ショットガン (ニュース)
概要
編集従来の5分間(実際にはステーションブレイク=スポットコマーシャルがあるので正味2 - 3分間)のニュースとは別に、主として番組切り替え前の毎正時前1分間を使い、フジテレビの女性アナウンサーなどが担当して最新の重要なニュースを簡潔に伝えるというユニークな放送体裁を取って行われた。関東ローカル番組として放送されたが、19:58からの放送は、全国ネットで放送された(フジテレビ以外の大半は各局独自タイトルに差し替え)。
番組冒頭に通算回数を表示し(後述の19:58では関東のみ)、担当アナウンサーの顔面をアップにして映し出す。また、一部の時間帯では、フリーアナウンサーの中安みゆきが関西訛りでニュースを伝えるなどそれまでのニュースとは違った演出もなされた。
本番組が終了した後も19:58の全国ネット枠は、『FNNニュース』として、体裁を通常のミニニュース枠に戻し、(一部曜日を除き)1994年9月まで続けられた。
1987年10月に放送された「なんてったって好奇心」(「ドキュメント・フジテレビ10月改編の裏側」)において、この番組をスタートさせるに至る経緯が紹介されているが、この中では当初の構想として、「日中の毎正時に限りなく近い時間帯に、1分間の情報ゾーンを設ける」ものであったことが紹介されている。さらに、午後0時59分にも同枠を編成すべく、当時の「笑っていいとも!」プロデューサーであった横澤彪と編成担当者が折衝する様子も紹介されていた。
放送時間
編集- 平日は7:58、9:59、14:00、16:00、19:58の5回。19:58に限り全国ネット(地域によってタイトル差し換えあり)
- 土・日は全国ネットの19:58のみだが、日は1987年だけ8:59、19:58の2回放送されていた。
- 19:58放送版は当初は土・日のみだったが、1988年から月・水にも放送枠を広げた。
- なお、火曜日と金曜日は、『火曜ワイドスペシャル』と『金曜おもしろバラエティ』といった19:30 - 20:54の単発特別番組枠が設置されていたため、さらに木曜日は、19:54からのミニ番組『歴史をたずねて』が設置されていたため、それぞれ放送なし。
- 番組内容
系列局の対応
編集テレビ新広島では、平日の夕方に『tssショットガン』のタイトルで自主制作を行っていた。当初は、『桃色学園都市宣言!!』直前の『ショットガン』の差し替えだったが、同時間帯が再放送枠に移行した後も1990年代前半まで続けられた。内容は、『tssスーパータイム』の内容予告が中心で、同番組のメインキャスター(笠間雅一→棚田徹)が担当した。こちらは一般的なニュース番組のフォーマットで放送された。また、広島県内で行われた地方選挙の際、ミニ番組枠を使用して『tss選挙ショットガン』とのタイトルで開票結果を放送した。
前述のように19:58からの枠は全国ネット対応であったが、『ショットガン』という番組名は関東ローカルであったことから、ネット局ではそれぞれ独自のタイトルに改題していた(「ショットガン」という名称を用いていた局も一部あったが、各局名を加えるなど何らかの変更はされていた)。ネット各局のタイトル改題例として、関西テレビでは『KTVニュースフラッシュ』、テレビ西日本では『TNCニュース』(いずれも一般的なフォーマットによる定時ニュースと共通のタイトル)、福島テレビでは『FNNテレスポット』、テレビ静岡では『FNNテレビ静岡ニュースフラッシュ』、山陰中央テレビでは『TSKニュース』などである[1]。また、テレビ新広島ではローカル枠と同様『tssショットガン』とのタイトルで放送されたが、タイトルロゴは、フジテレビと同じデザインで上に「tss」を加えた白テロップが使用された。なお当然ながら「ショットガン」というタイトルコールは関東ローカルで放送され、その間系列局ではタイトルテロップのみが出た無音だった。
脚注
編集- ^ なお、フジテレビでの番組タイトル表示位置に合わせ、各局とも右下に小さく、丸枠をつけるか改題した番組ロゴを円形に近いレイアウトで表記するなどしていた。