月刊ヒーローズ
『月刊ヒーローズ』(げっかんヒーローズ)は、株式会社ヒーローズが発行していた日本の月刊青年漫画雑誌。2011年11月1日に創刊。毎月1日発売[2]。
月刊ヒーローズ | |
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MONTHLY HERO'S | |
刊行頻度 | 月刊 |
発売国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
出版社 | ヒーローズ、小学館クリエイティブ |
発行人 | 三宅克 |
編集長 | 鈴木緑視[1] |
エグゼクティブディレクター | 田中聡 |
刊行期間 | 2011年11月1日 - 2020年10月30日 |
2020年4月1日発売の同年5月号まではセブン-イレブン店舗とセブンネットショッピングだけで販売していたが、同年5月1日発売の同年6月号よりAmazonで販売を始め[3]、同年7月31日発売の同年9月号より、セブンネットショッピング、Amazon以外のネットECサイトでの販売と、セブン-イレブン以外のコンビニ店舗と書店での販売を開始し[4]、一般の雑誌流通経路で購入できるようになった。
以上のような販路拡大を行ったものの、本誌は2020年12月号をもって休刊となった。全ての連載作品が、ヒーローズが運営するウェブコミック配信サイト『コミプレ』[1]へ移籍し、事実上の電子媒体への移行となるが、企画号『ヒーローズ!!』として不定期ながら紙媒体での刊行も継続される。
特徴
編集創刊当初はAKB48とのコラボレーションを行なっており、特製の生写真が付属していたほか、2012年からは川栄李奈をクローズアップしていた。2014年11月には創刊3周年を記念して、同年12月号より新連載の『仮面ライダークウガ』の冒頭9P、『ULTRAMAN』を特別編集した「光の巨人記念館」などが掲載された特別無料冊子vol.1が関連店舗で配布された。
歴代編集長
編集この節の加筆が望まれています。 |
- 田中聡(創刊編集長)
- 鈴木緑視[1]
連載作品
編集休刊時の連載作品
編集- ULTRAMAN(清水栄一×下口智裕、(c)円谷プロ) 2011年12月号 -
- キリングバイツ(原作:村田真哉、作画:隅田かずあさ)2014年1月号 -
- 仮面ライダークウガ(原作:石ノ森章太郎、脚本:井上敏樹、作画:横島一、企画:白倉伸一郎)2014年12月号 -
- アトム ザ・ビギニング(原案:手塚治虫、コンセプトワークス:ゆうきまさみ、漫画:カサハラテツロー、監修:手塚眞、協力:手塚プロダクション)2015年1月号 -
- Infini-T Force 未来の描線(原作・企画:タツノコプロ、脚本:小太刀右京、漫画:江尻立真)2015年12月号 -
- ヒメノスピア(原作:村田真哉、作画:柳井伸彦) 2017年4月号 -
- 東島丹三郎は仮面ライダーになりたい(漫画:柴田ヨクサル、協力:石森プロ・東映) 2018年6月号 -
- 神無き世界のカミサマ活動(原作:朱白あおい、漫画:半月板損傷)2019年6月号 -
- 異世界もう帰りたい(ドリヤス工場)2019年7月号 -
- Azalea(原作:鳳乃一真、漫画:新島光)2019年9月号 -
- 海辺のキュー(背川昇)2019年9月号 -
- 獅子上司(青木U平)2020年5月号 -
- ヒッツ(原作:柴田ヨクサル、作画:沢真)2020年8月号 -
休載作品
編集過去の連載作品
編集- マジェスティックプリンス(原作・キャラクターデザイン・シリーズ構成:綾峰欄人、作画:新島光)2011年12月号 - 2019年4月号
- BLUE NEST(原作:JUN、作画:TAIBOGI) 2011年12月号 - 2013年5月号
- ドラゴンエフェクト 坂本龍馬異聞(脚本:山口頼房/山科清春、作画:K STORM、監修・キャラクターデザイン:池上遼一)2011年12月号 - 2013年12月号
- 戦国SAGA 風魔風神伝(原作:宮本昌孝、作画:かわのいちろう、監修・キャラクターデザイン:村上もとか)2011年12月号 - 2014年4月号
- 海傑エルマロ(原案:伊藤福八、脚本:中川トシヒロ、作画:井上紀良)2011年12月号 - 2014年11月号
- 銀のケルベロス(原作:逢川里羅→樹奈緒、作画:Berry Star、原案:逢川里羅(途中から))2011年12月号 - 2014年1月号、休載中
- 2014年2月号より休載。公式では長期休載とアナウンスされておらず、目次に「『銀のケルベロス』は休載いたします」というメッセージが書かれていた。2015年2月号よりその表記がされなくなった。
