デスオキシコルチコステロン(Desoxycorticosterone、11-デオキシコルチコステロン)は、副腎網状帯束状帯から分泌される鉱質コルチコイドである。

デスオキシコルチコステロン
識別情報
CAS登録番号 64-85-7
PubChem 6166
ChemSpider 5932
UNII 40GP35YQ49
ChEBI
ChEMBL CHEMBL1498
2871
特性
化学式 C21H30O3
モル質量 330.461 g/mol
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

生合成

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ミトコンドリア細胞質基質において、小胞体酵素によりプレグネノロンからアンドロゲン、11-デオキシコルチコステロン、11-デオキシコルチゾールのうちのどれかに転化される。11-デスオキシコルチコステロンは11-デオキシコルチゾールを経てミトコンドリアに再び入り、酵素によって鉱質コルチコイドと糖質コルチコイドに変換される。

存在

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デスオキシコルチコステロンは通常、酢酸エステル(酢酸デスオキシコルチコステロン、DOCA)とピバル酸エステル(ピバル酸デスオキシコルチコステロン)の2つの形状で確認されている。

臨床

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デスオキシコルチコステロンの酢酸エステルとピバル酸エステルは、慢性原発性副腎皮質機能低下症の代替療法に使われる。

なお、ピバル酸デスオキシコルチコステロンは獣医が使う薬品としてノバルティス社からPercotenという名称で販売されている。

関連項目

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