劔樹人
劔 樹人(つるぎ みきと、1979年5月7日 - )は、日本のベーシスト、漫画家、元マネージャー。狼の墓場プロダクション所属。新潟県出身[1]。
劔 樹人 | |
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生誕 | 1979年5月7日(45歳) |
出身地 | 日本・新潟県 |
学歴 | 大阪市立大学卒業 |
ジャンル |
ロック パンク ダブ |
職業 |
ベーシスト マネージャー 漫画家 |
担当楽器 | ベース |
活動期間 | 2000年 - |
共同作業者 | あらかじめ決められた恋人たちへ(2008年 - ) |
劔 樹人 | |
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生誕 |
1979年5月7日(45歳) 日本・新潟県 |
職業 |
漫画家 ベーシスト |
活動期間 | 2011年 - |
ジャンル | コミックエッセイ |
代表作 | あの頃。男子かしまし物語 |
あらかじめ決められた恋人たちへをはじめ、吉川友、でか美ちゃんwithメガエレファンツ、和田彩花とオムニバス、LOLOETのベーシストとして活動する一方、主に自身とその周辺を題材とした漫画作品を発表している。
略歴
編集新潟県立新潟高等学校時代にベースを始め、大阪市立大学に進学後[2]、2000年、音楽サークルの仲間たちでイデストロイドを結成。このときにライブハウス・難波ベアーズの店員として働いていた池永正二(あらかじめ決められた恋人たちへ)と出会う[3]。
就職後、「恋愛研究会。」を立ち上げ、そのイベントにミドリを呼んだところ、当時ベースが不在だったミドリにベーシストとして誘われ加入[4]。しかし、メジャーデビューを前に失踪、上京する。
2008年、上京した池永に誘われ、あらかじめ決められた恋人たちへにライブメンバーとして参加[3]。
2009年より、パーフェクトミュージックで神聖かまってちゃんや撃鉄のマネージメントを担当。2013年4月にマネージャー職を離れ、DPG(後の「THE 夏の魔物」)のプロデューサーに就任するが、同年8月、会社事情(後任のマネージャー・成田光春がパーフェクトミュージック代表取締役に就任)によりマネージャーに復帰[5]。
2011年、神聖かまってちゃんのドラム・みさこ(鈴姫みさこ)が中心となり結成されたバンドじゃないもん!の立ち上げ時にベースとして参加[6]。
また、2011年には雑誌「EYESCREAM」(スペースシャワーネットワーク)がWebサイトを強化するにあたり、クリエイターブログの執筆を依頼され、コミックエッセイを描き始める(2014年7月に『高校生のブルース』として太田出版より書籍化)[7]。
2014年5月、初の著書『あの頃。男子かしまし物語』(イースト・プレス)を出版。2020年1月、今泉力哉監督により『あの頃。』のタイトルで映画化、主人公の劔を松坂桃李が演じることが発表[8]、2021年2月19日公開[9]。
2013年6月にはエッセイストの犬山紙子との交際を発表、2014年8月8日に入籍した[10]。結婚後は兼業主夫となり、犬山の妊娠を機にマネージメント業務から離れている[11]。2017年1月6日、犬山が第1子を出産、父親となった[12]。2017年に出版した『今日も妻のくつ下は、片方ない。 妻のほうが稼ぐので僕が主夫になりました』(双葉社)で主夫の友アワード2018の主夫部門を受賞[13]。
2019年9月、山田昌治(YU-M エンターテインメント代表取締役)、michitomo(音楽プロデューサー)と共にユニットを結成。(夢を諦められないアラフォーおじさんユニットとしている。)YouTubeチャンネル「Around 40 Japanese Guyz」を立ち上げ[14]。2020年8月8日、「でか美祭 2020 〜8月8日はぱいぱいの日〜」(TSUTAYA O-WEST)にて3人による初のライブパフォーマンスを行った[15]。
人物・エピソード
編集Negiccoプロデューサーのconnieは高校時代1年先輩であった[16]。
2002年、松浦亜弥のミュージックビデオを見たことでハロー!プロジェクト(ハロプロ)のファンとなる[17]。劔が大阪在住時代、当時ハロヲタだった杉作J太郎と出会い[18]、のちに男の墓場プロダクション(2020年「狼の墓場プロダクション」に改名[19])の結成に参加している。
