AN/SPS-40
AN/SPS-40は、ウェスティングハウス・エレクトリック社が開発した2次元レーダー。
「トレントン」搭載機 | |
種別 | 対空捜索レーダー |
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開発・運用史 | |
開発国 | アメリカ合衆国 |
就役年 | 1961年 (初号機引渡) |
送信機 | |
周波数 | UHF(400-450MHz) |
パルス幅 |
60マイクロ秒 (0.6または1.0マイクロ秒に圧縮) |
パルス繰返数 | 278または300 pps |
送信尖頭電力 | 200 kW |
アンテナ | |
形式 | パラボラアンテナ |
直径・寸法 | 幅5.49 m×高さ2.95 m×奥行2.82 m |
アンテナ利得 | 21 dB |
ビーム幅 | 水平10.5度×垂直19度 |
走査速度 | 7.5または15 rpm |
方位角 | 全周無制限 |
探知性能 | |
探知距離 | 320 km (170 nmi) |
探知高度 | 50,000 ft (15,000 m) |
分解能 | 100 yd (91 m)以下 |
その他諸元 | |
重量 |
アンテナ+架台: 646.3 kg 甲板下部分: 1,451 kg |
同社が先行して開発したAN/SPS-31の派生型として開発された。E-2早期警戒機の機上レーダーの艦載版というべき性能を備えており、アメリカ海軍などにおいて、主として対空捜索レーダーとして用いられている。
後継機種としてAN/SPS-49が開発・配備されており、本機種搭載艦の一部でもNTU改装を受けた艦においてはこれに更新された。
搭載艦
編集- ミサイル嚮導駆逐艦/ミサイル巡洋艦
- リーヒ級ミサイル巡洋艦
- 原子力ミサイル巡洋艦「ベインブリッジ」
- ベルナップ級ミサイル巡洋艦
- 原子力ミサイル巡洋艦「トラクスタン」
- カリフォルニア級原子力ミサイル巡洋艦
- バージニア級原子力ミサイル巡洋艦
- リーヒ級ミサイル巡洋艦
- 駆逐艦/ミサイル駆逐艦
- アレン・M・サムナー級駆逐艦(一部艦がFRAM改修により搭載)
- ギアリング級駆逐艦(一部艦がFRAM改修により搭載)
- フォレスト・シャーマン級駆逐艦
- チャールズ・F・アダムズ級ミサイル駆逐艦(後期建造艦)
- スプルーアンス級駆逐艦
- 護衛駆逐艦/フリゲート
- 強襲揚陸艦
- ドック型揚陸艦/ドック型輸送揚陸艦
- 補給艦
- サクラメント級高速戦闘支援艦(1・2番艦のみ)
関連項目
編集- 日本製のレーダー。当初はSPS-40の日本版として開発される予定だったが、現物の供与が遅れたことから、SPS-40からは一部技術の導入のみとされ、ほとんどが日本独自に開発されることとなった。