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| 監督 = [[ローランド・エメリッヒ]] |
| 監督 = [[ローランド・エメリッヒ]] |
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| 製作総指揮 = ローランド・エメリッヒ<br />ウテ・エメリッヒ<br />マイケル・ウィマー |
| 製作総指揮 = ローランド・エメリッヒ<br />ウテ・エメリッヒ<br />マイケル・ウィマー |
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| 製作 = [[マーク・ゴードン]]<br />[[ハラルド・クローサー]]<br />[[ラリー・フランコ]] |
| 製作 = [[マーク・ゴードン]]<br />[[ハラルド・クローサー]]<br />[[ラリー・J・フランコ]] |
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| 脚本 = ローランド・エメリッヒ<br />ハラルド・クローサー |
| 脚本 = ローランド・エメリッヒ<br />ハラルド・クローサー |
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| 出演者 = [[ジョン・キューザック]]<br />[[アマンダ・ピート]]<br />[[ダニー・グローヴァー]]<br />[[タンディ・ニュートン]]<br />[[オリヴァー・プラット]]<br />[[キウェテル・イジョフォー]]<br />[[ウディ・ハレルソン]]<br />[[ジョージ・シーガル (俳優)|ジョージ・シーガル]] |
| 出演者 = [[ジョン・キューザック]]<br />[[アマンダ・ピート]]<br />[[ダニー・グローヴァー]]<br />[[タンディ・ニュートン]]<br />[[オリヴァー・プラット]]<br />[[キウェテル・イジョフォー]]<br />[[ウディ・ハレルソン]]<br />[[ジョージ・シーガル (俳優)|ジョージ・シーガル]] |
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| 音楽 = ハラルド・クローサー<br />[[トマス・ワンダー]] |
| 音楽 = ハラルド・クローサー<br />[[トーマス・ワンカー|トーマス・ワンダー]] |
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| 主題歌 = 「Time for Miracles」<br />[[アダム・ランバート]] |
| 主題歌 = 「Time for Miracles」<br />[[アダム・ランバート]] |
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| 撮影 = [[ディーン・セムラー]] |
| 撮影 = [[ディーン・セムラー]] |
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| 編集 = [[デヴィッド・ブレナー]]<br />ピーター・S・エリオット |
| 編集 = [[デヴィッド・ブレナー]]<br />ピーター・S・エリオット |
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| 製作会社 = セントロポリス・エンターテインメント |
| 製作会社 = {{仮リンク|セントロポリス・エンターテインメント|en|Centropolis Entertainment}} |
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| 配給 = {{flagicon|USA}}{{flagicon|CAN}} [[コロンビア |
| 配給 = {{flagicon|USA}}{{flagicon|CAN}} [[コロンビア ピクチャーズ]]<br />{{flagicon|Japan}} [[ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント (日本)|SPE]] |
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| 公開 = {{flagicon|USA}}{{flagicon|Canada}} [[2009年]] |
| 公開 = {{flagicon|USA}}{{flagicon|Canada}} [[2009年]][[11月13日]]<br />{{flagicon|Japan}} 2009年[[11月21日]] |
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| 上映時間 = 158分 |
| 上映時間 = 158分 |
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| 製作国 = {{USA}}<ref name="2012AFI">{{cite web|url=http://www.afi.com/members/catalog/DetailView.aspx?s=&Movie=65014|work=[[American Film Institute]]|title=2012|accessdate=May 6, 2014}}</ref> |
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| 製作国 = {{USA}} <br/> {{CAN}} |
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| 言語 = [[英 |
| 言語 = [[英語]] |
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| 製作費 = $200,000,000<ref name=boxofficemojo>{{cite news|title=''2012'' (2009)|url= |
| 製作費 = $200,000,000<ref name=boxofficemojo>{{cite news|title=''2012'' (2009)|url=https://www.boxofficemojo.com/release/rl1833010689/|publisher=[[w:Box Office Mojo|Box Office Mojo]]|accessdate=2010年4月8日}}</ref> |
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| 興行収入 = $ |
| 興行収入 = {{flagicon|World}}$769,666,451<ref name=boxofficemojo/><br />{{flagicon|USA}}{{flagicon|CAN}} $166,112,167<ref name=boxofficemojo/><br />{{flagicon|JPN}} 38億円<ref>『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)690頁</ref> |
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| 前作 = |
| 前作 = |
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| 次作 = |
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『'''2012'''』(にせんじゅうに)は、[[2009年の映画|2009年]]の[[アメリカ合衆国の映画|アメリカ合衆国]]の[[SF映画|SF]][[パニック映画]]。[[ローランド・エメリッヒ]]が監督、エメリッヒと[[ハラルド・クローサー]]が脚本を務め、[[ジョン・キューザック]]、[[アマンダ・ピート]]、[[キウェテル・イジョフォー]]、[[オリヴァー・プラット]]、[[タンディ・ニュートン]]、[[ダニー・グローヴァー]]、[[ウディ・ハレルソン]]が出演している。古代[[マヤ人]]が2012年の[[冬至]]ごろに訪れると予想した[[2012年人類滅亡説|人類滅亡に関する幾つかの仮説]]を元に製作された<ref>{{cite journal | first=Agnes | last=Pawlowski | url=https://edition.cnn.com/2009/TECH/science/01/27/2012.maya.calendar.theories/| title=Apocalypse in 2012? Date spawns theories, film | publisher=[[CNN]] | date=2009年1月27日 | accessdate=2009年2月5日 }}</ref>。これは[[メソアメリカ文明]]の[[長期暦]]において、2012年12月21日に一つの区切りを迎えることから来ている。映画は仮説の支持者が想像する人類滅亡を告げる大災害に直面した数人の登場人物らの行動を同時進行的に描いている。 |
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『'''2012'''』は、[[2009年の映画|2009年製作]]の[[アメリカ合衆国の映画|アメリカ映画]]。監督は[[ローランド・エメリッヒ]]。日本では[[2009年]][[11月20日]]に公開。 |
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古代[[マヤ人]]が[[2012年]]の[[冬至]]ごろに訪れると予想した[[2012年人類滅亡説|人類滅亡に関する幾つかの仮説]]を元に製作された<ref>{{cite journal | first=Agnes | last=Pawlowski | url=http://www.cnn.com/2009/TECH/science/01/27/2012.maya.calendar.theories/| title=Apocalypse in 2012? Date spawns theories, film | publisher=[[CNN]] | date=2009年1月27日 | accessdate=2009年2月5日 }}</ref>。これは[[メソアメリカ文明]]の[[長期暦]]において、2012年[[12月21日]]に一つの区切りを迎えることから来ている。数人の登場人物らの行動を同時進行的に一度に描く[[グランドホテル方式]]である。 |
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== ストーリー == |
== ストーリー == |
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2009年、[[インド]]の科学者サトナムは、地球内部が加熱され流動化が進んでいることに気が付き、数年後に地球的規模の[[地殻変動]]により大破局が起きることを突き止める。[[惑星直列]]が原因で太陽活動が活発化し、[[コロナ]]が地球を蔽ったため、地球内部が[[プラズマ]]で加熱されることで、マントルの流動性が増しマントルに浮いている大陸が沈んだり傾き、地殻大変動が起きると予想された。科学顧問のエイドリアンから世界の終末を伝えられたアメリカ大統領のウィルソンは、2010年のG8([[主要国首脳会議]])で[[イギリス]]、[[ロシア]] |
2009年、[[インド]]の科学者サトナムは、地球内部が加熱され流動化が進んでいることに気が付き、数年後に地球的規模の[[地殻変動]]により大破局が起きることを突き止める。[[惑星直列]]が原因で太陽活動が活発化し、[[コロナ]]が地球を蔽ったため、地球内部が[[プラズマ]]で加熱されることで、マントルの流動性が増しマントルに浮いている大陸が沈んだり傾き、地殻大変動が起きると予想された。科学顧問のエイドリアンから世界の終末を伝えられたアメリカ大統領のウィルソンは、2010年のG8([[主要国首脳会議]])で[[イギリス]]、[[ロシア]]{{efn|group=注釈|公開当時はG8の一員だったが、2014年に[[ロシアによるクリミアの併合|クリミア半島の併合]]などを理由に参加資格が停止された。}}、[[フランス]]、[[ドイツ]]、[[イタリア]]、[[日本]]、[[カナダ]]の首脳に事実を報告。先進国は極秘裏にチョーミン計画を実行し、世界各地の歴史的な美術品を後世に残すために、密かに偽物とすり替え運び出し始めた。 |
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2012年。イエローストーンにて海賊ラジオを流している変人チャーリーの情報から世界の終末を知った売れない作家のジャクソンは、ロサンゼルスに住む元妻のケイトと息子ノア、娘のリリー、ケイトの恋人で整形外科医のゴードンと共に、チャーリーが知る避難場所の地図を入手するため飛行場へ行き、軽飛行機で脱出する。程なくして世界各地で、未曽有の地殻大変動が始まった。巨大地震によりカリフォルニアやリオデジャネイロをはじめとした各地の市街地が崩壊し、火山の大噴火に加え、数千キロにも及ぶ大規模な大陸移動まで起こる。終末を迎えようとする中で、人類は生き残る術を必死に模索し続ける。 |
2012年。[[イエローストーン国立公園|イエローストーン]]にて海賊ラジオを流している変人チャーリーの情報から世界の終末を知った売れない作家のジャクソンは、ロサンゼルスに住む元妻のケイトと息子ノア、娘のリリー、ケイトの恋人で整形外科医のゴードンと共に、チャーリーが知る避難場所の地図を入手するため飛行場へ行き、軽飛行機で脱出する。程なくして世界各地で、未曽有の地殻大変動が始まった。巨大地震により[[カリフォルニア州|カリフォルニア]]や[[リオデジャネイロ]]をはじめとした各地の市街地が崩壊し、火山の大噴火に加え、数千キロにも及ぶ大規模な大陸移動まで起こる。終末を迎えようとする中で、人類は生き残る術を必死に模索し続ける。 |
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やがて、先進国が極秘裏に進めていた「[[ノアの箱舟]]」計画こそが生存への唯一の道だと知ったジャクソンらは、ノアの箱舟の建造地である[[中国]]に行く飛行機を確保するためラスベガスに向かう。そこでジャクソンの雇用主であるロシアの大富豪ユーリが故障したプライベートジェットの代わりに調達した飛行機[[An-225]]に便乗して中国へと向かう。しかし、給油のために寄ろうとしたハワイは既に全滅しており予定地の手前で燃料切れとなり着水を覚悟するが、地殻変動により数千㎞移動していた箱船の建造地近辺に不時着する。不時着直後に種の保存の為に動物を運搬中だった中国軍のヘリ部隊に発見されるが、 |
やがて、先進国が極秘裏に進めていた「[[ノアの箱舟]]」計画こそが生存への唯一の道だと知ったジャクソンらは、ノアの箱舟の建造地である[[中国]]に行く飛行機を確保するため[[ラスベガス]]に向かう。そこでジャクソンの雇用主であるロシアの大富豪ユーリが故障したプライベートジェットの代わりに調達した飛行機[[An-225 (航空機)|An-225]]に便乗して中国へと向かう。しかし、給油のために寄ろうとしたハワイは既に全滅しており予定地の手前で燃料切れとなり着水を覚悟するが、地殻変動により数千㎞移動していた箱船の建造地近辺に不時着する。不時着直後に種の保存の為に動物を運搬中だった中国軍のヘリ部隊に発見されるが、ノアの箱舟への搭乗パスを持っているユーリ父子のみが救助され、ジャクソンたちは置き去りにされてしまう。ジャクソンたちは箱舟を目指して歩き始めるが、途中で[[チベット]]人僧侶ニーマ一家のトラックに遭遇し、彼らと共に箱舟への密航を図る。しかし、数千メートル級の巨大津波が押し寄せていることが判明し、予定よりも早く箱舟の出航を強行しようとしたため、取り残されたユーリ一行は暴動を起こす。助けを求める人々を見たエイドリアンは各国首脳に人々を助けることを訴え、首脳たちも提案を受け入れ、箱舟のゲートを解放する。しかし、箱舟の油圧室にいたジャクソン一行が巻き込まれたせいでケーブルが絡まり、ゲートが閉鎖できなくなってしまう。やがて津波に襲われ、ジャクソンやユーリ一行を乗せた箱舟は海に投げ出される。このままではエベレストの北壁衝突を待つばかり。ジャクソンは最後の力を振り絞り、水没した油圧室に向かう。ノアの協力もありケーブルが抜かれ、無事ゲートが閉鎖する。そして、すぐさま全速後退の指示を出すも間に合わず北壁に衝突。誰もが最悪の事態を予想する中、なんとかエンジンが作動した。箱舟の乗客からは歓喜が起こり、ジャクソンやノアも生還した。 |
