弘福寺

東京都墨田区向島にある黄檗宗の寺院

弘福寺(こうふくじ)は、東京都墨田区向島にある黄檗宗の寺院。山号は牛頭山。本尊は釈迦如来。隅田川七福神のうち布袋像を祀る。

弘福寺

大雄宝殿
所在地 東京都墨田区向島5-3-2
位置 北緯35度43分2.6秒 東経139度48分31.4秒 / 北緯35.717389度 東経139.808722度 / 35.717389; 139.808722座標: 北緯35度43分2.6秒 東経139度48分31.4秒 / 北緯35.717389度 東経139.808722度 / 35.717389; 139.808722
山号 牛頭山[1]
香積山(前身)[1]
宗旨 禅宗[2]
宗派 黄檗宗[2]
本尊 釈迦如来[1]
開山 鉄牛[1]
開基 稲葉正則[1]
正式名 牛頭山弘福禅寺
札所等 隅田川七福神布袋尊
法人番号 5010605000323 ウィキデータを編集
弘福寺の位置(東京都区部内)
弘福寺
テンプレートを表示

歴史・概要

編集

江戸時代前期の1673年延宝元年)、黄檗宗の僧鉄牛道機の開山、稲葉正則の開基により香積山弘福寺を現在地に移して建てられた寺院である。江戸時代には鳥取藩池田氏菩提寺であった。関東大震災で罹災したが、1933年昭和8年)に再建された。

境内のには石造りの爺像(高さ55cm×幅45cm程度)と婆像(高さ75cm×60cm程度)からなる「の爺婆尊」が祀られており、風邪インフルエンザの予防を祈願する参拝者が訪れる。制作した江戸時代の禅僧・風外(ふうがい)の名が「風(邪)の外」に通じるとして、風邪除けのご利益があると信じられるようになった[3]

文化財

編集

区指定有形文化財

編集
  • 大雄宝殿 昭和8年(1933年)再建。
  • 梵鐘 貞享5年(1688年)鋳造。

区指定史跡

編集

区指定無形民俗文化財

編集

墓所

編集

鳥取藩池田家津和野藩亀井家の関係者の墓が多い[4]

所在地

編集

東京都墨田区向島5-3-2

脚注

編集
  1. ^ a b c d e 新編武蔵風土記稿 須崎村.
  2. ^ a b 江戸名所図会 1927.
  3. ^ 東京・向島の弘福寺、爺婆像に風邪除け祈願『産経新聞』朝刊2017年12月27日(東京面)
  4. ^ 小島惟孝 著『墨田区史跡散歩 (東京史跡ガイド7)』学生社、1993年、95-99p

参考文献

編集

関連項目

編集

外部リンク

編集