ピエール・エ・ジル
ピエール・エ・ジル(ピエール&ジル、ピエールとジル、Pierre et Gilles)とは、ピエール・コモワ(Pierre Commoy)とジル・ブランシャール(Gilles Blanchard)の2人のフランス人ゲイ・パートナーのアーティスト。独自のセット、コスチューム、それに修正処理など非常に様式化された写真を制作する。ポルノグラフィ(とくにジェームズ・ビドグッド)や宗教を含む大衆文化およびゲイ・カルチャーからのイメージをフィーチャーすることが多い。
経歴
編集ピエール・コモワは写真家で、1949年、ラ・ロッシュ=シュル=ヨンに生まれた。
作品
編集ピエール・エ・ジルの撮った人物写真には次のような人々が含まれる。ミュージシャンでは、リオ(Lio)、ハレド(Khaled)、エティエンヌ・ダオー、マリー・フランス(Marie France)、ミカド(Mikado<細野晴臣のプロデュースしたノン・スタンダード参加フランス人デュオ>)、マーク・アーモンド(Marc Almond)、マリリン・マンソン、マドンナ、カイリー・ミノーグ、イレイジャー、ディー・ライト、ザ・クリーチャーズ(The Creatures)、ニーナ・ハーゲン、ココロージー(アルバム「The Adventures of Ghosthorse and Stillborn」)、アマンダ・リア(アルバム「Diamonds for Breakfast」)、ザ・クリーチャーズ(アルバム「Anima Animus」)、モデルのナオミ・キャンベル、女優のカトリーヌ・ドヌーヴ、男優のレイク・アンダーソン(Layke Anderson)、ファッションデザイナーのジャン=ポール・ゴルチエなど。日本人では、歌手のサンディー、菊池桃子、プロ野球選手の新庄剛志など。
マーク・アーモンドの1990年のミュージック・ビデオ『A Lover Spurned』では監督も手掛けた。