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こうして一つの歴が終わりを告げ、新たなる歴を迎えた。 |
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ジャクソンたちはノアの箱舟を目指して歩き始めるが、途中でチベット人僧侶ニーマ一家のトラックに遭遇し、彼らと共にノアの箱舟への密航を図る。しかし、数千メートル級の巨大津波が押し寄せていることが判明し、予定よりも早くノアの箱舟の出航を強行しようとしたため、取り残されたユーリたちは暴動を起こす。助けを求める人々を見たエイドリアンは各国首脳に人々を助けることを訴え、首脳たちも提案を受け入れ、ノアの箱舟のハッチを解放する。しかし、箱舟の油圧室にいたジャクソンたちが巻き込まれてハッチが閉鎖できなくなってしまう。 |
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0001年1月27日。3艇の箱舟は大陸が隆起して難を逃れたアフリカ大陸の[[喜望峰]]に向けて進路をとる。生き残った人類は、新たな道へと進んでいった。 |
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== 登場人物 == |
== 登場人物 == |
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; ジャクソン・カーティス |
; ジャクソン・カーティス |
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: 演 - [[ジョン・キューザック]]、日本語吹替 - [[家中宏]] |
: 演 - [[ジョン・キューザック]]、日本語吹替 - [[家中宏]] |
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: 売れない[[SF作家]]で、自伝は500冊も売れなかったが『さらばアトランティス』を執筆。ユーリに雇われた運転手でもある。あるきっかけで人類の滅亡が近いことを知り、生き残る術を模索する。 |
: 主人公。売れない[[SF作家]]で、自伝は500冊も売れなかったが『さらばアトランティス』を執筆。ユーリに雇われた運転手でもある。あるきっかけで人類の滅亡が近いことを知り、生き残る術を模索する。そして今回の事件を経て家族との絆も取り戻していく。 |
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; ケイト・カーティス |
; ケイト・カーティス |
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: 演 - [[アマンダ・ピート]]、日本語吹替 - [[林真里花]] |
: 演 - [[アマンダ・ピート]]、日本語吹替 - [[林真里花]] |
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; ゴードン・シルバーマン |
; ゴードン・シルバーマン |
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: 演 - [[トム・マッカーシー]]、日本語吹替 - [[清水明彦]] |
: 演 - [[トム・マッカーシー]]、日本語吹替 - [[清水明彦]] |
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: ケイトの現在の恋人で人気美容外科医。皮肉屋だが根は温和で誠実な人物 |
: ケイトの現在の恋人で人気美容外科医。皮肉屋だが根は温和で誠実な人物。 |
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: 前述したように本業は医者なのだが、ロサンゼルスからの脱出時にジャクソンがチャーターした軽飛行機のパイロットが出発準備中に死亡してしまい、急遽、飛行訓練の経験があったゴードンが飛行機の操縦桿を握ることになる。 |
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: ラスベガスからの脱出時には、An-225の副操縦士の代役に抜擢されることになり、機長のサーシャとのコンビで辛うじて離陸を成功させた。 |
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: ノアの箱舟に密航した際、ゲート内の機械に巻き込まれて死亡する。 |
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=== 政府関係者 === |
=== 政府関係者 === |
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; トーマス・ウィルソン大統領 |
; トーマス・ウィルソン大統領 |
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: 演 - [[ダニー・グローヴァー]]、日本語吹替 - [[佐々木敏]] |
: 演 - [[ダニー・グローヴァー]]、日本語吹替 - [[佐々木敏]] |
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: [[アメリカ合衆国大統領]]。[[主要国首脳会議]]で滅亡が近いことを明かす。ノアの箱舟による脱出を拒否して国内に残り、アメリカ合衆国最後の大統領として国民に最後の演説をし津波に呑み込まれて死亡する。 |
: [[アメリカ合衆国大統領]]。[[主要国首脳会議]]で滅亡が近いことを明かす。ノアの箱舟による脱出を拒否して国内に残り、アメリカ合衆国最後の大統領として国民に最後の演説をした後、津波に呑み込まれて死亡する。 |
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; ローラ・ウィルソン |
; ローラ・ウィルソン |
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: 演 - [[タンディ・ニュートン]]、日本語吹替 - [[藤貴子]] |
: 演 - [[タンディ・ニュートン]]、日本語吹替 - [[藤貴子]] |
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; カール・アンハイザー |
; カール・アンハイザー |
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: 演 - [[オリヴァー・プラット]]、日本語吹替 - [[石住昭彦]] |
: 演 - [[オリヴァー・プラット]]、日本語吹替 - [[石住昭彦]] |
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: [[アメリカ合衆国大統領首席補佐官]]。[[エアフォースワン]]による避難後、副大統領が死亡し下院議長が行方不明になったため、大統領の役割を継承しアメリカ合衆国の司令官になった |
: [[アメリカ合衆国大統領首席補佐官]]。[[エアフォースワン]]による避難後、[[アメリカ合衆国副大統領|副大統領]]が死亡し[[アメリカ合衆国下院議長|下院議長]]が行方不明になったため、大統領の役割を継承しアメリカ合衆国の司令官になった{{efn|group=注釈|実際には首席補佐官は[[アメリカ合衆国大統領の継承順位]]に入っていないため、原則あり得ないと思われる。}}。 |
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; フレデリック・ウェスト教授 |
; フレデリック・ウェスト教授 |
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: 演 - [[ジョン・ビリングズリー|ジョン・ビリングスズリー]]、日本語吹替 - [[杉野田ぬき|杉野博臣]] |
: 演 - [[ジョン・ビリングズリー|ジョン・ビリングスズリー]]、日本語吹替 - [[杉野田ぬき|杉野博臣]] |
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; ユーリ・カルポフ |
; ユーリ・カルポフ |
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: 演 - ズラッコ・ブリッチ、日本語吹替 - [[廣田行生]] |
: 演 - ズラッコ・ブリッチ、日本語吹替 - [[廣田行生]] |
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: 元プロボクサーでロシアの大富豪。ジャクソンの雇い主。現実世界では1機しか建造されていない[[An-225]]を個人所有し、商品の高級車を搭載している。息子たちを箱舟に乗せた直後に転落死する。 |
: 元プロボクサーでロシアの大富豪。ジャクソンの雇い主。現実世界では1機しか建造されていない[[An-225]]{{efn|group=注釈|現実のAn-225は[[2022年ロシアのウクライナ侵攻|2022年ウクライナ戦争]]で破壊された。ただし、本作でのAn-225は「アントノフ500」と呼称されていることや、実機には存在しない後部ランプドアがあることから、An-225がモデルの架空機と思われる。}}を個人所有し、商品の高級車を搭載している。息子たちを箱舟に乗せた直後に転落死する。 |
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; タマラ |
; タマラ |
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: 演 - [[ベアトリス・ローゼン]]、日本語吹替 - [[佐古真弓]] |
: 演 - [[ベアトリス・ローゼン]]、日本語吹替 - [[佐古真弓]] |
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: ユーリの彼女。全身整形をしている。サーシャと浮気していたことを見抜かれユーリから見捨てられ、ジャクソンたちと共に箱舟に密航するが、水密扉により閉鎖した通路に閉じ込められ溺死する。 |
: ユーリの彼女。全身整形をしている。サーシャと浮気していたことを見抜かれユーリから見捨てられ、ジャクソンたちと共に箱舟に密航するが、水密扉により閉鎖した通路に閉じ込められ溺死する。 |
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; シーザー |
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:タマラの愛犬。犬種は[[狆]](茶狆)。タマラの手引で箱舟に乗り込むことに成功する。タマラの死後はリリーに保護され、最後まで生き延びた。 |
: タマラの愛犬。犬種は[[狆]](茶狆)。タマラの手引で箱舟に乗り込むことに成功する。タマラの死後はリリーに保護され、最後まで生き延びた。 |
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; アレク |
; アレク |
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: 演 - アレキサンドレ・ハウスマン、日本語吹替 - [[東條加那子]] |
: 演 - アレキサンドレ・ハウスマン、日本語吹替 - [[東條加那子]] |
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: ハリーの相棒。ウッドベースを担当している。大津波に呑み込まれて死亡したと思われたが、カットされたエンディングではハリーと共に陸地に座礁した客船で生存している。 |
: ハリーの相棒。ウッドベースを担当している。大津波に呑み込まれて死亡したと思われたが、カットされたエンディングではハリーと共に陸地に座礁した客船で生存している。 |
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; ニーマ |
; ニーマ |
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: 演 - オスリック・チャウ |
: 演 - {{仮リンク|オスリック・チャウ|en| Osric Chau}} |
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: チベットの寺院で修行をしている少年僧侶。兄に方舟の事実を教えられ祖父母と共に船に乗船のために移動中、ジャクソン一行と遭遇し行動を共にする。 |
: チベットの寺院で修行をしている少年僧侶。兄に方舟の事実を教えられ祖父母と共に船に乗船のために移動中、ジャクソン一行と遭遇し行動を共にする。 |
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; テンジン |
; テンジン |
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; チャーリー・フロスト |
; チャーリー・フロスト |
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: 演 - [[ウディ・ハレルソン]]、日本語吹替 - [[安原義人]] |
: 演 - [[ウディ・ハレルソン]]、日本語吹替 - [[安原義人]] |
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: 個人でラジオ放送を行っている。終末 |
: 個人でラジオ放送を行っている。終末の予言者で、誰からも変人扱いされているが、[[アメリカ航空宇宙局|NASA]]などの科学者の中には彼のラジオの信奉者がいるらしく、予言の調査協力をしている。ジャクソンからの脱出の勧めを断り、ただ一人イエローストーンの噴火の様子を実況しながら見届け、飛来した巨大な火山弾に直撃し死亡する。 |
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; ロナルド・ピカード |
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: 演 - [[パトリック・ボーショー]]、日本語吹替 - 原語流用 |
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: [[ルーブル美術館]]館長。[[モナリザ]]等の美術品をテロ対策の名目で政府がすり替えを行ってる中、書類の不備から世界滅亡の情報を調べ始めた為にアメリカ政府に車を爆破され暗殺される。 |
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== 製作 == |
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[[File:Roland Emmerich (6973286762).jpg|thumb|200px|ローランド・エメリッヒ]] |
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* VFXスーパーバイザー:フォルカー・エンゲル、マーク・ウェイガート |
