上石神井駅

東京都練馬区にある西武鉄道の駅

上石神井駅(かみしゃくじいえき)は、東京都練馬区上石神井一丁目にある、西武鉄道新宿線。駅番号はSS13。練馬区最南端の駅である。

上石神井駅
駅舎南口(2012年4月28日撮影)
かみしゃくじい
Kami-Shakujii
SS12 上井草 (1.1 km)
(1.3 km) 武蔵関 SS14
地図
所在地 東京都練馬区上石神井一丁目2-45
北緯35度43分34.5秒 東経139度35分31.5秒 / 北緯35.726250度 東経139.592083度 / 35.726250; 139.592083 (上石神井駅)座標: 北緯35度43分34.5秒 東経139度35分31.5秒 / 北緯35.726250度 東経139.592083度 / 35.726250; 139.592083 (上石神井駅)
駅番号 SS13
所属事業者 西武鉄道
所属路線 新宿線
キロ程 12.8 km(西武新宿起点)
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面3線
乗降人員
-統計年度-
[西武 1]39,751人/日
-2023年-
開業年月日 1927年昭和2年)4月16日
備考 ホーム有効長は10両編成分。
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北口(2012年4月)
北口(2012年4月)
ホーム(2012年4月)
ホーム(2012年4月)
隣接する踏切から(2012年4月)
隣接する踏切から(2012年4月)
上石神井車両基地
上石神井車両基地

上石神井駅管区として、野方駅 - 武蔵関駅間の各駅を管理している[1]

歴史

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駅構造

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島式ホーム2面3線の地上駅で、橋上駅舎を有する。

改札コンコースとホーム、改札外コンコースと南口・北口地上部とをそれぞれ連絡するエレベーターが設置されている。また、南口地上部と改札外コンコースをそれぞれ連絡するエスカレーターも設置されている。

トイレは改札内コンコース(ホーム行エレベーターへの通路部)にあり、「だれでもトイレ」(多機能トイレ)も設置されている。

駅の立体交差化計画があり、立体交差化後は島式ホーム2面4線となる予定[4]

のりば

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ホーム 路線 方向 行先 備考
1・2   新宿線 下り 所沢本川越拝島方面 2番線は朝・夕のみの使用
3・4 上り 高田馬場西武新宿方面 日中の各駅停車は3番線
  • 下り本線が1番ホーム、上り本線が4番ホームである。2・3番ホームは1つの線路を共用しており、上下線共通の待避線(中線)となっている。よって、中線に入る列車は方向に応じて客扱いを行うホームが変わる。2016年3月26日改正までは3番ホームに特急待避のために朝ラッシュ時の準急が停車していた。2020年3月14日ダイヤ改正から交互発着のためラッシュピーク時の通勤急行1本が3番ホームを使用する。
  • 日中上りの各駅停車は全て3番線を使用する。下りは夕方と土休日朝の多くの各駅停車が2番線を利用する。一部の下り急行は、2番線を利用して特急を待避する。
  • 当駅折り返しが2・3番ホームを用いて行われている。2012年6月30日ダイヤ改正で昼間時の準急が廃止されたため、昼間時の当駅折り返し各停は消滅した。ただし、ダイヤが乱れた場合に本来田無駅で折り返す列車が当駅で西武新宿方向に折り返すことがある。また、上石神井車両基地が併設されているため、当駅発着の一部は車庫に回送される(なお、拝島線小平駅終着の一部列車も当駅まで回送される)。
  • 朝6本と夜1本の列車は2番ホームから当駅始発として発車する。一部列車は10両編成で運用され、10両固定車の数少ない各駅停車運用である。夜の1本は2019年3月16日のダイヤ改正で設定された列車である。2012年6月のダイヤ改正まで平日の朝2本のみ当駅で増結する列車も設定されていた。高田馬場-当駅間の各駅のホーム有効長は、急行停車駅の鷺ノ宮駅を除き8両編成分となっている。
  • 上石神井乗務所が併設されているため、運転士車掌は当駅で交代する場合がある。

利用状況

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2023年(令和5年)度の1日平均乗降人員39,751人であり、西武鉄道全92駅中21位[西武 1]

