小山昭夫
小山 昭夫(こやま あきお、1931年(昭和6年)6月19日 - )は、日本の精神科医、学校法人経営者。藍野グループ代表、学校法人東北文化学園大学元理事長。
経歴
編集- 1959年(昭和34年) - 東京大学医学部卒業。精神科医となる。
- 1961年(昭和36年) - 小山診療所を兄と共同で設立。
- 1965年(昭和40年) - 大阪府茨木市に精神科病院藍野病院を設立。同年、医療法人恒昭会に改組。
- 2005年(平成17年)4月 - 学校法人東北文化学園大学理事長に就任。
- 2007年(平成19年) - 学校法人樟蔭東学園に2億円を融資して、理事選任権を得た[1]。
- 2008年(平成20年)3月31日 - 医療法人恒昭会理事を辞任[2]。
- 2010年(平成22年) - 樟蔭東学園の運動場約1万2,000平方メートルを約22億6,800万円で売却した。その後、無担保で3億8,000万円の融資を受けた[1][3]。
- 2011年(平成23年)12月 - 樟蔭東学園からの融資、4億3,000万円分を堺市内に所有する山林約17.5ヘクタールの譲渡で代物弁済したが、山林にそれほどの価値がなく、文部科学省や大阪府から、学校法人へ現金による回収の指示がなされたことから、現金で4億3,000万円を返済した[4]。
- 2013年(平成25年)3月6日 - 樟蔭東中学校・高等学校を経営する学校法人樟蔭東学園に不正融資で3億8千万円の損害を与えた背任の疑いで、大阪地方検察庁特別捜査部に逮捕された[1]。
- 2013年(平成25年)11月22日 - 背任罪で大阪地方裁判所に懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡された[5]。
藍野学院のグループ医療機関
編集関係した学校
編集著書
編集- トリエステ精神保健サービスガイド 精神病院のない社会へ向かって(現代企画室、2006年04月)
脚注
編集- ^ a b c “解説:樟蔭東学園の不適切融資 理事ら逮捕 理事暴走、止まらず 学園私物化にメス”. 毎日新聞 (2013年3月6日). 2013年3月30日閲覧。
- ^ “お知らせ”. 医療法人恒昭会. 2013年3月31日閲覧。
- ^ “「救世主」か「乗っ取り屋」か 樟蔭東学園事件で大阪特捜が追及する“学校ロンダリング””. 産経新聞 (2013年3月24日). 2013年3月30日閲覧。
- ^ “代物弁済分を現金で返済 樟蔭東学園の融資問題”. 産経新聞 (2013年1月30日). 2013年3月30日閲覧。
- ^ “樟蔭東学園の不正融資事件 元理事に有罪判決”. 産経新聞 (2013年11月22日). 2019年9月22日閲覧。