6月1日  Ruler of the World 牡3 2:39.06 R.Moore A.O'Brien ジョン・マグナー夫人、マイケル・テイバー、デレック・スミス
第235回 2014年6月7日  Australia 牡3 2:33:63 J.O'Brien A.O'Brien D.Smith, Mrs J.Magnier, M.Tabor, T.Ah Khing
第236回 2015年6月6日  Golden Horn 牡3 2:32:32 L.Dettori J.Gosden A.Oppenheimer
第237回 2016年6月4日  Harzand 牡3 2:40.09 P.Smullen D.Weld HH Aga Khan IV
第238回 2017年6月3日  Wings of Eagles 牡3 2:33.02 P.Beggy A.O'Brien D.Smith, Mrs J.Magnier, M.Tabor
第239回 2018年6月2日  Masar 牡3 2:34.93 W.Buick C.Appleby Godolphin
第240回 2019年6月1日  Anthony Van Dyck 牡3 2:33.38 S.Heffernan A.O'Brien D.Smith, Mrs J.Magnier, M.Tabor
第241回 2020年7月4日  Serpentine 牡3 2:34.43 E.McNamara A.O'Brien M.Tabor,D.Smith, Mrs J.Magnier
第242回 2021年6月5日  Adayar 牡3 2:36.85 A.Kirby C.Appleby Godolphin
第243回 2022年6月4日  Desert Crown 牡3 2:36.38 R.Kingscote M.Stoute Saeed Suhail
第244回 2023年6月3日  Auguste Rodin 牡3 2:33.88 R.Moore A.O'Brien Tabor / Smith / Magnier / Westernberg
第245回 2024年6月1日  City Of Troy 牡3 2:38.32 R.Moore A.O'Brien Tabor / Smith / Magnier

記録

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  • 最多勝利騎手 - 9勝
  • 最多連覇騎手 - 3連覇
    • Steve Donoghue(1921 - 23)
  • 最多勝利調教師 - 10勝
  • 最多出走頭数 - 34頭(1862)[16]
  • 最少出走頭数 - 4頭(1794)[16]
  • 牝馬の勝利 - 6頭

各国の「ダービー」

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脚注

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注釈

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  1. ^ 現在、バンベリー準男爵の名を冠したバンベリーカップenと言う競走もあり、ニューマーケット競馬場で行われている。
  2. ^ 4頭がもつれあってゴール、決勝審判は1番人気のクラガノール(Craganour)が1着、アタマ差の2着に単勝101倍の大穴アボイヤール(Aboyeur)、クビ差の3着に2000ギニー優勝馬のルーヴォイス(Louvois)と判定した。一度は確定(all right)を知らせる旗があがったが、主席裁決委員が異議を申し出て審議が行われた。審議の結果、ゴール直前にクラガノールがアボイヤールの妨害を行ったとして、判定が覆ってクラガノールは失格、アボイヤールが優勝と裁定された。一度確定サインが出たので、既にクラガノール優勝の馬券の払い戻しを始めていたブックメーカーもいた。これ以降、イギリスの競馬界は「確定」の用語を使わなくなった。なおこの主席裁決委員はクラガノールの生産者であった。当時の観客は、裁定とは逆に、ゴール前の混戦ではアボイヤールが加害馬でクラガノールが被害馬であると考えていたという。この年の2000ギニーでは、クラガノールとルーヴォイスが内外大きく離れてゴールに入り、決勝審判によってルーヴォイス1着と判定された。しかし実際には反対側にいたクラガノールのほうが1馬身前にいたのではないかとの疑いがある(当時はまだ写真判定導入前だった)。クラガノールの馬主は、前年に沈没して1500名あまりの死者を出したタイタニック号の社主の一族で、同社のブルース・イズメイ会長はタイタニック号に乗り合わせていたが自分は助かっていた。クラガノールの馬主はその実弟バウアー・イズメイであり、当時この一族はイギリス中から白眼視されていた。2000ギニーとダービーの主席裁決委員は同一人物であり、馬主であるバウアーはこの主席裁決委員の義理の妹と不倫をしており、主席裁決委員も個人的にバウアーを嫌悪していたという。また、この時の裁決委員は、規定上の定数3名に足りず、2名しかいなかったことがわかっている[5][6][7]
  3. ^ エミリー・デイヴィソンは、オックスフォード大学を卒業したあと、婦人参政権の活動家となって示威行為を繰り返し、7年間に9回投獄されている。罪状のなかには、ロンドンの路上の電信柱への放火、議会への侵入などがある。監獄ではハンガーストライキを行って3回出獄している[5][6]
  4. ^ エミリー・デイヴィソンが加害した馬が国王の所有馬であったために、当時、彼女は王室を狙って注目を集めようとしたのだろうとみなされた。しかし、もとから彼女と行動をともにしていた一部の活動家を除いて、当時の世間の多くはその行為を賞賛しなかった。エミリーは実際には先頭を走っていたアボイヤールに近づこうとしたがうまくいかず、最後尾から3頭目を進んできたアンマーに接触している。今では、彼女には馬の見分けはつかず、衝突した馬がたまたま王室の馬だったのだろうと考えられている。また、彼女は帰りの切符などを所持していたことから、自身の命を賭すつもりはなく、意図せず誤って馬に衝突したものと今では考えられている[5]。ただし彼女は遺書などを携えていなかったので、真意がどうであったかはわかっていない[6][5]
  5. ^ アクトン氏(Mr.Acton)とは、当時のロスチャイルド家当主のライオネル・ド・ロスチャイルドが使っていた仮定名称である[15]。ただし、実際にはその息子のレオポルド・ド・ロスチャイルドが実務を担っていたと広く考えられている[15]。レオポルドは1904年にSt. Amantで自分自身の名義でダービーを勝った[15]。なお、ライオネルはこの競走の6日後の1879年6月3日に死去している。

