黒沢文貴
黒沢 文貴(くろさわ ふみたか、1953年 - )は、日本の歴史学者(日本政治外交史)。博士(法学)(慶應義塾大学・論文博士・1998年)。東京女子大学現代教養学部国際社会学科国際関係専攻教授。2022年3月 東京女子大学を定年退職。軍事史学会会長。
略歴
編集東京都生。1976年上智大学文学部史学科卒。1984年同大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。都立日比谷高校教員を経て宮内庁書陵部に入庁、1992年宮内庁書陵部編修課主任研究官。
著書
編集単著
編集- 『大戦間期の日本陸軍』(みすず書房、2000年)
- 『大戦間期の宮中と政治家』(みすず書房、2013年)
- 『二つの「開国」と日本』(東京大学出版会、2013年)
- 『歴史に向きあう 未来につなぐ近現代の歴史』(東京大学出版会、2020年)
編著・共著
編集共編著
編集- (斎藤聖二・櫻井良樹)『国際環境のなかの近代日本』(芙蓉書房出版、2001年)
- (河合利修)『日本赤十字社と人道援助』(東京大学出版会、2009年)
- (イアン・ニッシュ)『歴史と和解』(東京大学出版会、2011年)
- (小林道彦)『日本政治史のなかの陸海軍――軍政優位体制の形成と崩壊1868~1945』(ミネルヴァ書房、2013年)
- (季武嘉也)『日記で読む近現代日本政治史 史料で読み解く日本史②』(ミネルヴァ書房、2017年)
刊行史料
編集- (池井優・波多野勝)『濱口雄幸日記・随感録』(みすず書房、1991年)
- (波多野勝・斎藤聖二・櫻井良樹)『海軍の外交官 竹下勇日記』(芙蓉書房出版、1998年)
- (波多野澄雄ほか全5名)『侍従武官 奈良武次日記・回想録 全4巻』(柏書房、2000年、新版2012年)
- (佐藤元英)『GHQ歴史課陳述録――終戦史資料 上・下』(原書房、2002年)
- 「奈良武次軍務局長日記」(『東京女子大学紀要論集』53(1・2号)、2002年-2003年)
- 『海軍大将 嶋田繁太郎備忘録・日記』(軍事史学会編、錦正社、2017年-)全3巻予定
- 『陸軍大将 奈良武次日記 第一次世界大戦と日本陸軍 上・下』(原書房「明治百年史叢書」、2020-2021年)
- 大正元年~大正九年の日記。編者代表
脚注
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