ベルリン条約 (1926年)
(独ソ中立条約から転送)
ベルリン条約(ベルリンじょうやく、ドイツ語: Berliner Vertrag、ロシア語: Берлинский договор)は、ドイツ・ヴァイマル共和国とソビエト連邦の間で1926年に締結された条約。その内容から独ソ友好中立条約とも呼ばれる。
概要
編集ヴェルサイユ体制から事実上排除されていたドイツとソビエト・ロシア政権は、1922年にラパロ条約を結んで接近した。しかし、1925年にドイツがヨーロッパ諸国とロカルノ条約を結んだことで、ドイツはヴェルサイユ体制下の集団安全保障体制に組み込まれ、翌26年3月1日には国際連盟に加盟することになった。(ソビエト連邦は、当時国際連盟に加盟していない。)
こうした状況下の1926年4月24日、ドイツ外相シュトレーゼマンと、駐独ソ連大使クレスチンスキーにより、ベルリン条約は締結された。内容は、今後5年間、締結国の一方が第三国から攻撃された場合、他方は中立をとることを定めたものであった。
また、1931年には3年間の延長を定めた議定書が締結された。
外部リンク
編集- 条約全文
- ドイツ語正文(documentArchiv.de)
- ドイツ語/ロシア語正文、フランス語/英語訳文(国際連盟条約集)
- 延長議定書(1931年)全文
- ドイツ語/ロシア語正文、英語訳文(国際連盟条約集)