日比野丈夫
日比野 丈夫(ひびの たけお、1914年(大正3年)3月4日 - 2007年(平成19年)7月2日)は、日本の東洋学者、歴史学者(歴史地理学)。京都市生まれ。祖先は高須藩(現在の岐阜県海津市)に代々仕えた漢学者の家柄。
人物情報 | |
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生誕 |
1914年3月4日 日本京都府京都市 |
死没 | 2007年7月2日(93歳没) |
出身校 | 京都帝国大学文学部 |
学問 | |
研究分野 | 東洋学・東洋史 |
研究機関 | 京都大学 |
来歴
編集京都一中、三高を経て、1936年京都帝国大学文学部史学科東洋史専攻卒業。1936年東方文化学院京都研究所嘱託、1942年東方文化研究所副研究員。この間、中国留学(39-41年)や出張(43年)によって、中国国内の遺跡の実地調査に当たる。
1948年京都大学人文科学研究所研究員。49年助手、51年講師、57年助教授、68年教授。59年「居庸関」(共同研究)により、日本学士院賞受賞。62年『漢代歴史地理研究』により文学博士。1969年(昭和44年)、文部省在外研究員となり、フランス・イギリスに出張する。1977年(昭和62年)、京都大学を定年退官、名誉教授。
著書
編集共編著
編集- 『五台山』小野勝年共著、座右宝刊行会 1942/改訂版・平凡社東洋文庫 1995
- 『蒙疆に於ける最近の考古学的発見』水野清一共著 大和書院 1943
- 『蒙疆考古記』小野勝年共著 学芸社星野書店 1946
- 『新講座地理と世界の歴史 アジア篇』羽田明・西村睦男共編 雄渾社 1956-57
- 『山西古蹟志』京都大学人文科学研究所研究報告 水野清一共著 中村印刷出版部 1956
- 『図説世界文化史大系 別巻 世界文化史必携』角川書店 1961
- 『世界歴史 第4巻 東アジア世界』 羽田明共編 人文書院 1965
- 『東洋の歴史 第3巻 秦漢帝国』責任編集 人物往来社 1966、中公文庫 2000
- 『東洋の歴史 第13巻 人名事典』 外山軍治共編 人物往来社 1967
- 『華僑』須山卓・蔵居良造共著 日本放送出版協会「NHKブックス」1967
- 『世界史年表』共編 河出書房新社 1973
- 『水経注抄 中国古典文学大系21』森鹿三共編訳、平凡社 1974、復刊1995
参考文献
編集- 『東洋学の半世紀』大阪府「なにわ塾」編、1990