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『2012』では影響を受けた作品として[[グラハム・ハンコック]]の『[[神々の指紋]]』がクレジットされており<ref name="2012-credit-list">{{cite web |url= http://chicagoscifi.com/movies/0011/presskit_pages/credits.pdf |title=2012 (2015) – Credit List |accessdate=November 25, 2014 |work=chicagoscifi.com |archiveurl=https://web.archive.org/web/20100215045002/http://chicagoscifi.com/movies/0011/presskit_pages/credits.pdf|archivedate=2010-02-15}}</ref>、これについて[[ローランド・エメリッヒ]]は[[タイムアウト (雑誌)|タイムアウト誌]]の取材の中で、「昔から{{仮リンク|創世記の洪水物語|en|Genesis flood narrative|label=聖書の大洪水}}を映画化したいと思っていたのですが、取っ掛かりがなかったのです。グラハム・ハンコックの『神々の指紋』で初めて[[地殻変動|地殻変動説]]を読みました。[[ハラルド・クローサー]]と話し合った時、私は科学的な理由よりも"もっともらしさ"が必要だと伝えました。この映画を科学者が鑑賞したら、おそらく笑ってしまうでしょう」と語っている<ref>{{cite journal | url= https://www.timeout.com/film/features/show-feature/9039/roland-emmerichs-guide-to-disaster-movies.html | title=Roland Emmerich's guide to disaster movies | first= David |last=Jenkins | publisher=[[Time Out (company)|Time Out]] | accessdate=November 25, 2009 | date=November 16, 2009| archiveurl= https://web.archive.org/web/20091116122546/http://www.timeout.com/film/features/show-feature/9039/roland-emmerichs-guide-to-disaster-movies.html| archivedate=November 16, 2009 | url-status= live}}</ref>。エメリッヒはクローサーと共同で{{仮リンク|スペック・スクリプト|en|Spec script}}『2012』を執筆し、2008年2月に複数のスタジオに売り込み、売り込んだスタジオの大半が関心を抱きエメリッヒと彼の代理人から予算やストーリーの詳細について確認を取っている<ref>{{cite journal | first=Michael | last=Fleming | url=https://www.variety.com/article/VR1117981155.html?categoryid=13&cs=1 | title=Studios vie for Emmerich's ''2012'' | journal=Variety | date=February 19, 2014 | accessdate=July 14, 2014 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20080226051801/https://variety.com/article/VR1117981155.html?categoryid=13&cs=1|archivedate=2008-02-26}}</ref>。同月末に[[ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント]]が映画化の権利を取得し、[[コロンビア ピクチャーズ]]が配給を手掛けることになった<ref>{{cite journal | first=Michael | last=Fleming | url=https://www.variety.com/article/VR1117981245.html?categoryid=13&cs=1 | title=Sony buys Emmerich's ''2012'' | journal=Variety | date=February 21, 2014 | accessdate=July 14, 2014 }}</ref>。エメリッヒによると、製作費は2億ドルかかったという<ref name="officialbudget">{{cite web | title='2012's Roland Emmerich: Grilled | url=https://www.thewrap.com/article/2012s-roland-emmerich-grilled-9799 |first=Ian |last=Blair |website=The Wrap | date=November 6, 2013 |accessdate=December 9, 2012 | archiveurl= https://web.archive.org/web/20091114105031/http://www.thewrap.com/article/2012s-roland-emmerich-grilled-9799| archivedate=November 14, 2009 | url-status= live}}</ref>。 |
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* [[アンチャーテッド・テリトリー]](Uncharted Territory) |
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* [[スキャンラインVFX]] |
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2008年7月から[[ロサンゼルス]]で撮影を開始する予定だったが<ref name="cusack">{{cite journal | first=Tatiana | last=Siegel | url=https://www.variety.com/VR1117986091.html | title=John Cusack set for ''2012'' | journal=Variety | date=May 19, 2014 | accessdate=July 14, 2014 | archiveurl= https://web.archive.org/web/20080709040955/http://www.variety.com/VR1117986091.html| archivedate=July 9, 2008 | url-status= live}}</ref>、8月上旬から[[ブリティッシュコロンビア州]]の[[カムループス]]、{{仮リンク|サヴォナ (ブリティッシュコロンビア州)|en|Savona, British Columbia|label=サヴォナ}}、{{仮リンク|キャッシュ・クリーク|en|Cache Creek, British Columbia}}、{{仮リンク|アシュクロフト (ブリティッシュコロンビア州)|en|Ashcroft, British Columbia|label=アシュクロフト}}で撮影が行われ、10月中旬に終了した<ref>{{cite web|url=https://thecinemaholic.com/where-was-2012-filmed/|title=Where Was 2012 Filmed?|publisher=The Cinemaholic|accessdate=2022-02-26}}</ref><ref>{{cite web | url=http://www.tourismkamloops.com/news_showNew_ID_134.html | title=2012 Filmed in Thompson Region! | publisher=Tourismkamloops.com | date=December 14, 2012 | accessdate=June 30, 2012| archiveurl= https://web.archive.org/web/20110717081146/http://www.tourismkamloops.com/news_showNew_ID_134.html| archivedate=July 17, 2011 | url-status= live}}</ref>。撮影期間中は[[映画俳優組合]]のストライキが迫っていたため、ソニー・ピクチャーズは万が一の事態に備えて[[コンティンジェンシープラン]]を策定していた<ref>{{cite news | url=https://www.reuters.com/article/entertainmentNews/idUSN0139577320080801 | archiveurl=https://web.archive.org/web/20081205115615/http://www.reuters.com/article/entertainmentNews/idUSN0139577320080801 | url-status=dead | archivedate=December 5, 2008 | title=Big Hollywood films shooting despite strike threat | work=Reuters | date=August 1, 2008 | accessdate=August 5, 2008 }}</ref>。[[VFX]]製作には{{仮リンク|アンチャーテッド・テリトリー|en|Uncharted Territory, LLC}}、[[デジタル・ドメイン]]、[[DNEG]]、[[スキャンラインVFX]]、[[ソニー・ピクチャーズ・イメージワークス]]が参加している。映画では世界各国の文化的・歴史的な建造物が破壊される描写があり、エメリッヒは破壊する建造物の候補に[[カアバ]]を挙げていたが、クローサーから「自分たちに[[ファトワー]]が出されてしまう」という意見を聞き入れて候補から取り下げている<ref>{{cite news |title= Emmerich reveals fear of fatwa axed 2012 scene |author= Child, Ben |date= October 3, 2015 |work= [[The Guardian]] |url= https://www.theguardian.com/film/2009/nov/03/roland-emmerich-2012-kaaba | location=London|accessdate=2022-02-26}}</ref><ref>{{cite web |url=https://movies.yahoo.com/feature/movie-talk-roland-emmerich-fatwa.html |title=The One Place on Earth Not Destroyed in '2012' |author=Crow, Jonathan |publisher= Yahoo! Movies |date= October 3, 2015|archiveurl=https://web.archive.org/web/20091107041430/https://movies.yahoo.com/feature/movie-talk-roland-emmerich-fatwa.html|archivedate=2009-11-07|accessdate=2022-02-26}}</ref>。また、客船ジェネシス号が大津波に吞み込まれるシーンは「『[[ポセイドン・アドベンチャー (映画)|ポセイドン・アドベンチャー]]』のオマージュだった」と語っている他、[[台北101]]などの「有名なランドマークを破壊して欲しい」という依頼が複数あったことを明かしている<ref>{{cite web|url=http://scifiwire.com/2009/11/5-best-things-2012s-direc.php|title=What even Roland Emmerich won't destroy: an Islamic landmark|publisher=scifi|archiveurl=https://web.archive.org/web/20091107003805/http://scifiwire.com/2009/11/5-best-things-2012s-direc.php|archivedate=2009-11-07|accessdate=2022-02-26}}</ref>。 |
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* [[デジタル・ドメイン]] |
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* [[ダブルネガティブ]] |
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映画音楽はクローサーと[[トーマス・ワンカー|トーマス・ワンダー]]が作曲し、[[アダム・ランバート]]は{{仮リンク|アラン・ヨハネス|en|Alain Johannes}}と{{仮リンク|ナターシャ・シュナイダー|en|Natasha Shneider}}が作曲した「[[:en:Time for Miracles|Time for Miracles]]」を映画に提供している<ref>{{cite news |last=Vena |first=Jocelyn |title=Adam Lambert Feels 'Honored' To Be On '2012' Soundtrack |newspaper=MTV Movie News |date=November 4, 2009 |url=http://www.mtv.com/movies/news/articles/1625467/story.jhtml |accessdate=January 18, 2010| archiveurl= https://web.archive.org/web/20100128215936/http://www.mtv.com/movies/news/articles/1625467/story.jhtml| archivedate=January 28, 2010 | url-status= live}}</ref>。この他、サウンドトラックには[[フィルター (バンド)|フィルター]]の「Fades Like a Photograph」、[[ジョージ・シーガル (俳優)|ジョージ・シーガル]]とブル・マンクマの「It Ain't the End of the World」など24曲が収録されている<ref>[https://www.amazon.com/2012-Soundtrack-Various/dp/B002R55IDU "2012: Original Motion Picture Soundtrack"]. ''[[Amazon.com]]''. Retrieved April 3, 2011.</ref>。また、予告編では[[Two Steps from Hell]]の「Master of Shadows」が使用された。 |
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* [[ソニー・ピクチャーズ・イメージワークス]] |
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* 他、全15社。 |
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== マーケティング == |
