TENKI
TENKI(てんき、1997年8月25日 - )は、日本の歌手。本名および旧芸名は清水 天規(しみず たかのり)[1][2]。ボーイズグループ・祭nine.、およびその兄弟グループのBOYS AND MEN、BOYS AND MEN研究生の元メンバーである。Re:label Records所属。
てんき TENKI | |
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別名義 | 清水 天規 |
生年月日 | 1997年8月25日(27歳) |
出身地 | 日本・三重県 |
身長 | 166 cm |
血液型 | B型 |
職業 | 歌手・タレント・俳優 |
ジャンル | テレビ番組・舞台 |
公式サイト | プロフィール |
備考 | |
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三重県出身[3][4]。幼少期はセントラルジャパン所属の子役、キッズモデルとして活動して、中学時代にBOYS AND MENのメンバーとして活動した。学業のために高校時代に休業をして、3年時にBOYS AND MEN研究生に加入。その運営事務所であるフォーチュンエンターテイメントの所属となる。BOYS AND MEN研究生の選抜ユニットとして結成された祭nine.のメンバーとなって、ダンスリーダー、パフォーマンスリーダーをつとめた。2020年6月に祭nine.を脱退して、フォーチュンエンターテイメントを退所。7月にTENKIと改名し、ソロのシンガーソングライター、およびユニット「Re:label」として活動する。身長は166cm[3]、血液型はB型[5]。
略歴
編集子役、BOYS AND MENとして
編集3歳の頃に名古屋の芸能事務所セントラルジャパンに入所した[6][7]。名古屋の劇団に入り、演技レッスンも受けていた[8]。幼いときからアーティストになりたいという気持ちがあり、子役モデルの傍ら、ダンスパフォーマンスユニットを結成して歌やダンスの活動をしていた[9]。ユニットのメンバーには、のちに一緒にBOYS AND MENの初期メンバーとなる平野紫耀と平松賢人がいた[10]。
2010年、平野と平松、ほかに当時同じセントラルジャパン所属であった田中俊介らとともに、BOYS AND MENの前身プロジェクト『IKEMEN PROJECT』にエントリー[11]。4月に開催された第1回公開オーディションに参加して、BOYS AND MENの初期メンバーとなる。中学生であったことから活動はやや限られていた[12]。2012年に派生ユニット・チームSのメンバーとなり、常設劇場でのライブ・イベントを中心に活動する。また、個人では2011年から2年間『中学生日記』に生徒役として出演した[13]。活動を続けていくなかで「前に出られない」といった悩みを抱えて、何か特技を身につけたいと考えるようになり、料理を得意とする小林豊の影響もあり、料理を学ぶ高校に進む道を選んだ[1][12]。
高校に入学した2013年4月に、学業に専念するために3年間BOYS AND MENの活動を休止することを個人ブログで報告した[14]。復帰の意思があることを表してはいたが、BOYS AND MENの公式サイトから清水のプロフィールは消えて[15]、以降のBOYS AND MENは清水を含まない人数(13人→11人)を公言する。2014年春に、事務所の誘いでBOYS AND MENの舞台『ホワイト☆タイツ』再演に出演することになり[12]、その際に「現在は学業専念中」であるとBOYS AND MENサイドから説明された[16]。このときにBOYS AND MENのプロデューサーである谷口誠治から、「いつでも戻って来いよ」と言われたという[17]。この頃からBOYS AND MENが売れ始めて、もとから料理の仕事に就くつもりで進学したわけではなくグループと芸能活動に戻りたかった清水は焦りを感じていた。清水の通っていた高校では卒業後に料理の道に進まないことは前代未聞であったといい、進路をめぐって学校を辞めたいと申し出たこともあった。家族や学校と話し合い、学校の理解を得て、料理の勉強と芸能活動復帰に向けたレッスンとを両立する[12]。所属ユニットのチームSは、自身の休業中に消失した。
BOYS AND MEN研究生、祭nine.として