出典

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  1. ^ IFHA Investec Derby 2014年12月4日閲覧。
  2. ^ 【世界史の遺風】(8)ダービー卿-馬で名を残した英国貴族(MSN産経ニュース 2012年5月24日)
  3. ^ 原田俊治『世界の名馬』(サラブレッド血統センター)、209頁。
  4. ^ 『ダービー その世界最高の競馬を語る』p27-35「ランニングレイン事件」
  5. ^ a b c d e f 『ダービー その世界最高の競馬を語る』p83-88「もっとも不運な牡駒」
  6. ^ a b c d 『The Derby : A celebration of the world's most famous horse race』p146-151「Tragedy at Tattenham Corner」
  7. ^ a b 『Biographical Encyclopaedia of British Flat Racing』p2「Aboyeur」
  8. ^ 『英国競馬事典』p55「エプソム競馬場」
  9. ^ CHANGES TO FLAT RACE DISTANCE MEASUREMENTS - British Horseracing Authority、2017年6月25日閲覧
  10. ^ a b c d 英ダービー、新スポンサーが決定”. JRA-VAN ver.World. 2021年4月2日閲覧。
  11. ^ オーギュストロダン制覇の英ダービーに乱入者、逮捕者31人に | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2023年7月3日閲覧。
  12. ^ 英国ダービー、インベステック社との長期契約で最高額レースに返り咲く(イギリス)[開催・運営] - 海外競馬ニュース - 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル (JAIRS)”. jairs-cs2.coresoft-net.co.jp. 2021年4月2日閲覧。
  13. ^ “ダービーと英オークス、ブックメーカーのベットフレッドが新スポンサーに”. https://world.jra-van.jp/news_amp/N0012695/ 2023年6月7日閲覧。 
  14. ^ ニューヨーク・タイムズ氏 1879年5月29日付 2013年11月29日閲覧
  15. ^ a b c 『ダービー その世界最高の競馬を語る』p67-69「ロスチャイルド家の幸運」
  16. ^ a b 60 Facts and Figures about the Epsom Derby

各回競走結果の出典

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  • 1780年から1889年までの優勝馬、優勝騎手、馬主の出典:Muir, J. B. (1890). Raciana, Or, Raiders' Colours of the Royal, Foreign, and Principal Patrons of the British Turf from 1762 to 1883 (英語). London: J. B. Muir. pp. 174–178.
  • レーシング・ポストより(最終閲覧日:2017年8月16日)

書誌情報

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  • 『ダービー その世界最高の競馬を語る』アラステア・バーネット、ティム・ネリガン著、千葉隆章・訳、(財)競馬国際交流協会刊、1998
  • 『The Derby : A celebration of the world's most famous horse race』,Michael Wynn Jones,Croom Helm,London,1979
  • 『英国競馬事典』,レイ・ヴァンプルー、ジョイス・ケイ共著,山本雅男・訳,財団法人競馬国際交流協会・刊,2008
  • 『Biographical Encyclopaedia of British Flat Racing』Roger Mortimer and Richard Onslow and Peter Willet,Macdonald and jane's,1978,ISBN 0354085360

関連項目

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外部リンク

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