ひと
日本語
編集語源
編集発音
編集名詞
編集ひと【人】
- (生物としては多く「ヒト」と表記)人類。現生人。学名:Homo sapiens。
- ヒトとチンパンジーの遺伝的な差はわずかだ。
- 案ずるに、ヒトとは日本語もと天孫民族を意味し、さらに先住民族及び帰化民族の、これに同化融合して成り立った日本民族をも意味するものとなったのである。そして一般に人類を呼ぶ場合には、かつてそれとは別の語があったらしく思われる。(喜田貞吉 『「ケット」と「マット」』)
- 語義1のうちの一部または一人。人間。
- 安心するがいい。ルソオも、オーガスチンも、ともに、やさしい人である。人として、能うかぎり、ぎりぎりの仕事を為した。(太宰治 『思案の敗北』)
- 日本の法律における権利義務の主体であって法人でないもの。自然人。
- (多く「人として」の形で)良識ある道徳的な人間。
- ひととして当然のことです。
- ひととして間違っている。
- (しばしば【他人】を当てる)周りにいる他の人。特に、親しくない他人。
- ひとの言うことは気にしません。 (聞き手は含まない)
- ひとの気も知らないで、ひどい。 (話し手が他人として扱われている)
- (指示語や形容詞などと共に形式名詞的に、あるいは複合語で)人間。多くは大人の人間で、少年期の人間を指すこともあるが乳幼児には用いない。
- あの人は働き者だ。
- 男の人。
- こわい人。
- 一般に三人称となるが、近年の口語では一人称や二人称としても用いられる。
- 私は外で音がするとつい気になっちゃう人だから。
- あなたはお茶とかコーヒーとか、よく飲む人?
- 希望者を募ったり該当者に名乗り出てもらったりするための表現。返事とともに片手を挙手することが多い。
- 「教室で遊びたい人」「はーい」。「校庭に行きたい人」「はーい」「はーい」。
- 人材。人手。
- 人が足りない。
- 人柄。性格。
- 人が悪い。
- 飲むと人が変わる。
- 恋人。夫。
- 心の人。
- うちの人。
- 客。
- 人が来ている。
関連語
編集対義語
編集翻訳
編集語義1:
- 「人間#日本語」を参照。
接頭辞
編集ひと【一】
- (一)1を表す接頭辞。一回。
- ひとあし。ひといき。ひとおし。ひとくち。ひとくせ。ひとこえ。ひとこと。ひとしきり。ひと勝負。ひと騒動。ひとつき。ひとっぱしり。ひとっ風呂。ひと波乱。ひとまわり。ひと悶着
発音
編集派生語
編集同音異義語
編集ひと
- 【匪徒】暴行又は脅迫をもってその目的を達するため集団となること、又はその集団若しくは構成員。
古典日本語
編集語源
編集発音
編集二拍名詞二類(?)
名詞
編集ひと【人】
代名詞
編集ひと【人】
- (親しい男女間で)あなた。