新日本航空
新日本航空株式会社(しんにほんこうくう、英: New Japan Aviation Co.,LTD.)は、鹿児島県の鹿児島空港を拠点として、定期航空路線事業、不定期航空路線事業、遊覧飛行、訓練飛行、航空写真撮影、宣伝飛行、航空機格納・整備などの事業を行っている会社である。
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法人番号 | 3340001007271 | |||
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設立 | 1969年7月 | |||
拠点空港 | 鹿児島空港 | |||
保有機材数 | 7機 | |||
就航地 | 3都市 | |||
本拠地 | 鹿児島空港 | |||
代表者 | 秋定 慈登(代表取締役)[1] | |||
外部リンク |
www |
新日本航空本社運航所 | |
種類 | 株式会社 |
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略称 | NJA |
本社所在地 |
日本 〒899-5114 鹿児島県霧島市隼人町西光寺3525-1 北緯31度47分33.7秒 東経130度43分23.7秒 / 北緯31.792694度 東経130.723250度座標: 北緯31度47分33.7秒 東経130度43分23.7秒 / 北緯31.792694度 東経130.723250度 |
本店所在地 |
〒673-0028 兵庫県明石市硯町3丁目1番24号 北緯34度39分9.7秒 東経134度58分37秒 / 北緯34.652694度 東経134.97694度 |
設立 | 1969年(昭和44年)7月[2] |
業種 | 空運業 |
法人番号 | 3340001007271 |
事業内容 | 航空機使用事業、航空運送事業、航空機整備事業 |
代表者 | 秋定慈登(代表取締役)[1] |
資本金 | 8,900万円 |
外部リンク |
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なお、日本航空 (JAL) とは一切関係がなく、2012年度より兵庫県明石市に所在する、有限会社秋定砿油(石油製品卸売販売業)が筆頭株主になっている[3]。
概要
編集設立当時より、自家用および事業用操縦士の訓練養成を、鹿児島空港や大利根飛行場、仙台空港などで行ってきた。2011年4月より、全ての訓練養成を、鹿児島空港で行っている。
また、鹿児島空港を拠点として、定期航空路線事業のほかに、セスナ機による遊覧飛行、九州・沖縄地域の空港へのチャーター運航を行っている。
沿革
編集- 1965年(昭和40年) - 鹿児島飛行クラブ、旧鹿児島空港(鴨池)に設立
- 1968年 - 新日本航空株式会社設立
- 1969年
- 7月、京葉航空株式会社設立(千葉県)
- 京葉航空株式会社、社有飛行場を千葉県茂原市に建設
- 1978年
- 新日本航空株式会社、京葉航空株式会社を買収
- 京葉航空・本社を東京に移転、主整備基地を松本空港に移設
- 1984年
- 京葉航空株式会社と合併
- 東京から鹿児島に本社移転
- 1985年 - 鹿児島空港に格納庫を建設、主整備基地を松本空港から鹿児島空港に移設
- 2002年(平成14年) - 但馬飛行場へ主整備基地移転/関東運航所を但馬飛行場に移転
- 2011年 - 但馬運航所を廃止、新潟運航所を開設
- 2014年 - 鹿児島-薩摩硫黄島開設/新潟-佐渡線休止
- 2016年 - スカイマーク株式会社のパイロット養成訓練を受託
- 2021年(令和3年) - 宮崎空港に格納庫及び専用エプロン(旧ジャムコ格納庫)を取得
- 2022年 - 鹿児島-諏訪之瀬島開設
不定期航空運送事業
編集- 鹿児島空港 - 薩摩硫黄島(月、水曜各1往復)※運休中(2023年6月以降)
- 鹿児島空港 - 諏訪之瀬島(火、金曜各1往復)
全便がセスナ 172で運航される。2014年8月13日に鹿児島空港 - 薩摩硫黄島飛行場へ週一往復を就航[4]。毎週水曜日運航であったが、2015年4月13日からは月曜日を含む週2往復となった。さらに2022年10月4日からは諏訪之瀬島飛行場へも就航[5]している。両路線とも往路復路ともに搭乗予約がない場合は運航されない。島民は運賃の割引がある。同路線は実質的な定期便であるが、新日本航空は特別便と呼称している。FAX用の搭乗予約用紙には座席を前席右、後席左、後席右の3つの選択肢から選ぶ欄がある。搭乗の予約は搭乗日の1ヶ月前から前日の12時まで、電話、FAX、E-mailで受け付けている。尚、支払いは搭乗日に現金で支払う。
かつては、新潟空港も拠点としていた。2011年7月29日より、旭伸航空が撤退した新潟 - 佐渡線に就航した。所要時間は片道25分で、運航本数は季節により変動していた。しかし、2014年3月28日に、同3月31日をもって新潟 - 佐渡線を無期限で運休すると発表。さらに、同年4月15日には、新潟運航所を閉鎖した事が発表された。
保有機材
編集- セスナ 172 - 5機
- セスナ 172S - 1機
- ブリテン・ノーマン アイランダー - 1機
事故
編集2017年9月、同社の単発プロペラ機セスナ172Pが、鹿児島空港から三島村の薩摩硫黄島飛行場に着陸した際に、強い着陸となったため、機体前部の「隔壁」と呼ばれる部分にある前脚の取り付け部に亀裂ができたり、胴体の下側にゆがみが出来たりしたことなどが2019年3月になって明らかになった。乗っていた3人にけがはなかった[6]。
脚注
編集- ^ a b “2014年3月28日 佐渡-新潟線運航休止のお知らせ|インフォメーション|NJA 新日本航空”. 新日本航空 (2014年4月15日). 2022年1月17日閲覧。
- ^ “会社概要|企業情報|NJA 新日本航空(鹿児島空港)”. 新日本航空. 2022年1月17日閲覧。
- ^ “機長憧れ航空会社オーナー 明石の会社経営男性”. 神戸新聞NEWS. 神戸: 神戸新聞社 (2012年4月2日). 2012年10月28日閲覧。
- ^ “鹿児島空港⇔薩摩硫黄島飛行場 運航のご案内|運航のご案内|NJAからのお知らせ|NJA 新日本航空(鹿児島空港)”. 新日本航空. 2022年1月17日閲覧。
- ^ “鹿児島空港⇔諏訪之瀬島 運航のご案内|運航のご案内|NJAからのお知らせ|NJA 新日本航空(鹿児島空港)”. 新日本航空. 2022年10月7日閲覧。
- ^ “新日本航空が事故報告せず 当初「パンク」と伝える: 日本経済新聞”. 日本経済新聞 (2019年3月7日). 2022年1月17日閲覧。
参考文献
編集- 新日本航空公式サイト
- 月刊エアライン 2011年9月号