藻川(もがわ)は、淀川水系猪名川分流兵庫県伊丹市および尼崎市を流れる一級河川

藻川
藻川
昭和40年頃の藻川
水系 一級水系 淀川
種別 一級河川
延長 4.8 km
平均流量 -- m3/s
流域面積 4 km2
水源 猪名川(兵庫県伊丹市)
水源の標高 -- m
河口・合流先 猪名川(兵庫県尼崎市)
流域 兵庫県
テンプレートを表示

地理

編集

兵庫県伊丹市の神津大橋付近で猪名川から分かれ、兵庫県尼崎市戸ノ内町付近で再び猪名川に合流する。

歴史

編集

藻川と猪名川に囲まれた東園田地区は、かつて夏はホタルが飛び交い、カジカガエルの鳴き声が聞こえ、秋はマツムシスズムシの音が聞こえる、のどかな田園であった。ところが一度、豪雨ともなれば、両河川は氾濫し、家や田畑が水没した。

  • 1905年(明治38年) - 大雨による洪水で、戸ノ内新堤防が破壊。
  • 1938年(昭和13年) - 大洪水で猪名川と藻川が破堤し水が溢れ大きな被害が生じる。
  • 1965年(昭和40年)3月 - 一級河川に指定。
  • 1969年(昭和44年) - 猪名川と藻川の改修工事が完了し、水害は減った。

流域の観光地

編集

環境

編集

生物化学的酸素要求量は、昭和44年には約110mgと高く、水質の悪化は顕著であった。だが、昭和50年以降その数値は低下し、近年は約10mg以下を推移しており、水質が徐々に改善してきている。

その他

編集

尼崎市内には他に藻川と字面及び読みの似た蓬川(よもがわ)が流れるが、こちらは淀川水系とは無関係で、単独の二級水系を形成している。市内中部を南流する。

関連項目

編集