第14回ベルリン国際映画祭

第14回ベルリン国際映画祭は1964年6月26日から7月7日まで開催された。

概要

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24本のコンペテョション部門長編作品の中から、トルコ映画『野性のもだえ』が金熊賞を受賞。日本からは『にっぽん昆虫記』と『彼女と彼』の2作品が出品され、両方に出演した左幸子が女優賞を受賞した。

受賞

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上映作品

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コンペティション部門

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長編映画のみ記載。アルファベット順。邦題がついていない場合は原題の下に英題。
題名
原題
監督 製作国
Circe マヌエル・アンティン   アルゼンチン
Der Zeit der Schuldlosen
(Time of the Innocent)
トマス・ファントル   西ドイツ
El Aydi el naema
(Soft Hands)
マムード・ズルフィカール   エジプト
ファウスト
Faust
マイケル・サモン   アメリカ合衆国
Herrenpartie
(Destination Death)
ヴォルフガング・シュタウテ   西ドイツ  ユーゴスラビア社会主義連邦共和国
彼女と彼 羽仁進   日本
Kesällä kello 5
(This Summer at Five)
エルッコ・キヴィコスキ   フィンランド
行きずりの二人
L'amour avec des si
クロード・ルルーシュ   フランス
La Difficulté d'être infidèle – (フランス) ベルナール・トゥブラン=ミシェル   フランス  イタリア
ブーベの恋人
La ragazza di Bube
ルイジ・コメンチーニ   イタリア  フランス
La Visita
(The Visitor)
アントニオ・ピエトランジェリ   イタリア  フランス
Llanto por un bandido
(Weeping for a Bandit)
カルロス・サウラ   スペイン  フランス  イタリア
Los Evadidos
(The Escaped)
エンリケ・カレラス   アルゼンチン
大都会
Mahanagar
サタジット・レイ   インド
Night Must Fall カレル・ライス   イギリス
にっぽん昆虫記 今村昌平   日本
人間の絆
Of Human Bondage
ケン・ヒューズ   イギリス
Olle Olson Hagalund ルネ・エリクソン   スウェーデン
Os Fuzis
(The Guns)
ルイ・ゲーハ   ブラジル  アルゼンチン
Polnische Passion
(Polish Passion)
ヤヌツ・ピカルキヴィッツ   ポーランド
Selvmordsskolen
(School for Suicide)
クヌート・ライフ・トムセン   デンマーク
野性のもだえ
Susuz yaz
イスマイル・メチン   トルコ
質屋
The Pawnbroker
シドニー・ルメット   アメリカ合衆国
Tonio Kröger ロルフ・ティーレ   西ドイツ  フランス

審査員

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  • アンソニー・マン (アメリカ/監督)
  • ヘルマン・シュヴェリン(西ドイツ/プロデューサー)
  • ルーカス・デマレ (アルゼンチン/監督)
  • Yorgos Javellas (ギリシャ/監督・脚本家)
  • ジャック・ドニオル=ヴァルクローズ (フランス/映画監督・映画批評家)
  • リチャード・トッド (イギリス/俳優)
  • ゲルト・レッシンク (西ドイツ/)
  • Takashi Hamama(UAE/)

外部リンク

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