パワー・ステーション (バンド)

バンド

パワー・ステーションThe Power Station)は、1984年に結成されたイギリスロックバンド。バンド名は彼らがアルバムのレコーディングで使用したザ・パワー・ステーション・スタジオに由来する。

パワー・ステーション
The Power Station
パワー・ステーション(1985年)
左上から時計回りに、ロバート・パーマー、ジョン・テイラー、アンディ・テイラー、トニー・トンプソン
基本情報
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 イギリスの旗 イギリス
ジャンル ポップ・ロックハードロックダンスロックニュー・ウェイヴファンク・ロック
活動期間 1984年 - 1985年1995年 - 1997年
レーベル キャピトルクリサリス
共同作業者 デュラン・デュランシックディスタンス
旧メンバー ロバート・パーマー
アンディ・テイラー
ジョン・テイラー
トニー・トンプソン
マイケル・デ・バレス
バーナード・エドワーズ

概要

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デュラン・デュランのアンディ・テイラーとジョン・テイラーが、デュラン・デュラン結成当初の音楽コンセプト「シック×セックス・ピストルズ×ハードロック」を具現化すべく[1]、シックのトニー・トンプソンに声をかけてバンド、"ビッグ・ブラザー"を結成。当初は曲ごとにボーカリストを変える予定で実際、ビリー・アイドルミック・ジャガーなどが候補に挙げられたが、アンディが好きだったロバート・パーマーに1曲歌ってもらったところ、思いのほかバンドにフィットしたことから、ボーカルをロバート・パーマーに固定し、バンド名もレコーディングに使用したスタジオの名前から"ザ・パワー・ステーション"とした。ファースト・アルバム収録曲の「Harvest For The World」(アイズレー・ブラザーズのカバー)では、ロバートとアンディのボーカルが交互に聴ける。ソロではアメリカでの成功に恵まれなかったロバートは、パワー・ステーションの成功に引き続いてソロ・アルバムの制作を優先し[2]、ツアー参加は固辞した。やむなく代役として元シルヴァーヘッドのマイケル・デ・バレスを起用してツアーを行い、1985年のライブエイドにも参加した。この日、ジョン・テイラーとアンディ・テイラーはデュラン・デュランでも演奏した。

1995年に再結成した。ジョンは曲作りには参加したが抱えていた個人的な問題のためにレコーディングには参加せず、ベーシストは1枚目のアルバム時にプロデュースを担当したシックのバーナード・エドワーズだった。来日公演は12月に行われたが、バーナード・エドワーズは同年4月のシックの来日公演時に死去しており参加していない。

なお、ロバート・パーマーとトニー・トンプソンは2003年にそれぞれ他界している。

メンバー

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オリジナル・メンバー
その他のメンバー
ツアー・ミュージシャン

ディスコグラフィ

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アルバム

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ファースト・アルバムにアレンジ・バージョン、マイケル・デ・バレスが歌うアーノルド・シュワルツェネッガー主演映画『コマンドー』の主題歌「Someday, Somehow, Someone's Gotta Pay」(映画での曲名は「We Fight For Love」) の初CD化音源などを加えたデジタル・リマスター・アルバム。

シングル

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T・レックスのカヴァー曲。このヴァージョンがホンダ・エディックスのCMに使われた  
  • "Communication" (1985年11月) ※全英75位・全米34位
  • 「シー・キャン・ロック・イット」 - "She Can Rock It" (1996年10月) ※全英63位

脚注

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  1. ^ パワー・ステーションについて、ジョン・テイラーは後に、「アンディ・テイラーのフラストレーション解消のためのプロジェクト」と語っている。
  2. ^ Number One magazine, 1986, "Bob's Your Uncle", パット・トーマス