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『2012』のマーケティングの一環として、主人公ジャクソン・カーティスの著作『さらばアトランティス』が公式サイトで発表された<ref name="atlantis">{{cite web | url=http://farewellatlantis.com/ | title=Farewell Atlantis by Jackson Curtis – Fake website | publisher=[[Sony Pictures]] | accessdate=June 30, 2013| archiveurl= https://web.archive.org/web/20110710224325/http://farewellatlantis.com/| archivedate=July 10, 2011 | url-status= live}}</ref>。2008年11月12日に予告編が初公開され、[[ヒマラヤ山脈]]に押し寄せる津波の映像と「2012年に世界が終わる」というメッセージが流れ、「各国政府は国民に事実を伝えていない」と訴えた後、「2012」と検索することで「真実を知る」ことを勧めるという構成になっていた。[[ガーディアン|ガーディアン紙]]はマーケティングについて「深刻な欠陥」があり、「予告編の言う通りに検索すると、[[2012年人類滅亡説]]を信じる陰謀論サイトに出くわしてしまう」と指摘している<ref>{{cite news | last=Pickard | first=Anna | url=https://www.theguardian.com/film/2008/nov/25/2012-ronald-emmerich | title=''2012'': a cautionary tale about marketing | work=[[The Guardian]] | date=November 25, 2014 | accessdate=December 10, 2008 | location=London| archiveurl= https://web.archive.org/web/20090122074947/http://www.guardian.co.uk/film/2008/nov/25/2012-ronald-emmerich| archivedate=January 22, 2009 | url-status= live}}</ref>。 |
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また、「人類存続研究所が運営する」という形式の[[バイラル・マーケティング]]サイトでは「抽選に応募して当選することで、大災害を生き延びるための脱出チームに入ることができる」というマーケティングが行われた<ref name="first">{{cite news | last=Billington | first=Alex | url=http://www.firstshowing.net/2008/11/15/roland-emmerichs-2012-viral-institute-for-human-continuity/ | title=Roland Emmerich's ''2012'' Viral — Institute for Human Continuity | work=FirstShowing.net | date=November 15, 2012 | accessdate=December 10, 2014 | archiveurl= https://web.archive.org/web/20081220133933/http://www.firstshowing.net/2008/11/15/roland-emmerichs-2012-viral-institute-for-human-continuity/| archivedate=December 20, 2008 | url-status= live}}</ref>。このマーケティングに対して、[[アメリカ航空宇宙局|NASA]]のデイヴィッド・モリソンは「このサイトを本物と思った人々から1000件以上の問い合わせがあった」と語り、「世界の終わりを見たくないから自殺を考えている」というティーンエイジャーからの手紙を紹介しつつ、「金儲けのためにインターネットで嘘をついたり子供を怖がらせるのは、倫理的に間違っている」と批判している<ref>{{cite news|url= https://www.independent.co.uk/news/science/relax-the-end-isnt-nigh-1804340.html |title=Relax, the end isn't nigh |last=Connor|first=Steve |date=October 17, 2015 |work=The Independent |accessdate=October 20, 2015 | location=London| archiveurl= https://web.archive.org/web/20091020091758/http://www.independent.co.uk/news/science/relax-the-end-isnt-nigh-1804340.html| archivedate=October 20, 2009 | url-status= live}}</ref>。 |
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[[コムキャスト]]は「ロードブロック・キャンペーン」と名付けたプロモーションを実施し、2009年10月1日22時50分から23時にかけてアメリカの商業ネットワーク450局、英語・スペイン語の地方局、ケーブルテレビ89局で2分間のロサンゼルスの崩壊シークエンスを順次放送した<ref name="2012block">{{cite news|url= https://www.variety.com/article/VR1118009036.html?categoryid=13&cs=1&nid=2562 |title=Sony readies 'roadblock' for 2012 |last=Graser|first=Mark |date=September 23, 2009 |work=Variety |accessdate=September 29, 2015| archiveurl= https://web.archive.org/web/20091011065817/http://www.variety.com/article/VR1118009036.html?categoryid=13&cs=1&nid=2562| archivedate=October 11, 2009 | url-status= live}}</ref>。このプロモーションについて、[[バラエティ (アメリカ合衆国の雑誌)|バラエティ誌]]は「全世帯の90%、約1億1000万人が映像を視聴したことになる。オンラインとモバイル配信も含めると、約1億4000万人以上になるだろう」と報じている<ref name="2012block" />。 |
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== 公開 == |
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2009年11月13日に[[インドネシア]]、[[メキシコ]]、[[スウェーデン]]、[[カナダ]]、[[デンマーク]]、[[中華人民共和国]]、[[インド]]、[[イタリア]]、[[トルコ]]、[[アメリカ合衆国]]、[[日本]]で公開された<ref name="worldwide-release-dates">{{cite web|url=http://www.sonypictures.com/movies/2012/international/ |title=2012 Worldwide Release Dates |accessdate=November 12, 2009 |work=sonypictures.com |url-status=dead |archiveurl=https://web.archive.org/web/20100209182844/http://www.sonypictures.com/movies/2012/international/ |archivedate=February 9, 2010 }}</ref>。2010年2月にはメキシコの{{仮リンク|シネメックス|en|Cinemex}}で3D版が上映された<ref>{{cite web|url=http://www.cinemex.com/cartelera/pelicula/9628 |title=Cinemex |work=cinemex.com |url-status=dead |archiveurl=https://web.archive.org/web/20130208052317/http://www.cinemex.com/cartelera/pelicula/9628 |archivedate=February 8, 2013 |accessdate=2022-03-01}}</ref>。2020年には[[新型コロナウイルス感染症の世界的流行 (2019年-)|COVID-19パンデミック]]下で人気を集め、同年3月の[[Netflix]]の視聴ランキングで第7位(映画部門では第2位)にランクインしている<ref>{{cite web |url=https://www.businessinsider.com/pandemic-and-2012-among-netflixs-most-popular-titles-2020-3 |title=Movies and TV shows about pandemics and disasters are surging in popularity on Netflix |first=Travis |last=Clark |work=Business Insider |date=March 20, 2020 |accessdate=March 29, 2020}}</ref>。 |
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== 評価 == |
== 評価 == |
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=== 興行収入 === |
=== 興行収入 === |
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アメリカでは初週末に興行収入6500万ドル、全世界では2億2500万ドルを記録し、3日間で製作費の2億ドルの半分以上を回収した<ref>{{cite news| url=https://www.hollywoodreporter.com/hr/content_display/news/e3i4cdea7d2a4bcd39804b4848683fa708f | title='2012' explodes at boxoffice | journal=The Hollywood Reporter | date=2008年11月15日 | accessdate=2009年11月16日 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20091118062335/www.hollywoodreporter.com/hr/content_display/news/e3i4cdea7d2a4bcd39804b4848683fa708f|archivedate=2009-11-18}}</ref><ref>[https://www.cinematoday.jp/news/N0020880 圧巻!究極ディザスター映画『2012』が全米第1位に決定 -11月18日版【全米ボックスオフィス考】] シネマトゥデイ 2009年11月20日</ref>。日本では2009年11月20日に前夜祭、11月21日から公開が始まり前夜祭も含めた4日間で興収8億7800万円を記録し、初登場1位を飾った<ref>[https://eiga.com/news/20091124/18/ 【国内興行】「2012」が初登場でトップを快走] eiga.com 2009年11月24日</ref>。翌週も1位となり2週連続首位を達成。累計興行収入は38億円を記録した<ref>[https://www.eiren.org/toukei/img/eiren_kosyu/data_2009.pdf 2009年(平成21年)興収10億円以上番組]</ref>。 |
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『2012』は北米興行収入1億6610万ドル、海外興行収入6億350万ドルを記録し、合計興行収入7億6960万ドルとなった<ref name="box office">{{cite BOM | id=1190080 | title=2012 | accessdate=February 18, 2021|archiveurl=https://web.archive.org/web/20210218213548/https://www.boxofficemojo.com/title/tt1190080/|archivedate=February 18, 2021|url-status=live}}</ref>。国内興行収入が2億ドル以下の作品が合計興行収入が7億ドルを超えたのは『2012』が初となる<ref>{{cite web|url=https://www.forbes.com/sites/scottmendelson/2017/06/12/box-office-johnny-depps-pirates-5-breaks-walt-disneys-memorial-day-curse/?c=0&s=BoxOffice|title=Box Office: Johnny Depp's 'Pirates 5' Breaks Walt Disney's Memorial Day Curse |author=Mendelson, Scott |author-link=Scott Mendelson|work=Forbes|date=June 12, 2017|accessdate=June 12, 2017}}</ref>。また、2009年の年間興行成績では第5位にランクインしており<ref name="box">{{cite web|url=https://boxofficemojo.com/yearly/chart/?view2=worldwide&yr=2009&p=.htm|title=2009 Worldwide Grosses|website=Box Office Mojo|accessdate=January 20, 2015|archiveurl=https://web.archive.org/web/20100121033759/http://www.boxofficemojo.com/yearly/chart/?view2=worldwide&yr=2009&p=.htm|archivedate=January 21, 2010 |url-status=live}}</ref>、エメリッヒ監督作品としては『[[デイ・アフター・トゥモロー]]』に次ぐ成績となっている<ref>{{cite web|url=https://boxofficemojo.com/people/chart/?view=Director&id=rolandemmerich.htm|title=Roland Emmerich|work=boxofficemojo.com|archiveurl=https://web.archive.org/web/20091230081203/https://boxofficemojo.com/people/chart/?view=Director&id=rolandemmerich.htm|archivedate=2009-12-30|accessdate=2022-03-01}}</ref>。 |
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日本では[[2009年]][[11月20日]]に前夜祭、[[11月21日]]から公開が始まり前夜祭も含めた4日間で興収8億7800万円を記録し、初登場1位を飾った<ref>[http://eiga.com/buzz/20091124/18/ 【国内興行】「2012」が初登場でトップを快走]eiga.com2009年11月24日</ref>。更に翌週も1位を飾り2週連続首位を達成。累計興行収入は38億円の大ヒットを記録した<ref>[http://www.eiren.org/toukei/img/eiren_kosyu/data_2009.pdf 2009年(平成21年)興収10億円以上番組]</ref>。 |
