SoulJa
SoulJa(ソルジャ、1983年(昭和58年)11月1日 - )[2]は、日本の男性ヒップホップミュージシャン。
SoulJa | |
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出生名 |
Johannes Maria Leenders Zwaan ヨハネス・マリアス・レィンダース・ズワン[1] |
生誕 | 1983年11月1日(41歳)[2] |
出身地 | 日本・東京都東久留米市 |
ジャンル | J-POP、ヒップホップ、R&B |
職業 | シンガーソングライター、ラッパー |
活動期間 | 2005年 - 現在 |
レーベル |
Rock & Hill Records (2005年〜2006年) NAYUTAWAVE RECORDS (2007年〜2008年) Def Jam Recordings(2008年~2013) cutting edge (2013年) |
事務所 | G-STAR.PRO |
公式サイト |
www.soulja.jp ameblo.jp/soulja-blog |
2005年、ミニ・アルバム『First Contact』でインディーズからデビューし、2007年にシングル「DOGG POUND」でメジャーデビューを果たした。彼は、青山テルマとの共作で知られている。2008年に彼女を客演に迎えた3枚目のシングル「ここにいるよ」で、オリコンチャート最高6位を記録。デジタル・ダウンロード数は200万を超え、着うたブームの火付け役となった[3]。2008年に青山によるアンサーソング「そばにいるね feat.SoulJa」は、2008年上半期最高の売上を記録し、「日本で最も売れた着うたフル楽曲」としてギネスブックに認定された。2010年に、彼女とのコラボレーション最終作となるシングル「はなさないでよ」を発表。「ここにいるよ」「そばにいるね」の配信は計1,000万ダウンロードを超えた[4]。
生い立ち
編集1983年(昭和58年)[2]、東京都で生まれる。日本人の父親とベルギー人の母親を持つハーフ。幼い頃に母親の母国ベルギーに移り、その後、日本やアメリカを行き来する。ヴァイオリニスト[3]の母親に強制的にヴァイオリンを習わされたのをきっかけに、チェロ、ピアノを習い、幼い頃からクラシックに慣れ親しむ[5]。
アメリカの高校に単身で進学[6]。15歳の時にヒップホップに目覚め、全米各地で行われるイベントでフリースタイル・ラップバトルを繰り広げる。この頃のラップの内容は「経験に基づく自己分析」が多く、自らのアイデンティティを失っていた時期であった為、ラップバトルは感情の捌け口になっていた[5]。その頃に現地のラッパーから一流ラッパーの称号である「SoulJa」(魂(Soul)と神(Jah)を表すスラング)を授かった[2]。2003年から日本に住んでいる[3]。
経歴
編集友人が当時の所属事務所G.P.Rに彼のデモテープを持ち込む[6]。2005年、俳優オダギリジョーが出演する「メンズビューティーン」のCM曲として「FirstContact」が起用され、デビュー[6]。11月1日にミニ・アルバム『First Contact』を発表。
2007年2月28日、シングル「DOGG POUND」でメジャーデビューを果たす。同年6月に2枚目のシングル「rain」を発表。9月に青山テルマを客演に迎えた3枚目のシングル「ここにいるよ」を発表。遠距離恋愛を歌った同作は、オリコンチャートで最高6位、デジタル・ダウンロード数は200万[4]を記録する大ヒットとなった[6]。9月7日にシングル3曲を含む初のアルバム『Spirits』を発表。12月には第40回日本有線大賞新人賞を受賞した[2]。
2008年1月、「ここにいるよ」の青山テルマによるアンサーソング「そばにいるね」に客演。NTTドコモのテレビCM曲として起用された同曲は2008年上半期の最高の売上を記録し、「日本で最も売れた着うたフル楽曲」としてギネスブックに認定された[7]。同年4月8日、女性歌手Yukieを客演に迎え、「そばにいるね」をセルフカバーし、着うた限定で配信[8]。同年6月、1枚目のアルバム『Spirits』の完全ニューマスタリング・デラックス編集版アルバムとして『SPIRITS:X`tended』を発表。9月、ジャマイカのレゲエアーティストスライ&ロビーから「そばにいるね」のカバー依頼により、彼が新たに英語詞を起こしてラッパーとして参加した「ハリー・ホーム(そばにいるね)」が、彼らのアルバム『AMAZING』に収録された。同アルバムは同年のグラミー賞最優秀レゲエアルバム部門にノミネートされた[9]。
