メズーザーמְזוּזָה məzūzāh)とは「門柱」の意味。メズザーとも。複数形はメズーゾート

ハラーハーの出典 註: 明確なハラハー(ポーセーク)を意味しない。いくつかのミツワーラビ文学ミンハーグトーラーを基礎としている。 この項目に関係するユダヤ教文書:
タナフ、ミクラー: Deuteronomy 6:8, Deuteronomy 13:20
タルムード: シャッバート 79b, ヨーマー 10b-11b, メナーホート 31b-34a, 44a
ミシュネー・トーラー : Laws of Tefillin, Mezuzah, and Sefer Torah 5-6
シュルハーン・アールーフ Shulkhan Arukh: Yoreh Deah 285-291

メズーザーはヘブライ語で次のことを意味する:

  1. トーラーミツワーによってヘブライ語の銘刻文を記した羊皮紙
  2. それを入れた
  3. それを取り付けたドアアーチ側柱だき)、門柱、doorjamp

メズーザーは613のミツワーの一つであり、ユダヤ人の家屋、シナゴーグに設置され、また商業において使用される。 上記の箇所の入り口側に、斜めに取り付けられ、部屋に入るたびに手を当てて祈る。

申命記(シェモート) 6:4、11:13-21 に由来する礼拝文であるシェマア・イスラーエール Shema Yisraelを記した羊皮紙を、ケースに入れドアなどに取り付ける。この文章はシャハリートで用いるテフィッリーンに入っているものと同一である。 タナハは古代には羊皮紙に手書きで書かれており、メズーザー、テフィッリーン、エステル記の羊皮紙もこの形態を引き継ぐものである。

斜めに取り付けられたメズーザー
「シャッダイ」と記されている
羊皮紙の本文

ケース上部にはシャッダイ שַׁדַּי, אֵל שַׁדַּי(全能者、創世記17:1)の頭文字であるシーン shin (ש) の文字や、ダビデの星が記されている。

結婚式、その他の場面において芸術的なメズーザーがよく贈られる。

ユダヤ教礼拝はかなりの量になり、シャハリートではアミーダー(あるいはシェモーネ・エスレー、テフィッラー)とアーレーヌーの前に申命記が読まれるが、その中でこれらメズーザーとテフィッリーンに関する箇所に触れられる。

これらの毎日三回の祈りは、哲学性には欠けるが、相当な量になる。

関連項目

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外部リンク

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