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=== 批評 === |
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[[Rotten Tomatoes]]には247件の批評が寄せられ支持率39%、平均評価5.2/10となっており、批評家の一致した見解は「ローランド・エメリッヒの『2012』は豊富なヴィジュアルスリラーを見せてくれるが、重厚な規模と長大な上映時間を支えるための力強い脚本が欠けている」となっている<ref>{{cite web|title=2012|url=https://www.rottentomatoes.com/m/2012|accessdate=February 18, 2021|publisher=Rotten Tomatoes}}</ref>。[[Metacritic]]では34件の批評に基づき49/100のスコアを与え<ref>{{cite web|title=2012|url=https://www.metacritic.com/movie/2012|accessdate=February 18, 2021|publisher=Metacritic}}</ref>、[[CinemaScore]]では「B+」評価となっている<ref>{{cite web |date=November 15, 2009 |last=Finke |first=Nikki |title='2012' Dominates For $225M 5-Day Launch Worldwide; 'Xmas Carol' Holds Well; 'Precious' & 'Fantastic Mr. Fox' Play To Packed Theaters; 'Pirate Radio' Sinks |url=https://deadline.com/2009/11/first-box-office-18611/ |website=Deadline |quote=Despite dismal reviews, the film received an “A” Cinemascore for moviegoers under 18 and a “B+” overall.|accessdate=2022-03-05}}</ref>。 |
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; [[第15回放送映画批評家協会賞]] |
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: ノミネート:視覚効果賞 |
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[[ロジャー・イーバート]]は3.5/4の星を与え、「『2012』は約束を果たした。それ以外のことを求めてチケットを買う人間はいないので、観客にとっては今年最も満足度の高い映画の一つになるだろう」と絶賛している<ref name="ebert1">{{cite news |url=https://www.rogerebert.com/reviews/2012-2009 |title=The late, great planet Earth: A thoroughly destroyable show |work=[[Chicago Sun-Times]] |first=Roger |last=Ebert |author-link=Roger Ebert |date=November 12, 2009 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20091115111837/http://rogerebert.suntimes.com/apps/pbcs.dll/article?AID=%2F20091111%2FREVIEWS%2F911119994 |archivedate=November 15, 2009 |accessdate=April 1, 2020 |url-status=live }}</ref>。また、彼と[[USAトゥデイ]]のクラウディア・プーチは『2012』を「全てのディザスター映画の母」と表現している<ref name="ebert1" /><ref>{{cite news |url= https://www.usatoday.com/life/movies/reviews/2009-11-13-2012rev13_ST_N.htm |title='2012': Now that's Armageddon! |work=USA Today |last=Puig |first=Claudia |date=November 13, 2009|accessdate=November 20, 2009}}</ref>。[[ワシントン・ポスト]]のダン・コイスは4/4の星を与え、「世界の破壊者として歩んできたエメリッヒの長いキャリアにおける最高の作品」と批評している<ref name=":0">{{Cite news|last=Kois|first=Dan|date=November 13, 2009|title=Movie review: '2012' is a perfect disaster|language=en-US|url=http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/11/12/AR2009111207930.html|accessdate=October 30, 2021|issn=0190-8286}}</ref>。[[ジ・エイジ]]のジム・シェンブリは4/5の星を与え、「素晴らしく、大きくて重く、馬鹿らしくて脂ぎったチーズバーガーのような映画であり、彼の輝ける視覚効果アーティストチームによって、人類文明の終焉がどのようなものかを鮮明に描き出されている」と批評している<ref name=":1">{{Cite web|last=Schembri|first=Jim|date=November 12, 2009|title=2012|url=https://www.theage.com.au/entertainment/movies/2012-20091112-ge86nv.html|accessdate=October 30, 2021|website=The Age|language=en}}</ref>。 |
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== テレビドラマ == |
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[[エンターテイメント・ウィークリー]]誌によるローランド・エメリッヒへのインタビューによると、本作で生き残った登場人物の後日談を描いたテレビシリーズ『2013』の構想がある<ref>{{cite news| url= |
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[[ローリング・ストーン]]の[[ピーター・トラヴァース]]は、「『2012』に注意しなさい。あれは中身がなく、冷笑的で心底退屈させられ、さらに時間と金を浪費させ、耐え難い苦痛を与えた愚かしい『[[トランスフォーマー/リベンジ]]』に匹敵する奇跡の作品だ」と酷評した<ref>{{cite web |url= https://www.rollingstone.com/reviews/movie/25457899/review/30842785/2012 |title=''2012'': Review |work=[[Rolling Stone]] |first=Peter |last=Travers |date=November 12, 2009 |accessdate=November 12, 2009 |author-link= Peter Travers| archiveurl= https://web.archive.org/web/20091115093733/http://www.rollingstone.com/reviews/movie/25457899/review/30842785/2012| archivedate=November 15, 2009 | url-status= dead }}</ref>。[[グローブ・アンド・メール]]のリック・グローンは1/4の星を与え<ref>{{Cite news|last=Groen|first=Rick|date=November 12, 2009|title=Apocalypse by the numbers|language=en-CA|work=The Globe and Mail|url=https://www.theglobeandmail.com/arts/film/apocalypse-by-the-numbers/article1346284/|accessdate=October 30, 2021}}</ref>、{{仮リンク|ニュー・リパブリック|en|The New Republic}}の{{仮リンク|クリストファー・オア|en|Christopher Orr (film critic)}}は「馬鹿げたスリルは中盤で燃え尽きてしまう」「映画が2時間半を迎えるころには、"いつになったら終わるのか"と考えるようになる」と批評している<ref name=":2">{{Cite news|last=Orr|first=Christopher|date=November 13, 2009|title=The Mini-Review: '2012'|work=The New Republic|url=https://newrepublic.com/article/71153/the-mini-review-2012|accessdate=October 30, 2021|issn=0028-6583}}</ref>。[[デイリー・テレグラフ]]のティム・ロービーは2/5の星を与え<ref>{{Cite web|last=Robey|first=Tim|date=November 4, 2013|title=2012, review|url=https://www.telegraph.co.uk/culture/6551436/2012-review.html |archiveurl=https://ghostarchive.org/archive/20220111/https://www.telegraph.co.uk/culture/6551436/2012-review.html |archivedate=January 11, 2022 |url-access=subscription|url-status=live|accessdate=October 30, 2021|website=The Telegraph}}{{cbignore}}</ref>、[[トロント・スター]]のリンダ・バーナード1/4の星を与え、「魅力に欠ける脚本と手当たり次第のアプローチで描かれたエメリッヒの世界的黙示録の物語は、多くの面部分で失敗している」と批評している<ref>{{Cite news|last=Barnard|first=Linda|date=November 12, 2009|title=2012: No end in sight|language=en-CA|work=The Toronto Star|url=https://www.thestar.com/entertainment/movies/2009/11/12/2012_no_end_in_sight.html|accessdate=October 30, 2021|issn=0319-0781}}</ref>。 |
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http://hollywoodinsider.ew.com/2009/11/04/2012-tv-planned/| title=Exclusive: TV version of Roland Emmerich's '2012' in the works |publisher=[[エンターテイメント・ウィークリー|Entertainment Weekly]]|date=2008年11月4日|accessdate=2009年11月16日}}</ref>。 |
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=== 受賞・ノミネート === |
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{| class="wikitable sortable" style="text-align:left; font-size:small" |
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! 映画賞 |
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! 部門 |
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! 対象 |
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! 結果 |
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! 出典 |
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| [[第15回クリティクス・チョイス・アワード]] |
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| {{仮リンク|クリティクス・チョイス・ムービー・アワード 視覚効果賞|en|Critics' Choice Movie Award for Best Visual Effects|label=視覚効果賞}} |
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| {{仮リンク|フォルカー・エンゲル|de|Volker Engel}}、マーク・ワイガート、マイク・ベジーナ |
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| rowspan=5 {{nom}} |
|||
| <ref>{{cite web|url=http://www.bfca.org/ccawards/CCA_2009_press.php |archiveurl=https://archive.today/20120719183027/http://www.bfca.org/ccawards/CCA_2009_press.php |url-status=dead |archivedate=July 19, 2012 |title=The 15th Annual Critics Choice Movie Awards |publisher=[[Broadcast Film Critics Association Awards]] |accessdate=June 30, 2011 }}</ref> |
|||
|- |
|||
| rowspan=2|[[NAACPイメージ・アワード]] |
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| rowspan=2|{{仮リンク|NAACPイメージ・アワード 助演男優賞|en|NAACP Image Award for Outstanding Supporting Actor in a Motion Picture|label=助演男優賞}} |
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| キウェテル・イジョフォー |
