TEE (歌手)

日本のシンガーソングライター

TEEティー1982年11月26日 - )は日本男性シンガーソングライターである。

TEE
出生名 石田 智(いしだ とも)[1]
生誕 (1982-11-26) 1982年11月26日(42歳)
出身地 日本の旗 広島県広島市
ジャンル J-POP
職業 シンガーソングライター
活動期間 2009年 - 現在
レーベル nano rebel2009年
ユニバーサルシグマ2010年-現在

経歴

広島市安佐南区出身[2][3]。16歳からボクシングを始め、広陵高等学校法政大学時代に通算6度の国体出場[2]。大学時代にはアテネオリンピック候補選手として日本代表の合宿にも参加するなど実績を残し将来はプロ・ボクサーを目指すものの大学3年のときに肘と肩の怪我で断念[2]

大学卒業後の2005年秋、カナダトロントに留学[2]。地元の子供にボクシングを教える傍ら、たまたま遊びに行ったクラブで3000人の客を熱狂させるDJの姿に感動。自分もステージに立ちたいという想いを募らせ、その後毎週クラブに通い詰める中で徐々に音楽仲間も増え、毎日路上でジャムやセッションを繰り広げるなか自らもマイクを握るようになる。そんなとき公園で出会った、とあるミュージシャンの自宅スタジオに誘われ、ピアノで弾き語りで演奏されたデズリーの「ユー・ガッタ・ビー」に感動。それが「ユー・ガッタ・ビー」の作曲者であるAshley Ingramその人であることを知る。トロントでの1年9ヶ月の滞在を経て、音楽という夢を見つけたTEEは、日本でミュージシャンとして挑戦していくことを決意した。

帰国後、地元広島の路上やクラブで演奏した「DON’T CRY HIROSHIMA」(トロントで最初に作った曲)が徐々に話題を呼び、地元フリーペーパーRAMPAGE が開催するイベントではSATOMI'とのスペシャル共演を果たし、AI、Full Of Harmony、JAMOSA といった数々のアーティストのフロントアクトを務めた。

その後活動拠点を東京と広島に移し、2009年7月にはプロデューサー今井了介のレーベルnanorebelよりファースト・ミニ・アルバム『Palette』をリリース。リード曲「Change My Life」がiTunesの今週のシングルに選ばれた。

2010年に入りレコード会社各社争奪の末、ユニバーサルシグマとメジャー契約。「3度のメシより君が好き」で7月にメジャー・デビュー。10月27日にはセカンド・シングル「ベイビー・アイラブユー」、11月17日にはファースト・アルバム「Kido I Raku」をリリースした。とくに「ベイビー・アイラブユー」は全国各地でヘヴィー・プレイされてロング・ヒットを記録。USEN J-POP総合チャートでも2010年9月の初登場以来22週連続チャートインの新記録を打ち立て、着うたダウンロードは70万を超える大ヒットとなった。2011年2月6日に開催された「Billboard JAPAN Music Award 2010」でも、「ベイビー・アイラブユー」で見事「New Artist of the Year 2010」(最優秀新人賞)を獲得し注目を集めた。2011年2月23日リリースのニュー・シングル「電話で抱きしめて」も、着うたフル・デイリー・チャートで初登場2日連続1位を記録。

2013年には『わがまま 遊turing TEE』にて遊助とコラボし、母への感謝の曲を作成した。

人物

  • 楽器は習ったことはなく発声や作曲は独学[2]。メロディは感性の赴くままに鼻歌まじりに作り上げる[2]

ディスコグラフィ

シングル

発売日 タイトル 最高順位 認定 アルバム タイアップ
オリコン[5] Hot 100[6] RIAJ DL[7] CD DL
着うた 着うたフル PC配信
1st 2010年7月21日 3度のメシより君が好き 150 Kido I Raku
2nd 2010年10月27日 ベイビー・アイラブユー 22 2 6 プラチナ[8]
3rd 2011年2月23日 電話で抱きしめて 54 14 5   Baby I Love You
4th 2011年7月27日 愛し続けるから 87 テレビ東京系ドラマ24
勇者ヨシヒコと魔王の城
エンディングテーマ 
5th 2012年4月11日 Answer 77   much love
6th 2012年9月12日 Together ~つながり~ 137
7th 2012年10月24日 With You ~ぬくもり~ 83
8th 2014年4月23日 オンリーワン 43 5年後のアイラブユー
9th 2014年7月30日 Let it be 84
10th 2016年6月29日 恋のはじまり 66