編集高校3年時の2015年に、BOYS AND MENに復帰ではなく、同年代であるBOYS AND MEN研究生に加入することとなる[4][12]。12月27日に開催されたBOYS AND MEN研究生のワンマン・ライブにおいて活動復帰となった[18]。愛称はBOYS AND MEN時代から呼ばれていた「タカ」[8]。テーマカラーは紫色、テーマフラワーはトルコキキョウ、と設定された[19]。加入後すぐに初参加のシングル『ボクたちのONE』がリリースされて、以降、寺坂頼我・野々田奏に加わってグループ内のメインボーカル、フロントメンバーの1人となって活動する[20]。2016年3月に高校を卒業して、調理師免許を取得した[2]。同年に上演された舞台『ホワイト☆タイツ』において、かつて田中俊介が演じたメインキャラクター、安藤芳樹の役に就く[21]。夏期に開催された『BOYS AND MEN研究生 人気投票』で、寺坂、野々田に続く3位にランクインした。
2017年3月に、BOYS AND MEN研究生の選抜ユニットととして結成された祭nine.のメンバーとなる。引き続き寺坂・野々田とともにメインボーカルを担い、ダンスリーダー[22][23]、パフォーマンスリーダーを担った[24]。グループでは神田陸人とともに最年長のメンバーで、他のメンバーからは「兄貴」的な存在、まとめ役、などと言われた[24][25][26]。同年にテレビドラマ『サチのお寺ごはん』で、料理を習う大学生・小木役としてはじめて連続ドラマにレギュラー出演[27][28]。以後も祭nine.として、グループの歌手活動を中心に活動する。単独の出演として、『サチのお寺ごはん』のほか、中京テレビの情報番組『はやりば』レギュラー[29]、ドラマ『ミナミの帝王ZERO』の拓馬役[30]、などがある。
2020年6月20日、同月30日付で祭nine.からの脱退と所属事務所を退社することを発表した[31]。脱退の理由として、「自分の音楽、様々なことをやっていきたい。そのために沢山勉強して吸収したいということを何年も前から考えていた。」といった説明をしている[32][33]。
ソロ活動
編集2020年7月1日、名の天規(たかのり)の読み方を変えて「転機」とかけたTENKIと改名し、ソロ活動をはじめる[34]。BOYS AND MEN研究生の元メンバー、せつら(「北川せつら」から改名)と同じインディーズレーベル・Spillover Recordsに所属し[35]、10月にファースト・ソロ・シングル『Shutter』をリリースした[36]。2021年から、せつらと結成したユニット「Re:label」(リラベル)としても活動する。
2022年、自主レーベル・Re:label Recoredsを立ち上げ、活動中。
作品
編集グループ在籍時の作品は各記事を参照のこと
シングル
- Shutter(2020年、Spillover Records)
- Sing Out(2020年)
Re:label
- ≠(2021年)
- 旅の続き/強がり(2022年)
出演
編集テレビドラマ
編集- 中学生日記(2010年 - 2012年、NHK名古屋)[13]
- サチのお寺ごはん(2017年7月 - 9月、メ〜テレほか) - 小木武徳 役
- ボイメン新世紀 祭戦士ワッショイダー(2018年4月 - 6月、CBCテレビほか) - 清水天規 / ワッショイダーパープル 役[37]
- ミナミの帝王ZERO(2019年4月 - 6月、関西テレビ) - 月島拓馬 役
その他のテレビ番組
編集BOYS AND MEN研究生、祭nine.の出演については該当記事を参照。
ラジオ
編集配信ドラマ
編集舞台
編集- ストレートドライブ!(2010年 - 2011年)
- ホワイト☆タイツ(2011年 - 2012年・2014年・2016年)
- ボイメンステージ 諦めが悪い男たち〜NEVER SAY NEVER〜(2020年) - 小野寺元 役[39]
映画
編集- BOYS AND MEN 〜One For All, All For One〜(2016年) - 清水天規 役[40]
- 祭りの後は祭りの前(2020年) - 紫山 役[41][42]
その他
編集脚注
編集- ^ a b BOYMEN MAGAZINE, p. 82-83, 「ボイメン研究生」.