- 美鬼神伝説 MOMO(脚本:小林雄次、構成:津島直人(途中から)、作画:Z-ONE)2012年1月号 - 2013年7月号
- ソウルリヴァイヴァー(原作・構成・キャラクターデザイン:藤沢とおる、作画:秋重学)2012年1月号 - 2015年1月号
- バディスピリッツ(脚本:岸本みゆき、作画:gyuo、構成:黒岩よしひろ)2012年2月号 - 2014年6月号
- ヒーローマスク(脚本:オカベタカシ、作画:鶴ゆみか)2012年6月号 - 2014年11月号
- クアドリガ 徳川四天王(原作:ヒース村中、作画:渡海)2012年10月号 - 2013年3月号
- ソードガイ 装刀凱 (原作:井上敏樹、キャラクターデザイン:雨宮慶太、作画:木根ヲサム)2012年12月号 - 2015年11月号
- アサシンichiyo (原作:細野不二彦、作画:信濃川日出雄)2013年1月号 - 2015年2月号 ※不定期連載
- 天威無法-武蔵坊弁慶- (原作:義凡、作画:武村勇治)2013年2月号 - 2017年7月号
- 怪盗ルパン伝 アバンチュリエ(漫画:森田崇、原作:モーリス・ルブラン)2013年4月号 - 2016年4月号 ※講談社『イブニング』より移籍
- 大彼女(矢寺圭太)2013年7月号 - 2014年8月号、※読切扱いでの事実上不定期連載、描き下ろしを加えて単行本化
- 特公 零(原作・構成:藤沢とおる、作画:浅田有皆)2013年8月号 - 2016年6月号、※隔月連載
- 天元突破グレンラガン(原作:GAINAX・中島かずき、脚本:中島かずき、作画:ののやまさき)2013年9月号 - 2014年1月号
- 双翼のギフト(原作・構成・キャラクターデザイン:維真由騎、作画:磯咲渓一)2013年10月号 - 2015年10月号 ※第一部完
- ドロロン!お国ちゃん(高橋寛行)2013年12月号 - 2016年1月号
- サイドキック☆ファイティングルール(原作:ナズカトキオ、構成:津島直人、作画:RAZEN)2014年4月号 - 2015年9月号
- BOOSKA+(シナリオ:金巻ともこ/山科清春、構成:とくたけきょうこ、企画:naopu@FOOM、作画:JIMMY)2014年5月号 - 2015年9月号、※最終3巻は2話分の描き下ろしを加えて刊行
- セーラーゾンビ(企画監修:犬童一心、原案:フィールズ、作画:ジジ&ピンチ)2014年5月号 - 2016年2月号
- 放課後カタストロフィ -Re:THE END of the end-(原作:猪原賽、漫画:平尾リョウ)2014年7月号 - 2016年8月号
- 終極のWAVERS(原作:崔海雄、作画:朴晟佑)2014年9月号 - 2015年4月号
- ソウルリヴァイヴァーSOUTH(藤沢とおる)2015年2月号 - 2016年3月号
- BABEL(原作:木下半太、作画:井上紀良)2015年2月号 - 2017年8月号
- VOICE CUSSION(原作:小金丸大和、漫画:棚橋なもしろ)2015年5月号 - 2016年12月号
- T-DRAGON(桜谷シュウ)2015年6月号 - 2019年12月号
- 酩酊! 怪獣酒場(青木U平)2015年11月号 - 2019年4月号、※不定期掲載、『ぐるなび』にて月2回本連載している作品
- ソードガイ ヱヴォルヴ (原作:井上敏樹、キャラクターデザイン:雨宮慶太、作画:木根ヲサム)2015年12月号 - 2019年7月号
- うしろ(漫画:みもり、脚本:トキオビンゴ、原案:レベルファイブ)2016年1月号 - 2016年2月号、休載中
- 足の裏のイーリス (栗元健太郎) 2016年9月号 - 2018年10月号
- キャプテンハンゾーモン (高橋寛行) 2016年10月号 - 2018年4月号
- 禁猟六区 コード・アムリタ(原作:森橋ビンゴ、作画:秋重学) 2016年12月号 - 2018年12月号
- 下獄上ものがたり(ジジ&ピンチ) 2017年5月号 - 2019年1月号
- ベイビーカートビッチ(原作:梶研吾、漫画:苺野しずく)2017年6月号 - 2017年10月号
- さすがの猿飛G(細野不二彦) 2017年7月号 - 2019年10月号
- BABEL THE 2ND 黄金少年GOLDEN BOY(原作:木下半太、作画:井上紀良)2017年9月号 - 2019年4月号、※「BABEL」の続編
- マグナレイブン(原作:板倉俊之、漫画:武村勇治)2018年8月号 - 2019年8月号
- ニンジャバットマン(原作:DCコミックス、漫画:久正人)2018年8月号 - 2019年9月号
