金とく
『金とく』(きんとく)は、2006年4月7日からNHK名古屋放送局と、名古屋局管轄の東海・北陸の各放送局で放送されている地域情報番組である。NHK総合テレビの金曜日の20時台に不定期で放送されている。
金とく | |
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ジャンル | 地域情報番組 |
製作 | |
制作 | NHK名古屋放送局(幹事局) |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2006年4月7日 - |
放送時間 | 金曜 19:56 - 20:39 |
放送分 | 43分 |
金とく |
概要
編集毎回様々なテーマで、東海・北陸地方が抱える課題や各地の知られざる魅力などを、討論やドキュメンタリー、バラエティなど様々な形態で伝える。また、放送される地域も、東海・北陸7県向けだけでなく、各県別の内容になったり、複数県ごとに内容が異なるなど、こちらも毎回柔軟な編成がなされる。
2010年度から2011年7月22日の放送までは地上デジタル放送への完全移行を前提として、アナログ放送ではレターボックス形式での放送が実施された。また、放送回によっては字幕放送、副音声による解説放送も行われている。
2011年度には番組のリニューアルを実施。番組ロゴマークを放送開始時から使用していた金色のものから緑色をベースにしたものに変更した他に、番組専属のナレーターを初めて置いた(専属ナレーターは2011年度のみ)。
2016年度より不定期放送に移行[注釈 1]。
放送時間
編集いずれも日本標準時(JST)。
現在
編集- 本放送
- 金曜日 19:56 - 20:39(19:30から放送される場合がある)
- 再放送
- 土曜日 10:05 - 11:18
- 日曜日 13:05 - 13:48(『日曜Tube』の枠で放送)
過去
編集本放送
編集- 2006年度 - 2015年度
- 金曜日 20:00 - 20:43(19:30から放送される場合がある)
再放送
編集- 2006・2007年度
- 土曜日 10:05 - 10:48あるいは11:18(放送翌日)
- 2008・2009年度
- 日曜日 10:05 - 10:48あるいは11:18(放送2日後)
- 2010年度
- 土曜日 10:35 - 11:18(放送翌日)
- ※ただし、金沢局では2010年から放送を開始した『石川アーカイブス』により再放送は、北陸に関係した話題を除き行われなかった。
- 2011年度 - 2015年度
- 土曜日 10:05 - 10:48(2011年度以降、原則として前日の内容・2014年春季改編以降は後続の『Uta-Tube』とセットで放送)
備考
編集本放送がなかった週でも、この時間に以前放送されたものを『金とくセレクション』という題名で放送。以上により、2007年度までの『NHKネットワーク54』、2008年度の『難問解決!ご近所の底力』は、『金とく』放送のため別時間での放送となっている。詳細は各番組の項を参照。
2007年7月6日放送分(この日の放送地域は東海3県と石川県)は『大相撲名古屋場所50年〜輝いた!あの一番〜』と大相撲に関する内容だったため、翌7日(初日の前日)の17:05 - 17:55にダイジェスト版として急遽全国放送された(この番組における本編の放送時間は1.5倍の1時間15分)。
2013年6月7日放送分は『世界遺産直前!ぐるっと富士山プレゼン対決 〜静岡VS山梨〜』と富士山に関する内容だったため、『金とく×ヤマナシQUEST』として中部7県に加え山梨県にもネットされた。
- 一部局の放送休止について
【福井局】NHK大阪放送局制作の『えぇトコ』を内容によってネットすることがある。その場合は当該回が放送休止もしくは時差ネットとなる。
【静岡局】NHK首都圏放送センター制作の『キッチンが走る!』を内容によってネットすることがある。その場合は当該回が放送休止となる。
これ以外にも不定期に各放送局がローカル番組を自主制作するなどの理由で放送を休止したり、時差放送に振り替える場合もある。
