軟マンガン鉱
軟マンガン鉱[1](なんまんがんこう、pyrolusite、パイロルース鉱[2])は、二酸化マンガン鉱物のひとつ。正方晶系の結晶であり、組成式はMnO2で表される。同様の化学組成式で表される鉱物にはラムスデル鉱、アフテンスク鉱があり、同様の結晶構造で表される鉱物にはルチル(TiO2)、錫石(SnO2)がある。名は古来、ガラスの着色に使用された事より、ギリシャ語で火を表す「pyr」に由来する。灰色の柔らかい鉱物である。
軟マンガン鉱 | |
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分類 | 酸化鉱物 |
化学式 | MnO2 |
結晶系 | 正方晶系 |
へき開 | 二方向に完全 |
モース硬度 | 2 - 6 |
光沢 | 金属光沢 |
色 | 黒色 |
条痕 | 黒色 |
比重 | 5.0 |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
脚注
編集- ^ 文部省学術奨励審議会学術用語分科審議会編 『学術用語集 採鉱ヤ金学編』 日本鉱業会、1954年。(J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター)
- ^ 文部省編 『学術用語集 地学編』 日本学術振興会、1984年、ISBN 4-8181-8401-2。
関連項目
編集参考文献
編集- 豊遙秋・青木正博 『検索入門 鉱物・岩石』 保育社、1996年、ISBN 4-586-31040-5。
- 国立天文台編 『理科年表 平成19年』 丸善、2006年、ISBN 4-621-07763-5。
外部リンク
編集- Pyrolusite(mindat.org)
- Pyrolusite Mineral Data(webmineral.com)