狼疾記
『狼疾記』(ろうしつき)は、中島敦の短編小説。題名は孟子の「養其一指、而失其肩背、而不知也、則為狼疾人也。(一指に気をとられて肩や背まで失うことに気がつかぬ、それを狼疾の人と云う)」という言葉に由来している。「かめれおん日記」と共に「過去帳」と総称される。長編の未完作品『北方行』との類似点が多く、それを再構成した作品と見られている[1]。
狼疾記 | |
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作者 | 中島敦 |
国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
ジャンル | 短編小説 |
発表形態 | 作品集収録 |
初出情報 | |
初出 | 下記の「収録」本 |
刊本情報 | |
収録 | 第二創作集『南島譚』 |
出版元 | 今日の問題社 |
出版年月日 | 1942年11月15日 |
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おもな収録書籍
編集脚注
編集参考文献
編集- 中島敦『中島敦全集2』ちくま文庫、1993年3月。ISBN 978-4480027528。
- 中島敦『山月記・李陵 他九篇』岩波文庫、1994年7月。ISBN 978-4003114513。
- 中島敦『斗南先生・南島譚』講談社文芸文庫、1997年3月。ISBN 978-4061975606。
- 中島敦『李陵・山月記』(改)新潮文庫、2003年12月。ISBN 978-4101077017。