出演者
編集現在
編集- 名古屋局制作版
- 不定
過去
編集- 名古屋局制作版
- 石澤典夫(東京アナウンス室を経て退局、2006年4月 - 2008年3月) - 進行役
- 森山春香(現・名古屋局アナウンサー、2006年4月 - 2007年3月) - リポーター
- 斉藤孝信(元・アナウンサー、2006年4月 - 2009年3月) - リポーター
- 内多勝康(元・アナウンサー、2008年4月 - 2012年3月) - 進行役
- 黒崎めぐみ(現・宇都宮放送局長、2012年4月 - 2016年)
- 戸谷美惠子[1](ナレーター、2011年度)
- フジヤマTV (静岡局制作版)
- 別井敬之(現・名古屋局アナウンサー、2006年4月 - 2009年3月)
- 高須沙知子(現・フリーアナウンサー、2006年4月 - 2009年3月)
- 神門光太朗(現・帯広局アナウンサー、2009年4月 - 2010年7月)
- 光部杏里(元・静岡局契約キャスター、2009年4月 - 2011年2月)
- 大槻隆行(現・松江局アナウンサー、2010年9月 - 2011年2月)
- 富山のこれから
かつて『富山スペシャル』内で放送されていた。
企画
編集現在
編集- タイムトラベル 東海道中膝栗毛
- お笑いコンビの江戸むらさき(野村浩二・磯山良司)が、十返舎一九の滑稽本『東海道中膝栗毛』に倣い、東海道五十三次の宿場を巡る旅。
- ものづくり探訪
- 東海・北陸地方の企業や町工場を一つのキーワードを基にゲストと共に巡る。
- やきもの大百科
- 鑑定家の中島誠之助と共に東海・北陸地方の陶磁器(やきもの)の産地を訪れ、やきものの魅力を紹介する旅。
- やっほー! 日本アルプス
- 2012年度に開始した「NHK山プロジェクト」の一環で、日本アルプスの魅力を伝える企画。この企画では、関東・甲信越地方に属するNHK長野放送局が参加。東海・北陸地方以外で定時放送が初めて長野県でも行われる(長野県では『知るしん。』として放送)。また、2012年9月21日に放送された『激走!日本アルプス大縦断』は、同年10月13日の『NHKスペシャル』で全国放送された[3]。
No | サブタイトル | 放送日 | 主な出演者 | 備考 |
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1 | 立山カルデラ 女子ふたり 〜潜入!崩れの山へ〜 | 2012年8月31日 | 鈴木みき、黒崎めぐみ | [4] |
2 | ハギトモ 白馬三山を行く 〜天上のお花畑と大雪渓〜 | 2012年9月7日 | 萩原智子、柏澄子 | [5] |
3 | 押切もえが挑む! “天空の頂”槍ヶ岳 | 2012年9月14日 | 押切もえ、稲葉英樹 | [6] |
4 | 激走! 日本アルプス大縦断 | 2012年9月21日 | 望月将悟 | [7] |
5 | 秋の白馬連峰 男ふたり旅 | 2013年11月1日 | 小沢一敬(スピードワゴン)、江本悠滋 | [8] |
6 | 日本アルプス 山小屋物語 | 2013年11月29日 | 伊藤正一 | [9] |
7 | 未知の大峡谷に挑む 〜立山 称名廊下〜 | 2013年12月6日 | 成瀬陽一 | [10] |
8 | 西穂高岳 冬物語 ~知られざる雪山の世界~ | 2014年4月4日 | 黒崎めぐみ | [11] |
9 | 立山 1300年の祈り ~早春の芦峅寺集落~ | 2014年4月11日 | KIKI、黒崎めぐみ | [12] |
- 金とく 北陸スペシャル(北陸3県向け)
- 北陸の各局が制作を交互に担当。これまで単独で放送されていた『北陸スペシャル』を継承。また、毎年10月後半から11月上旬には「日本伝統工芸展」金沢展の特集番組が放送される。
過去
編集- ちゅうぶ旬旬(原則として第2週に放送、本放送の時は生放送、東海・北陸7県向け)
- 東海・北陸の様々な魅力を「旬」をキーワードに紹介する。毎回3つの局による対決形式で放送される。
- ウッチーのとことん!
