株式会社文英堂(ぶんえいどう)は、東京都新宿区に本社、京都市に登記上の本店を置く、教科書参考書辞典等を発行する出版社である。

株式会社文英堂
Bun-eido Publishing Co., Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
162-0832
東京都新宿区岩戸町17
本店所在地 601-8121
京都府京都市南区上鳥羽大物町28
設立 1950年1月
(創業1921年)
業種 情報・通信業
法人番号 4130001011624 ウィキデータを編集
事業内容 教科書・書籍の企画・編集および出版、販売
代表者 代表取締役社長 益井英郎
従業員数 85名(2011年9月30日現在)
決算期 9月30日
主要子会社 文祥商事株式会社
外部リンク http://www.bun-eido.co.jp/
特記事項:埼玉本社:351-0024 埼玉県朝霞市泉水3丁目2-29
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沿革

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この節の出典:[1]

  • 1921年 大阪市で創業
  • 1950年 株式会社に改組
  • 1952年 東京出張所(現東京支社)設立
  • 1951年 業務拡大のため京都市に社屋を移転
  • 1962年 カラー版「学生百科事典」発行
  • 1967年 「全国中学校文芸コンクール」開催
  • 1968年 カラー版「小学生全集」[2]24巻セットが完成
  • 1969年 「中学くわしいシリーズ」発刊
  • 1971年 カラー版「国民の歴史」24巻セット完成
  • 1972年 「高校理解しやすいシリーズ」発刊
  • 1973年 高校用英語教科書「UNICORN」発行
  • 1987年 「中学これでわかる」シリーズ発刊(当時のファッションブランド、ピーナッツボーイが表紙)
  • 1992年 「小学これでわかるシリーズ」発刊
  • 1993年 高校用英語教科書「POWWOW」発刊、高校用数学教科書「新編・数学」シリーズ発刊
  • 1998年 高校用数学教科書「高等学校(パスカル)数学」発刊
  • 2004年 中高一貫校用英語検定外教科書「Birdland Junior English」発刊
  • 2009年 支社新社屋落成(地上11階・地下1階)
  • 2021年 創業100周年を迎えた

教科書

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  • 文部科学省検定済教科書の発行者番号は109。
  • 高等学校向け検定教科書を1教科(外国語科)を発行している。
    • 2011年度までは数学も発行していたが、現在は撤退している。
    • 英語に強みを持ち、「UNICORN」、「POWWOW」、「Surfing」等が知られる(2種類あるOC用はいずれも別タイトル)。
  • 最近の取り組みとして、中高一貫校向けの英語検定外教科書「Birdland English Course」を発行している。

主な出版物

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小学生、中学生、高校生向けの参考書、問題集、辞典の他、一般書を発行している。

  • 主な参考書
    • 「理解しやすい」シリーズ(高校生向け)
    • 「くわしい」シリーズ(小学生、中学生向け)
    • 「これでわかる」シリーズ(小学生、中学生、高校生向け)

文英堂発行の参考書には「シグマベスト」という名称が冠されているが、シグマとは数学記号(Σ)で「総和」、またBEST(最上)の総和は文英堂の発行する教育書が「学ぶ人々それぞれの最良の内容」で、その総和の象徴と位置づけているという。

  • 主な問題集
    • 「小学四年生までに覚えたい」シリーズ(小学生向け)
    • 「最高水準問題集」シリーズ(小学生、中学生向け)
    • 「勝てる!センター試験問題集」シリーズ(高校生向け)
    • 「看護医療技術系受験」シリーズ(高校生向け)

日常学習向けだけでなく、中学受験、高校受験、大学受験向けなど幅広いジャンルを発行している。

  • 主な辞典
    • 「学習国語辞典」[3]
    • 「小学国語辞典」
    • 「小学理科学習辞典」
    • 「ユニコン英和辞典」

小学生向け、高校生向けの学習用辞典を発行している。

  • 主な一般書
    • 「新・古代史検証 日本国の誕生」シリーズ
    • 「原色小倉百人一首」
    • 「英検合格クイックマスター」シリーズ

歴史・教養書、ノンフィクション・エッセイ、文学、資格試験対策、実用書など幅広いジャンルを発行している。

テレビCM

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  • 1980年代前半に堀江美都子を起用したテレビコマーシャルが放映されたことがあった。
  • 1990年代には、歴史上の人物が歌う「アルプス一万尺」の替え歌をモチーフに「くわしいシリーズ」のCMを行ったことがある。

不祥事

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2018年3月、教科書検定に合格した高校のコミュニケーション英語3の教科書に、沖縄県の発酵料理である豆腐ようを食べた感想として、「ブルーチーズ放射性廃棄物が混ざったものを食べたかのよう」と表現されていた。これを「ブラックユーモアを多用する筆者の表現をそのまま使ってしまった」、「配慮が欠けていた」と釈明。文部科学省に訂正申請を行った[4][5]

出典

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  1. ^ 文英堂の歩み
  2. ^ 詳細検索 | NDLサーチ | 国立国会図書館”. 国立国会図書館サーチ(NDLサーチ). 2024年2月11日閲覧。
  3. ^ 学習国語辞典 | NDLサーチ | 国立国会図書館”. 国立国会図書館サーチ(NDLサーチ). 2024年10月10日閲覧。
  4. ^ “豆腐ようを酷評 該当部分を訂正申請”. 毎日新聞. (2018年3月28日). https://mainichi.jp/articles/20180329/k00/00m/040/098000c 2018年4月16日閲覧。 
  5. ^ “豆腐よう「放射性廃棄物の味」 英語教科書の訂正を申請”. 朝日新聞. (2018年3月29日). https://www.asahi.com/articles/ASL3Y44QFL3YUHBI00Z.html 2018年4月16日閲覧。 

外部リンク

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