配信限定シングル

着うた
配信日 作品名 最高順位[7] 認定 アルバム
1st 2009年6月17日 キミをノせて(TEE feat.YOUNGSHIM)
2nd 2013年8月7日 煙火 -enka- オールティーズMusic
3rd 2015年2月25日 フォーエヴァー・マイラブ 5年後のアイラブユー
4th 2015年9月9日 5年後のアイラブユー

スタジオ・アルバム

オリジナル・アルバム

発売日 タイトル 規格 最高順位 認定
オリコン[9] ビルボード
1st 2010年11月17日 Kido I Raku CD 23 17
2nd 2012年12月5日 much love CD 107
3rd 2015年9月30日 5年後のアイラブユー CD 37

ミニ・アルバム

発売日 タイトル 規格 最高順位 認定
オリコン[9] ビルボード
1st 2009年7月8日 Palette CD
2nd 2011年11月9日 Baby I Love You CD 9
3rd 2013年10月16日 オールティーズMusic CD 113

企画盤

発売日 タイトル 規格 最高順位 認定
オリコン[9] ビルボード
1st 2015年4月22日 Tee time ~コラボ・ベスト~ CD 70
2nd 2017年9月6日 MASTERPIECE 〜THE WORLD BEST COVERS〜 CD 37

ミュージック・ビデオ

ビデオ 監督
2009年 Change My Life
2010年 3度のメシより君が好き
ベイビー・アイラブユー 三木孝浩[10]
2011年 電話で抱きしめて 月川翔
愛し続けるから 大喜多正毅
ベイビー・アイラブユー(love with シェネル) 原裕也
2012年 TEE with Crystal Kay 「Answer」 井上強
Together ~つながり~ Yu-ya HARA
With You ~ぬくもり~ Yu-ya HARA
2013年 ハッピー☆ブギ 横尾初喜
2014年 オンリーワン tatsuaki
2015年 5年後のアイラブユー 浅川英郎
2016年 恋のはじまり 山田孝之
2017年 Despacito Ryo Skire Ogawa
See You Again 片岡功裕

参加作品

  1. SPICY CHOCOLATE「渋谷 RAGGA SWEET COLLECTION 2」(2012年9月5日)
    • [DISC-1] 10. ずっと feat. HAN-KUN & TEE
  2. HIPPY「I’m HIPPY」(2015年4月15日)
    • 2. 君を想う日々の中で feat. TEE
  3. HIPPY「HIPPY DO IT!!」(2015年12月9日)
    • 2. NICE TO MEET YOU feat. TEE
  4. HIPPY「HomeBase 〜ありがとう〜」(2017年3月29日)
    • 3. きんさいや / TEE & HIPPY
  5. HIPPY「夜明け -Be Alive-」(2015年4月15日)
  6. TEE & HIPPY(2024年3月27日)

出典

  1. ^ a b TEE、(インタビュアー:RAMPAGEライター)「TEE:インタビュー」『RAMPAGE』、東京都、2010年10月20日http://www.web-rampage.com/interview/2010/10/20/tee-1.html2011年3月31日閲覧 
  2. ^ a b c d e f 中国新聞2011年12月30日3面
  3. ^ 卒業生の声 | 広陵学園 広陵高等学校
  4. ^ MUSIC LAUNCHER#191より。
  5. ^ TEEのCDシングルランキング” (日本語). オリコン芸能人事典. オリコン (2011年). 2011年3月31日閲覧。
  6. ^ JAPAN Hot 100” (日本語). ビルボード (2011年). 2011年2月23日閲覧。
  7. ^ a b 最新の音楽配信チャート” (日本語). RIAJ有料音楽配信チャート. 日本レコード協会 (2011年). 2011年4月18日閲覧。
  8. ^ 「着うたフル(R)」” (日本語). RIAJ有料音楽配信チャート. 日本レコード協会 (2011年1月). 2011年3月31日閲覧。
  9. ^ a b c TEEのCDシングルランキング” (日本語). オリコン芸能人事典. オリコン (2011年). 2011年3月31日閲覧。
  10. ^ ベイビー・アイラブユー” (日本語). 楽曲関連情報. スペースシャワーTV (2010年10月27日). 2011年3月31日閲覧。

外部リンク