ニーナワー県
イラクの県
ニーナワー県(ニーナワーけん、アラビア語:مُحَافَظَةُ نِينَوَى, Muḥāfaẓat Nīnawā)は、イラクの県。県都はモースル(اَلْمَوْصِل, al-Mawṣil/al-Mauṣil, アル=マウスィル)。ニナワ州とも[2]。
ニーナワー県 محافظة نينوى | |
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ニーナワー県の位置 | |
北緯36度0分 東経42度28分 / 北緯36.000度 東経42.467度 | |
国 | イラク |
県都 | モースル |
面積 | |
• 合計 | 37,323 km2 |
人口 (2018年)[1] | |
• 合計 | 3,730,000人 |
• 密度 | 100人/km2 |
等時帯 | UTC+3 (イラク時間) |
ISO 3166コード | IQ-NI |
名称
編集ニーナワーの名は、アッシリア統治時代の都市名ニネヴェに由来する。
イラクでは نِينَوَى(Nīnawā, ニーナワー)は語末母音短母音化によるニーナワの他、ナイワナー、ナイナワ、ネイナワー、ネイナワといった発音も聞かれる。
地理
編集シリアとの国境を持つ。 隣接する県は、北にドホーク県、東にアンバール県、東南にサラーフッディーン県、南にアルビール県の4つ。
県都モースル(اَلْمَوْصِل, al-Mawṣil/al-Mauṣil, アル=マウスィル)は、バグダードに次ぐイラク第二の都市。
住民
編集民族
編集アラブ人、アッシリア人、クルド人、ヤズィーディー。少数民族にシャバク人、イラク・トルクメン、アルメニア人。
言語
編集アラビア語、アラム語(現代アラム語)、クルド語、南アゼリー語、シャバク語、アルメニア語。
宗教
編集他のイラク北部各州同様、住民の宗教はスンナ派が中心。イラク・トルクメンはシーア派。アッシリア人とアルメニア人はキリスト教。少数民族のヤズィーディーは4000年近く信仰されている固有の宗教。一部の3万人程度の規模で存在するシャバク人という集団には、アレヴィー派の信者やシーア派と土着宗教が混合した教義を持つ宗教ヤルサン教の信者がいる[3]。
脚注
編集- ^ “Nīnawā (Governorate, Iraq) - Population Statistics, Charts, Map and Location”. 2022年6月14日閲覧。
- ^ “結婚式会場で火災、100人死亡 イラク”. AFPBB News (2023年9月27日). 2023年9月29日閲覧。
- ^ “イラク北部で少数宗教集団の葬儀狙った自爆攻撃、26人死亡”. AFP (フランス通信社). (2012年9月15日) 2012年9月15日閲覧。
関連項目
編集注釈
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参考文献
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外部リンク
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