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| rowspan=2|<ref name="img">{{cite web|url=http://www.naacpimageawards.net/41/winners/ |title=The 41st NAACP Image Awards |publisher=[[NAACP Image Award]] |accessdate=June 30, 2011 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20110718235242/http://www.naacpimageawards.net/41/winners/ |archivedate=July 18, 2011 |url-status=dead }}</ref> |
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|- |
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| ダニー・グローヴァー |
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|- |
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| rowspan=2|{{仮リンク|音響効果監督組合|en|Motion Picture Sound Editors|label=ゴールデン・リール賞}} |
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| 長編映画部門音響賞 |
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| rowspan=2|フェルナンド・ボス、ロナルド・J・ウェッブ |
|||
| rowspan=2|<ref>{{cite web | url=http://www.mpse.org/goldenreels/2010awards/2010featurenominees.html | title=2010 Golden Reel Award Nominees: Feature Films | publisher=[[Motion Picture Sound Editors]] | access-date=June 30, 2011 | archive-url=https://web.archive.org/web/20110716131219/http://www.mpse.org/goldenreels/2010awards/2010featurenominees.html | archive-date=July 16, 2011 | url-status=dead }}</ref> |
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| 効果音・フォーリーサウンド部門音響賞 |
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| rowspan=4|[[第14回サテライト賞]] |
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| {{仮リンク|サテライト賞 音響賞|en|Satellite Award for Best Sound|label=音響賞}} |
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| ポール・N・J・オットソン、マイケル・マクギー、リック・クライン、ジェフリー・J・ハブーシュ、マイケル・ケラー |
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| rowspan=2 {{won}} |
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| rowspan=4|<ref>{{cite web | url=http://www.filmmisery.com/?p=1919 | title=Satellite Awards Announce 2009 Nominations | publisher=Filmmisery.com | date=November 29, 2009 | accessdate=June 30, 2011}}</ref> |
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|- |
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| {{仮リンク|サテライト賞 視覚効果賞|en|Satellite Award for Best Visual Effects|label=視覚効果賞}} |
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| フォルカー・エンゲル、マーク・ワイガート、マイク・ベジーナ |
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|- |
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| {{仮リンク|サテライト賞 美術賞|en|Satellite Award for Best Art Direction and Production Design|label=美術賞}} |
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| バリー・チュシド、エリザベス・ウィルコックス |
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| rowspan=7 {{nom}} |
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| {{仮リンク|サテライト賞 編集賞|en|Satellite Award for Best Editing|label=編集賞}} |
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| デヴィッド・ブレナー、ピーター・S・エリオット |
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|- |
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| rowspan=2|[[第36回サターン賞]] |
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| [[サターンアクション/アドベンチャー映画賞|アクション/アドベンチャー映画賞]] |
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| 2012 |
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| rowspan=2|<ref name="scrnrant">{{cite web | url=https://screenrant.com/2010-saturn-award-nominations-ross-45936/ | title=Avatar Leads 2010 Saturn Awards Nominations | publisher=Screenrant.com | date=February 19, 2010 | accessdate=June 30, 2011 | author=Miller, Ross| archiveurl= https://web.archive.org/web/20110703161213/http://screenrant.com/2010-saturn-award-nominations-ross-45936/| archivedate=July 3, 2011 | url-status= live}}</ref> |
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|- |
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| [[サターン特殊効果賞|特殊効果賞]] |
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| フォルカー・エンゲル、マーク・ワイガート、マイク・ベジーナ |
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| rowspan=3|{{仮リンク|第16回視覚効果協会賞|en|8th Visual Effects Society Awards}} |
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|Outstanding Visual Effects in a Visual Effects-Driven Feature Motion Picture |
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|フォルカー・エンゲル、マーク・ワイガート、ジョシュ・ジャガース |
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|rowspan=3|<ref>{{cite web|url=https://www.visualeffectssociety.com/ayear/8th-annual-ves-awards|title=8th Annual VES Awards|work=visual effects society|accessdate=December 22, 2017}}</ref> |
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|- |
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|Best Single Visual Effect of the Year |
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| フォルカー・エンゲル、マーク・ワイガート、ジョシュ・ジャガース、モヘン・レオ「Escape from L.A.」 |
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|- |
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|{{仮リンク|視覚効果協会賞 長編映画部門環境製作賞|en|Visual Effects Society Award for Outstanding Created Environment in a Photoreal Feature|label=長編映画部門環境製作賞}} |
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|ハーム=ピーター・ダイカー、マーテン・ラーソン、リョウ・サカグチ、ハンツィー・タン「Los Angeles Destruction」 |
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|} |
|||
== Blu-ray Disc/DVD == |
== Blu-ray Disc/DVD == |
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=== アメリカ === |
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2010年3月2日にDVDとBlu-rayが発売され、2枚組のBlu-rayには「Time for Miracles」のミュージックビデオを含めた90分以上の特典映像の他、[[PlayStation Portable]]、[[パーソナルコンピュータ|PC]]、[[Macintosh]]、[[iPod]]用の[[Digital copy]]が収録されている<ref>{{cite web|url=https://www.dreadcentral.com/news/35179/early-art-and-specs-2012-rocking-dvd-and-blu-ray|title=Early Art and Specs: 2012 Rocking on to DVD and Blu-ray|publisher=DreadCentral|accessdate=July 3, 2010}}</ref>。2021年1月9日には[[Ultra HD Blu-ray]]が発売された<ref>{{cite web|url=https://www.amazon.com/Spell-Mark-Tonderai/dp/B08LNFVN61/|title=2012|date=January 19, 2021|accessdate=November 27, 2020|via=Amazon}}</ref>。 |
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=== 日本 === |
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[[ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント (日本)|ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント]]よりBlu-ray / DVDが発売。 |
[[ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント (日本)|ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント]]よりBlu-ray / DVDが発売。 |
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* 【初回限定生産】2012 ブルーレイ&DVDセット(2枚組、2010年3月19日発売) |
* 【初回限定生産】2012 ブルーレイ&DVDセット(2枚組、2010年3月19日発売) |
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145行目: | 225行目: | ||
* 2012 ブルーレイスタンダード版(1枚組、2010年10月27日発売) |
* 2012 ブルーレイスタンダード版(1枚組、2010年10月27日発売) |
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== |
== スピンオフ == |
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2010年に[[エンターテインメント・ウィークリー]]は、『2012』の後日談を描くスピンオフテレビシリーズ『2013』の企画が進行していることを報じた<ref name="ewee">{{cite magazine|url=http://hollywoodinsider.ew.com/2010/03/02/abc-passes-2012-tv-show |title=ABC passes on '2012' TV show |magazine=Entertainment Weekly |date=March 2, 2010 |accessdate=July 3, 2014 |author=Rice, Lynette |url-status=dead |archiveurl=https://web.archive.org/web/20101017150120/http://hollywoodinsider.ew.com/2010/03/02/abc-passes-2012-tv-show/ |archivedate=October 17, 2010 }}</ref>。プロデューサーの[[マーク・ゴードン]]は同誌の取材に対して、「[[アメリカン・ブロードキャスティング・カンパニー|ABC]]では『[[LOST]]』の放送が終了することでディザスター番組に空きが生じるので、このトピックに週単位で興味を抱く人々が出てくるでしょう。彼らが『2012』で目にした大災害とは裏腹に、世界には希望が存在します。映画終了後の世界には生き延びた人々がいて、大災害後の新しい世界をどのように作っていくのかが問題になっているでしょう。面白いテレビシリーズになるかも知れません」と語っている<ref name="ewee" />。しかし、このスピンオフ企画は予算面の問題から製作は実現しなかった<ref name="ewee" />。 |
