吉川市(よしかわし)は、埼玉県の南東部に位置する。1996年(平成8年)市制施行。市制施行前は北葛飾郡に所属。

よしかわし ウィキデータを編集
吉川市
吉川市旗
1955年3月1日制定
吉川市章
1955年3月1日制定
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 埼玉県
市町村コード 11243-7
法人番号 8000020112437 ウィキデータを編集
面積 31.66km2
総人口 71,177[編集]
推計人口、2024年10月1日)
人口密度 2,248人/km2
隣接自治体 越谷市草加市三郷市北葛飾郡松伏町
千葉県流山市野田市
市の木 モクセイ
市の花 サツキツツジ
吉川市役所
市長 中原恵人
所在地 342-8501
埼玉県吉川市きよみ野一丁目1番地
北緯35度53分45秒 東経139度51分20秒 / 北緯35.8958度 東経139.8556度 / 35.8958; 139.8556座標: 北緯35度53分45秒 東経139度51分20秒 / 北緯35.8958度 東経139.8556度 / 35.8958; 139.8556

地図
市庁舎の位置
外部リンク 公式ウェブサイト

吉川市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村

ウィキプロジェクト

人口は約7万人。

概要

  • 埼玉県の東南部に位置し、東京都心から約20 km江戸川中川に挟まれた水と緑が豊かなまちである。また、自然堤防等を除き全体的には、起伏の少ない平坦な低地である。古くは舟運で栄え、なまず料理をはじめとする川魚料理で知られる。都心部へ1時間圏内というベッドタウンらしからぬ、川や田んぼに囲まれたスローライフを味わえることから、人口の流入も増加傾向にある。吉川美南地区の開発や商業施設誘致等の影響もあり、近年ではテレビで取り上げられる事も多くなりつつある。
  • 市の中心部に「人にやさしい街づくり」をコンセプトとして誕生した、吉川きよみ野がある。吉川きよみ野は、1988年度(昭和63年度)からUR都市機構(旧都市基盤整備公団)により開発された総面積約62 haの街。1997年度(平成9年度)には、吉川きよみ野コミュニティ道路が都市景観大賞を受賞。その後も1999年度(平成11年度)に「彩の国さいたま景観賞」、2001年度(平成13年度)に同奨励賞を受賞している。現在は[いつ?]、公園や街路、ショッピングセンター、学校・保育所、市民交流センター「おあしす」、といった施設も充実している。
  • 武蔵野操車場跡地では、吉川美南駅を中心に新たな街づくりが進行している。

河川

歴史

中世以前から稲作地帯であり、この地域は二郷半領とよばれていた。江戸時代に入ると天領になり、大消費地・江戸に非常に近い生産地で中川の水運にも恵まれ、ますます稲作が盛んになった。

吉川市の範囲は中世までは全域が下総国に属していたが、平方新田および深井新田以外の地域は江戸時代初期に武蔵国に編入された。

  • 1871年(明治4年)11月14日 (旧暦) - 浦和県忍県岩槻県の3県が合併して埼玉県が誕生。
  • 1889年(明治22年)4月1日 - 北葛飾郡吉川村・旭村・三輪野江村がおかれる。
  • 1895年(明治28年)4月1日 - 平方新田および深井新田のうち、江戸川西岸にあった飛地が千葉県東葛飾郡新川村から三輪野江村に編入される[1]
  • 1915年(大正4年)11月1日 - 吉川村が町制施行し(旧)吉川町(よしかわまち)となる。
  • 1955年(昭和30年)3月1日 - 吉川町・旭村三輪野江村が合併し(新)吉川町となる。
  • 1973年(昭和48年)4月1日 - 国鉄武蔵野線が開業。吉川駅が開業。
  • 1976年(昭和51年) - 人口が3万人を超える。
  • 1982年(昭和57年) - 人口が4万人を超える。
  • 1991年(平成3年) - 人口が5万人を超える。
  • 1996年(平成8年)4月1日 - 吉川町が単独で市制施行吉川市となる(市制時人口:53,443人)
  • 2005年(平成17年) - 人口が6万人を超える。
  • 2006年(平成18年) - 埼玉県吉川保健所が草加保健所及び越谷保健所と統合し、埼玉県越谷保健所吉川分室となる。
  • 2010年(平成22年) - 埼玉県越谷保健所吉川分室が廃止され、埼玉県草加保健所の管轄となる。
  • 2012年(平成24年)3月17日 - 武蔵野線吉川美南駅が開業。
  • 2015年(平成27年)2月7日 - 人口が7万人を超える。
  • 2019年(令和元年) - きよみ野1丁目の市民交流センター「おあしす」隣に吉川市役所の新庁舎が完成する。

人口

 
吉川市と全国の年齢別人口分布(2005年) 吉川市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 吉川市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
吉川市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 18,524人
1975年(昭和50年) 30,785人
1980年(昭和55年) 38,894人
1985年(昭和60年) 43,616人
1990年(平成2年) 48,935人
1995年(平成7年) 52,705人
2000年(平成12年) 56,673人
2005年(平成17年) 60,284人
2010年(平成22年) 65,297人
2015年(平成27年) 69,738人
2020年(令和2年) 71,979人
総務省統計局 国勢調査より