- ひるねぶる。(原作:猪原賽、漫画:春夏アキト、構成協力:羽鳥ひろし)2018年10月号 - 2019年7月号、※2019年2月号までは短期集中連載
- ワールドヒーローズ(原作:SNK、漫画:横尾公敏)2019年2月号 - 2020年8月号
pixivコミック限定作品
編集本誌でなくpixivコミックに「pixivコミック限定作品」として配信されているタイトル。単行本は本誌連載作品と同様に、ヒーローズコミックスで刊行される。
- おにでか!(矢寺圭太) 2015年12月2日 - 2018年5月17日
- ザ・アスリーターズ(淡田青) 2016年2月2日 - 2018年8月1日
- トランスノーツ(闇鍋テルミン)2016年12月1日 - 2018年11月1日
- てっぺん -私立 法徳高校-(目下直子)2017年11月1日 - 2018年4月30日
ぐるなびみんなのごはん限定作品
編集本誌ではなく、ぐるなび みんなのごはんに「ぐるなびみんなのごはん限定作品」として配信されているタイトル。単行本は本誌連載作品と同様に、ヒーローズコミックスで刊行される。
アニメ化作品
編集作品 | 放送年 | アニメーション制作 |
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アトム ザ・ビギニング | 2017年 | OLM Production I.G SIGNAL.MD |
キリングバイツ | 2018年 | ライデンフィルム |
ULTRAMAN | 2019年(第1期) | Production I.G SOLA DIGITAL ARTS |
2022年(第2期) | ||
2023年(第3期) | ||
神無き世界のカミサマ活動 | 2023年 | studioぱれっと |
作品 | 放送年 | アニメーション制作 |
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ソードガイ 装刀凱 | 2018年 | ランドック・スタジオ |
作品 | 放送年 | アニメーション制作 |
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ヒーローカンパニー | 2015年 | スタジオディーン |
株式会社ヒーローズ
編集種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2丁目14番地 SP神保町ビル9F[5] |
設立 | 2010年4月6日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 9011001064669 |
事業内容 | WEBコミックサイト・キャラクターコンテンツの企画・運営・製作 |
代表者 | 代表取締役社長 白井勝也 |
資本金 | 1億円 |
純利益 |
▲1億0928万7000円 (2022年03月31日時点)[6] |
総資産 |
3億9047万2000円 (2022年03月31日時点)[6] |
決算期 | 3月末日 |
主要株主 | |
外部リンク | https://viewer.heros-web.com/news/company |
『月刊ヒーローズ』の刊行会社である株式会社ヒーローズ(英: HERO'S INC)は、2010年に小学館クリエイティブ・フィールズの2社の出資により設立された。パチンコ機の販売を主業とするフィールズの出資もあって、創刊当初の『月刊ヒーローズ』はセブンイレブンの他にパチンコ店内でも販売されていたが[7]、2018年に木下グループが資本参加した時点でパチンコ店での取り扱いはなくなった。
脚注
編集- ^ a b “あの話題作からマンガ賞受賞作まで!厳選チョイスの27作品”. コミックナタリー (ナターシャ). (2023年1月29日) 2023年1月29日閲覧。
- ^ “未来形コミック 月刊「ヒーローズ」毎月1日発売”. 2011年10月17日閲覧。月刊ヒーローズ公式サイトより
- ^ “【本誌情報】月刊ヒーローズ2020年6月号発売!!”. 2020年5月1日閲覧。月刊ヒーローズ公式サイトより
- ^ “【本誌情報】月刊ヒーローズ2020年9月号発売!!”. 2020年7月31日閲覧。月刊ヒーローズ公式サイトより
- ^ 会社概要 - コミプレNEWS
- ^ a b 株式会社ヒーローズ 第12期決算公告
- ^ 月刊HEROS:11月にマンガ誌創刊 セブンイレブンなどで限定販売 「JIN」の村上もとからが参加(MANTANWEB、2011年10月24日)