中立国監視委員会

朝鮮戦争の休戦を監視する第三者組織

中立国監視委員会(ちゅうりつこくかんしいいんかい、英語: Neutral Nations Supervisory Commission : NNSC)は、1953年7月27日朝鮮戦争休戦協定に基づいて設置された機関である[1]

中立国監視委員会[1][2]
Neutral Nations Supervisory Commission : NNSC
중립국 감독 위원회
中立国監視委員会旗章
創設 1953年7月27日[1]
国籍 スイスの旗 スイス
 スウェーデン
ポーランドの旗 ポーランド
チェコスロバキアの旗 チェコスロバキア
任務 朝鮮戦争休戦協定履行の監視[1]
兵力 10人(2016年)[2]
基地 板門店共同警備区域
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発足時、スイススウェーデン両国の軍人で編成され、軍事境界線 (朝鮮半島)の南側を監視した[1]。その後、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の要望により、北側を監視するポーランドチェコスロバキアの2国が加わった[1]

1993年ビロード離婚によりチェコスロバキアがチェコスロバキアに分裂した後、両国からの軍人の派遣がなくなった[1]1994年、ポーランドからの軍人の派遣が停止された[1]1995年、北朝鮮は中立国監視委員会の承認を撤回した[2]

1950年代半ばには約200人が駐留していたが、2016年時点でスイス・スウェーデン各5人の10人体制となった[1]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i スイス軍、南北朝鮮の間で60年”. Swissinfo. スイス放送協会 (2013年7月26日). 2020年5月29日閲覧。
  2. ^ a b c アングル:非武装地帯のカウベル、朝鮮「休戦監視」の最前線”. ロイター (2016年4月3日). 2020年5月29日閲覧。