行政

 
吉川市役所前の通り

市長

歴代町長

  • 初代:森田金次郎(1955年4月19日 - 1959年4月18日、1期)
  • 2代:平井伊一(1959年4月30日 - 1963年4月29日、1期)
  • 3、4代:安井武夫(1963年4月30日 - 1971年4月29日、2期)
  • 5代:清宮辰雄(1971年4月30日 - 1975年4月29日、1期)
  • 6 - 8代:浅子鴻(1975年4月30日 - 1987年4月29日、3期)
  • 9 - 11代:深井誠(1987年4月30日 - 1996年3月31日、市制施行)

歴代市長

  • 初代:深井誠(1996年4月1日 - 1999年1月19日、町長時代含め通算4期)
  • 2 - 5代:戸張胤茂(1999年3月7日 - 2015年3月6日、4期)
  • 6 - 8代:中原恵人(2015年3月7日 - 、3期目)

広域行政

一部事務組合
事務の委託
協議会
  • 埼玉県東南部都市連絡調整会議:越谷市、草加市、三郷市、八潮市、松伏町とともに公共施設の相互利用、図書館の広域利用、重症心身障害児施設中川の郷療育センターの共同設置、埼玉県東南部地域公共施設予約案内システム(まんまるよやく)の運営を行っている。また、政令指定都市移行を目標とした合併に関する会議を開催や構成する自治体の住民が参加できる事業を開催している。

議会

市議会

県議会

  • 選挙区:東12区吉川市・松伏町選挙区
  • 定数:1人
  • 任期:2023年4月30日 - 2027年4月29日
  • 投票日:2023年4月9日
  • 当日有権者数:82,534人
  • 投票率:27.90%
候補者名 当落 年齢 所属党派 新旧別 得票数
松沢正 63 自由民主党 11,446票
岩田京子 52 埼玉県市民ネットワーク 11,183票

経済

 
イオンタウン吉川美南と駅前広場
 
ウニクス吉川(左にコーナン、中央にLIFEストア)

商業

産業

 
市内中心部

金融機関

特産物

  • なまず料理(養殖をはじめ、なまずグッズなどでPRに力を入れている)
  • 土俵だわら

姉妹都市・提携都市

地域

 
吉川ムサシノ幼稚園
 
関小学校
 
吉川市立東中学校

病院

  • 吉川中央総合病院

教育

幼稚園
  •  吉川ムサシノ幼稚園
小学校
中学校
高等学校
文部科学省認可外の教育施設

公共施設

公共施設

消防

警察

  • 吉川警察署(所在地は三郷市上彦名)
    • 吉川交番
    • 吉川駅前交番

郵政

郵便番号は市内全域が「342-00xx」である。

  • 吉川郵便局 - 吉川市及び松伏町全域の集配を担当
    • 吉川駅前郵便局
    • 吉川団地前郵便局
    • 吉川平沼郵便局
    • イオンタウン吉川美南内郵便局

住宅団地

  • UR吉川団地 UR吉川駅前住宅 UR吉川駅みなみ 吉川きよみ野
  • 県営吉川土場団地

地域情報

  • 東武よみうり新聞:(当市ならびに越谷市、草加市、三郷市、八潮市、松伏町の全域と春日部市、川口市さいたま市の一部に配布)
  • 東武朝日新聞:(当市ならびに越谷市、草加市、三郷市、八潮市、松伏町、春日部市、さいたま市岩槻区の全域と川口市の一部に配布)
  • 東武新聞:(当市ならびに越谷市、草加市、三郷市、八潮市、松伏町の情報を掲載)
  • 東埼玉新聞:(当市ならびに越谷市、草加市、三郷市、八潮市、松伏町の情報を掲載)

交通

 
吉川駅南口

鉄道路線

東日本旅客鉄道(JR東日本)
  武蔵野線

いずれも市南部にあり、北部はバスなどで松伏町を経由し東武伊勢崎線北越谷駅など)に出たり、江戸川を渡って東武野田線野田市駅梅郷駅など)に出た方が近い地域もある。

路線バス

タクシー

タクシーの営業区域県南東部交通圏で、春日部市草加市越谷市久喜市八潮市などと同じエリアとなっている。

道路

高速道路
一般国道
県道
その他主要道路

観光

 
清浄寺
 
宝光山延命寺

出身関連著名人

出身著名人

ゆかりの人物

  • 吉川めいろ迷路クリエイター) - 吉川市在住で、ペンネームの由来も吉川市から。市の広報[4]や市で頒布した「脳活ドリル」の表紙を手掛けたことがある[5]

脚注

  1. ^ 吉川の地名・町名のおこり - 吉川市公式ホームページ
  2. ^ 新駅駅名「吉川美南」に決まるまでの経緯 吉川市公式ホームページ 2010年1月5日
  3. ^ 市公共交通の取組とタクシー利用料金助成事業概要 吉川市、2020年10月26日、2022年2月3日閲覧。
  4. ^ 広報よしかわ No.771” (PDF). 2021年8月18日閲覧。
  5. ^ 吉川市オリジナル脳活ドリル”. 吉川市公式ホームページ (2022年2月18日). 2022年7月12日閲覧。

関連項目

外部リンク