シファッソークタム学名genus Siphusauctum)は、古生代カンブリア紀中期のに棲息していた生物。バージェス動物群の中から発見され、トロント大学のローナ・オブライエンとジーン・キャロンにより2012年に発表された。名は「大きな(auctus)」「杯(siphus)」の意。種名は「群れ(gregalis)」

シファッソークタム
生息年代: 510 Ma
シファッソークタムの化石と模式図
保全状況評価
絶滅(化石
地質時代
古生代カンブリア紀中期
分類
: 動物界 Animalia [注釈 1]
: 不明
: シファッソークタム属 Siphusauctidae
学名
genus Siphusauctum 
O'Brien & Caron, 2012
和名
シファッソークタム
英名
Siphusauctum
下位分類(
  • シファッソークタム・グレガリウム
    Siphusauctum gregarium 
    O'Brien & Caron, 2012


概要

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シファッソークタムの解剖模式図

体長は20cmほど。長い茎のような構造の先端に、チューリップの蕾のような頭部がある。"茎"の反対側の先端は円盤状になっており、海底に錨着していたと考えられる。
頭部は、中心に穴があり、それを6つの鞘のような構造が囲む。鞘の底には1つずつ穴があり、この穴から海中の有機物を吸い込み、中心の穴から吐き出していたようである。
また、種名の通り群生していた。42個体分の標本が密集して発見されているからである。
現生生物との類縁関係は全く不明。

脚注

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  1. ^ 動物界より上位の階級(ドメイン真核生物、等)は省略する。

参考文献

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  • 土屋健『生物ミステリーPRO エディアカラ紀・カンブリア紀の生物』 技術評論社 2013年 ISBN 978-4-7741-6084-9


関連項目

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