途中ハロプロを含めアイドルから離れていた時期はあったが、2011年に吉田豪から「(当時劔がハマっていた)K-POPはあなたの力を必要としてないけど、松浦亜弥はあなたの力を必要としている」「松浦さんがちゃんと音楽活動をできないでいるいま、劔さんが助けないでどうする!」と説得されたこと[20]、2012年に松浦亜弥のかつてのライブ動画を見たことで再発[21]。さらに、犬山から「なんでいまモーニング娘。を応援してないの?」と諭され[22]、「道重さゆみ原理主義者」[23]を自称している。
かつて、アンジュルムの握手会で和田彩花に仕事の話をするというヲタク活動を行っていたが、当時、和田自身は握手会の短い時間で劔が何を言っているかわからず、山田に「劔さんって知ってますか?」と尋ねたこともあったと語っている[24]。和田がアンジュルム卒業後、音楽活動を再開した当時のバンドはベースレス編成であったが、2020年3月14日から15日にかけて行われた「25時間半テレビ 〜アイドルと未来へ向かう場所〜 #愛で山田を救ってくれ」でベースとして参加。同年8月1日に開催された「和田彩花 2020 延期の延期の延期」(Zepp Tokyo)ではバンマスを務めている[25]。
作品
編集- 『ハロー!プロジェクトの全曲から集めちゃいました! Vol.7 映画「あの頃。」編(劔樹人)』(アップフロントワークス、2021年2月10日)※選曲
著書
編集- 『あの頃。男子かしまし物語』イースト・プレス(原著2014年5月24日)。ISBN 978-4781611921。
- 『高校生のブルース』太田出版(原著2014年7月17日)。ISBN 978-4778322311。
- 『今日も妻のくつ下は、片方ない。 妻のほうが稼ぐので僕が主夫になりました』双葉社(原著2017年6月21日)。ISBN 978-4575312669。
- 『僕らの輝き ハロヲタ人生賛歌』イースト・プレス(原著2020年12月16日)。ISBN 978-4781619330。
- 『敗者復活のうた。』双葉社(原著2020年12月16日)。ISBN 978-4575316056。
出演
編集映画
編集- 劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ(2011年)
- 怪談新耳袋 殴り込み! 劇場版<東海道編>(2011年)
- SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者(2012年)
- これは僕がアカシックというバンドを撮ったドキュメンタリーである。(2014年)
- モヒカン故郷に帰る(2016年)
- チョコレート・デリンジャー(2017年)
テレビ
編集- オトナの!(2012年10月18・25日(10月17・24日深夜)、TBSテレビ)※杉作J太郎と共演[26]
- FULL CHORUS 〜音楽は、フルコーラス(2018年10月8日(ゲスト:道重さゆみ)・2019年5月13日(ゲスト:アンジュルム)、BSスカパー!)※コメントゲスト
- BOOKSTAND.TV(2020年10月17日(16日深夜)、BS12 トゥエルビ)
- バラいろダンディ(2021年1月22日、TOKYO MX)
ネット配信
編集関連項目
編集脚注
編集- ^ “劔樹人に聞く、結婚と趣味。「あの頃。」のハロヲタのいま”. 未来想像WEBマガジン - 未来へのヒントが見つかるウェブメディア. 2020年12月9日閲覧。
- ^ “劔樹人Twitter 2011年12月30日”. Twitter. 2020年12月9日閲覧。
- ^ a b “インタビュー企画 vol.2:劔樹人 (Ba)”. あらかじめ決められた恋人たちへ (2012年2月25日). 2017年4月2日閲覧。
- ^ “時代を彩る 劔樹人(神聖かまってちゃんマネージャー)へ直撃インタビュー!!”. OTOTOY. 2017年4月2日閲覧。
- ^ “劔樹人が神聖かまってちゃんマネージャーに4カ月ぶり復帰”. 音楽ナタリー (2013年8月12日). 2017年4月2日閲覧。
- ^ 宗像明将. “みさこ:ロングインタビュー”. バンドじゃないもん!. 2017年4月2日閲覧。
- ^ “娘をあやしてたら誘拐犯に間違えられて……ケイタイモ×劔樹人が語る「育児とマンガとインスタと」”. 文春オンライン (2019年10月1日). 2021年1月24日閲覧。
- ^ “劔樹人「あの頃。男子かしまし物語」が映画化、松坂桃李がハロプロにのめり込む”. 音楽ナタリー (2020年1月20日). 2020年1月20日閲覧。