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[[ファイル:Standard of the Prime Minister of Japan.svg|thumb|130px]] |
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アメリカ大統領と各国首脳がテレビ会談を行うシーンにて、各国首脳の背景にそれぞれの国の[[国章]]が表示されている。しかし、[[内閣総理大臣|日本の首相]]の背景には、日本の準国章である[[菊花紋章]]や、日本国政府、日本国首相の紋章である[[桐紋|五七桐花紋]]ではなく、桜花を5個円形に並べたマークが表示された。これは通常、[[自衛隊]]で用いられる[[自衛隊の旗|内閣総理大臣旗]]に使用されているデザインである。 |
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== 関連項目 == |
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* [[2012年人類滅亡説]] |
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* [[ノアの方舟]] |
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* 2012:ドゥームズデイ - 2008年製作のアメリカ映画。監督はニック・エヴァハート。 |
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== 脚注 == |
== 脚注 == |
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{{ |
{{脚注ヘルプ}} |
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=== 注釈 === |
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{{Reflist|group="注釈"|}} |
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{{Notelist}} |
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=== 出典 === |
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{{Reflist|2}} |
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== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
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* {{ |
* {{Official|https://www.sonypictures.com/movies/2012}}{{en icon}} |
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* {{Official|https://www.sonypictures.jp/he/897411}}{{ja icon}} |
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* {{Allcinema title|332430|2012}} |
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* {{Kinejun title|40492|2012}} |
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{{2009年日本週末興行収入1位の映画}} |
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[[Category:2009年の映画]] |
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[[Category:アメリカ合衆国の冒険映画]] |
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[[Category:世界の終末が描かれた映画作品]] |
[[Category:世界の終末が描かれた映画作品]] |
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[[Category:天体衝突を題材とした映画作品]] |
[[Category:天体衝突を題材とした映画作品]] |
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[[Category:小説家を主人公とした映画作品]] |
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[[Category:地震を題材とした映画作品]] |
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[[Category:航空映画]] |
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[[Category:ブリティッシュコロンビア州で製作された映画作品]] |
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[[Category:コロンビア映画の作品]] |
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[[Category:インドで製作された映画作品]] |
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[[Category:四川省で製作された映画作品]] |
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[[Category:バンクーバーで製作された映画作品]] |
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[[Category:世界各地を舞台とした映画作品]] |
[[Category:世界各地を舞台とした映画作品]] |
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[[Category: |
[[Category:ローランド・エメリッヒの監督映画]] |
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[[Category:ハラルド・クローサーの作曲映画]] |
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[[Category:コロンビア映画の作品]] |
2024年9月3日 (火) 22:45時点における版
2012 | |
---|---|
2012 | |
監督 | ローランド・エメリッヒ |
脚本 |
ローランド・エメリッヒ ハラルド・クローサー |
製作 |
マーク・ゴードン ハラルド・クローサー ラリー・J・フランコ |
製作総指揮 |
ローランド・エメリッヒ ウテ・エメリッヒ マイケル・ウィマー |
出演者 |
ジョン・キューザック アマンダ・ピート ダニー・グローヴァー タンディ・ニュートン オリヴァー・プラット キウェテル・イジョフォー ウディ・ハレルソン ジョージ・シーガル |
音楽 |
ハラルド・クローサー トーマス・ワンダー |
主題歌 |
「Time for Miracles」 アダム・ランバート |
撮影 | ディーン・セムラー |
編集 |
デヴィッド・ブレナー ピーター・S・エリオット |
製作会社 | セントロポリス・エンターテインメント |
配給 |
コロンビア ピクチャーズ SPE |
公開 |
2009年11月13日 2009年11月21日 |
上映時間 | 158分 |
製作国 | アメリカ合衆国[1] |
言語 | 英語 |
製作費 | $200,000,000[2] |
興行収入 |
$769,666,451[2] $166,112,167[2] 38億円[3] |
『2012』(にせんじゅうに)は、2009年のアメリカ合衆国のSFパニック映画。ローランド・エメリッヒが監督、エメリッヒとハラルド・クローサーが脚本を務め、ジョン・キューザック、アマンダ・ピート、キウェテル・イジョフォー、オリヴァー・プラット、タンディ・ニュートン、ダニー・グローヴァー、ウディ・ハレルソンが出演している。古代マヤ人が2012年の冬至ごろに訪れると予想した人類滅亡に関する幾つかの仮説を元に製作された[4]。これはメソアメリカ文明の長期暦において、2012年12月21日に一つの区切りを迎えることから来ている。映画は仮説の支持者が想像する人類滅亡を告げる大災害に直面した数人の登場人物らの行動を同時進行的に描いている。
ストーリー
2009年、インドの科学者サトナムは、地球内部が加熱され流動化が進んでいることに気が付き、数年後に地球的規模の地殻変動により大破局が起きることを突き止める。惑星直列が原因で太陽活動が活発化し、コロナが地球を蔽ったため、地球内部がプラズマで加熱されることで、マントルの流動性が増しマントルに浮いている大陸が沈んだり傾き、地殻大変動が起きると予想された。科学顧問のエイドリアンから世界の終末を伝えられたアメリカ大統領のウィルソンは、2010年のG8(主要国首脳会議)でイギリス、ロシア[注釈 1]、フランス、ドイツ、イタリア、日本、カナダの首脳に事実を報告。先進国は極秘裏にチョーミン計画を実行し、世界各地の歴史的な美術品を後世に残すために、密かに偽物とすり替え運び出し始めた。
2012年。イエローストーンにて海賊ラジオを流している変人チャーリーの情報から世界の終末を知った売れない作家のジャクソンは、ロサンゼルスに住む元妻のケイトと息子ノア、娘のリリー、ケイトの恋人で整形外科医のゴードンと共に、チャーリーが知る避難場所の地図を入手するため飛行場へ行き、軽飛行機で脱出する。程なくして世界各地で、未曽有の地殻大変動が始まった。巨大地震によりカリフォルニアやリオデジャネイロをはじめとした各地の市街地が崩壊し、火山の大噴火に加え、数千キロにも及ぶ大規模な大陸移動まで起こる。終末を迎えようとする中で、人類は生き残る術を必死に模索し続ける。
やがて、先進国が極秘裏に進めていた「ノアの箱舟」計画こそが生存への唯一の道だと知ったジャクソンらは、ノアの箱舟の建造地である中国に行く飛行機を確保するためラスベガスに向かう。そこでジャクソンの雇用主であるロシアの大富豪ユーリが故障したプライベートジェットの代わりに調達した飛行機An-225に便乗して中国へと向かう。しかし、給油のために寄ろうとしたハワイは既に全滅しており予定地の手前で燃料切れとなり着水を覚悟するが、地殻変動により数千㎞移動していた箱船の建造地近辺に不時着する。不時着直後に種の保存の為に動物を運搬中だった中国軍のヘリ部隊に発見されるが、ノアの箱舟への搭乗パスを持っているユーリ父子のみが救助され、ジャクソンたちは置き去りにされてしまう。ジャクソンたちは箱舟を目指して歩き始めるが、途中でチベット人僧侶ニーマ一家のトラックに遭遇し、彼らと共に箱舟への密航を図る。しかし、数千メートル級の巨大津波が押し寄せていることが判明し、予定よりも早く箱舟の出航を強行しようとしたため、取り残されたユーリ一行は暴動を起こす。助けを求める人々を見たエイドリアンは各国首脳に人々を助けることを訴え、首脳たちも提案を受け入れ、箱舟のゲートを解放する。しかし、箱舟の油圧室にいたジャクソン一行が巻き込まれたせいでケーブルが絡まり、ゲートが閉鎖できなくなってしまう。やがて津波に襲われ、ジャクソンやユーリ一行を乗せた箱舟は海に投げ出される。このままではエベレストの北壁衝突を待つばかり。ジャクソンは最後の力を振り絞り、水没した油圧室に向かう。ノアの協力もありケーブルが抜かれ、無事ゲートが閉鎖する。そして、すぐさま全速後退の指示を出すも間に合わず北壁に衝突。誰もが最悪の事態を予想する中、なんとかエンジンが作動した。箱舟の乗客からは歓喜が起こり、ジャクソンやノアも生還した。
こうして一つの歴が終わりを告げ、新たなる歴を迎えた。
0001年1月27日。3艇の箱舟は大陸が隆起して難を逃れたアフリカ大陸の喜望峰に向けて進路をとる。生き残った人類は、新たな道へと進んでいった。
登場人物
ジャクソン一行
- ジャクソン・カーティス
- 演 - ジョン・キューザック、日本語吹替 - 家中宏
- 主人公。売れないSF作家で、自伝は500冊も売れなかったが『さらばアトランティス』を執筆。ユーリに雇われた運転手でもある。あるきっかけで人類の滅亡が近いことを知り、生き残る術を模索する。そして今回の事件を経て家族との絆も取り戻していく。
- ケイト・カーティス
- 演 - アマンダ・ピート、日本語吹替 - 林真里花
- ジャクソンの元妻。医師を目指していたが、ノアを妊娠したため医師の道を諦める。リリーが生まれた後、子育てに非協力的なジャクソンと離婚し美容整形外科医のゴードンと交際中であるが、本心はジャクソンを愛している。
- ノア・カーティス
- 演 - リアム・ジェームズ、日本語吹替 - 本城雄太郎
- ジャクソンとケイトの息子。両親の離婚により父であるジャクソンに対し反抗的な態度を取るが内心は父を慕っている。
- リリー・カーティス
- 演 - モーガン・リリー、日本語吹替 - 諸星すみれ
- ジャクソンとケイトの娘。両親の離婚で不安定なところがありおねしょが治らず夜はオムツをしている。また、数多くの帽子を愛用し被っていないと不安である。
- ゴードン・シルバーマン
- 演 - トム・マッカーシー、日本語吹替 - 清水明彦
- ケイトの現在の恋人で人気美容外科医。皮肉屋だが根は温和で誠実な人物。
- 前述したように本業は医者なのだが、ロサンゼルスからの脱出時にジャクソンがチャーターした軽飛行機のパイロットが出発準備中に死亡してしまい、急遽、飛行訓練の経験があったゴードンが飛行機の操縦桿を握ることになる。
- ラスベガスからの脱出時には、An-225の副操縦士の代役に抜擢されることになり、機長のサーシャとのコンビで辛うじて離陸を成功させた。
- ノアの箱舟に密航した際、ゲート内の機械に巻き込まれて死亡する。
政府関係者
- トーマス・ウィルソン大統領
- 演 - ダニー・グローヴァー、日本語吹替 - 佐々木敏
- アメリカ合衆国大統領。主要国首脳会議で滅亡が近いことを明かす。ノアの箱舟による脱出を拒否して国内に残り、アメリカ合衆国最後の大統領として国民に最後の演説をした後、津波に呑み込まれて死亡する。
- ローラ・ウィルソン
- 演 - タンディ・ニュートン、日本語吹替 - 藤貴子
- 大統領の娘。ルーブル美術館で働いている。方舟のチケットを持っていたため方舟に搭乗。エイドリアン博士と心を通わせる。
- エイドリアン・ヘルムズリー博士
- 演 - キウェテル・イジョフォー、日本語吹替 - 中井和哉
- 大統領の科学顧問。政府にいち早く滅亡の危機を伝える。取り残された人々を方舟に乗せるよう各国要人を説得する。
- カール・アンハイザー
- 演 - オリヴァー・プラット、日本語吹替 - 石住昭彦
