リセ

フランスの後期中等教育機関

リセ: lycée)は、フランスの後期中等教育機関。日本の高等学校に相当する。コレージュが設置される以前はドイツギムナジウムに近かった。大まかには、3年制のバカロレア取得コースと、2年制の職業適性証取得コースがある。

アリストテレスが創設した学園のリュケイオンにちなんで名付けられた。現代トルコ語では、高等学校のことをliseという。これは、オスマン帝国時代末期の19世紀、タンジマートなどの近代化の結果、フランス語の語彙がトルコ語にもたらされたからである。

校数

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フランスの教育制度

2013年の時点で、リセ校数は以下である。

種別

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普通コース

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普通バカロレア取得を目指すコース。3年制でレベル3Aとされる[1]

技術コース

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技術バカロレア取得を目指すコース。3年制でレベル3Aとされる[1]

職業教育コース

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職業適性証(CAP)の取得を目指すコース。2年制で、ISCED:3C,EQF:3レベルとされる[1][2]。CAPは200種類ほどが存在する。

さらにCAPまたはBEP取得者を対象として職業バカロレア取得コースが存在し、2年制でISCED:3B,EQF4レベルとされる[1]

バカロレア取得後コース

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いくつかのリセはバカロレア取得者を対象として、以下の課程を持っている。

歴史

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1802年のナポレオン1世執政時代に公布した教育令において、リセが国庫によって支持される中等学校と規定された。1808年の帝国大学制度体系のうちでは、リセを官立の中等学校、コレージュを公私立の中等学校として位置づけ、翌1809年にリセの修業年限を5年と定めた。これは、ナポレオン1世の支持階級たるブルジョワジーのために古典人文的練成を施すことを目的とした。

1902年の改革は、中等教育における古典や、近代の両系統の別置を廃止、これを1つの学校のうちの2つの過程として取り入れることとなった。1924年以来、教育の機会均等、階級性打破の理念から、初等教育とリセとの連絡が企てられ、また義務教育年限の延長に伴う教科内容の改正などが行われた。

ランジュヴァン案は理想的なものとされたが、実現するに至らず、その後この構想を現実的に手直しした多くの改革案が検討され、1959年にシャルル・ド・ゴール大統領の下で改革が実施された。

主なリセの例

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フランス
日本
海外

脚注

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関連項目

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その他