日本語

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別表記

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名詞

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きせき奇蹟」の「同音の漢字による書きかえ」)

  1. 人間の力や自然現象を超えたできごと。神の力などとされ、宗教と結びついていることが多く、特に、キリスト教においては、列福列聖要件とされ、信仰の重要な要素の一つ。神業かみわざ
    • 里人は、この恐ろしき奇跡を見ると、もはや市九郎の仕事を、少しも疑わなかった。彼らは、前二回の懈怠を心から恥じ、七郷の人々合力の誠を尽くし、こぞって市九郎を援け始めた。(菊池寛恩讐の彼方に
  2. かみがかりのような幸運。特にそれを望む時に言う言葉。
  3. 信じられないような出来事。滅多にないこと。
    • 少し方向を転じて島の内へ来ると、長堀川の板屋橋に俗に住友の浜といって、市の今は中央であって、なおかつ昼間でも投身する者があるというくらい閑寂な場所が奇跡的に残っているのです。(小出楢重 『楢重雑筆』)

表記

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  • 同音の漢字による書きかえ」(1956年)には、「奇蹟」の書きかえとして「奇跡」が掲げられているが、それ以前からどちらの表記も用いられている。例えば、大日本国語辞典には「奇蹟」と「奇跡」の両方が掲げられている[1]

訳語

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脚注

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  1. 上田万年松井簡治『大日本国語辞典』 金港堂書籍、第1巻、1915年10月8日、紙面1092ページ、デジタル559ページ、全国書誌番号:43022818、国立国会図書館デジタルライブラリー pid 954645/559

中国語

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発音(?)

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  • ピンイン: qíjì
  • 注音符号: ㄑㄧˊ ㄐㄧ
  • 広東語: kei4jik1
  • 閩南語: kî-chek
  • 客家語: khì-chiak

名詞

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奇跡  (簡): 奇迹

  1. (日本語に同じ)奇跡