グレイス・ジョーンズ
グレイス・ジョーンズ[1](Grace Jones、1948年5月19日[2] - )は、ジャマイカ系アメリカ人の歌手、モデル、女優。 1970年代初頭から[3]ブラック・ニュー・ウェイブの代表的モデルとして活躍し[3]、アンディ・ウォーホールのミューズとなった[4][5]。
グレイス・ジョーンズ Grace Jones | |
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基本情報 | |
出生名 | ビヴァリー・グレイス・ジョーンズ(Beverly Grace Jones) |
生誕 | 1948年5月19日(76歳) |
出身地 | ジャマイカ スパニッシュ・タウン |
ジャンル |
ディスコ レゲエ |
職業 |
女優 シンガー ファッションモデル |
活動期間 | 1976年 - |
レーベル | アイランド・レコード |
共同作業者 | スライ&ロビー |
身長はヒールをはいて6フィート、体重は118ポンド、バストは32インチ、ウエストは23インチ、ヒップは35インチ(1982年12月4日、2度目の来日時の記者会見での質問に対する本人の応答)[3]。
来歴
編集聖職者の父と政治家の母の間に生まれ育つ。1965年にジャマイカからニューヨークへ移住し、シラキューズにあるオノンダガ・コミュニティ・カレッジで演劇を専攻した。その後、179cm[6]の長身を生かしファッション・モデルとして活躍。NYのクラブ「Studio54」にてアンディ・ウォーホルと交流を深め、作品のミューズになった[6]。
1976年、三宅一生ファッションショー「三宅一生と12人の黒い女たち」(渋谷西武劇場)参加のため、初来日[3][7]。
1976年にレコードデビューし[3]、1977年にアイランド・レコードと契約[3]。同レーベルとの契約の間、ダンスクラブでのヒットと同性愛者コミュニティでの支持を得た[3]。
1980年にリリースしたシングル「Private Life」は、スライ&ロビーらジャマイカのアーティストが参加した[8]レゲエの楽曲で、全英シングルチャート17位を記録した[9]。
1981年にリリースされたアルバム『ナイトクラビング』は、『NME』誌のアルバム・オブ・ザ・イヤーに選出されている。同年に発表したシングル「Pull Up To The Bumper」は、アメリカのホット・ダンス・クラブ・プレイ・チャートで7週連続2位、R&Bチャートで最高5位を記録[10]。
1985年にイギリスでもリリースされた「Pull Up To The Bumper」は、全英シングルチャート12位を記録するヒットとなった[11]。また、同年にリリースしたシングル「Slave To The Rhythm」も12位を記録した[12]。 アルバムジャケットの多くをジャン=ポール・グードが手掛けている[13]。
2008年には、マッシヴ・アタックがキュレーターを務めたメルトダウン・フェスティバルに招かれステージに立った[14]。
モデル業、歌手業と並行し、アーノルド・シュワルツェネッガーの映画『キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2』や、ロジャー・ムーア、クリストファー・ウォーケンらと共演した『007/美しき獲物たち』に出演するなど女優としても活躍している[15]。
ディスコグラフィ
編集スタジオ・アルバム
編集- 『ポートフォリオ』 - Portfolio(1977年)
- 『暗黒の女王』 - Fame(1978年)
- Muse(1979年)
- 『ウォーム・レザーレット』 - Warm Leatherette(1980年)
- 『ナイトクラビング』 - Nightclubbing(1981年)
- 『リヴィング・マイ・ライフ』 - Living My Life(1982年)
- 『スレイヴ・トゥ・ザ・リズム』 - Slave to the Rhythm(1985年)
- 『インサイド・ストーリー』 - Inside Story(1986年)
- 『バレットプルーフ・ハート』 - Bulletproof Heart(1989年)
- Hurricane(2008年)
コンピレーション・アルバム
編集- 『ベスト・オブ・グレース・ジョーンズ〜ラ・ヴィ・アン・ローズ』 - Island Life(1985年)
- The Ultimate(1993年)
- 『ザ・コンパス・ポイント・セッションズ』 - Private Life: The Compass Point Sessions(1998年)
- 20th Century Masters – The Millennium Collection: The Best of Grace Jones(2003年)
- The Universal Masters Collection(2003年)
- The Collection(2004年)
- The Grace Jones Story(2006年)
- The Ultimate Collection(2006年)
- Icon(2013年)
- Disco(2015年)
フィルモグラフィ
編集公開年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 |
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1973 | ゴードンの戦い Gordon's War |
メアリー | |
1981 | 情婦(おんな)たちの挽歌 Deadly Vengeance |
||
1984 | キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2 Conan the Destroyer |
ズーラ | |
1985 | 007/美しき獲物たち A View To A KIll |
メイデイ | |
1986 | ヴァンプ VAMP |
カトリーナ | |
1987 | ストレート・トゥ・ヘル Straight to Hell |
ソーニャ | |
シェスタ Siesta |
コンチータ | ||
1992 | ブーメラン Boomerang |
ストレンジ | |
1995 | パシフィカ Cyber Bandits |
マサコ・ヨコハマ | |
1998 | トレジャー・ミッション/破壊島 McCinsey's Island |
アランソ・リクター | |
2001 | ズールー大戦争 Shaka Zulu: The Citadel |
女王 | テレビ映画 |
ザ・ウルフ Wolf Girl |
クリストフ/クリスティーン | テレビ映画 | |
2008 | ROCK ME AMADEUS ~ファルコ 運命に翻弄されたスーパースター Falco - Verdammt, wir leben noch! |
ケルネリン |
CM
編集脚注・出典
編集- ^ 「グレース・ジョーンズ」の表記もある。
- ^ 『5月19日はグレイス・ジョーンズの誕生日です』 2014年5月19日 FASHION HEADLINE
- ^ a b c d e f g 「ミニインタビュー グレイス・ジョーンズ」『シティロード』1983年1月号、エコー企画、76頁。
- ^ “Grace Jones (Getty Museum)”. www.getty.edu. 2010年4月29日閲覧。
- ^ “Grace Jones is Back”. evilmonito.com. 2010年4月29日閲覧。
- ^ a b [1] IMDB GRACE JONES DATA BASE
- ^ SHIBUYA PARCO since1973.6.14 overview p.8 渋谷パルコ公式。MILES SOCH (2022–08–09). “Issey Miyake: A Look Back at a Fashion Maverick He founded his design studio in 1970 and made it synonymous with colorful, practical and innovative designs.” (英語). Women's Wear Daily. 2022–08–09時点のオリジナルよりアーカイブ。2023–03–11閲覧。松岡正剛の千夜千冊 スザンナ・フランケル ヴィジョナリーズ 23人のファッションデザイナーたちの哲学 Pヴァイン・ブックス 2005
- ^ [2] Discogs Grace Jones – Warm Leatherette
- ^ [3] Music Week Grace Jones - Private Life
- ^ Whitburn, Joel (2004). Billboard's Hot Dance/Disco 1974-2003. Record Research Inc.
- ^ [4] Music Week Grace Jones - Pull Up To The Bumper/La Vie En Rose
- ^ [5] Music Week Grace Jones - Slave To The Rhythm
- ^ [6] jean-paul goude Site Biography
- ^ [7] 2008 Meltdown Database
- ^ [8] IMDB Grace Jones Actress Database
外部リンク
編集- グレイス・ジョーンズ (GraceJonesOfficial) - Facebook
- グレイス・ジョーンズ - IMDb
- グレイス・ジョーンズ - Discogs