近年の1日平均乗降乗車人員の推移は下表の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員[5]
年度 1日平均
乗降人員[6]
1日平均
乗車人員[7]
出典
1990年(平成02年) 22,907 [* 1]
1991年(平成03年) 23,219 [* 2]
1992年(平成04年) 23,142 [* 3]
1993年(平成05年) 22,729 [* 4]
1994年(平成06年) 22,510 [* 5]
1995年(平成07年) 22,669 [* 6]
1996年(平成08年) 22,441 [* 7]
1997年(平成09年) 44,216 22,340 [* 8]
1998年(平成10年) 43,719 21,989 [* 9]
1999年(平成11年) 43,576 21,913 [* 10]
2000年(平成12年) 43,419 21,805 [* 11]
2001年(平成13年) 43,828 21,951 [* 12]
2002年(平成14年) 43,404 21,677 [* 13]
2003年(平成15年) 43,727 21,833 [* 14]
2004年(平成16年) 43,355 21,627 [* 15]
2005年(平成17年) 43,294 21,625 [* 16]
2006年(平成18年) 43,386 21,652 [* 17]
2007年(平成19年) 43,987 22,000 [* 18]
2008年(平成20年) 44,668 22,351 [* 19]
2009年(平成21年) 44,329 22,184 [* 20]
2010年(平成22年) 43,382 21,723 [* 21]
2011年(平成23年) 42,287 21,232 [* 22]
2012年(平成24年) 43,091 21,510 [* 23]
2013年(平成25年) 43,643 21,868 [* 24]
2014年(平成26年) 42,451 21,269 [* 25]
2015年(平成27年) 43,369 21,721 [* 26]
2016年(平成28年) 44,202 22,145 [* 27]
2017年(平成29年) 44,573 22,323 [* 28]
2018年(平成30年) 44,959 22,532 [* 29]
2019年(令和元年) 44,893 22,467 [* 30]
2020年(令和02年) [西武 2]33,457
2021年(令和03年) [西武 3]35,354
2022年(令和04年) [西武 4]38,002
2023年(令和05年) [西武 1]39,751

駅周辺

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いなげや 練馬上石神井南店

駅周辺は商店などが密集する。駅北側にはバスロータリー(バス操車場)がある。駅南側にも若干のスペースがあるが、非常に狭い。

バス路線

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北口西武バス操車場内と南口駅前ロータリー奥にそれぞれ「上石神井駅」停留所があり、西武バスと関東バスにより運行される以下の路線が発着する。なお、のりば番号については関東バス公式サイト「関東バスナビ」で表示されている便宜上の番号であり[8]、実際は停留所に番号は表記されていない。

北口

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西武バス操車場内(2番のりば)

南口

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携帯電話販売店前(1番のりば)

三菱UFJ銀行前(3番のりば)

  • 西武バス
    • 吉60・吉60-1・吉60-2・吉60-3・吉60-4:吉祥寺通り入口経由 吉祥寺駅行き
  • 西武バス・関東バス(共同運行)
    • 西03:青梅街道営業所経由 西荻窪駅行き(西武バス・関東バスの共同運行。ポールは関東バス所有[9]

将来の計画

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上石神井駅周辺地区は、西武新宿線の急行停車駅でもあることから練馬区南西部の拠点となっている。しかし、商店が密集しており、駅周辺の道路は狭隘で、かつ路線バスも通っている関係で危険な箇所もある。そのため、練馬区では周辺道路の整備、再開発、駅付近の立体交差化による開かずの踏切問題の解消を含めた構想を策定しているが、この地区を縦断する「東京外かく環状道路(以下、外環)」の計画による建築制限により、長期にわたってまちづくりの進展に制約を受けてきた[10]

こうした中、外環については、2009年4月には国および都より、地域の課題への「対応の方針」が示され、さらに2009年4月27日に開催された「第4回国土開発幹線自動車道建設会議」では、整備計画が了承された[10][11]

なお、外環の地上部街路(外環の2)については、2014年11月に都により鉄道の立体化を前提にした都市計画の変更が決定され、さらに2018年12月25日に都が、国から都市計画事業の認可を取得し、事業に着手した(千川通り〜新青梅街道間)。また駅周辺では、交通広場のスペースが確保されており、区が同日付で事業に着手した[10][12][13][14]

一方、西武新宿線の立体化に関しては、2021年11月26日、井荻駅から西武柳沢駅までの約5.1kmの区間で鉄道を高架化する都市計画が決定し[15]、2022〜2023年度頃の事業認可が予定されている[10][12][16] これに伴い上石神井駅は現行の2面3線から上下線で待避可能な2面4線駅となる。