2008年10月、松任谷由実を迎え、“SoulJa×Misslim”名義で「記念日・home」を発表。「記念日」は、1989年に発売された松任谷のシングル「ANNIVERSARY〜無限にCALLING YOU」をサンプリングしている[10]。12月、第59回NHK紅白歌合戦に「そばにいるね」で青山テルマと赤組で出場。
2009年1月、4枚目のシングル「ONE TIME feat. 一星 & 沖仁」を発表。3月に2枚目のアルバム『COLORZ』を発表。
2010年1月、シングル「Way to love〜最後の恋〜 feat. 唐沢美帆」を発表。4月、デビュー前の果山サキを迎えたシングル「うまく言葉にできないけれど」を発表。5月、「ここにいるよ」「そばにいるね」と続いた“遠距離恋愛”シリーズの完結篇と位置づけたシングル「はなさないでよ feat. 青山テルマ」を発表。2人はこのシングルをもって、コンビを解消した[4]。6月に3枚目のアルバム『Letters』を発表。9月に、DA PUMPのISSAとのコラボレーションシングル「Breathe」を発表。
2013年7月、エイベックスへの移籍第一弾としてシングル「雨のち晴れ / What's your name? 」を発表[11]。
2019年12月、西田あい2ndカバーアルバム『アイランド・ソングス~私の好きな愛の唄~』を音楽プロデューサの佐藤剛と共にプロデュース。アルバム楽曲の中の時代の名曲『L-O-V-E』、『黄昏のビギン』、『ルージュの伝言』、『神様の宝石でできた島』、『買い物ブギ』の5曲を斬新なアレンジで提供し、歌手西田あいの持つ可能性と才能を導き出した[12]。
2022年9月、青山テルマのシングル「いつまでも」で約12年ぶりにコラボレーションすることが発表された。[13]
人物
編集ディスコグラフィー
編集アルバム
編集# | 情報 | 最高順位 | 認定 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
オリコン [14] |
ビルボード | ||||||
1st | Spirits
|
9 | - | ||||
2nd | COLORZ
|
106 | - | ||||
3rd | Letters
|
36 | 42 | ||||
"—"はチャート圏外、チャート対象外の何れかを意味する。 Billboard JAPAN Top Albumsは2008年から開始された。 |
ミニ・アルバム
編集情報 | 最高順位 | 認定 | |
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オリコン [14] |
ビルボード | ||
First Contact
|
- | - |
ベスト・アルバム
編集情報 | 最高順位 | 認定 | |
---|---|---|---|
オリコン [14] |
ビルボード | ||
BEST 2007-2010
|
137 | - |
その他
編集情報 | 最高順位 | 認定 | |
---|---|---|---|
オリコン [14] |
ビルボード | ||
SPIRITS X'tended
|
9 | - |
シングル
編集# | 発売日 | 作品名 | 最高順位 | 認定 | アルバム | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
オリコン [15] |
JPN Hot 100 | RIAJ DL | |||||
1st | 2007年2月28日 | DOGG POUND | 100 | - | - | Spirits | |
2nd | 2007年6月20日 | rain | 99 | - | - | ||
3rd | 2007年9月19日 | ここにいるよ feat.青山テルマ | 6 | 77 | - | ||
4th | 2008年10月15日 | 記念日・home(SoulJa×Misslim) | 24 | 33 | - | COLORZ | |
5th | 2009年1月21日 | ONE TIME feat. 一星 & 沖仁 | 86 | 82 | - | ||