- ^ a b “卒業(たか)”. BOYS AND MEN研究生オフィシャルブログ (2016年3月1日). 2020年9月10日閲覧。
- ^ a b “清水天規”. フォーチュンエンターテイメント. 2020年1月14日閲覧。
- ^ a b 「マイコンパス〜プロの履歴書 清水天規」 『くわな新聞』 第25号、2019年4月25日。
- ^ 「虹色に踊り舞う、王子たち 祭nine.の7つのLOVE」、『KELLY 2月号』、株式会社ゲイン、2017年12月、 77頁。
- ^ “今日のテンキ”. 今日の→テ・ン・キ (2013年4月27日). 2020年1月14日閲覧。
- ^ “たかのプロフィール - たかの里〈たかのり〉”. Ameba. 2020年1月14日閲覧。
- ^ a b 祭男子, p. 101, 「清水天規のいろは!」.
- ^ “BOYS AND MEN研究生インタビュー 「研究生にしか出せない元気がめっちゃ強みです!!」”. ぴあ中部版WEB (2016年12月8日). 2020年1月14日閲覧。
- ^ たかの里 (清水天規ブログ) 2011年9月11日; 2011年9月14日. 2020年1月14日閲覧。
- ^ “IKEMEN PROJECT 〜イケメン・プロジェクト〜”. BOYS AND MEN オフィシャルサイト. 2010年6月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月14日閲覧。
- ^ a b c d e 祭男子, p. 75, 「Takanori Shimizu Interview」.
- ^ a b “今日のテンキ”. 今日の→テ・ン・キ (2012年3月21日). 2020年1月14日閲覧。
- ^ “今日のテンキ0 今まで本当にありがとう”. 今日の→テ・ン・キ (2013年4月7日). 2020年1月14日閲覧。
- ^ BOYS AND MENオフィシャルサイト、2013年5月4日時点のアーカイブと2013年7月23日時点のアーカイブ。
- ^ “STAFFよりお知らせです。”. BOYS AND MENオフィシャルブログ (2014年3月18日). 2020年1月14日閲覧。
- ^ 谷口誠治, p. 182.
- ^ “STAFFより2つお知らせです。”. BOYS AND MEN研究生公式ブログ (2015年12月19日). 2020年1月14日閲覧。
- ^ “Snow Snow(たか)”. BOYS AND MEN研究生オフィシャルブログ (2016年1月25日). 2020年6月28日閲覧。
- ^ ボイメンWalker2, p. 76-81, 「ボイメンビジュアルヒストリー 2015〜2017」.
- ^ “silver(安藤芳樹)”. BOYS AND MEN研究生オフィシャルブログ (2016年5月5日). 2020年1月14日閲覧。
- ^ “祭nine.が中野サンプラザ公演で見せた、“芸達者なボイメンのDNA”と各メンバーの魅力”. リアルサウンド (2017年11月11日). 2020年1月14日閲覧。
- ^ matsuri_nineの2019年4月10日のツイート- X(旧Twitter)
- ^ a b “祭nine.清水天規が明かす!神田陸人の料理はダンプカーにひかれたみたい?”. ザテレビジョン (2019年6月15日). 2020年1月14日閲覧。
- ^ “祭nine.の頼れる兄貴! 清水天規とは? 「僕らを引っ張る存在だけど、ギャップがすごい!」”. インターネットTVガイド (2017年6月9日). 2020年1月14日閲覧。
- ^ 祭男子, p. 132, 「Dear Takanori」.