付記

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  • 1977年頃から、当駅以東の現行線の直下に急行線を増設して輸送力増強を図る計画を立てていたが、地下水脈などの難題も相次いで見つかり、当初の予算を大幅に上回ることや、景気低迷で輸送需要が予想以上に伸びなかったことなどの理由により、1995年に計画凍結、2021年に都市計画から削除された。詳細は「西武新宿線#複々線計画」を参照。[17]
  • かつて、多摩川線武蔵境駅から当駅まで延伸する計画があった。詳細は「西武多摩川線#歴史」を参照。

隣の駅

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西武鉄道
  新宿線
拝島ライナー (土休日は下りのみ運転)・快速急行(下りのみ運転)
通過
通勤急行(上りのみ運転)・急行
鷺ノ宮駅 (SS09) - 上石神井駅 (SS13) - 田無駅 (SS17)
準急(武蔵関方当駅から各駅に停車)
鷺ノ宮駅 (SS09) - 上石神井駅 (SS13) - 武蔵関駅 (SS14)
各駅停車
上井草駅 (SS12) - 上石神井駅 (SS13) - 武蔵関駅 (SS14)

脚注

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出典

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  1. ^ 田中孝憲(西武鉄道鉄道本部運輸部管理課)「駅・乗務所のあらまし」『鉄道ピクトリアル』第63巻第12号(通巻884号)、電気車研究会、2013年12月10日、50頁、ISSN 0040-4047 
  2. ^ a b 『写真で見る西武鉄道100年』(ネコ・パブリッシング)96ページ
  3. ^ 2月13日(金)上石神井駅のバリアフリー化完成 ◎エレベーター4基、エスカレーター1基、多機能トイレ1ヵ所を備えた“人にやさしい駅”となります。』(PDF)(プレスリリース)西武鉄道、2004年2月12日。オリジナルの2005年5月31日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20050531185620/http://www.seibu-group.co.jp/railways/kouhou/news/2004/0212kami.pdf2022年3月26日閲覧 
  4. ^ 西武新宿線(井荻駅~西武柳沢駅間): 連続立体交差事業(連立事業)ポータルサイト”. www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp. 2024年3月3日閲覧。 - 東京都建設局
  5. ^ 練馬区統計書 - 練馬区
  6. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  7. ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
  8. ^ 「関東バスナビ」での表記例
  9. ^ 西武バスのポールにも西03の時刻表は掲示されている。
  10. ^ a b c d 上石神井駅周辺のまちづくり:練馬区公式ホームページ”. www.city.nerima.tokyo.jp. 2020年12月11日閲覧。
  11. ^ 東京外環プロジェクト. “東京外環プロジェクト”. tokyo-gaikan-project.com. 2020年12月11日閲覧。
  12. ^ a b まちづくり構想:練馬区公式ホームページ”. www.city.nerima.tokyo.jp. 2020年12月11日閲覧。
  13. ^ 区内の都市計画道路:練馬区公式ホームページ”. www.city.nerima.tokyo.jp. 2020年12月11日閲覧。
  14. ^ 練馬区における外環の地上部街路(外環の2)に関する動きについて:練馬区公式ホームページ”. www.city.nerima.tokyo.jp. 2020年12月11日閲覧。
  15. ^ 西武鉄道新宿線(井荻駅から西武柳沢駅間)連続立体交差化計画などについて:練馬区公式ホームページ”. www.city.nerima.tokyo.jp. 2021年11月28日閲覧。
  16. ^ 西武新宿線(井荻駅~西武柳沢駅間)”. www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp. 2020年12月11日閲覧。
  17. ^ 『詐欺師大学生松田侑樹の備忘録』武蔵野大学経営学部学士論文、20060630、91頁。 
東京都統計年鑑
西武鉄道の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 駅別乗降人員(2023年度1日平均)” (pdf). 西武鉄道. 2024年6月21日閲覧。
  2. ^ 駅別乗降人員(2020年度1日平均) - ウェイバックマシン(2021年9月23日アーカイブ分)、2022年8月20日閲覧
  3. ^ 駅別乗降人員(2021年度1日平均) - ウェイバックマシン(2022年7月8日アーカイブ分)、2022年8月20日閲覧
  4. ^ 駅別乗降人員(2022年度1日平均)” (pdf). 西武鉄道. 2023年7月30日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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