6th | 2010年1月20日 | Way to love〜最後の恋〜 feat. 唐沢美帆 | 62 | - | 11 | Letters | |
7th | 2010年4月14日 | うまく言葉にできないけれど feat. 果山サキ | 88 | - | 13 | ||
8th | 2010年5月26日 | はなさないでよ feat. 青山テルマ | 61 | 57 | 9 | ||
9th | 2013年7月24日 | 雨のち晴れ / What's your name? | |||||
客演 | |||||||
[1] | 2008年4月8日 | そばにいるね(feat. Yukie) | - | - | - | SPIRITS X'tended | |
[2] | 2010年 | 月光〜GOD'S CHILD〜(feat. 鬼束ちひろ) | - | - | 23 | Letters | |
"—"はチャート圏外、チャート対象外の何れかを意味する。 Billboard Japan Hot 100は2008年、RIAJ有料音楽配信チャートは2009年から開始された。 |
- 備考
客演
編集発売日 | 作品名 | 最高順位 | 認定 | アルバム | ||
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オリコン [15] |
JPN Hot 100 | RIAJ DL | ||||
2008年1月23日 | そばにいるね(青山テルマ feat.SoulJa) | 1 | 1 | - | DIARY | |
2010年2月17日 | What's Love?(SKELT 8 BAMBINO feat.SoulJa) | 190 | - | 33 | LOVE BALANCE | |
2010年3月3日 | 帰る場所(青山テルマ feat.SoulJa) | 63 | 26 | 51 | ||
2011年7月27日 | 本当にキミじゃないのかな…(果山サキ feat.SoulJa) | - | - | - | ||
"—"はチャート圏外、チャート対象外の何れかを意味する。 |
参加作品
編集発売日 | 作品名 | 最高順位 | 認定 | 収録 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
オリコン [15] |
JPN Hot 100 | RIAJ DL | ||||
2008年9月3日 | ハリー・ホーム(そばにいるね)(スライ&ロビー feat.レディ・トラフィック、SoulJa&シャンテル) | - | - | - | AMAZING | |
2010年2月24日 | be alive〜そのままの君でいて〜(小柳ゆき feat.SoulJa) | - | - | 32 | The Best Now & Then 〜10th Anniversary〜 | |
2010年8月11日 | 2111〜過去と未来で笑う子供達へ〜(アンダーグラフ×SoulJa) | - | - | - | 夏影 | |
2010年9月22日 | Breathe(ISSA×SoulJa) | 37 | 23 | 11 | ||
2011年3月9日 | 4 chords(ISSA×SoulJa) | 57 | - | - | ||
2011年10月12日 | i hate u(ISSA×SoulJa+ROLA) | 26 | 20 | 11 | ||
"—"はチャート圏外、チャート対象外の何れかを意味する。 |
ミュージックビデオ
編集監督 | 曲名 |
井上強 | 「雨のち晴れ(SoulJa×KenJi03×河北麻友子)」(出演:菅谷哲也) |
ウスイヒロシ | 「What's your name? collaboration with 壇蜜(SoulJa+中村舞子)」 |
大橋洋生 | 「i hate u(ISSA×SoulJa+ROLA)」 「4 chords(ISSA×SoulJa)」 「Breathe(ISSA×SoulJa)」 「FOREVA(ISSA×SoulJa+中村舞子)」 |
菊池久志 | 「DOGG POUND」 「ONE TIME feat.一星 & 沖仁」 「rain」 「ここにいるよ feat.青山テルマ」(出演:星野奈津子) 「そばにいるね SoulJa×Yukie」 「はなさないでよ feat.青山テルマ」 「そばにいるね(青山テルマ feat.SoulJa)」 「h o m e(SoulJa×Misslim)」 「h o m e (X'mas Version)」 「記念日(SoulJa×Misslim)」 |
