セカンドパーティー
セカンドパーティー(Second Party)は、テレビゲーム業界において、プラットフォームホルダーが発売するゲームソフトの企画・開発をする外部の企業群のこと。
元々任天堂が提唱した言葉で、サードパーティーからの造語である。2019年現在でも任天堂による使用例がある[1]。
ソフトの売り上げを計上する際、こちらはファーストパーティーと合計して計上することが多い[2]。
なお、SCE系の企業ではサテライトカンパニーという名称をつかっている[3]。
ゲームソフト業界以外の産業では単に下請負(下請け)などと呼ぶ。
半導体など同一仕様の製品をセカンドソースと呼ぶがこちらは第三者として製造されているためサードパーティーとしての関係である。
主なセカンドパーティー
編集- 任天堂系
- SRD
- ハル研究所
- インテリジェントシステムズ
- ゲームフリーク - 任天堂と共同でポケモンシリーズの権利を所有しているが、資本関係はない。
- キャメロット
- クリーチャーズ - 任天堂と共同でポケモンシリーズの権利を所有しているが、資本関係はない。
- レトロスタジオ
- モノリスソフト
- エヌディーキューブ
- 1-UPスタジオ(旧称:ブラウニーブラウン)
- ジニアス・ソノリティ
- Next Level Games
- ソラ
- グレッゾ
- マイクロソフト系
- Epic Games
- レア - かつては任天堂の子会社だったが、2002年9月以降マイクロソフトの子会社になった[4]。
- ベセスダ・ソフトワークス - 2020年9月に買収されセカンドパーティーになったものの、独立性は一部維持される[5]。
- Ninja Theory
かつてセカンドパーティーだった企業
編集- セガ系
- シムス
- ユナイテッド・ゲーム・アーティスツ
- セガ・ロッソ
- アミューズメントヴィジョン
- スマイルビット
- セガワウ
- SEGA-AM2 - セガに吸収されたのち、2015年4月1日付けでセガ・インタラクティブが承継。
- ソニックチーム - セガに吸収されたのち、2015年4月1日付けでセガゲームスが承継。
- デジタルレックス
- ヒットメーカー
- ソニー・コンピュータエンタテインメント系
- アーク・エンタテインメント(2000年にSCEIに吸収合併)
- シュガーアンドロケッツ(2000年にSCEIに吸収合併)
- コントレイル(2000年にSCEIに吸収合併)
- ジーアーティスツ(現在:epics)
- セリウス
- バンダイ系
- SNK(初代法人)系
- 現在は何れもSNKプレイモア→SNK(二代目法人)に統合されている。
- エーディーケイ(ADK)
- ザウルス
- 夢工房
- 現在は何れもSNKプレイモア→SNK(二代目法人)に統合されている。
脚注
編集- ^ “第79期 定時株主総会 質疑応答(要旨)”. 任天堂公式サイト 株主・投資家向け情報 IRライブラリー. 2023年9月21日閲覧。
- ^ 例えばgame watch 2008年9月5日の記事など
- ^ “インタビュー 日野 晃博さん”. PlayStation.com(Japan)|PS World. 2011年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年9月29日閲覧。
- ^ 任天堂がレア社の株式をマイクロソフトに売却
- ^ “ベセスダはマイクロソフトに買収された後も半独立で運営を続ける”. IGN Japan (2020年9月24日). 2020年9月26日閲覧。