井道 千尋(いどう ちひろ、1988年5月21日 - )は、日本将棋女流棋士。女流棋士番号は34(2011年3月31日までは58)。石川県珠洲市出身。石川県立珠洲実業高等学校卒業。木村義徳九段門下。

 井道千尋 女流二段
名前 井道千尋
生年月日 (1988-05-21) 1988年5月21日(36歳)
プロ入り年月日 2005年4月1日(16歳)
女流棋士番号 34
出身地 石川県珠洲市
所属 日本将棋連盟(関東)
師匠 木村義徳九段
段位 女流二段
女流棋士DB 井道千尋
2019年8月4日現在
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棋歴

6歳のときに将棋好きの父に教わり将棋を始め、中学1年の頃に女流棋士を目指し始める[1]珠洲市立宝立中学校時代に中学生選抜将棋選手権全国大会に出場[2]

2003年4月に女流育成会に入会、その2年後の2005年4月に高校2年の時に女流2級としてデビュー。当初は石川県在住だったために所属は関西在籍だったが、高校卒業後の2007年4月に拠点を東京に移す。

2008年12月3日、第35期女流名人位戦B級リーグ9回戦で鈴木環那に勝利して女流初段に昇段。

2013年度の第7期マイナビ女子オープンではベスト4に進出。

2017年6月28日、第3回女子将棋YAMADAチャレンジ杯中澤沙耶に勝利して女流二段に昇段。

2020年4月1日より8月31日まで公式戦を休場[3]。(出産及び育児のため)

2024年7月1日から2025年3月31日まで休場予定[4]

人物

キャッチコピーはブログで募集し選考された「能登の陽だまり[5]。またそれ以外のニックネームは「チヒロール[6]

デビュー直後から同じ関西所属で、かつ同時期に女流棋士になった里見香奈室田伊緒と共に「キラリっ娘」というユニットを組み、数々の将棋イベント出演などの活動を行い、また3人で共同執筆していたブログ「キラリっ娘のそよ風日記」では、井道が最も多く記事を書いていた[7]里見香奈#ブログ)。「キラリっ娘」ユニットは井道の関東移籍後も続き、2010年5月まで活動を継続していた。

関東移籍直後から将棋連盟の子供スクールの講師を長期間務めている[8]

2016年度からNHK杯テレビ将棋トーナメント飯野愛らとともに週替わりで譜読み上げを務めている。

関東の若手将棋棋士チーム「東竜門」のマスコットキャラクターである「りゅうもんくん」の生みの親でもある[9]

2017年5月21日に一般人男性と結婚[10]

棋風

攻めっ気たっぷりの棋風[11]

またアマチュア時代には石川県在住のアマチュア強豪、鈴木英春の指導を受けており、鈴木のオリジナル戦法として有名な「かまいたち戦法」を得意にしていた。

昇段履歴

脚注

  1. ^ 負けてばかりだった井道千尋女流初段を導いてくれた両親 | NHKテキストビュー”. NHKテキストビュー | 生活に役立つNHKテキストの情報サイト. 2020年10月8日閲覧。
  2. ^ 本大会出場のプロ棋士”. 全国中学生選抜将棋選手権大会. 2020年10月8日閲覧。
  3. ^ 井道千尋女流二段、休場のお知らせ - 日本将棋連盟(2020年4月1日)
  4. ^ 井道千尋女流二段休場のお知らせ”. 日本将棋連盟. 2024年5月14日閲覧。
  5. ^ キャッチコピー発表! キラリっ娘のそよ風日記2007年7月22日
  6. ^ 第9回ねこまど将棋cafe(1/21@PARIYA)レポート
  7. ^ 井道日記が615本、室田日記が269本、里見日記が340本。
  8. ^ 子供将棋スクール
  9. ^ 東竜門ツィッター 2014年8月16日
  10. ^ 井道千尋女流初段が結婚 NHK杯将棋トーナメント棋譜読み上げでも人気”. デイリースポーツ (2017年5月23日). 2017年5月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年5月23日閲覧。
  11. ^ 直撃インタビュー! 井道千尋女流初段編
  12. ^ 井道千尋女流初段が女流二段に昇段|将棋ニュース」『日本将棋連盟』2017年6月29日。

関連項目

外部リンク