- アメリカ合衆国大統領首席補佐官。エアフォースワンによる避難後、副大統領が死亡し下院議長が行方不明になったため、大統領の役割を継承しアメリカ合衆国の司令官になった[注釈 2]。
- フレデリック・ウェスト教授
- 演 - ジョン・ビリングスズリー、日本語吹替 - 杉野博臣
- 政府に協力している科学者の一人。
- マイケルズ船長
- 演 - スティーヴン・マクハティ、日本語吹替 - 仲野裕
- エイドリアンたちが乗船する「ノアの箱舟」の船長。
ユーリ一行
- ユーリ・カルポフ
- 演 - ズラッコ・ブリッチ、日本語吹替 - 廣田行生
- 元プロボクサーでロシアの大富豪。ジャクソンの雇い主。現実世界では1機しか建造されていないAn-225[注釈 3]を個人所有し、商品の高級車を搭載している。息子たちを箱舟に乗せた直後に転落死する。
- タマラ
- 演 - ベアトリス・ローゼン、日本語吹替 - 佐古真弓
- ユーリの彼女。全身整形をしている。サーシャと浮気していたことを見抜かれユーリから見捨てられ、ジャクソンたちと共に箱舟に密航するが、水密扉により閉鎖した通路に閉じ込められ溺死する。
- シーザー
- タマラの愛犬。犬種は狆(茶狆)。タマラの手引で箱舟に乗り込むことに成功する。タマラの死後はリリーに保護され、最後まで生き延びた。
- アレク
- 演 - アレキサンドレ・ハウスマン、日本語吹替 - 東條加那子
- ユーリの双子の息子。前妻との間の子供。
- オレグ
- 演 - フィリップ・ハウスマン、日本語吹替 - ちふゆ
- ユーリの双子の息子。前妻との間の子供。生意気な性格だがジャクソンに方舟のヒントとなる事を話す。
- サーシャ
- 演 - ヨハン・アーブ、日本語吹替 - 高橋圭一
- ユーリの部下。An-225のパイロットでもある。An-225を不時着させた際に死亡する。
その他
- ハリー・ヘルムズリー
- 演 - ブル・マンクマ、日本語吹替 - 宝亀克寿
- エイドリアンの父親。客船(ジェネシス)のピアニスト。大津波に呑み込まれて死亡したと思われたが、カットされたエンディングでは客船が陸地に座礁したため生き延び、箱舟に救助される。
- トニー・デルガット
- 演 - ジョージ・シーガル、日本語吹替 - 村松康雄
- ハリーの相棒。ウッドベースを担当している。大津波に呑み込まれて死亡したと思われたが、カットされたエンディングではハリーと共に陸地に座礁した客船で生存している。
- ニーマ
- 演 - オスリック・チャウ
- チベットの寺院で修行をしている少年僧侶。兄に方舟の事実を教えられ祖父母と共に船に乗船のために移動中、ジャクソン一行と遭遇し行動を共にする。
- テンジン
- 演 - チン・ハン
- ニーマの兄。極秘プロジェクトのチョーミン計画の作業員として従事しているが、作業員や一般人にはダム建設だと偽装されている中、ノアの方舟の真実を知り家族とジャクソン一行を密航の手引きをする。
- チャーリー・フロスト
- 演 - ウディ・ハレルソン、日本語吹替 - 安原義人
- 個人でラジオ放送を行っている。終末の予言者で、誰からも変人扱いされているが、NASAなどの科学者の中には彼のラジオの信奉者がいるらしく、予言の調査協力をしている。ジャクソンからの脱出の勧めを断り、ただ一人イエローストーンの噴火の様子を実況しながら見届け、飛来した巨大な火山弾に直撃し死亡する。
- ロナルド・ピカード
- 演 - パトリック・ボーショー、日本語吹替 - 原語流用
- ルーブル美術館館長。モナリザ等の美術品をテロ対策の名目で政府がすり替えを行ってる中、書類の不備から世界滅亡の情報を調べ始めた為にアメリカ政府に車を爆破され暗殺される。
製作
『2012』では影響を受けた作品としてグラハム・ハンコックの『神々の指紋』がクレジットされており[5]、これについてローランド・エメリッヒはタイムアウト誌の取材の中で、「昔から聖書の大洪水を映画化したいと思っていたのですが、取っ掛かりがなかったのです。グラハム・ハンコックの『神々の指紋』で初めて地殻変動説を読みました。ハラルド・クローサーと話し合った時、私は科学的な理由よりも"もっともらしさ"が必要だと伝えました。この映画を科学者が鑑賞したら、おそらく笑ってしまうでしょう」と語っている[6]。エメリッヒはクローサーと共同でスペック・スクリプト『2012』を執筆し、2008年2月に複数のスタジオに売り込み、売り込んだスタジオの大半が関心を抱きエメリッヒと彼の代理人から予算やストーリーの詳細について確認を取っている[7]。同月末にソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが映画化の権利を取得し、コロンビア ピクチャーズが配給を手掛けることになった[8]。エメリッヒによると、製作費は2億ドルかかったという[9]。
2008年7月からロサンゼルスで撮影を開始する予定だったが[10]、8月上旬からブリティッシュコロンビア州のカムループス、サヴォナ、キャッシュ・クリーク、アシュクロフトで撮影が行われ、10月中旬に終了した[11][12]。撮影期間中は映画俳優組合のストライキが迫っていたため、ソニー・ピクチャーズは万が一の事態に備えてコンティンジェンシープランを策定していた[13]。VFX製作にはアンチャーテッド・テリトリー、デジタル・ドメイン、DNEG、スキャンラインVFX、ソニー・ピクチャーズ・イメージワークスが参加している。映画では世界各国の文化的・歴史的な建造物が破壊される描写があり、エメリッヒは破壊する建造物の候補にカアバを挙げていたが、クローサーから「自分たちにファトワーが出されてしまう」という意見を聞き入れて候補から取り下げている[14][15]。また、客船ジェネシス号が大津波に吞み込まれるシーンは「『ポセイドン・アドベンチャー』のオマージュだった」と語っている他、台北101などの「有名なランドマークを破壊して欲しい」という依頼が複数あったことを明かしている[16]。
映画音楽はクローサーとトーマス・ワンダーが作曲し、アダム・ランバートはアラン・ヨハネスとナターシャ・シュナイダーが作曲した「Time for Miracles」を映画に提供している[17]。この他、サウンドトラックにはフィルターの「Fades Like a Photograph」、ジョージ・シーガルとブル・マンクマの「It Ain't the End of the World」など24曲が収録されている[18]。また、予告編ではTwo Steps from Hellの「Master of Shadows」が使用された。
マーケティング
『2012』のマーケティングの一環として、主人公ジャクソン・カーティスの著作『さらばアトランティス』が公式サイトで発表された[19]。2008年11月12日に予告編が初公開され、ヒマラヤ山脈に押し寄せる津波の映像と「2012年に世界が終わる」というメッセージが流れ、「各国政府は国民に事実を伝えていない」と訴えた後、「2012」と検索することで「真実を知る」ことを勧めるという構成になっていた。ガーディアン紙はマーケティングについて「深刻な欠陥」があり、「予告編の言う通りに検索すると、2012年人類滅亡説を信じる陰謀論サイトに出くわしてしまう」と指摘している[20]。
また、「人類存続研究所が運営する」という形式のバイラル・マーケティングサイトでは「抽選に応募して当選することで、大災害を生き延びるための脱出チームに入ることができる」というマーケティングが行われた[21]。このマーケティングに対して、NASAのデイヴィッド・モリソンは「このサイトを本物と思った人々から1000件以上の問い合わせがあった」と語り、「世界の終わりを見たくないから自殺を考えている」というティーンエイジャーからの手紙を紹介しつつ、「金儲けのためにインターネットで嘘をついたり子供を怖がらせるのは、倫理的に間違っている」と批判している[22]。
コムキャストは「ロードブロック・キャンペーン」と名付けたプロモーションを実施し、2009年10月1日22時50分から23時にかけてアメリカの商業ネットワーク450局、英語・スペイン語の地方局、ケーブルテレビ89局で2分間のロサンゼルスの崩壊シークエンスを順次放送した[23]。このプロモーションについて、バラエティ誌は「全世帯の90%、約1億1000万人が映像を視聴したことになる。オンラインとモバイル配信も含めると、約1億4000万人以上になるだろう」と報じている[23]。
公開
2009年11月13日にインドネシア、メキシコ、スウェーデン、カナダ、デンマーク、中華人民共和国、インド、イタリア、トルコ、アメリカ合衆国、日本で公開された[24]。2010年2月にはメキシコのシネメックスで3D版が上映された[25]。2020年にはCOVID-19パンデミック下で人気を集め、同年3月のNetflixの視聴ランキングで第7位(映画部門では第2位)にランクインしている[26]。
評価
興行収入
アメリカでは初週末に興行収入6500万ドル、全世界では2億2500万ドルを記録し、3日間で製作費の2億ドルの半分以上を回収した[27][28]。日本では2009年11月20日に前夜祭、11月21日から公開が始まり前夜祭も含めた4日間で興収8億7800万円を記録し、初登場1位を飾った[29]。翌週も1位となり2週連続首位を達成。累計興行収入は38億円を記録した[30]。
『2012』は北米興行収入1億6610万ドル、海外興行収入6億350万ドルを記録し、合計興行収入7億6960万ドルとなった[31]。国内興行収入が2億ドル以下の作品が合計興行収入が7億ドルを超えたのは『2012』が初となる[32]。また、2009年の年間興行成績では第5位にランクインしており[33]、エメリッヒ監督作品としては『デイ・アフター・トゥモロー』に次ぐ成績となっている[34]。
批評
Rotten Tomatoesには247件の批評が寄せられ支持率39%、平均評価5.2/10となっており、批評家の一致した見解は「ローランド・エメリッヒの『2012』は豊富なヴィジュアルスリラーを見せてくれるが、重厚な規模と長大な上映時間を支えるための力強い脚本が欠けている」となっている[35]。Metacriticでは34件の批評に基づき49/100のスコアを与え[36]、CinemaScoreでは「B+」評価となっている[37]。
ロジャー・イーバートは3.5/4の星を与え、「『2012』は約束を果たした。それ以外のことを求めてチケットを買う人間はいないので、観客にとっては今年最も満足度の高い映画の一つになるだろう」と絶賛している[38]。また、彼とUSAトゥデイのクラウディア・プーチは『2012』を「全てのディザスター映画の母」と表現している[38][39]。ワシントン・ポストのダン・コイスは4/4の星を与え、「世界の破壊者として歩んできたエメリッヒの長いキャリアにおける最高の作品」と批評している[40]。ジ・エイジのジム・シェンブリは4/5の星を与え、「素晴らしく、大きくて重く、馬鹿らしくて脂ぎったチーズバーガーのような映画であり、彼の輝ける視覚効果アーティストチームによって、人類文明の終焉がどのようなものかを鮮明に描き出されている」と批評している[41]。
ローリング・ストーンのピーター・トラヴァースは、「『2012』に注意しなさい。あれは中身がなく、冷笑的で心底退屈させられ、さらに時間と金を浪費させ、耐え難い苦痛を与えた愚かしい『トランスフォーマー/リベンジ』に匹敵する奇跡の作品だ」と酷評した[42]。グローブ・アンド・メールのリック・グローンは1/4の星を与え[43]、ニュー・リパブリックのクリストファー・オアは「馬鹿げたスリルは中盤で燃え尽きてしまう」「映画が2時間半を迎えるころには、"いつになったら終わるのか"と考えるようになる」と批評している[44]。デイリー・テレグラフのティム・ロービーは2/5の星を与え[45]、トロント・スターのリンダ・バーナード1/4の星を与え、「魅力に欠ける脚本と手当たり次第のアプローチで描かれたエメリッヒの世界的黙示録の物語は、多くの面部分で失敗している」と批評している[46]。
受賞・ノミネート
映画賞 | 部門 | 対象 | 結果 | 出典 |
---|---|---|---|---|
第15回クリティクス・チョイス・アワード | 視覚効果賞 | フォルカー・エンゲル、マーク・ワイガート、マイク・ベジーナ | ノミネート | [47] |
NAACPイメージ・アワード | 助演男優賞 | キウェテル・イジョフォー | [48] | |
ダニー・グローヴァー | ||||
ゴールデン・リール賞 | 長編映画部門音響賞 | フェルナンド・ボス、ロナルド・J・ウェッブ | [49] | |
効果音・フォーリーサウンド部門音響賞 | ||||
第14回サテライト賞 | 音響賞 | ポール・N・J・オットソン、マイケル・マクギー、リック・クライン、ジェフリー・J・ハブーシュ、マイケル・ケラー | 受賞 | [50] |
視覚効果賞 | フォルカー・エンゲル、マーク・ワイガート、マイク・ベジーナ | |||
美術賞 | バリー・チュシド、エリザベス・ウィルコックス | ノミネート | ||
編集賞 | デヴィッド・ブレナー、ピーター・S・エリオット | |||
第36回サターン賞 | アクション/アドベンチャー映画賞 | 2012 | [51] | |
特殊効果賞 | フォルカー・エンゲル、マーク・ワイガート、マイク・ベジーナ | |||
第16回視覚効果協会賞 | Outstanding Visual Effects in a Visual Effects-Driven Feature Motion Picture | フォルカー・エンゲル、マーク・ワイガート、ジョシュ・ジャガース | [52] | |
Best Single Visual Effect of the Year | フォルカー・エンゲル、マーク・ワイガート、ジョシュ・ジャガース、モヘン・レオ「Escape from L.A.」 | |||
長編映画部門環境製作賞 | ハーム=ピーター・ダイカー、マーテン・ラーソン、リョウ・サカグチ、ハンツィー・タン「Los Angeles Destruction」 |
Blu-ray Disc/DVD
アメリカ
2010年3月2日にDVDとBlu-rayが発売され、2枚組のBlu-rayには「Time for Miracles」のミュージックビデオを含めた90分以上の特典映像の他、PlayStation Portable、PC、Macintosh、iPod用のDigital copyが収録されている[53]。2021年1月9日にはUltra HD Blu-rayが発売された[54]。
日本
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントよりBlu-ray / DVDが発売。
- 【初回限定生産】2012 ブルーレイ&DVDセット(2枚組、2010年3月19日発売)
- Amazon.co.jp完全数量限定 2012 ブルーレイ&DVDセット Amazon限定スチールブック仕様(2枚組、2010年3月19日発売)
- 2012 DVDエクストラ版(2枚組、2010年3月19日発売)
- 2012 DVDスタンダード版(1枚組、2010年3月19日発売)
- 2012 ブルーレイスタンダード版(1枚組、2010年10月27日発売)
スピンオフ
2010年にエンターテインメント・ウィークリーは、『2012』の後日談を描くスピンオフテレビシリーズ『2013』の企画が進行していることを報じた[55]。プロデューサーのマーク・ゴードンは同誌の取材に対して、「ABCでは『LOST』の放送が終了することでディザスター番組に空きが生じるので、このトピックに週単位で興味を抱く人々が出てくるでしょう。彼らが『2012』で目にした大災害とは裏腹に、世界には希望が存在します。映画終了後の世界には生き延びた人々がいて、大災害後の新しい世界をどのように作っていくのかが問題になっているでしょう。面白いテレビシリーズになるかも知れません」と語っている[55]。しかし、このスピンオフ企画は予算面の問題から製作は実現しなかった[55]。
脚注
注釈
- ^ 公開当時はG8の一員だったが、2014年にクリミア半島の併合などを理由に参加資格が停止された。
- ^ 実際には首席補佐官はアメリカ合衆国大統領の継承順位に入っていないため、原則あり得ないと思われる。
- ^ 現実のAn-225は2022年ウクライナ戦争で破壊された。ただし、本作でのAn-225は「アントノフ500」と呼称されていることや、実機には存在しない後部ランプドアがあることから、An-225がモデルの架空機と思われる。
出典
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