- キャスターの内多が視聴者からの疑問に「とことん」答えることをコンセプトとした企画。これまで、交通死亡事故やがん終末期医療などを放送した。
- 出前コンサート(出前寄席)
- 人気歌手によるコンサート、またはお笑い芸人による演芸の模様を、その土地の人々とのふれあいを交えながら紹介する。なお、2010年度までは「あなたの町に参ります 出前コンサート」として放送。
- 東海のこれから(東海3県向け、原則として生放送)
- 『日本の、これから』の東海地方版。『東海ナビゲーション』の後継番組でもある。
- フジヤマTV(月1回、静岡県向け)
- 静岡局が制作を担当。詳細は当該項参照。
- 金とく 富山スペシャル(富山県向け)
- 『富山スペシャル』の後継番組でもある。
- 金とく 石川スペシャル(石川県向け)
- 『北陸スペシャル・石川』の後継番組。
- 金とく 福井のじかん(福井県向け)
- 『北陸スペシャル・福井』の後継番組。2007年4月から上記の題名で放送。
ドラマ
編集『金とく』では、数作のオリジナルドラマ作品を発表している。また『地方発ドラマシリーズ』のうち、中部地区を舞台としたものは当枠で先行放送(30分拡大の上)する場合もある(BSプレミアムでは実質再放送扱い)。
その他
編集毎年、年に1-2回程度、中日戦の試合をホーム・ビジターを問わず放送することがある。この場合、18時から19時30分と20時45分から試合終了まではデジタル総合サブチャンネル0X2chでリレー放送する。(X=1・静岡局、金沢局、福井局、X=3・名古屋局、岐阜局、津局、富山局)
なお、この間はマルチ編成となり、メインチャンネル(011、または031)は定時番組となる。ビジターゲーム、あるいは地方球場で中日が主管の屋外スタジアムで開催する場合、雨天中止の場合はマルチ編成をせず通常の定時番組となる。
なお2011年9月9日には対横浜ベイスターズ戦(ナゴヤドーム)の中継も予定されたが、台風12号による集中豪雨災害に伴う緊急特別番組「NHKスペシャル・緊急報告 記録的豪雨の衝撃」が急遽全国放送となったため、18時からのマルチ編成を含め放送中止となった。この試合はNHK教育を含む他の在名テレビ局・三重テレビ放送・BS衛星放送への振り替え、およびNHK総合での録画中継は実施されていないため、CS(J SPORTS NHKから裏送り)を除き放送されなかった。
放送・制作局
編集他地域での放送
編集- 全国放送
- ふるさとから、あなたへ(BShi、2008年度 - 2010年度)
- ろーかる直送便(総合テレビ、2010年度以降)
- なお、『ろーかる直送便』の第1回放送(2010年4月9日)では、『金とく』の「奇跡の干潟・六条潟〜三河湾 アサリを育む里海〜」(2010年1月29日放送分)の回が放送された。
- その他
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “» 戸谷 美惠子|巣山プロダクション”. 2022年3月8日閲覧。
- ^ “講師プロフィール”. アナウンサー・話し方講師 島 永吏子 公式サイト - ForeSerenity - (2017年6月10日). 2022年3月8日閲覧。
- ^ “NHKアーカイブス、NHKスペシャル 激走!日本アルプス大縦断”. NHK. 2013年11月30日閲覧。
- ^ “金とく、これまでの放送2012年度、立山カルデラ 女子ふたり 〜潜入!崩れの山へ〜”. NHK名古屋放送局. 2013年11月30日閲覧。
- ^ “金とく、これまでの放送2012年度9月7日、ハギトモ 白馬三山を行く 〜天上のお花畑と大雪渓〜”. NHK名古屋放送局. 2013年11月30日閲覧。
- ^ “金とく、これまでの放送2012年度9月14日、押切もえが挑む! “天空の頂”槍ヶ岳”. NHK名古屋放送局. 2013年11月30日閲覧。
- ^ “金とく、これまでの放送2012年度9月21日、激走! 日本アルプス大縦断”. NHK名古屋放送局. 2013年11月30日閲覧。
- ^ “金とく、これまでの放送2013年度11月1日、秋の白馬連峰 男ふたり旅”. NHK名古屋放送局. 2013年11月30日閲覧。
- ^ “金とく、これまでの放送2013年度11月29日、日本アルプス 山小屋物語”. NHK名古屋放送局. 2013年11月30日閲覧。
- ^ “金とく、これまでの放送2013年度12月6日、未知の大峡谷に挑む 〜立山 称名廊下〜”. NHK名古屋放送局. 2013年12月8日閲覧。
- ^ “金とく、これまでの放送2014年度4月4日、西穂高岳 冬物語 ~知られざる雪山の世界~”. NHK名古屋放送局. 2014年5月28日閲覧。
- ^ “金とく、これまでの放送2014年度4月11日、立山 1300年の祈り ~早春の芦峅寺集落~”. NHK名古屋放送局. 2014年5月28日閲覧。
- ^ “金とく、これまでの放送 ドラマ「みちくさ」(後編)”. NHK名古屋放送局 2014年6月16日閲覧。
- ^ “SKE48高柳明音の“生ドラマ”が中部7県で放送”. ザテレビジョン. (2014年5月7日) 2015年8月9日閲覧。