中森愛
日本の漫画家 (1956-2023)
中森 愛(なかもり あい、1956年[1] - 2023年11月25日[1])は、日本の漫画家、編集者[要出典]。男性[注釈 1]。
主に成人向け漫画を執筆していた。
来歴
編集編集者として『漫画大快楽』に携わった後、漫画家に転身[3]。ロリコン系の作家の一人とされ、コメディ的な作風だった[4]。1980年代から90年代にかけて盛んに執筆し、『漫画ウインキ』(東京三世社)や『メロンCOMIC』(ビデオ出版)などに作品が掲載された[5][6]。
人物
編集吾妻ひでおから強い影響を受けている[3]。谷山浩子と大滝詠一を愛好していた[7]。
漫画家の五藤加純は一卵性双生児の兄で[3]、親族にイラストレーターのすずき鮭、高世えり子がいる[7]。2023年11月25日に心筋梗塞のため67歳で死去した[1]。
作品リスト
編集- 愛、その気にさせて(1985年、東京三世社)
- 愛ちゃんのいけない童話集(1986年、東京三世社)
- レモンSOS(1987年、辰巳出版)
- ぬくぬく愛パック(1988年、フランス書院、ISBN 978-4829670347)
- ももいろパセリ(1988年、司書房)
- だいたん看護婦さん(1989年、フランス書院、ISBN 978-4829671320)
- お元気♥愛ランド(1991年、フランス書院、ISBN 978-4829672099)
- 愛のみるく人形(1993年、大洋図書、ISBN 978-4886729354)
- 100万本のおしゃぶり(1994年、松文館、ISBN 978-4790100225)
- 半熟奥様・生ミルク(1998年、久保書店、ISBN 978-4765923187)
- 半熟Fカップ娘(1999年、久保書店、ISBN 978-4765923422)
- くりクリしないで エロ漫画女編集者絶頂物語(2000年、久保書店、ISBN 978-4765923699)
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c “漫画家の中森愛さんが死去、67歳 漫画家の兄ら家族が報告”. デイリースポーツ (2023年12月3日). 2024年2月3日閲覧。
- ^ “漫画家・中森愛さん急逝から1年、親戚17人で同人活動継続へ 双子の兄、漫画家・五藤加純さん「実感はまだ」”. よろずー 2024年10月20日閲覧。
- ^ a b c “急逝した漫画家・中森愛さん、双子の兄で漫画家・五藤加純さんが追悼同人誌を頒布「まだピンとこない」”. デイリースポーツ (2024年1月12日). 2024年2月3日閲覧。
- ^ 永山薫『増補 エロマンガ・スタディーズ 「快楽装置」としての漫画入門』筑摩書房、2014年4月9日、134頁。ISBN 978-4480431691。
- ^ 米沢 2010, p. 271.
- ^ 米沢 2010, p. 282.
- ^ a b “【訃報】漫画家の中森愛さんが…”. テレビ朝日 (2023年12月3日). 2024年2月3日閲覧。
参考文献
編集- 米沢嘉博『戦後エロマンガ史』青林工藝舎、2010年4月23日。ISBN 978-4883792580。