土屋隆俊 | 「Way to Love 〜最後の恋〜 feat.唐沢美帆」(出演:松岡里枝) 「うまく言葉にできないけれど feat.果山サキ」 |
豊田京太郎 | 「月光〜GOD'S CHILD〜 feat.鬼束ちひろ」 |
向井智洋 | 「i love u(ISSA×SoulJa+峯村優衣+藤田杏奈)」 |
不明 | 「First Contact (Indies Version)」 |
脚注
編集- ^ ミュージックステーション内のMUSIC TOPICS(Mトピ)にて本人より発表。2009年3月13日放送。
- ^ a b c d e “PROFILE” (日本語). SoulJa Official web site. 2011年9月26日閲覧。
- ^ a b c SoulJa『ハダカの告白 Vol.213 SoulJa ”古典”を知るラッパーによる音楽理論講座』(インタビュアー:橋場了吾)、SAPPORO MUSIC NAKED、2010年7月2日 。2011年9月26日閲覧。
- ^ a b c “テルマがコンビ解消…SoulJaとラスト唱” (日本語). スポーツニッポン. (2010年5月13日) 2011年9月26日閲覧。
- ^ a b c SoulJa(インタビュアー:金澤隆志)『music UP's』、2007年。http://www.music-ups.jp/backnumber/30/pickup/11.php。2011年9月26日閲覧。[リンク切れ]
- ^ a b c d 西村綾乃 (2007年11月8日). “音魂 第17回 SoulJa「いろんな自分を見せていきたい」” (日本語). 毎日jp. 毎日新聞社 2011年9月26日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “青山テルマ×SoulJa「そばにいるね」がギネス認定” (日本語). ナタリー. (2008年9月12日) 2011年9月26日閲覧。
- ^ “PROFILE” (日本語). SoulJa Official web site. ユニバーサルミュージック. 2011年9月26日閲覧。
- ^ SoulJa(インタビュー)「SoulJaの「そばにいるね」がグラミー賞にノミネート - 「受賞したら、お世話になった人に恩返ししたいね!」」『マイコミジャーナル』、2009年2月5日 。2011年9月26日閲覧。
- ^ “あのヒット曲ももちろん収録!SoulJa初のベストアルバム” (日本語). ナタリー. (2011年1月1日) 2011年9月26日閲覧。
- ^ “BARKS 壇蜜、SoulJaのエイベックス移籍第一弾配信シングルでミュージックビデオ初出演”
- ^ “SoulJa6年ぶり再始動 演歌・歌謡界に殴り込み 西田あいと異色タッグ/デイリースポーツ online”. デイリースポーツ online. 2021年2月6日閲覧。
- ^ “「そばにいるね」からの「いつまでも」、青山テルマがSoulJaと約12年ぶりコラボ”. 音楽ナタリー (Natasha). (2022年9月28日) 2022年11月11日閲覧。
- ^ a b c d “SoulJaのCDアルバムランキング” (日本語). オリコン芸能人事典. オリコン. 2011年9月25日閲覧。
- ^ a b c オリコンシングルチャート
- “SoulJaのCDシングルランキング” (日本語). オリコン芸能人事典. オリコン. 2011年9月25日閲覧。
- “SoulJa×MisslimのCDシングルランキング” (日本語). オリコン芸能人事典. オリコン. 2011年9月25日閲覧。
- “アンダーグラフ×SoulJaのCDシングルランキング” (日本語). オリコン芸能人事典. オリコン. 2013年5月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年9月25日閲覧。
- “ISSA×SoulJaのCDシングルランキング” (日本語). オリコン芸能人事典. オリコン. 2011年9月25日閲覧。
外部リンク
編集- SoulJa 公式ブログ - ウェイバックマシン(2021年6月18日アーカイブ分)
- ISSA×SoulJa 公式ウェブサイト
- SoulJaオフィシャルブログ