クルカ川
(クルカから転送)
クルカ川(クロアチア語: Krka)は、クロアチア、ダルマチア地方を流れる河川である。総延長は73キロメートルであり、スクラディンスキ・ブク (Skradinski buk) と呼ばれる多数の滝で知られる。
クルカ川 | |
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クルカ国立公園 | |
水系 | クルカ川 |
延長 | 73 km |
平均流量 | 50 m3/s |
流域面積 | 2088 km2 |
水源 | ディナル・アルプス |
河口・合流先 | アドリア海 |
流域 | クロアチア、ダルマチア地方 |
川の源泉はクロアチアとボスニア・ヘルツェゴビナの国境の近く、ディナル・アルプス山脈のふもとにある。川はダルマチア内陸部(ダルマティンスカ・ザゴラ)地方のクニンを通って南下し、スクラディン (Skradin) 付近でアドリア海に出る。川沿いにローマ・カトリック教会のヴィソヴァツ修道院 (Visovac Monastery) とセルビア正教会のクルカ修道院 (Monastery Krka) がある。
途中にはスクラディンスキ・ブク (Skradinski buk) と呼ばれる有名な多数の滝があり、クルカ国立公園の一角をなしている[1]。スクラデンスキ・ブクにはクロアチアで初の水力発電所が設けられた。この水力発電所は、近接するシベニクに1895年8月28日から電力を供給し始め、シベニクは世界で初めて水力による電力供給を受ける町となった(ナイアガラ滝近くのアダムス電力発電所はこれより3日早い8月25日に操業開始したが、バッファローまでの送電線路は1年以上後の1986年11月16日までなかった)。
支流
編集脚注
編集- ^ “皇帝も絶賛したクロアチアの滝はヨーロッパ初の水力発電所を生んだ”. 文藝春秋 (2016年1月14日). 2018年8月8日閲覧。