鼻煙壷
鼻煙壷(びえんこ、Snuff Bottle)とは嗅ぎ煙草を入れておくための容器、喫煙具のこと。 スナッフ・ボックス。その形や色や大きさは様々である。大きさは小さいことがほとんどで、大きくても高さ10cmに満たない場合が多い。だいたい高さ数cm程度の小さな容器である。中に嗅ぎ煙草をすくうための匙がついている。
歴史・文化
編集鼻煙壷の素材は様々なものがあって、たとえば金、銀、玉、瑪瑙、ガラス、陶器、象牙などで作らたものがある。鼻煙壷には装飾なども施されているので観賞の対象にもなった。だから日用品としての利用以外に美術品として収集されたケースもあった。鼻煙壷は中国で清の時代に流行したが、現在は日用品としてはあまり用いられていない。
関連項目
編集- 皇帝のかぎ煙草入れ
- 陽谿穴/解剖学的嗅ぎタバコ入れ
- 沖正一郎 - 著名な収集家