蔡 明亮ツァイ・ミンリャンMing-liang Tsai, 1957年10月27日 - ) は、台湾で活動する映画監督脚本家

 ツァイ・ミンリャン
蔡明亮
蔡明亮
生年月日 (1957-10-27) 1957年10月27日(67歳)
出生地 マレーシアの旗 マレーシア クチン
職業 映画監督脚本家
活動期間 1989年 -
主な作品
愛情萬歳
西瓜
受賞
カンヌ国際映画祭
国際映画批評家連盟賞
1998年Hole-洞
ヴェネツィア国際映画祭
金獅子賞
1994年愛情萬歳
審査員大賞
2013年郊遊 ピクニック
国際映画批評家連盟賞
1994年『愛情萬歳』
2003年楽日
ベルリン国際映画祭
銀熊賞(審査員特別賞)
1997年
銀熊賞(芸術貢献賞)
2005年西瓜
アルフレッド・バウアー賞
2005年『西瓜』
テディ賞 審査員特別賞
2020年日子
国際映画批評家連盟賞
2005年『西瓜』
全米映画批評家協会賞
最優秀未公開映画賞
2013年『郊遊 ピクニック』
その他の賞
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蔡明亮
各種表記
繁体字 蔡明亮
簡体字 蔡明亮
拼音 Cài Míngliàng
和名表記: さい めいりょう
発音転記: ツァイ ミンリャン
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来歴

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1957年10月27日マレーシアクチンで生まれた。1977年、20歳の時に台湾に渡った。中国文化大学演劇科で映画演劇を学んだ後、1984年から脚本家として活動を始め、同時にテレビドラマの演出も手がけた。

1992年、初の長編青春神話』を発表。台湾の中時晩報主催の映画賞で最優秀作品賞を受賞。翌1993年には第6回東京国際映画祭のヤングシネマ部門ブロンズ賞を受賞した。1994年、長編2作目の『愛情萬歳』を発表。第51回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門に出品され、金獅子賞を受賞。第31回金馬奨では作品賞と監督賞を受賞した。1997年には3作目となった『』を発表。第47回ベルリン国際映画祭審査員グランプリを受賞。翌1998年には一部ミュージカルの要素を取り入れた『Hole-洞』を発表。第51回カンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞した。

2001年、『ふたつの時、ふたりの時間』をフランスとの合作で製作し、常連のリー・カンションの他にジャン=ピエール・レオが出演した。2003年の『楽日』は第60回ヴェネツィア国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞した。2005年の『西瓜』では過激な性描写が話題を呼び、国内で年間興行収入第1位となる大ヒットを記録。第55回ベルリン国際映画祭でも芸術貢献賞アルフレッド・バウアー賞、国際映画批評家連盟賞を受賞した。その後も『黒い眼のオペラ』(2006年)や『ヴィザージュ』(2009年)を発表した。

2013年、長編10作目となった『郊遊 ピクニック』を発表。第70回ヴェネツィア国際映画祭審査員大賞を受賞し、金馬奨では19年ぶりに監督賞を受賞した。また、本作を最後に商業映画界から引退する意向を示した[1]

2017年、初のVRコンテンツ作品「家在蘭若寺」を監督したと発表した[2]

人物

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ゲイであることを公言している[3]

主な監督作品

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長編

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短編

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監督以外の作品

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主な受賞歴

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関連項目

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脚注

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外部リンク

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