- ^ “松坂桃李、あややの「桃色片思い」に泣き握手会当選にあたふた…「あの頃。」予告編”. 映画ナタリー (2020年11月30日). 2021年1月24日閲覧。
- ^ “交際から1年2カ月、劔樹人&犬山紙子が結婚”. 音楽ナタリー (2014年8月8日). 2017年4月2日閲覧。
- ^ “劔樹人さん/夫婦のベストを考えて、僕が“兼業主夫”に【夫婦のチームワーク vol.1】”. Pacoma (2017年7月3日). 2017年8月1日閲覧。
- ^ “犬山紙子さんが女児出産を報告「生きててよかった」”. 報知スポーツ (2017年1月9日). 2017年8月1日閲覧。
- ^ “「最高の主夫たちよ、出て来いや!」主夫の友アワード2018の受賞者は?”. FQ JAPAN (20185-11-06). 2021年1月24日閲覧。
- ^ “Around 40 Japanese Guyz”. TuneCore Japan. 2020年12月9日閲覧。
- ^ “アラフォーの男性3人組ユニット・Around Forty Japanese Guyzが ぱいぱいでか美主催イベント『でか美祭 2020 ~8月8日はぱいぱいの日~』でステージデビュー!”. WWSチャンネル (2020年8月9日). 2021年1月24日閲覧。
- ^ “原作者から解説する、映画『あの頃。』の背景と実際に起きていたこと。その1”. note (2021年3月9日). 2021年3月9日閲覧。
- ^ “男は黙って松浦亜弥。”. 劔樹人の「男のうさちゃんピース」 (2012年6月18日). 2020年1月20日閲覧。
- ^ “アイドルは神であり、孫である! ヲタは理論を構築する?”. cakes (2014年8月23日). 2017年4月2日閲覧。
- ^ “「男の」の枕詞はもう不要 杉作J太郎と劔樹人が語る今後の墓場プロ”. Fika (2020年11月24日). 2021年1月24日閲覧。
- ^ 『BUBKA』(白夜書房)2021年4月号「吉田豪インタビュー 証言モーオタ〜彼らが熱く狂っていた時代」p.81
- ^ “松浦亜弥に各方面から絶賛の声。“松浦亜弥・復活”のシナリオは?”. 女子SPA! (2014年11月3日). 2020年1月20日閲覧。
- ^ 『BUBKA』2021年4月号「吉田豪インタビュー 証言モーオタ〜彼らが熱く狂っていた時代」p.82
- ^ “劔樹人 アーカイブ”. ミーティア. 2017年4月2日閲覧。
- ^ 『IDOL AND READ 024』(シンコーミュージック・エンタテイメント)p.50
- ^ “【ライブ詳報】和田彩花セルフプロデュースでソロワンマンライブを開催【写真15点】”. ENTAME next (2020年8月2日). 2020年12月26日閲覧。
- ^ “TBSトーク番組「オトナの!」で劔樹人と杉作J太郎が泥酔”. 音楽ナタリー (2012年10月11日). 2018年12月18日閲覧。
- ^ “あの衝撃再び…鬼束ちひろ『包丁の上でUTATANETS』全7回ノーカット一挙放送”. マイナビニュース (2012年12月3日). 2017年4月3日閲覧。
- ^ “ハロプロ黄金期を支えた男たちの、あの頃。「モー娘。で仕事を失うことも」劔樹人&吉田豪”. ENTAME next (2020年4月10日). 2020年4月13日閲覧。
- ^ “吉田豪が直撃! クリトリック・リス、社会人時代からアルバム・デビューまでの〈どうしてもスカムになってしまう〉半生を語る(前編)”. Mikiki (2016年2月5日). 2020年1月20日閲覧。
- ^ “大森靖子 コピバン祭”. 新宿ロフト. 2017年4月2日閲覧。
外部リンク
編集- あらかじめ決められた恋人たちへ
- 劔樹人の「男のうさちゃんピース」 - Ameba Blog
- 劔樹人 (@tsurugimikito) - X(旧Twitter)
- 劔樹人 (@tsurugimikito) - Instagram
- 劔樹人 (tsurugimikito) - note
- Around 40 Japanese Guyz - YouTubeチャンネル
- #僕らの輝き 〜ハロヲタ人生賛歌 - ミーティア(MEETIA)
- 劔樹人&犬山紙子の「いぬつる家の、どこにでもあるような家族の食卓」 - アマノ食堂
- さよなら、ハングリーデイズ - ぐるなび みんなのごはん