ポロシャツ英語: polo shirt)は、ニット製で平折襟プルオーバータイプのスポーツシャツ

1920年代のポロ競技の選手
ポロシャツの図

概説

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起源はポロ競技を行う際に着用されていたシャツにあるが[1]1930年代テニスの試合で着用するプレイヤーが増え始め、一般にも普及したといわれている。一部説明にはルネラコステが開発したとされているがそれ以前より存在する。当初は平織りフランネルなどの素材が用いられたが、現在ではもっぱらニット製のカジュアルシャツを指す言葉となっている。テニス以外では襟付きのシャツの着用を義務付けられるゴルフ競技などでも定番のウェアとなっており、テニスシャツゴルフシャツと呼ばれる場合もある。

基本的にはスポーツウェアであるが、襟付きであるためセミフォーマルとして扱われ、ブレザー等を組み合わせて着用することも許される。近年は学校飲食店医療職介護職などの制服にも採用されることがある[2]

特徴

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衿部分は1個~4個のボタン留めが多いが、ボタンレス開襟やジッパー仕立てのものもある。台襟の付いた立折襟ボタンダウン、胸ポケット付きのものもみられる。裾は一般に直線的なカットだが、運動時にズボンから出ないよう後ろ身頃が長めになったものもある。

素材は鹿の子編みやフライス編みが多く、綿ポリエステルなどの化学繊維、それらの混紡が用いられる[1]

脚注

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  1. ^ a b ポロシャツとは?意味・歴史は?種類、着用シーンやアイテムを紹介”. AOYAMA Journal. 洋服の青山 (2024年4月5日). 2024年7月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月18日閲覧。
  2. ^ 「[学園クローズアップ]首都圏私立中学事情 制服」『読売新聞』1998年4月25日、朝刊、35面。

関連項目

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