- ^ “ドラマ「サチのお寺ごはん」谷村美月&ボイメン水野らが作中の精進料理を絶賛”. コミックナタリー (2017年7月13日). 2020年1月14日閲覧。
- ^ “いよいよ恋の展開も?「サチのお寺ごはん」を支えるイケメンたちに直撃!”. ザテレビジョン (2017年9月1日). 2020年1月14日閲覧。
- ^ a b c 祭男子, p. 94-95, 「祭nine.の1年半。」.
- ^ “NMB48太田夢莉、ヒロイン役でドラマ初出演『ミナミの帝王ZERO』”. ORICON NEWS (2019年3月29日). 2022年6月10日閲覧。
- ^ “清水天規に関するお知らせ”. 祭nine. オフィシャルサイト (2020年6月22日). 2020年6月22日閲覧。
- ^ “清水天規より”. 祭nine. オフィシャルブログ (2020年6月20日). 2020年6月28日閲覧。
- ^ “祭nine.の清水天規が6月末で脱退「自分の音楽、様々な事をやっていきたい」”. 音楽ナタリー (2020年6月20日). 2020年6月28日閲覧。
- ^ 『清水天規、芸名を『TENKI』に改名。…』(プレスリリース)エルゴスム株式会社、2020年8月13日 。2020年8月31日閲覧。
- ^ Spillover Records. 2020年10月28日閲覧。
- ^ “TENKI、「Shutter」を配信開始”. THE MAGAZINE (2020年10月28日). 2020年10月28日閲覧。
- ^ “『ワッショイダー』インタビュー!祭nine.清水天規「楽しさもしんどさも成長の要素」”. PlusParavi (2018年7月2日). 2020年1月14日閲覧。
- ^ “レディオキューブFM三重「ゲツモク!」レギュラー出演のお知らせ”. 祭nine. オフィシャルサイト (2019年4月10日). 2020年1月14日閲覧。
- ^ “CAST & STAFF”. ボイメンステージ 諦めが悪い男たち〜NEVER SAY NEVER〜 (2020年). 2020年6月28日閲覧。
- ^ 『BOYS AND MEN 〜One For All, All For One〜』 ユニバーサルミュージック、2017年。
- ^ “映画『祭りの後は祭りの前』公式サイト”. 2020年1月14日閲覧。
- ^ “祭nine.の映画初主演作が3月公開、寺坂頼我「地球滅亡に立ち向かっていく話」”. 映画ナタリー (2019年12月13日). 2020年1月14日閲覧。
- ^ “STAFFよりスマホゲーム「ライフアフター」WEB CM出演のお知らせ”. 祭nine.オフィシャルブログ (2019年4月10日). 2020年6月21日閲覧。
参考文献
編集- 『ボイメンWalker』KADOKAWA、2015年9月29日。ISBN 978-4-04-894711-4。
- 『BOYMEN MAGAZINE Vol.1』Sweet Thick Omelet、2016年5月26日。ISBN 978-4-90-706118-0。
- 谷口誠治『夢は叶えるもの! -ボイメンを創った男-』Sweet Thick Omelet、2017年1月7日。ISBN 978-4-907-06125-8。
- 『ボイメンWalker2』KADOKAWA、2017年3月29日。ISBN 978-4-04-895927-8。
- 『祭nine. 1stフォトブック「祭男子」』東京ニュース通信社、2018年8月17日。ISBN 978-4-86-336799-9。
- 『祭nine. 2ndフォトブック「祭男子2」』東京ニュース通信社、2019年8月16日。ISBN 978-4-86-336941-2。
外部リンク
編集- TENKI - Re:label Official site
- Re:label - Re:label Official site
- 清水天規(TENKI) (@TENKI_0825) - X(旧Twitter)
- 清水天規(TENKI) (@tenki0825) - Instagram
- たかの里〈たかのり〉 - BOYS AND MEN時代の個人ブログ(2011年2月 - 12月)
- 今日の→テ・ン・キ - BOYS AND MEN時代からBOYS AND MEN研究生として活動復帰する時期までの個人ブログ(2012年2月 - 2015年12月)